第38節 vs コンサドーレ札幌
10月26日(日)13:03 @札幌ドーム
HOME コンサドーレ札幌 | 湘南ベルマーレ AWAY |
2 | 2 | 前半 | 0 | 0 | ||
0 | 後半 | 0 | ||||
52 > 55 | 勝点 | 89 > 89 | ||||
9分 都倉 賢 45分 上里 一将 |
得点者 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 16 | 李 昊乗 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 秋元 陽太 | 37 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 3 | パウロン | 1 | 2 | 遠藤 航 | 3 | DF | |
DF | 4 | 河合 竜二 | 0 | 3 | 丸山 祐市 | 14 | DF | |
DF | 23 | 奈良 竜樹 | 0 | 2 | 島村 毅 | 30 | DF | |
MF | 24 | 荒野 拓馬 | 1 | 0 | 藤田 征也 | 33 | MF | |
MF | 10 | 宮澤 裕樹 | 0 | 1 | 熊谷 アンドリュー | 50 | MF | |
MF | 20 | 上里 一将 | 1 | 3 | 岩尾 憲 | 13 | MF | |
MF | 19 | 石井 謙伍 | 0 | 1 | 三竿 雄斗 | 17 | MF | |
FW | 11 | 前田 俊介 | 2 | 0 | 大竹 洋平 | 7 | FW | |
FW | 32 | 中原 彰吾 | 0 | 1 | 岡田 翔平 | 22 | FW | |
FW | 39 | 都倉 賢 | 3 | 2 | 武富 孝介 | 39 | FW | |
GK | 1 | 金山 隼樹 | – | SUB | – | 梶川 裕嗣 | 21 | GK |
DF | 2 | 日高 拓磨 | 0 | – | 宇佐美 宏和 | 4 | DF | |
DF | 25 | 櫛引 一紀 | 0 | 1 | 梶川 諒太 | 8 | MF | |
DF | 33 | 上原 拓郎 | – | – | 石川 俊輝 | 16 | MF | |
MF | 28 | 菊岡 拓朗 | – | 1 | 菊池 大介 | 10 | FW | |
MF | 41 | ステファノ | – | – | 宮市 剛 | 18 | FW | |
FW | 13 | 内村 圭宏 | 0 | 1 | 樋口 寛規 | 40 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
8 | シュート | 18 | 85分 島村 毅■ | |
12 | ゴールキック | 6 | ||
1 | コーナーキック | 10 | ||
9 | 直接フリーキック | 12 | ||
1 | 間接フリーキック | 5 | ||
1 | オフサイド | 5 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル→:グラウンドパス↑:浮き球パスS:シュート |
---|
選手交代 | ||
|
|
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
11,896人 | 屋内、無風 | 21.8℃ | 51% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
桂木 聖彦 | 前田 拓哉 | 和角 敏之 | 櫻井 大輔 | 伊東 知哉 | 園田 直樹 |
試合後監督・選手コメント
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
札幌で試合をするのは2011年以来だと思うんですけど、、このドームの雰囲気を久しぶりに感じて、サポーターの熱い応援を見ることができました。我々のサポーターも優勝が決まった後にもかかわらずたくさん来てもらったんですけど、勝点3を届けられなくて非常に残念に思っています。
監督して素直に感じるのは、優勝した後のこの6試合、我々にとっては未体験ゾーンというか、ある意味、いばらの道ではなくて、堀を抜けて景色を見ると本当に真っ青な空がいたるところにある。その中で、どこに向かっていくかというところで、こういうサッカーをしよう、こういうことをしようということで送り出したんですけど、やっぱり僕のマネジメントというか、優勝した後にさらに上にいくために、彼らの心に火をつけるということができていないなと自分でも思います。
そういうところで彼らはロボットじゃなくて人間なので、少しのミスがあった時に、相手を責めてしまう。味方なのに“なにやってんだよ”という雰囲気がグラウンドの中に漂っているというのは、間違いなく今の状況と連戦を続けてきた彼らの想いに対するアンバランスが生まれているということを、前節と今日の試合で同時に感じました。
プロなので、昇格が決まろうが決まるまいが、昨年で言えば降格が決まろうが、残りの試合を今まで出てない選手にチャンスを与えて来年に繋げようとは一切思っていないです。来年のこともまったく考えていないです。
今日は自分たちが弱くて、自分たちが足りなくて負けたと思う。
札幌さんは最後守るところの集中力を最大限使って、終わった後に5人も6人も倒れていましたけど、あれは我々が今までやってきた姿勢で、そういうところを改めて見習わなくてはいけないですし、今日バルバリッチ監督にもいろいろ話してもらいましたけど、札幌さんに心から、おめでとうという気持ちでいます。
残りの試合、ホームが2試合、アウェイが2試合ですが、こういう晴れやかな空があるからこそ、どこに向かっていくんだという風な時間になりますが、自分たちがいい試合ができるように、もっともっと選手たちと一緒に協力してやっていくだけだと思っています。
今日とこの前の負けが、選手たちが手を抜いて、相手を見くびって力半分でいいという形でやったのではないということは、僕は自信をもって言えますし、この2連敗は監督である僕のマネジメント、選手の使い方、すべてにおいて責任があると思っているので、選手を責めるつもりはまったくありません。
札幌さんもこれからプレーオフに向かっておそらく今日の勝利を次に繋げていかれると思うんですけど、愛媛時代からバルバリッチ監督のサッカーには共感を覚えるところがあって、いろいろな話をさせてもらいながら、参考にさせてもらうことがたくさんあったので、今日言ってもらった言葉を自分の中でしっかり胸に刻んでいきたいと思います。
札幌さんは本当にいいスタジアム、いい雰囲気のチームなので頑張っていただきたいなと思っています。
●曺監督 質疑応答
–前半の途中から形を変えたが、どの部分に一番変化を?
