1stステージ 第13節 vs 清水エスパルス
5月23日(土) 17:04キックオフ @Shonan BMWスタジアム平塚
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清水エスパルス AWAY |
選手 |
シュート |
|
シュート |
選手 |
GK |
1 |
秋元 陽太 |
0 |
STARTING
LINEUP |
0 |
杉山 力裕 |
21 |
GK |
DF |
3 |
遠藤 航 |
1 |
0 |
河井 陽介 |
17 |
DF |
DF |
4 |
アンドレ バイア |
0 |
0 |
三浦 弦太 |
2 |
DF |
DF |
17 |
三竿 雄斗 |
0 |
0 |
杉山 浩太 |
6 |
DF |
MF |
14 |
藤田 征也 |
1 |
0 |
松原 后 |
32 |
DF |
MF |
16 |
石川 俊輝 |
0 |
0 |
石毛 秀樹 |
8 |
MF |
MF |
6 |
永木 亮太 |
1 |
1 |
六平 光成 |
16 |
MF |
MF |
10 |
菊池 大介 |
2 |
1 |
ミッチェル デューク |
19 |
MF |
FW |
7 |
大竹 洋平 |
1 |
1 |
大前 元紀 |
10 |
FW |
FW |
19 |
大槻 周平 |
3 |
0 |
長沢 駿 |
9 |
FW |
FW |
23 |
高山 薫 |
4 |
7 |
ピーター ウタカ |
18 |
FW |
|
GK |
25 |
イ ホスン |
– |
SUB |
– |
櫛引 政敏 |
1 |
GK |
DF |
15 |
キム ジョンピル |
0 |
– |
福村 貴幸 |
38 |
DF |
MF |
5 |
古林 将太 |
0 |
– |
枝村 匠馬 |
22 |
MF |
MF |
26 |
可児 壮隆 |
– |
– |
竹内 涼 |
20 |
MF |
FW |
8 |
山田 直輝 |
– |
1 |
高木 善朗 |
23 |
MF |
FW |
9 |
ブルーノ セザル |
0 |
0 |
金子 翔太 |
30 |
FW |
FW |
22 |
岡田 翔平 |
– |
2 |
北川 航也 |
36 |
FW |
警告・退場 |
スタッツ |
警告・退場 |
◆62分 永木 亮太■ |
13 |
シュート |
14 |
|
15 |
ゴールキック |
5 |
7 |
コーナーキック |
5 |
7 |
直接フリーキック |
17 |
3 |
間接フリーキック |
5 |
2 |
オフサイド |
5 |
0 |
PK |
0 |
得点経過 |
- ◆52分
- 10 菊池 大介
- 中央 7 ~ → 10 ~ 左足S
- ◆65分
- 6 永木 亮太
- 中央 直接FK 6 右足S
- ◆78分
- 23 高山 薫
- 中央 相手DF クリア カット 16 ~ ↑ 23 右足S
- ◆85分
- 23 高山 薫
- 左 17 ~ ↑ 中央 23 ~ 右足S
|
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート |
-
-
-
-
-
-
|
選手交代 |
◆68分
|
|
◆58分
9 長沢 駿 → 36 北川 航也
◆63分
8 石毛 秀樹 → 23 高木 善朗
◆77分
|
入場者数 |
天候 |
気温 |
湿度 |
ピッチ状態 |
試合時間 |
13,248人 |
晴、弱風 |
21.1°C |
73% |
全面良芝、乾燥 |
90分 |
コミッショナー |
主審 |
副審 |
副審 |
第4の審判員 |
記録員 |
久保田 水男 |
岡部 拓人 |
山口 博司 |
川崎 秋仁 |
津野 洋平 |
亀井 信也 |
