第32節 vs 水戸ホーリーホック
9月20日(土) 19:04 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 水戸ホーリーホック AWAY |
4 | 1 | 前半 | 0 | 2 | ||
3 | 後半 | 2 | ||||
80>83 | 勝点 | 37>37 | ||||
1分 武富 孝介 56分 武富 孝介 58分 ウェリントン 76分 永木 亮太 |
得点者 | 62分 吉田 眞紀人 64分 小澤 司 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 37 | 秋元 陽太 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 本間 幸司 | 1 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 4 | 宇佐美 宏和 | 0 | 0 | 新里 亮 | 17 | DF | |
DF | 14 | 丸山 祐市 | 0 | 0 | 冨田 大介 | 27 | DF | |
DF | 17 | 三竿 雄斗 | 0 | 0 | 細川 淳矢 | 24 | DF | |
MF | 33 | 藤田 征也 | 3 | 1 | 田中 雄大 | 3 | DF | |
MF | 13 | 岩尾 憲 | 2 | 0 | 西岡 謙太 | 14 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 1 | 1 | 船谷 圭祐 | 10 | MF | |
MF | 10 | 菊池 大介 | 2 | 0 | 広瀬 陸斗 | 2 | MF | |
FW | 7 | 大竹 洋平 | 1 | 2 | 吉田 眞紀人 | 34 | MF | |
FW | 9 | ウェリントン | 6 | 2 | 山村 佑樹 | 19 | FW | |
FW | 39 | 武富 孝介 | 4 | 0 | 三島 康平 | 11 | FW | |
GK | 21 | 梶川 裕嗣 | – | SUB | – | 笠原 昂史 | 21 | GK |
DF | 30 | 島村 毅 | 0 | – | 金 聖基 | 5 | DF | |
MF | 26 | 亀川 諒史 | – | – | 鈴木 雄斗 | 7 | MF | |
MF | 50 | 熊谷 アンドリュー | – | – | 内田 航平 | 22 | MF | |
FW | 8 | 梶川 諒太 | – | 2 | 小澤 司 | 28 | MF | |
FW | 22 | 岡田 翔平 | 1 | 0 | 鈴木 隆行 | 30 | FW | |
FW | 40 | 樋口 寛規 | 1 | 0 | オズマール | 39 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
62分 三竿 雄斗■ | 21 | シュート | 8 | 58分 冨田 大介■ |
8 | ゴールキック | 6 | ||
5 | コーナーキック | 4 | ||
17 | 直接フリーキック | 14 | ||
0 | 間接フリーキック | 3 | ||
0 | オフサイド | 3 | ||
1 | PK | 1 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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7,101人 | 曇、弱風 | 20.1℃ | 52% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
新藤 一晴 | 野田 祐樹 | 戸田 東吾 | 山村 将弘 | 高寺 恒如 | 亀井 信也 |
試合後監督・選手コメント
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。3連戦、今年最後の連戦の最初の試合ということでしたが、前節、讃岐さんとの試合は立ち上がりから最後のホイッスルが鳴るまで、非常に緊迫した良いゲームができました。その中で、今回またけが人が出て、戻ってくる選手がいて、新しいトライだということで始めました。
本当に開始40秒の得点は今年一番美しい得点だったかなというぐらいパーフェクトな点だったと思いますし、点を取った2点目3点目、まぁPKでしたけど、こぼれ球を亮太(永木)が押し込んだ4点目。
得点の場面とか、その関連した時間の空気は非常に良かったと思います。
今、選手にも話してきましたけれども、決して手を抜いたとか、ちょっとリラックスしたわけじゃないと思うんですけども、今日は良い時間帯のプレーと、ちょっと押し込まれてる時に、それこそ凌ぐというか、相手の状況を見て、そこに対応するっていうところで言うと、少し足りなかったかなという気がしています。
2年前、よくエレベーターみたいなチームだって話をしましたけども、少しそういう所が展開的にもいろいろな意味であったかなと思います。
ただ、今年複数失点は2試合目だと思いますが、久しぶりにホームで4点取って勝ったというのは、一つ彼らのまた自信にも繋げていってもらいたいと思います。
まだまだだなと思う気持ちはすごく強いですけれども、こういう3-0から3-2にされて、もう1点取って最後突き放したっていう展開をシーズンの中で経験できたというのも、一つ自分たちの力にしていかなきゃいけない。
パーフェクトな試合で最後まで終わるっていうゲームはなかなか難しいですから、やっぱそういう所で、もうちょっと選手間のグループワークとか、状況判断とかっていうのを、もっと磨かなきゃいけないなと思います。
どこかで話しましたけれども、今年、勝点80っていう目標を掲げてスタートし、今そこから昇格、チャンピオンになるっていう風な気持ちで、僕も選手もいますけども、それは一足飛びに飛べる事じゃなくって、やっぱり日々の練習をしっかり集中してやった中で、目の前の勝点3を積み重ねることでそういうふうなところにつながっていくと思っています。
明日明後日と2日間しか間ないですけど、今度の京都戦、アウェイの試合、僕もほんとに生まれたところなので、たくさんの人は…多分来ないと思いますけど(笑)、来てくれる人が喜んでもらえるように準備してやりたいと思います。
●曺監督 質疑応答
–スタメンで起用した宇佐美については?
