1stステージ 第15節 vs川崎フロンターレ
6月7日(日) 16:03キックオフ @等々力陸上競技場
HOME 川崎フロンターレ | 湘南ベルマーレ AWAY |
2 | 0 | 前半 | 1 | 1 | ||
2 | 後半 | 0 | ||||
21 > 24 | 勝点 | 19 > 19 | ||||
60分 大久保 嘉人 90+4分 エウシーニョ |
得点者 | 4分 高山 薫 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 30 | 新井 章太 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 秋元 陽太 | 1 | GK |
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DF | 17 | 武岡 優斗 | 0 | 1 | 遠藤 航 | 3 | DF | |
DF | 4 | 井川 祐輔 | 2 | 0 | アンドレ バイア | 4 | DF | |
DF | 20 | 車屋 紳太郎 | 0 | 1 | 三竿 雄斗 | 17 | DF | |
MF | 5 | 谷口 彰悟 | 0 | 1 | 藤田 征也 | 14 | MF | |
MF | 19 | 森谷 賢太郎 | 1 | 0 | 石川 俊輝 | 16 | MF | |
MF | 18 | エウシーニョ | 2 | 2 | 菊地 俊介 | 2 | MF | |
MF | 8 | 小宮山 尊信 | 0 | 1 | 菊池 大介 | 10 | MF | |
FW | 15 | 船山 貴之 | 0 | 3 | 高山 薫 | 23 | FW | |
FW | 9 | 杉本 健勇 | 0 | 0 | 大槻 周平 | 19 | FW | |
FW | 13 | 大久保 嘉人 | 4 | 2 | 大竹 洋平 | 7 | FW | |
GK | 24 | 安藤 駿介 | – | SUB | – | イ ホスン | 25 | GK |
DF | 28 | 板倉 滉 | – | – | 坪井 慶介 | 20 | DF | |
MF | 6 | 山本 真希 | – | – | 島村 毅 | 30 | DF | |
MF | 7 | 橋本 晃司 | – | 0 | 古林 将太 | 5 | MF | |
MF | 14 | 中村 憲剛 | 1 | 0 | キム ジョンピル | 15 | MF | |
MF | 26 | 三好 康児 | 1 | 1 | 山田 直輝 | 8 | FW | |
FW | 27 | 安 柄俊 | – | – | 岡田 翔平 | 22 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
◆49分 武岡 優斗 ■ ◆89分 井川 祐輔 ■ |
11 | シュート | 12 | ◆45分 菊池 大介 ■ |
6 | ゴールキック | 9 | ||
4 | コーナーキック | 3 | ||
10 | 直接フリーキック | 12 | ||
3 | 間接フリーキック | 3 | ||
2 | オフサイド | 3 | ||
1 | PK | 0 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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20,857人 | 晴、弱風 | 23.7°C | 49% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
星野 務 | 西村 雄一 | 山際 将史 | 馬場 規 | 和角 敏之 | 大高 常勝 |
監督コメント
●曺監督 総括
今年初めての川崎さんとのダービーで、天候にも恵まれ、我々のサポーターも湘南からたくさん来てくれたし、川崎のサポーターも多くて、陸上トラックがなければ…といういい方は失礼ですが、やっていて本当にヨーロッパの試合の雰囲気のような中で試合ができました。負けて言うのもなんですけど、選手たちは楽しかったと思います。
我々の選手の守備、攻撃において、皆さんは言論の自由、表現の自由がありますし好きなように書いてもらえればいいと思うんですけど、もし僕がこの試合を文章に残せと言われたら…。我々に勝点3をもたらしてくれない、何か見えないものも含めて、その力が自分にないなと思っているし、我々が2-0に実際やったことが1-0のままで、追いつかれて、そういう現実が現実でなく夢なのかなと思っている自分もいますし、でも夢じゃなくて現実だと思う自分もいる。
ゴールが入ったか入っていないかで、今年すごくモメますけど、指導者として監督として、それが実力だと言われればそこまでだと思います。でも今の僕の気持ちは、それが彼らの実力だと切り捨てるのもなかなかできないです。
というくらい、僕たちが見えている壁ではなく見えない壁に対して、自分ができる最大の努力、1%でもいいからその努力を積み上げるしかないなという気がしています。
選手たちの今日の表情、最後にやられたあの場面の光景、シーンは僕の監督としての人生の中でも間違いなく忘れられないものになるだろうなと思っています。
●曺監督 質疑応答
–永木選手がいない中全員がよく頑張って守っていたが?