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
今日は産業能率大学さんのスペシャルデーということで、たくさんの学生の皆さんや、いつも来てもらっているサポーターも含めて、本当に緑色の中で我々を最初から最後まで後押ししてもらって、ちょっとコンサート会場にいるかのような錯覚に陥るような、そんな集中力が見える応援をしてもらった彼らに、本当に感謝したいですし、産業能率大学さんにも改めてこの場を借りてお礼をしたいと思います。
最初の15分でエスパルスさんが、得点をリーグNo.1あげているということで、相手に最初の出足で負けて、少しピンチになりそうな場面もありましたけれど、そこはちょっと我慢する時間帯ということで織り込み済みというところがありました。
そこを何とかしのいで、前半も悪くは無かったんですけど点が取れなくて0-0で折り返したことが、今日ゲームを進めやすくした一番の要因じゃないかなと。
後半ウタカ選手がすごくシュートを打ってきて、陽太(秋元)がスーパーセーブしましたけども、あのプレーでちょっと流れが変わったなと思います。我々らしいというか、武骨ですけれども前方を意識しながら、どんどん後ろから越していって、そこでまた切り替えて蓋をするっていうような、そういうゴールが何個か生まれた。いつもいつもこういうゴールが生まれれば良いんですけども。
それを水曜日のナビスコのメンバーも含めて、彼らも120キロを超えた走力であの試合も勝ってくれたし、逆に今日何キロになったか僕はまだ見てないですけども、やっぱりどのメンバーが出ても、どういう状況でも我々のその基本的資質というか、自分たちのお腹の中に流れてる本流というかね、支流じゃなくて、そこを大事にしてやっていこうと思っていたので、そういう意味では本当に今日ピッチに立った選手、立てなかった選手全員に“This is footeball”だっていう話をしてあげたいと思います。
●曺監督 質疑応答
–最初の8分間は一方的に押し込まれたがよく耐えたが?
エスパルスさんがそうやって最初に仕掛けてくることは分かっていましたので、うちも押し返そうとしたんですけど、システムのミスマッチもあって、こぼれ球を少し拾われたところもありました。
最後のところの押さえ方は練習を通じてもやっているので、あの時間帯になんとか点数を与えないで、自分たちの流れにしていくというのは勉強してやっていかなければいけないポイントでした。それは今年のJ1、去年のJ2、その前のJ1の経験が選手たちに浸透している、僕が何かを言うというよりも、彼らがなんとかしなければいけないと本気で思っているので、なんとか凌げたんだと思います。結果論で言うのも嫌ですが。でもそんなに慌てていなかったです。そうなるかな、というのも選手に伝えていたので。
–ハーフタイムに注意したことは?
アグレッシブさとアテンション。攻撃的にいく中でも注意深くやらないとやられちゃうよという話をずっとしていたので、その2つの画をしっかり実行することが大事だと。
相手のラインが浅くて、そこに前半攻め残っていて薫(高山)や大槻がオフサイド取られてしまうこともあったので、話をして、それが洋平(大竹)の素晴らしいパスと大介(菊池)のタイミングがあって、あの1点目に繋がったと思います。
–かなり過密日程だが?
全然問題ないですね。日本のサッカーが強くなるためには、過密日程の中で、土曜日は省エネして水曜日は走ってというサッカーをしているようでは日本のサッカーのレベルは上がっていかないし、我々のチームのレベルも上がっていかないので、我々は目の前の試合に戦えるメンバーを選んでやっていくということは年間を通してやっていかなければいけない。過密日程だから走れませんでしたという言い訳は通用しないので。過密日程の中でも頑張りたいと思います。
–開幕戦とは違う姿が見えたようだが?