よくやったと思います。肉離れから復帰して今日で言うと最近では慣れないポジションでしたが、そういうところも含めてしっかり準備してくれたことがチームの結果に繋がった。これはひとつ前進できることだと思います。我々が誰が出ても同じスタイルでやるというのはずっと言ってきていることですが、チャミ(宇佐美)だけじゃなくて、いろんな周りの選手とのコンビネーションをもっと高めてやっていきたいと思います。
–後半相手がワンボランチにしてきた中で、大竹をひとつ下げたと思うがその狙いは?
中盤で3対2を作られる状況があったので、ちょうど洋平があそこでフリーマンになって使うのは一番いいタイミングかなと思って、こちらのよさを出すためも含めてああいう形にしました。その形自体は悪くなかったと思います。ただ、少しアウトサイドと3バックの関係がちぐはぐなところがあったので、最後4枚にして攻撃的にいきつつ、スペースを埋めてやったんですけど、まだまだそういうところの連携は改善の余地がありますね。
–2点目を取られたあと、バタバタしていたようだがその原因は?
確かにそうですね。ただ3-0からPK取られてもう1点取られると、バタつくなというほうが難しいかなと。ただ、ボールの失い方とか、一人でいってしまって相手にスペースを突かれることがあったので、そこは選手交代とシステム変更で伝えたつもりなんですけど。
まぁバタつく、落ち着かなくなるという展開で、最後まで落ち着きがなくなってやられるのか、そこをしっかり我慢してまたペースをもっていくのかというのは勉強しなければいけないところ。
3-0から3-2にされちゃうと、そういう時間帯がくるのはサッカーの定石なので。それでも最後まで下がらずにできたことはよかったかなと思います。反省しなければいけないところあたくさんありますが。
–昇格に王手となったが、プレッシャーは?
全然ないです。
●柱谷監督 総括
前半開始1分の失点から始まって、前半はいいところがなかった。後半すこしシステムを変えて盛り返したかなと。そのなかで0-3まで来てきつい状態からよく盛り返してくれて、ゲームとしては後半面白くなったと思います。4点目で勝負あったかなと思います。またコンディションを整えて次の磐田戦ホーム、今度は勝てるように調整していきたいと思います。
●柱谷監督 質疑応答
–前回の対戦と比べて湘南はどうだったか?
あのときはウェリントンがいなかったので、彼がいるといないとでは全然違います。
–4失点、何が悪かったのか?
個の問題もあるだろうし、PKで取られたとか、そういう部分ではディフェンスのパワーのなさが浮き彫りになったかなと。湘南さんのほうが一人ひとりパワーがあったかなと。あとウェリントンがいるいないでは全然違うなと思って見ていました。
–前半3-4-3、後半3-5-2ということで、中盤の守備がうまくいってなかったということでしょうか
そうですね、マッチアップさせたがそのマッチアップのところで負けていたので、後半はすこし3ボランチ気味にしてクサビのボールを消しにいった。まずはディフェンスの安定からというところだったが、そこで2点取られたら話にならないなとも思いますが。でも0-3からよく巻き返して、もうすこしで同点というところだったので、面白いゲームだったかなと思います。0-3、0-2で負けるよりも2-4のほうがまだ次に繋がるなと思います。
–真っ向勝負を挑んだなかで差はあったか?
もちろん差はあったと思います。個人の差もあるし3バックの構築の差もあるし、すべての差があったと思います。ただ我々はいまどのポジションにいるのかということをトライしなければいけない。真っ向勝負で我々のいまのポジションはどこにあるのか、将来J1を目指すために何が必要なのか、どこを補強するのか、どういうサッカーをしなければいけないのか、格好の相手だったので、僕としては逃げることなく勝負しに行きました。とても収穫のあったゲームだったと思います。
–前後半でシステムだけでなく寄せの部分やメンタルの部分で別のチームになったような印象もあったが?
