第42節 vs 大分トリニータ
11月23日(日)14:03 @大分銀行ドーム
HOME 大分トリニータ | 湘南ベルマーレ AWAY |
2 | 1 | 前半 | 1 | 3 | ||
1 | 後半 | 2 | ||||
63 > 63 | 勝点 | 98 > 101 | ||||
7分 林 容平 74分 高松 大樹 |
得点者 | 21分 亀川 諒史 53分 岡田 翔平 76分 ウェリントン |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 武田 洋平 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 秋元 陽太 | 37 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 5 | 若狭 大志 | 0 | 0 | 島村 毅 | 30 | DF | |
DF | 35 | ダニエル | 0 | 0 | 丸山 祐市 | 14 | DF | |
DF | 4 | 高木 和道 | 0 | 1 | 亀川 諒史 | 26 | DF | |
MF | 8 | 西 弘則 | 1 | 1 | 宇佐美 宏和 | 4 | MF | |
MF | 17 | 松本 怜 | 1 | 0 | 石川 俊輝 | 16 | MF | |
MF | 6 | 土岐田 洸平 | 0 | 2 | 永木 亮太 | 6 | MF | |
MF | 22 | キム ジョンヒョン | 6 | 0 | 菊池 大介 | 10 | MF | |
MF | 11 | 為田 大貴 | 1 | 0 | 大竹 洋平 | 7 | FW | |
MF | 29 | 風間 宏矢 | 2 | 5 | ウェリントン | 9 | FW | |
FW | 33 | 林 容平 | 3 | 3 | 岡田 翔平 | 22 | FW | |
GK | 16 | 室 拓哉 | – | SUB | – | 梶川 裕嗣 | 21 | GK |
DF | 3 | 阪田 章裕 | 0 | 2 | 遠藤 航 | 3 | DF | |
MF | 7 | 木村 祐志 | – | – | 岩尾 憲 | 13 | DF | |
MF | 19 | 伊藤 大介 | – | 1 | 古林 将太 | 5 | MF | |
FW | 24 | 木島 悠 | 0 | – | 中村 祐也 | 11 | FW | |
FW | 18 | 伊佐 耕平 | – | 0 | 武富 孝介 | 39 | FW | |
FW | 13 | 高松 大樹 | 2 | – | 樋口 寛規 | 40 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
1分 西 弘則■ 90+5分 キム ジョンヒョン■ |
16 | シュート | 15 | 28分 岡田 翔平■ 29分 ウェリントン■ 85分 島村 毅■ |
11 | ゴールキック | 11 | ||
3 | コーナーキック | 7 | ||
25 | 直接フリーキック | 12 | ||
3 | 間接フリーキック | 2 | ||
3 | オフサイド | 2 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
|
---|
選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
12,770人 | 晴、無風 | 18.8°C | 41% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
山城 大 | 西村 雄一 | 松井 健太郎 | 大西 保 | 吉田 哲朗 | 宇野 耕二 |
試合後監督・選手コメント
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
リーグ最終戦で、大分さんは勝てばプレーオフ進出の可能性があるという中、本当にたくさんのサポーターがスタジアムに駆けつけていて、我々のサポーターも数は多くはないですけど、数以上の応援をしてもらって、感謝しています。
今年、僕が監督をさせてもらって3年目で、クラブには育成時代も含めて10年目になります。ひとつのクラブでこれだけ長くなると、勝った負けたもありますが、それ以上に、過去に所属した我々の選手、ユース時代にトップに上がりたかったけど上がれなかった選手など、どっちかというとそういう選手と付き合ってきた回数がとても長いです。
プロの世界なので、年間1人2人、もしくは3人、スポットライトが当たる選手もいますけど、ほとんとそれ以外の選手は、何か苦しい想いをかかえてシーズンを終わったり、また厳しい練習をして、この一年間だけじゃなくて過去もやってくれてると思います。
今日、勝点100を超えられて、大分さんに勝ってなんとなく複雑な気持ちではありますが、プロとして勝点3をとるために選手と一緒に準備をしてきたつもりです。
勝って思ったのは、やっぱりこのチームは、僕が何かをしたわけではないし、フロントの人だけが努力をしたわけでもない。今年だけじゃなくて、過去何人も、このクラブに所属した選手やスタッフがひとつの想いを持ってこのチームで頑張る、もしくはこのチームを出ていく、その積み重ねがこういったチームの結果になったと思います。
まだまだやらなければいけないことはたくさんあると思います。
ただ勝負に対して勝点3をとるために、全員が足を止めないで走ろうと気持ち、そのプレーだけはずっと選手たちに言ってきました。今日、大分さんもすごくファイトされていましたけど、そういう気持ちがピッチに出て、我々らしい試合で終われたのかなと思います。
来年も監督をやらせてもらえるということで、クラブから発表がありましたけど、この世界なので、選手がどうなるかなどいろいろと動きがあるというのがこの世界の常なので、出会いがあれば別れもあって、また出会いもあるというものですが。
僕はこのチームでプレーした選手には、やはり何かその先の人生も含めて“一生懸命生きていたらいいことがあるな”と思って、チームに所属してもらいたいし、チームを出てもらいたいとずっと思っています。それがどれだけできたか分からないですが、いろんな状況を抱えながら今日プレーした選手たちは本当にいい選手たちだなと思いますし、全員、この後のサッカー人生、またそのサッカー人生が終わった後も、幸せな人生が待っているように祈りたいですし、微力ながらその手助けをしたいと思っています。
勝負のことや試合のことを全然話せなかったですけど、今日終わった後で素直にそう思ったので皆さんにお伝えさせてもらいました。
●曹監督 質疑応答
–来季に向けて、どのあたりを改善、成長させていきたいか?