そもそも亮太がいないから何もできないというチームを作っているつもりはないのですが、出られない亮太のためにもという気持ちもあったと思いますし、ただ出られないのは亮太だけじゃなくてたくさんいるので。ただそういうことも含めて、勝たせてあげたかったなというところはあります。
–微妙な判定のところだが、今後リーグに抗議などはされるのか?
ヨーロッパなら、いまアシスタントレフェリーを4人制でやっているんですけど日本は採用していない。結果的に言えば、そういった制度があれば解決する場面は、我々の試合だけじゃなくて、今シーズンたくさんあったと思います。別に全世界そのルールを採用しているということではないのですが。
ただ、入ったか入っていないかでいうと、ボールのスピードは人間が走るよりも速いので、見切れないことがあるのであれば、もう一度振り返って入ったか入っていないかを検証するような時間があってもいいのかなと、個人的には思います。
要は、オフサイドラインについているレフェリーが入っているか入っていないかは見切れないので、そこに対するマル、バツというのは、選手のためにつけられれば尚いいのかなと思います。ただ、その制度自体を批判する立場に、僕はないのですが、物理上は難しいだろうなと思うので、何かそのことに対して、選手が納得できるような形をとってもらえたらと思います。それも含めて、この試合のこのシーンは僕の中で一生忘れてはいけないなと思っています。
–前半から相手のパスをカットしフォローしいい攻撃をしていた。そこは狙い通りか?
フロンターレさんの特徴は、それこそ2年前もやっているし何試合も見ていて、彼らのストロングポイントというのは、勝とうが負けようがずっと信じてやられているというのは、監督としてリスペクトしています。我々は車で言うと、スーパーカーではないので、四輪駆動で前と後ろがエネルギーを使い続けて、前だけじゃなくて、後ろも前に進むエネルギーを持たなければ、相手がスイスイいくということは分かっていた。フロンターレさんの車に対して、まっすぐ走らせない、気持ちよく走らせないということは当初から考えていて、それが何回かうまくいったかなと思います。
前半はまだしも、後半もうひとつ取りたかった。チャンスがあったので、もう1、2点取れたんじゃないかと思うのでそこは残念です。
–ハーフタイムのコメントで「雪道にしてやろう」という意味は?
フロンターレさんは地上戦でショートパスを繋いでくるチームなので、そこに障害がなければスイスイ向かってくるけど、木があったり石があったり雪があったりすると、コントロールが乱れたり、パスが乱れたりするのを、我々は狙っていくと。それは当たり前のことで、そのためには、1回寄っただけでは取れないので、2回3回相手に対して粘り強くいかないと、相手のミスコントロールは生まれないよということを言いました。
●風間監督 総括
ボールはしっかり持てたが、そのなかでミス、それからあとはやはりゴール前に入っていこうというところでなかなか中央で受ける選手が少なかったと思いました。後半は中盤の2人も含めてもう少し積極的にそこのところを崩していこうという話をして選手はやったと思います。点を取るのにすごく苦しみましたが、結果的に最後まで選手が諦めずに点を取れたということで、これで休みに入るのでこの結果は大きいんじゃないかと思います。
●風間監督 質疑応答
–後半、中村選手を投入して流れが変わったかと思うが、その意図と評価は?
意図は2つあります。1つは彼自身がまだコンディションがよくないこと、もう1つはいま怪我人が非常に多いので、なかなか流れが悪いとき、あるいはここからもうひとつ流れを変えたい、押し上げたいときに、彼の経験と力は必要じゃないかと思って、今日は彼をベンチに置きました。ただしやはりまだまだ、僕が期待している中村憲剛、あるいは皆さんが見ている本当の中村憲剛ではないと思うので、そこのところは期待しているところで、これからいいコンディションになってくれることを待っていますし、彼自身もそうやってくれると思っています。
–怪我人が多くなった原因は?