選手の目線で言うと、自分がすごくいいパスがきてコントロールを自分の意図したところに置いて、自分の目の前の一人を外したら、その成功体験って戦術なんて無意味なものになるくらいすごく大事なこと。浮き球のパスを今日の大槻と大竹のように、ピタっと足元に入れたら、その成功体験って何物にも代え難いもの。それは子どもでも大人でもそうだと思います。
その成功体験は間違いなく開幕より増えています。ただ、開幕もなかったわけではなくて、その数が少なかったから、試合には勝てなかったのかもしれないしそれが実力なのかもしれない。
僕たちは失敗体験をしながらも、最後には成功体験を増やして自信を深めて、パス、ドリブル、シュート、ワンツー、クロスというのを選んでもらいたいと思っています。僕が言うことをそのまま実行して試合に勝てたと選手が思うのであれば、それは本当につまらない話。やるのは彼らで、彼らがやりやすいようにもっていくのが僕の仕事なので。
そういう意味でスタンスを変えたことはないし、これからも変えるつもりはありません。
–石川選手を起用したが評価を。
俊輝は、去年三竿や俊(菊地)が先に試合に出て悔しい思いをしていたと思いますが、ずっとグラウンドで何をしてるかということを見てきたつもりです。今日も言ったのは、3試合連続とか4試合連続で出たからって、いいことしようとするな、と。お前はお前らしくやれと言ったんですけど。なので評価と言ったら、あいつらしきやったということだと思います。
–大量得点だったが今後にどう影響するのか?
あまり関係ないと思います。1点しか取れなくてもそのことを責めたことはないし、4点取ったからすごかったというつもりもない。4-0で勝ったというのは、ツキがあったということだと思います。今日の試合も1-0だったかもしれないし、2-1になったかもしれない。ツキがったから4-0になったと思います。4点取って自信が深まるなら、サッカー選手としてもチームとしても苦労はないので。
4点取った後に、名古屋に0-3で負けましたし、それはあまり関係ないと思います。
ただ今日の得点の取り方はフットボールの本質を突いて取った得点だったかなと、自画自賛ぎみですが、そう思います。
–2年前と何が一番違うのか?
あまり言われないんですけど、僕が一番大きいと思っているのは、自分たちがボールを持っている時にストレスがなくなったということです。2年前は相手がボールを持っている方が自分たちにリズムが作れたけれど、今は自分たちがボールを持つことでリズムが作りやすいという選手が増えました。
それはサッカー選手として非常にいいことだと思います。守備を疎かにするということではなく、どっちが先かというと、ボールを持って相手のゴールに向かう選手が11人の中で3人、4人、5人と増えていったほうが、ボールゲームなので、間違いなくフットボールの本質をついていると思います。でも2年前は守備でなんとか頑張って、引っかけてたボールをカウンターでいくしか取れなかった。今は選手自身の中で、まだありますけど、ましになったかなと思います。
●大榎監督 総括
湘南のストロングな部分、カウンターには気をつけようということで試合に臨んだ。前半は何回かチャンスがあった中で決められなかった。後半に入って先に点を取られてしまって自分たちも取りにいかなければいけないという形になって、前がかりになったところを相手のカウンターでやられてしまった。
非常に厳しい結果ですだが、前を向いてやっていかなければいけないので、次の試合に臨みたいと思う。
●大榎監督 質疑応答
–ハーフタイムにDFラインの背後を注意しようと指示していたが修正は?