戦術的にはマッチアップする相手だったんですけど、ゴールキックから都倉くんに素晴らしいシュートを決められて、チーム全体の停滞感があった。いい時はあそこで取り返そう、2点3点いこうという感じでやってきたんですけど、形を変えて選手の立ち位置を変えていかないと、ずっと時間が流れてしまうと思った。航(遠藤)をひとつ上げて、彼はU-21でもアンカーをやっていますし、その中で真ん中の航とセンターバックの2枚で相手の3人をコントロールして、カジ(梶川)を入れてアンドリューと二人がああいう中途半端な位置でボールを受けた後に飛び出そうという狙いでした。
後半はそういう狙いの中でなんとか崩していい場面も何度か作れたと思いますけど、あそこで取れればチームとしても自信になったと思いますがもう一歩でした。ただ悪くはなかったと思います。
–得点を取るという部分では何が足りなかったか?
アンドリュー(熊谷)だったり征也(藤田)だったり大介(菊池)だったりが崩し切った時に、もうひとつペナルティエリアに入っていく勇気とか、クロスに対してもうひとつ工夫して入る動きが足りなかった。札幌さんが少し構えていたので難しい部分もありましたが、それでも逃げずに縦に縦にボールを入れようとしていたので、それ自体は間違っていないと思っています。最後、シュートなのかクロスなのかの判断に少し冷静さを欠いたかなと思います。
–札幌で目についた選手や上回られたと感じた部分は?
前期やった時とはシステムも違うし出てた選手も違うと思うんですけど、全体が守備に変わった時に、全員が失点をしないというふうな意識に変わったと思います。ボールを一人で追いかけるんじゃなくて、今日で言うと1点取ったので、前からいくよりは後ろを固めようという意識が全体に浸透して、全員が勝点を取るためにやっている。そういう横の繋がりがよかったと思います。
個人的に誰がということは、もともと力のある選手が多いので。日本人から外国人選手も含めてまとまりが増したなという印象は受けています。
●バルバリッチ監督 総括
相手は優勝を決めているチームですし、攻守において全員がハードワークできる非常に素晴らしいチームです。そういう相手との対戦だったのですが、押し込まれる時間帯が必ずあることは試合前から予想していましたし、そこで私達がしっかりと守備ブロックを作ってアプローチを速くすること、スライドを速くすること。しっかりとした守備から相手の背後にあるスペースをうまく使うというところを狙っていました。うちが得た2点というのも、いい守備から始まったと思っています。
後半に入って、2点リードしているというのもありましたが、うちの選手の足が止まってしまった後というのは、相手に押しこまれ、ボールを持たれる時間が長かったのですが、そこでは敢えて前から守備をすることはせずに、後ろでしっかりとブロックを組み、後ろでコンパクトにしてそこで役割を発揮する、相手に得点を与えないことを考えながら選手にも伝えました。
後半は内村を入れて、しっかりした守備からもう1点というのを狙っていましたが、そこは精度が足りませんでした。ただ、私が予想していた通りの展開になったと思いますし、前田、荒野のところでもう少し点が取れそうな場面がいくつかありましたが、そこを生かせなかったというところは次に向けての反省だと思います。ただ、90分間通して選手は非常によくやってくれたと思いますし、すべて持っているものを出し尽くしてくれたと思います。サポーターの皆さんも90分間通して支えていただいたことに感謝したいと思います。ただし、これで終わりではないですし、また次に向けて準備していきたいと思います。
選手コメント
●遠藤航
今日は相手のほうに一体感の部分で上回られたと思いますし、プレーオフを懸けた戦いをしている相手に僕らも同じようにポジティブなメンタルを持って戦わなければ、最後こういう結果になってしまうのかなと感じました。
(途中からアンカーに入りボールがよく動いていたが?)相手の堅さもありましたけど、僕とアンドリュー(熊谷)とカジくん(梶川)のところでボールを動かすことはできていました。ただ最後のところで足元になりすぎてしまったり、裏への動きがもう少しあってもよかった。FWは受ける意識が強すぎたところもあったと思うし、僕らも縦につける意識は悪くなかったと思いますけど、最後に効果的な崩しだったのかというところは課題かなと思います。
(崩された失点ではなかったし内容は悪くなかったのでは?)悲観するところはないと思いますし、フォーメーションを変えながらいいイメージでできたことはプラスだとは思います。