ハーフタイムのときに一つひとつ遅れているぞと、切り替えのところや球際のところ、そのへんの一歩一歩の出足が遅かった。システムがどうこうではなくまずそこだろという話をハーフタイムにした。試合前に言った、腰が引けたことをやったらボコボコにされるぞと。案の定ボコボコにされている。やはり行かない、怖がって取りに行かない、体を接触しない、というのが前半だったと思う。ただ選手たちには、前半0-1でラッキーだぜと。ほんとうは0-3ぐらいのゲーム、それを0-1だと。じゃあ直すならシステムどうこうよりもまずメンタルのところで、もっとアグレッシブにチャレンジするって約束だっただろと。そこの前向きさを選手たちに伝えて後半出しました。同時にそれだけでなく組織的なものも含めて後半送り出したつもりです。
選手コメント
●武富孝介
(先制点について)洋平くんからいいパスが来たので、GKも冷静に見ることができたのでニアに流すだけでした。少し得点が取れていなかったので、決めたいという気持ちが強かった。入ってよかったです。点が取れない最初の頃は、焦っていたり強引にシュートを打ったりということもありましたが、少し越えたというか、逆に落ち着いて冷静になれた。自分のプレーをして、自分の形でシュートを打つことが大事だなと思っていました。
ここ2、3試合、感覚的にはよかったのでそのあたりを大事にしていきたいと思います。
今週はシュート練習はいい感触はあったので、リラックスして入れました。
●宇佐美宏和
まだまだ課題はたくさんあるし修正していかなければいけない。
90分できたということは自分にもすごく自信になったので、またしっかり準備して臨みたいと思います。
(3バックの右というポジションは?)公式戦では先週少しやっただけでしたけど、今までもやってきていたし、そんなに不安もなかったです。
自分たちのサッカーができている時はリズムもよかったと思います。4点目が取れたことも大きかった。ただ、失点をした後に、また失点するという部分に関してはもっと厳しくやっていかないといけないし、そこで流れをもっていかれたらJ1ではやっていけないと思う。もっと精度の高いボールがきていたら分からないところもあったと思う。決定機は何回も作られていたので、そのあたりはしっかり修正していきたいと思います。
(攻撃面は?)バランスを考えながら上がっていましたが、前半は少し上がりすぎたかなというところもあった。リスク管理もしっかりしながらやらなければいけないし、後ろでもっと話し合いながらやっていきたいと思います。
●大竹洋平
(先制点のアシストについて)立ち上がり、しっかり入ろうと意識していたしいい形で得点が決まったのでよかった。その後、もう少し畳みかけてもう1点取れればよかったんですけど、個人的にはミスが何回か続いてしまった。そこは少し課題だと思っています。早い時間に取れた分、前半もう1点取るチャンスを作れたと思うし、自分がもっとあそこで収められればチャンスになったと思う。
1点取られた後、連続で失点したことについては、気が緩んでいたわけではないですが、連続で失点してしまったので、ああいうところはしっかり反省しなければいけないと思います。
今日出た課題をしっかり反省して、またすぐに試合があるので、目の前の試合に集中してやっていくことが大事だと思います。
●岩尾憲
後半の最初のほうに少し押し込まれて、相手のやりたいことをやらせてしまった時間帯があった中で、タケ(武富)が決めてウェリが決めて、というところまではよかったんですけど、少し不運な形でPKを与えてしまった。その後も、空気自体は悪くなかったですが、勢いだけで前に比重を置きすぎてしまって、五分五分のボールが相手に渡ってしまった。あまりポジショニングもよくなくて2点目を与えてしまった。
(1点差まで迫られて焦りは?)雰囲気は悪くなかったですし、サッカーをやっていればそういうこともあるだろうという思うもあって焦りはなかったです。勝っていたし、やることを変えないでやろうよということはピッチの中でも話していました。その中で亮太(永木)のスーパーゴールが決まって、あれが本当に大きかったと思います。
やり続けたこと、また流れを相手に持っていかれそうになったところでああいうゴールが決まったりポストに当たるシュートがあったりというのは今年のチームのよさだと思う。課題はあるんですけど、自分たちなりの姿勢というのは出せたと思います。
●永木亮太
3点取ってからPKを取られ、そのあと相手の勢いもあって自分たちのプレッシングの仕方などしっかりできていなかった。ビデオを見返して集中してもう一度取り組まなければ、ここで気が抜けてしまうといけないので、チーム一丸となっていろいろなことを整理したい。
残り10試合で、昇格や優勝などありますが、もう一回原点に戻ってみんなで一緒に戦っていかないといけない。同じことを繰り返さないようにしたい。
(久々のホームでの勝利だが)自分は2カ月怪我して、チームも最近ホームで勝っていなかったので、なんとしても今日は勝点3を取りたかった。その意味では今日の勝利は大きかったんじゃないかなと思います。
(大量4得点に繋がったのは)水戸は前からどんどんプレッシャーに来て、ここ最近引かれるチームばかりだったので、逆に自分たちのよさを出せばたくさん点を取れるかなと思っていたので、洋平だったりタケだったりウェリがアイデアを出して前半から崩してくれていたので、それが4点に繋がったんじゃないかと思います。