2015 天皇杯2回戦 vs 桐蔭横浜大学
9月5日(土) 18:00キックオフ @Shonan BMW スタジアム平塚
湘南ベルマーレ | 桐蔭横浜大学 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 25 | イ ホスン | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 田中 雄大 | 1 | GK |
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DF | 15 | キム ジョンピル | 0 | 1 | 佐々木 俊輝 | 8 | DF | |
DF | 20 | 坪井 慶介 | 1 | 0 | 時田 和輝 | 3 | DF | |
DF | 30 | 島村 毅 | 0 | 0 | 尾崎 快斗 | 25 | DF | |
MF | 27 | 白井 康介 | 1 | 0 | 福島 翔太郎 | 6 | DF | |
MF | 32 | 齊藤 未月 | 1 | 0 | 山下 優人 | 20 | MF | |
MF | 26 | 可児 壮隆 | 2 | 0 | 金子 雄祐 | 5 | MF | |
MF | 48 | 武田 英二郎 | 2 | 0 | 吉田 侑矢 | 13 | MF | |
FW | 39 | アモリン | 3 | 3 | 山根 視来 | 7 | MF | |
FW | 11 | 藤田 祥史 | 2 | 0 | 鈴木 国友 | 11 | FW | |
FW | 8 | 山田 直輝 | 2 | 3 | 石川 大地 | 10 | FW | |
GK | 31 | 伊藤 剛 | – | SUB | – | 三浦 和真 | 21 | GK |
DF | 13 | 広瀬 健太 | – | – | 佐々木 宏樹 | 4 | DF | |
DF | 17 | 三竿 雄斗 | – | – | 中島 優 | 2 | DF | |
MF | 2 | 菊地 俊介 | 1 | – | 宮尾 孝一 | 14 | MF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 0 | 2 | 依田 隆希 | 27 | MF | |
FW | 18 | アリソン | – | 0 | 林 拓弥 | 26 | MF | |
FW | 19 | 大槻 周平 | 0 | 2 | 橋本 峻弥 | 28 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
◆42分 可児 壮隆■ ◆90+3分 大槻 周平■ |
15 | シュート | 11 | |
7 | ゴールキック | 15 | ||
5 | コーナーキック | 5 | ||
10 | 直接フリーキック | 5 | ||
0 | 間接フリーキック | 3 | ||
0 | オフサイド | 3 | ||
1 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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2,266人 | 曇、弱風 | 26.1°C | 82% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
吉見 文男 | 今村 義朗 | 名木 利幸 | 三原 純 | 若松 亮 | 岩崎 洋 |
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
まず最初に今日の天皇杯にたくさんのサポーターに来てもらって、勝点3を届けられたことは喜びたいですけれども、サポーターの方が感じていることと、僕が感じていることと、選手が感じていることに、そんなに大きな差はないと思います。そういう意味で言うと、桐蔭横浜さんのクリーンファイトというか、ボールを前に繋いで出ていくっていうような、若さ溢れるプレーに、最後ちょっと圧倒されたなって感じがありました。彼らのそういうファイティングスピリットに、自分たちが後手を踏んでああいう展開になってしまったことは反省すべきですけども、非常に良いチームだなと思いましたし、大学リーグの試合も何回か僕も見に行ってますけども、残りのリーグ戦はぜひ頑張って上位に行ってもらいたいなという風に素直に思いました。