我々のサッカーは攻撃も守備も相手を休ませないというのがキーワードです。休ませないためには攻撃では奪ったあとのファーストパスの精度を上げなければいけない。最後のボールをゴールに入れるための精度も上げなければいけない。失点をしないためには、これらをベースにしながら、相手にボールを奪われた時から取り返す精度を高めなければ、上のリーグでは勝てないと思います。
●田坂監督 総括
率直に悔しい。今日の試合は選手が非常にアグレッシブに戦ってくれました。いい形で得点を奪えたが、結果的に負けてしまった。とにかく悔しい気持ちでいっぱいです。今シーズンは今日の試合で終わりになりましたが、選手は非常に成長しました。一人ひとりの幅は違いますが、間違いなく上に向かっています。何とか結果を出してプレーオフに進出して昇格したかった。今日の試合でも選手を讃えたいし、王者湘南に対しても、相手が足を攣るなかでもこちらは攣る選手はいなかった。この悔しい気持ちを来年にぶつけられるようにしたいです。
●田坂監督 質疑応答
–今季チームが成長した点とは?
私が就任した1年目は、選手は言われたことを一生懸命するチームでしたが、年々、選手が臨機応変にプレーできるようになりました。驚かされるようなプレーで点を取ったり、個性を出してくれました。段々と大人のチームに近づいたし、J1でやっていけるチームになったと思います。今日の試合勝てなかったのは、今シーズンを振り返るとスーパーゴールでやられた試合も多く、今日も見事なゴールを決められてしまいました。2-2まではプラン通りで、そこからどう仕留めるかだったのですが、3失点目が痛かったです。
–シーズン終了セレモニーで「来季は優勝する」と発言したが?
来季の契約がどうなるか分かりませんが、このままでは終われない。悔しい思いをしたので、来季もこのチームを指揮することができたら優勝して悔しさを晴らしたいです。
–具体的にどの選手の成果が出たのか?
今日でシーズンが終わったので名前を挙げさせてもらえば、為田はかなりのスピードで成長しました。シーズン当初は試合に出ていなかったですが、もっているものは2種登録の時から面白いのがあって、このチームでどう生かすか悩みましたが、正直辛抱して使いました。それは自分勝手なプレーに走るところがあったんですが、後半戦以降はそれがなくなり自信を持ってプレーし、結果も出してくれました。他には風間だったり、伊藤や末吉の中堅どころの選手もチームに馴染もうとして、自分の色プラスチームに貢献してくれました。風間は得意のドリブルでアピールするのが精一杯でしたけど、今日の試合を含め終盤戦は守備で頑張ったし、末吉は守備を前からやってくれたし、中堅、若手みんな成長してくれました。
選手コメント
●永木亮太
相手ががむしゃらにくることは分かっていたので、そういう相手に勝つには自分たちも激しいゲームを覚悟して、球際だったり運動量で負けないことを心がけていました。最初はプレッシャーが厳しくて、中盤でボールを動かすというゲーム内容ではなかったけど、要所要所で、みんなが今年一年間やってきたことの集大成のようなプレーを見せたと思います。球際、走り負けないという部分はよく出ていたと思います。
(永木選手の調子もさらに上がっているようだが?)コンディションはよくなっていて、体も動くし、ケガ明けの時よりはるかに動ける状態です。ただそれを試合に出さなければ意味がないので、しっかり試合で出力できるようにやろうと思っていました。最後の4試合くらいはそれが出せたかなと思います。
(改めて今季を振り返って)キャプテンとして2年目でしたけど、本当にみんなに助けられました。それぞれが仲間を想っているし、気を遣えるメンバーなので、そういう一体感はうちの強さだと思います。副キャプテンの航(遠藤)やカジ(梶川諒)にも助けられました。年が上の選手も陰で支えてくれていたし、若手の選手たちもよく頑張ってついてきてくれたと思います。
結果として優勝できたし、勝点も101も超えることができた。今年一年は、サッカー人生でなかなか味わえないことをたくさん味わうことができました。みんなに支えてもらいながら充実した一年を過ごすことができたと思います。
●亀川諒史
今日のミーティングで立ち上がり15分の入りを言われていたんですけど、ああいう失点をしてしまって、自分のストーンのポジショニングも少し悪かったなというのもありました。でも、1点決められても踏ん張れという話もありましたし、ああいう形で決めることができてよかったです。
誰もが入らないと思ってたと思いますけど(笑)、シュートを打つ前に“みんな打つなって思ってるやろうな”と思いながら(笑)、でもここでパスしてミスするよりも、外してもいいという気持ちで打ちました。当たった瞬間にすごくフィットして、直線で見えたので“すごいの入っていくな”と思って見てました。