前の選手をウタカ、駿(長沢)、元紀(大前)の3枚を使いたいという気持ちがあって、中盤のところのプレッシャーが緩くなってしまい、相手も風上になった中で、背後に結構長いボールを使ってきた。ボールにプレッシャーをかけられない状況でラインのコントロールだけに頼ってしまったと思う。
選手コメント
●高山薫
前半はFW3人の距離感も遠かったし、慌ててやっていたわけではなかったんですけど、失って攻められることが多かった。うまくいかないなという感じはあったんですけど、そういう状況でも、後半チームとして切れないでやれたことが得点に繋がったと思います。みんながそういう気持ちでやれたことが大きかった。マリノスや名古屋の時は相手に攻められて、どうしようってなってしまった部分があったけど、攻められても試合中に自分たちで変えることができるようになってきた。前半0-0で後半に4点取れたのは、そういうところが大きかったと思います。
(得点部分は)クリアを全部狙っていました。前半から相手はラインが高かったので、ハーフタイムに僕が飛び出していけばチャンスを作れるんじゃないかという話もしていたんですけど、話していた通り、裏で勝負して得点がとれたことはよかったと思います。
(1対1については?)試合の前にGKコーチと話していましたし、1対1の練習もしていました。そういう意味では自信をつけてこの試合に臨めた。前半は外してしまいましたけど気にしないでもう一度チャンスがくるのを待っていました。しっかり決められてよかったと思います。
(3試合連続無失点で前線からのプレスが効いていると思うが?)それが湘南のやり方ですし、引いて守るということはどの相手にもやらないと思う。ボールを奪えるようになったのは徐々に成長できているということだと思います。後ろの選手も強気でボールを取りにいってくれるし、いい連携になっていてやりやすいです。
●菊池大介
(ゴールについて)なかなか決められていなかったので、ひとつ取れて少しホッとしたようなところもありますし、緊張が取れた感じはあります。ただ、いい気持ちは引きずらないようにして、また緊張感ある空気を作って集中して次の試合に臨みたいと思います。
(先制点はチームにとっても大きかったのでは?)なかなか決め切れなくて、相手もいい攻めをしていましたし、先制点を取れたことは大きかったと思います。縦パスが入ることで自分たちのスイッチが入るので、自然に体が動いて、洋平くん(大竹)から本当にいいボールがきたので、オフサイドギリギリでしたけど、ファーストコントロールをしっかり意識して打ちました。
(2年前のJ1の時とは違うか?)全然違うと思います。2年前は少しビクビクしていたところもあって自分たちのよさを出し切れないところもありましたが、今はやれている実感もあります。
ひとつひとつの練習を大事にして、負けた試合の後でもいい雰囲気で練習できていますし、成長していこうという自分たちの思いを持って、練習からみんなでやれていることが今日のような試合に繋がっていると思います。
●遠藤航
みんなやってはいけないこととやっていいことの整理はしっかりできていると思います。結果が出なかった時の経験を活かせているのかなと思います。前半、焦れないでゼロで抑えながら、後半隙を突いてしっかり取れたというのは、自分たちの成長にも繋がったかなと思います。相手の入り方がいいというのは分かっていたので、そんなに焦ることなく、最後やらせないことを意識していました。陽太さん(秋元)に助けられたところもありましたけど、しっかり守れたと思います。
前から行く時と、ここは一度ブロックを組んでしっかり守るところの空気感というのはお互い分かってきていると思います。ここぞというところで寄せたり、打たせないとか球際で負けないところは守備の中ではできていると思います。そこの判断は一人ひとりがよくなってきているのかなと思います。
●秋元陽太
セットプレーをゼロで抑えられたということは大きいと思いますし、たとえ4点取れても2点入れられてしまったらやはり何か残ってしまうので、今日試合に出させていただいて、絶対にゼロでいこうという意気込みで臨んだので、結果としてゼロで終われたことはよかったです。
(ここ4試合で1失点という結果については?)それまでの試合でマリノスや名古屋に複数失点してしまった経験があったので、そういった試合の経験が活かされているのかなと思います。
ただ、まだまだだと思いますし、すべてのプレーの精度を上げなければいけない。課題を意識して臨むということはすべての試合でできているので、僕はチームと共にしっかり成長できるようになりたいし、しっかりチームを支えていきたいと思っています。
(柏戦で負傷した首は?)もう大丈夫です。チームスタッフのお陰で問題なく復帰できました。
●永木亮太
(失っても取り返すことが多かったと思うが?)球際などそういった部分でひとつひとつ、自分たちのほうにボールが転がってきたと思います。積み重なると自分たちの流れになると感じました。逆にあそこで相手のほうにボールがいってしまうと、今日の試合もどうなっていたか分からないので、そういうところは本当に大事にしていきたいと改めて思いました。
(昨年からボックスtoボックスの回数を意識していると話していたが?)今年は回数というよりもタイミングをより大事にしています。いまは出るときではないなとか、そういうことを考えながらやっています。前はがむしゃらにいっていたところがあったんですけど、今はリスクマネジメントのことも考えながら、タイミングを見計らいながらやっています。