ただ監督も言っていましたけど、メンタル的なところでチーム全体がポジティブなエネルギーを出していかなければいけない。それは誰か一人がやっていても、みんなでやらなければ難しいところだと思う。神経を使うところですがみんなでポジティブなエネルギーを出して一体感を持ってやっていきたい。来年のことなど一人ひとりあると思いますが、ピッチに立ったらそういうところは忘れて、全員で湘南スタイルを出すということをやっていかなければと思います。
●梶川諒太
入った時は相手が引いていたし、前に来るというより守るとという感じだったので、僕自身はボールをたくさん触ってチャンスを作るということを意識していました。ただ、得点には繋がっていないので、そういうところはまだまだだと思っています。自分が入ってさらに失点してしまったので、あそこで前半0-1で折り返せていたらもう少し違った展開になったかなと思います。
(崩し切るためには?)精度の部分だと思います。最後、単純なトラップミスやちょっとしたズレがあったので、J1で戦うとなったらそういうところが全てだと思う。去年もそういうところが多かったし、今年はちょっとしたズレがあってもうまくいったところもあったけど、少しトラップが浮いたり、パスが10cmずれてしまうことで、次がまたずれるというところもあった。そういうところにもっとこだわらないと、全部がパワーや勢いだけでは点はとれないと思う。単純なパス練習での強さやどっちの足に出すなどの細かい部分にこだわってやっていきたいと思います。
●熊谷アンドリュー
スタメンで出させてもらって、勝ちたい気持ちが強かったんですけど、結果を出せず残念です。
スーパーゴールで先制されて、その後チームの雰囲気があまりよくなくて、自分たちで悪い流れにしてしまったのかなと感じます。
個人的にももう少しシュートだったり、ゴールに繋がるプレーができればよかった。
いい形で崩せた部分も多かったんですけど、やっぱり最後に決めて勝敗がつくというスポーツなので、ゴールの大切さを改めて感じました。
連敗してしまったんですけど、気持ちを切り替えてやっていくことが大事だと思うので、またしっかり練習に取り組んでいくだけだと思います。
●藤田征也
(右サイドからチャンスを多く作っていたが?)前節の長崎戦では前にボールをつけたり、自分がボールを持って仕掛けたりということがあまりできなかったので、今日は出していこうという気持ちで入りました。そういう部分は出せたとは思いますが、クロスの精度だったり、クロスを上げる時の中の状況に応じての工夫がもう少しあれば崩せたのかなと思います。
シュートまでいきそうな場面は数多く作れていたと思うんですけど、最後の精度の部分を高めることと、もう少しアイデアを出すということが必要でした。あれだけ引かれてしまうと難しい部分もあるんですけど、もっと決定的なチャンスを作っていかなければいけないのかなと思います。
(最初に失点したことが痛かったか?)1点であればまだ、というところがあったと思うんですけど、前半の終了間際に2点目を取られて、相手も2点取ると、後半のようにあれだけ引いてくるということもあるので、もう少し早い時間にこちらも1点返せればよかった。なかなかゴールが遠かったので難しい試合になってしまった。
(古巣、また故郷での試合だったが?)久しぶりのドームで、いい雰囲気でやれたということはあるんですけど、やはり勝ちたかったので試合の結果としては残念です。
●島村毅
前節の敗戦で無敗記録とか最高勝点更新を達成できなくなったということで、ある意味そういうプレッシャーから解放されて、原点に戻ってもう一度いつもどおりの自分たちのサッカーを出そうと入りました。立ち上がりは悪くなかったんですけど、早々に素晴らしいシュートを決められてしまって、あそこで少し難しくなってしまった。
1失点で抑えていたら、同点や逆転のゴールというのはもっともっと取りやすい状況だったと思うんですけど、失点後のチームとしてのまとまりがなかったと自分たちでも感じています。
攻撃の部分では、縦パスは意識していたし何本も通ったと思います。後半の早い時間に点が取れていたら違う展開にもできたと思う。
連敗してしまいましたが、切り替えるしかないし、次はホームで戦えるので、残り試合は少なくなりましたが、もう一度チームひとつになって戦っていけば絶対に結果は出ると思う。前向きに戦っていきたいと思います。