相手がゾーンだったのでこぼれてくるというのはスカウティングでも言われていたので狙ってはいようとは思っていました。
個人としては、今年チームが結果を出す中で、自分自身は思い描いていたとおりにはなかなかいかなかった。今日、大分は勝たなければプレーオフに入れないという状況で緊迫していましたし、その中で、ここ3試合試合にでることはなかったけど、最後に曹さんがチャンスをくれたのでなんとか結果を出したかった。
今年のはじめに、去年以上の結果を残したいという目標を掲げて、去年は1点取っていたので、最後残された1試合でチャンスをもらえた中、何か、ゴールなりアシストなりで結果を残したいという気持ちが強くありました。
大分の選手からは負けられないという気持ちがすごく感じられて、得点の取り合いになりましたけど、最後に決めて勝てたこところに今年のチームの強さを感じました。
ただ、こういう結果を残しましたけど、チームとしても個人としても、課題はまだまだあると思います。
●岡田翔平
(得点について)洋平(大竹)とのタイミングが合っていいタイミングで出してくれた。相手も洋平のパスに対して準備できていなかったので自分も前に出ることができて時間を作れました。前を向いた時にまずゴールを見て、ゴールを見たらキーパーが少し前に出ていたので狙いました。最後に、自分のイメージ通りの、思い描いた形で得点ができてよかったです。
みんなが90分間すごく集中してやっていたし、失点をした後も慌てることはなかった。自分の役割をそれぞれが果たして、チームでまとまって戦えたことがよかったです。自分たちの形を崩さずに、同点、逆転までいけたこと、最後に勝ち切れてよかった。
(今季を振り返って)最初の頃は出られなかったですけど、いつか出るということを思ってやっていたから、チャンスがきて、気がつけば少しずつゴールを増やしていけたと思います。ケガもなかったですし、すごく充実していた一年でした。まだ課題はたくさんありますけど、プロになってから一番充実したシーズンだったと思います。
●大竹洋平
相手はプレーオフがかかっていて本当に必死だったし、そういう相手に先制されて逆転して、また追いつかれて、でもまた追加点を奪えたということはチームとして成長できたところだと思います。
(アシストの場面は?)翔平(岡田)がいい動きをしていました。常に動きを見るようにはしているので、しっかり決めてくれて助かりました。初めてアイツにアシストできてよかったです。
(一年を振り返ると?)ケガからしっかり復帰できて、昇格と優勝のピッチに立てたことは本当によかった。でもまだまだチームに貢献できたという満足感はないので、それを来季しっかり出せるように頑張りたいと思います。
●秋元陽太
立ち上がり15分の失点に気をつけようという話があったのですが、15分以内に失点してしまい、そこは反省しなければいけないと思います。でもその後、逆転して、一度同点にされましたけど、追加点が取れた。最後に自分たちらしさを出せた試合だったと思います。
大分は前からくるだろうなということは分かっていたし、2失点はしてしまいましたけど、最終的には勝点100を超えることができてよかったです。
(ビッグセーブもあったが?)前半の1本は壁にウェリを入れておけばよかったかなという反省がありますがブレ球があるということは分かっていたので対応できてよかったです。後半の1本はそこまで難しいシュートではなかったので対応できました。
(勝点100を超えたことは?)これは今日メンバーに入らなかった選手も含め、本当に全員で成し遂げた結果だと思っています。
●古林将太
(3点目に絡むプレーがあったが?)何が何でも結果を出そうと思っていました。2-2になった時の失点が、最後自分のマークだったかなと思いますが、あそこで落ち込まずに切り替えてやろうと思えたことがよかったと思います。
勝てたことが一番よかったですし、勝点100を超えられて嬉しいです。
(交代で入る時は?)2-1の状況だったので、相手も絶対に勝ちにくるだろうと思ったし、実際に攻め残りもしていました。全部攻撃ではなくて、守備もしっかり入れよと曹さんにも言われていましたが、しっかり守備を意識しながら攻撃できたと思います。
(今季を振り返ると?)悔しい一年だったんじゃないかと言われますけど、自分としては、いまケガをしてよかったと思う。ここでいろいろなことを考えて、本当にたくさんの人に助けられて、精神面でも強くなったと思います。
ケガをしないことは一番いいことですが、ケガをして学べたこともあったと思う。それをどうプラスにしていくのか、これからが大事だと思っています。