正直練習で起こっていることはほとんどない。試合ではあるんですけど、でもほとんどがうちの場合はシーズン前から持っている怪我、その手術なんですね。ですから戻ってくるのが非常に時間がかかる。ということで、今シーズンやっているなかで新たに大きな怪我をしたという選手は、もちろん小林悠なんかは自分の元の持病のところからだと思うんですけど、トレーニングとか試合の負荷の部分ではそんなに選手は、実際今日点を決めたエウシーニョなんかものすごくいいコンディションですし、全部出てますよね、彰悟(谷口)もそうですし、その意味ではそんなに負荷はかかってないと思うが、ただチームとしてしっかり管理していかなければいけないとは思います。ただもう少し時間がかかりそうなので。
選手コメント
●高山薫
前半からボールを繋がれる時間帯もありましたが、決定的な仕事はさせなかったと思いますしいい守備ができたと思います。
(ゴールについては)航(遠藤)がああいうところで取ったらチャンスになると思っていました。ただ、チャンスはその後もたくさんあったし、自分が決めていればというシーンもあったので、本当に悔しいです。今後さらに、責任を持ってプレーしなければと思っています。
こういう形で負けたことはサポーターも本当に悔しかったと思いますし、1stステージの残り2試合で勝点6が取れるように、2週間でそのための努力をしたいと思います。
●菊地俊介
ある程度ボールをまわされるのは分かっていたので、自分のポジショニングとボールに対して挟み込むとか、足を止めずに走って、そこから奪ったボールを速い攻撃に変えるということはある程度出せたと思います。先に点も取れたし、自分たちの狙いとしている展開ではあったと思います。
守備は手応えを掴めるものだったと思いますがもう少し攻撃の時にボールにかかわることができればもっとよかったかなと思います。
(残り2試合に向けて)僕は途中でケガをして抜けてしまったので、その分もしっかりチームが勝てるように貢献するプレーをしたいと思っています。
●菊池大介
(あのシュートはゴールに入っていたように見えたが?)すぐに相手がプレーを始めたので、あの時は自分もすぐに切り替えなければと思いましたが…。あれが入っていなくて、PKで得点をとられて逆転までされたというのは本当に悔しいです。でも、努力してそれが逆になるように、自分たちがやっていくしかないと思っています。本当に悔しい試合ですけど、前を向いて、1stステージは残り2試合あるので、しっかり練習して試合に向かいたいと思います。
あのシーン以外にも、何度かペナルティエリアの中でチャンスもあったしシュートの場面もあったので、入ったか入ってないかという前に、他のチャンスで決めなければいけないし、決まっていれば2-0にできたと思う。
そういう意味ではまだまだ力不足だと思うので、みんなでそういう課題に取り組んで克服していかなければいけないと思います。
●石川俊輝
ある程度回されるのは分かっていたので、真ん中に入れさせないようにしていましたし、もし入れられても後ろからプレッシャーをかけることは試合前から意識していた。もっと取り切れればとか、もっと寄せていればとかまだまだありますが、外でやらせることに関してはハマった部分もあった。それを1試合通してもっとやって、やらせないようにボランチにプレッシャーをかけたりといった細かい部分はまだまだ課題が残っているのかなと思います。
後半のほうが全体的にある程度ラインも高く保てていたし、相手のコートでやる時間も前半に比べて多かったのかなと思います。でもそこで2点目3点目がより大事になってきていたと思う。自分にもシュートチャンスがありましたし、そこで打って決めるとか、そこで取ることが上に行くために成長しなければいけないと思っています。
●遠藤航
(アシストの場面は?)クロスのマークはフリーな選手も多かったのでシンプルにあげてもいいのかなと思って入れました。1本目はうまくいって、そのあとも何度かチャンスがあったので、そういうところで決め切りたかったです。
ボールを持つと、中も動き出してくれているので意識はしています。あそこからもういっこ崩したいなというのもあるんですけど、まずはダイレクトで入れられれば入れようと思っています。
(守備は整理されているようだが?)前にいけなかった時のオーガナイズや前からいく時の判断は、チームとして意思統一をしながら、できていると思うので、そういうところは続けていければと思います。
(悔しい判定もあったが?)そこを言っていても仕方ないので、また次に向けてやっていくだけかなと思っています。また自分たちのサッカーをして、次、しっかり勝てればと思っています。