今日は立ち上がりから、ちょっとピッチが濡れてたこともあって、上手く相手の危険なエリアでボールを動かすことができなかったということは一番の反省点です。ただそうは言っても、初めてやった組み合わせのメンバーの中で、少しギクシャク感が出るのはしょうがないかなと思ってやっていた所もありました。全体的にはハーフタイムを挟んで後半、ボールが上手く流れたところで点を取れたりとか、ちょっとアクシデント的な失点をして流れが変わっちゃった所もありましたけれども、選手たちは大学生だから、自分たちがレベルが上だからいなして勝つって勝ち方よりも、四つに組んでやって、何ができて何ができないかということを、常に言って要求していることがあるので、悪い部分を見れば、ちょっとゲーム運びとか最後の時間帯のところは反省しなきゃいけないんですけども、全体を通してエネルギッシュなところというのは、この前のガンバの試合に出た選手同様に持ってやってくれたと思います。
残り8試合、天皇杯は幸運にも次のステージに進めるので、そこでまた良いエネルギーを充電して、次の試合に向かいたいと思います。
最後に、うちのユースの選手で、小学生から所属する齊藤未月が70分近くまでプレーしましたが、非常に勇気のある、ボールを奪う、出ていく、前にボールをつけるっていうようなプレーを見せて、身長はそんなにないですけども、足が止まらないプレーっていうのは、今日見てるお客さんに印象を残せたなと思っています。彼のこういう場所に入って物おじしない力っていうのは、今うちのアカデミーでトップになってる選手、僕が小さい時に見ていた選手に比べても、ひけを取らないところがあると思いますし非常に今後が楽しみだなと思っています。
我々の下部組織に所属してる全選手、湘南ベルマーレに夢を持ってサッカーをしている子、スクールの子たちに、改めて勇気を与えられたんじゃないかなっていう風な感じがして、その点については非常にうれしく思ってます。
●曺監督 質疑応答
–アモリン選手は初ゴールだったが彼の評価は?
短い期間でチームに馴染もうと努力してくれていますし、今日のゴールはコーナーからのカウンターだったと思うんですけど、未月(齊藤)がいい形で運んでいい形でスルーパスを出して、今年あまり見なかったような展開だったし、非常にいい流れの美しいゴールだったと思います。
まだまだ周りとのコンビネーションとか関わり方で、ギクシャク感は残りますけど、今後プレーしながら合わせて戦力として頑張ってもらいたいと思っています。
–齊藤選手をスタメンで起用した理由と、彼の良さとは?
先週のガンバとの試合もメンバーに入れようか非常に悩みました。最終的に選ばなかったんですけど、夏休みにずっと参加する中で、ビビらないで相手に向かっていくとか、今日も何本かミドルシュートを打ちましたけど、ああいう攻撃の力がここ最近出てきたのが分かってたので、今日はフレッシュなメンバーでいく中で、シンプルに勝つために使いました。
アイツは何がいいかと言うと、自分の課題に即、向き合えるというところです。要は若い子って、自分の課題はあるけどもそれよりも自分の得意なほうにいたいんだけど、自分の課題に地道に取り組める珍しいタイプの選手です。何が優れてるというか、逆に言ったらあまり選手としての欠点がない。足りないところが少ない。というところで言うと、今後ストロングをもっと増やして、ああいうシュートを決められるようになったり、質を上げていけば本当に楽しみな選手になると思います。もちろんプロが約束されているわけではないですけど。
僕は、若いから、勘違いするからこういうところで話すのが嫌だとかそういうのはなくて、勘違いしてもらいたいってある意味思っているし、そういうところから勘違いを直してまた成長してもらいたいと思っています。多分アイツはこれ(会見)を読んでも勘違いするような選手じゃないと思ってるので、こういう話をしているんですけど。
彼のよさはこれからどんどん見ている人が見て、生まれてくるんじゃないかと思います。
●八城監督 総括
湘南ベルマーレさんという素晴らしい相手とできて、非常にうれしく思いますし、切り替えやリスタートの速さ、またそのひたむきな姿勢は我々大学生のチームも非常に学ぶべきことであり、個々の能力はもちろん、そういった能力以外のところで高めていくことは非常に大事だなと感じさせられる試合でした。最後まで諦めないという学生らしさも出せたと思いますので、満足しています。
●八城監督 質疑応答
–2得点を挙げた依田選手は普段あまり試合に出ていないが、投入の意図は?
関東リーグのIリーグ(インディペンデンスリーグ)に所属しているが、Iリーグで非常にいいプレーをしていまして、逆にいままで使っていた松田大斗は少し怪我があり、前回の試合で劔聖也はあまりいいパフォーマンスができなかったので、抜擢しました。
選手コメント
●齊藤未月
落ち着いてプレーしようと思って入りました。ボールを奪うことを得意としているんですけど、それだけではなくて上のレベルにいくためにはゴールを奪うことやラストパスなどの攻撃参加というところを出さなければいけないと思っていました。それはこの夏休みにトップに参加して学べて少しは自信になったようなところもありますが、まだまだの部分もあるので、これからもっと出していきたいと思います。
(先制点のシーンは?)あのシーンはチャンスだと思ったので前へ運んで、アモリン選手が走ってくれたので合わせただけでした。アシストできたことはよかったですが、自分が得点を取れるチャンスもあったと思いますしそこは本当に課題だと思っています。ラストパスも、質がまだ高くないので成長していきたいです。
(前半の最後のミドルは)タイミングがうまく合わなくて、ああいうところで決め切らなければいけない。あそこで決めて2-0で後半を始められると精神的にも楽になると思いますし、もっとチームが活性化できたのかなと思います。
(手応えは?)前を向いて縦パスを入れるというところだったり、攻撃参加する、アグレッシブにプレーするというところは少しはできたので収穫だったと思います。
逆にプレッシャーにいってインターセプトするというのは今日の試合は少なかったと思うので、もっと予測してボールを奪いたかったです。
トップでは短いパスの正確性などもより求められるので、常に頭を動かしていかなければいけないと改めて感じました。
●山田直輝
チームとしてはずっとリードして試合を運べていたし、4-1にできたところまではよかったんですけど、そこから相手の勢いだったり、何点入れても沈まない気持ちというのを逆に学ばせてもらった、そういう試合展開になってしまったと思います。
(ゴールについては?)プレーでチームに迷惑をかけていたので、点を取らないと申し訳ないと思っていました。点を入れられたことだけは、よかったです。
前半は少し下がりすぎて、ボールを受けた時に前との距離も遠いし、自分の判断も遅かったしという感じでよくなかったんですけど、ハーフタイムに曺さんから指示をもらって、それでだいぶ後半は前の3人が裏に抜けられたし、抜けた間でボールを受けたりもできたので、そういうちょっとしたことを試合中に、もっと自分で気づけるようになればと感じました。
得点の形はいいものが多かったので、その形をリーグでも出せるようにしたい。守備のところでは、自分たちのミスで失点することが多いので、少しの注意のところだと思うので、声を掛けあってやっていかなければいけない。今日も4-1になってからのミスでバタバタしてしまったので。得点を入れても入れられても、もっと落ち着いて試合が運ばれるようにしなければと思います。
●白井康介
チームとして勝てたこと、また自分も90分戦えたことと後半などは積極的に仕掛けていけたことはよかったと思います。
課題としては3失点目のところで、自分が飛び込んでしまって失点してしまったので、本当にワンプレーワンプレーを大事にしなければいけないと感じています。
前半は仕掛ける回数は多くなかったですが、ハーフタイムで曺さんにファーストタッチから仕掛けていけと言ってもらって、それを意識したら流れに乗れて後半はよかったと思います。
(アシストについては?)得点に関われたことは嬉しかったですしそこも一歩成長できたのかなと思います。
今後に向けて、もっと責任感のあるプレーを意識してやっていきたいです。
●武田英二郎
試合前はもっと難しくなるかなと思っていたんですけど、始まってみたら思っていたよりも相手がこなかったし攻撃の人数も少なかったので、思っていた展開とは違っていました。4-1になった時点で、もっとゲームコントロールできたと思いますし、3失点すべて防げるものだったと思う。3失点以外に、ホスンに助けられたところもあったと考えると、詰めの甘さがあったし、ゲームの締め方はよくなかったと思います。
勝ったことはよかったと思いますが、素直に喜んでいる人はいないと思います。
前半は思っていたところにボールも蹴れていたし、フリーキックも感覚はよかったので決めたかった。後半は流れの中のクロスはあまりよくなかったので、そこは自分の持ち味の部分なので、もっとやらなければと思っています。