第2節 vs V・ファーレン長崎
3月9日(日) 13:03 @長崎県立総合運動公園陸上競技場
HOME V・ファーレン長崎 | 湘南ベルマーレ AWAY |
0 | 0 | 前半 | 1 | 3 | ||
0 | 後半 | 2 | ||||
3 >3 | 勝点 | 3 > 6 | ||||
得点者 |
43分 宇佐美 宏和 82分 武富 孝介 89分 丸山 祐市 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 大久保 択生 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 秋元 陽太 | 37 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 36 | 岡本 拓也 | 0 | 3 | 遠藤 航 | 3 | DF | |
DF | 6 | 前田 悠佑 | 0 | 2 | 丸山 祐市 | 14 | DF | |
DF | 17 | 古部 健太 | 0 | 0 | 三竿 雄斗 | 17 | DF | |
MF | 11 | 神崎 大輔 | 1 | 3 | 宇佐美 宏和 | 4 | MF | |
MF | 22 | 井上 裕大 | 0 | 1 | 岩尾 憲 | 13 | MF | |
MF | 16 | 三原 雅俊 | 1 | 0 | 永木 亮太 | 6 | MF | |
MF | 8 | 野田 紘史 | 0 | 1 | 菊池 大介 | 10 | MF | |
MF | 7 | 奥埜 博亮 | 2 | 0 | 岡田 翔平 | 22 | FW | |
MF | 14 | 東 浩史 | 2 | 0 | ウェリントン | 9 | FW | |
FW | 40 | 小松 塁 | 1 | 3 | 武富 孝介 | 39 | FW | |
GK | 21 | 中村 隼 | – | SUB | – | 鈴木 雄太 | 27 | GK |
MF | 28 | 下田 光平 | – | 1 | 島村 毅 | 30 | DF | |
MF | 27 | 中村 祐哉 | 0 | – | 石川 俊輝 | 16 | MF | |
MF | 26 | 金久保 彩 | – | – | 亀川 諒史 | 26 | MF | |
MF | 24 | イ デホン | 0 | 0 | 藤田 征也 | 33 | MF | |
FW | 23 | 井波 靖奈 | – | – | 中村 祐也 | 11 | FW | |
FW | 18 | 佐藤 洸一 | 0 | 0 | 大槻 周平 | 19 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
1分 三原 雅俊■ 72分 前田 悠佑■ 76分 中村 祐哉■ |
7 | シュート | 14 | 63分 丸山 祐市■ |
11 | ゴールキック | 11 | ||
7 | コーナーキック | 4 | ||
11 | 直接フリーキック | 18 | ||
3 | 間接フリーキック | 4 | ||
3 | オフサイド | 4 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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4,294人 | 曇のち晴、弱風 | 14.1℃ | 38% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
川島 健 | 木村 博之 | 唐紙 学志 | 松井 健太郎 | 正木 篤志 | 太田 啓氏 |
試合後監督・選手コメント
監督コメント
●曺監督 総括
遠く長崎の地まで、たくさんのサポーターに来ていただき、去年はアウェイでなかなか勝てなかったんですけど、こうして勝利できて、サポーターの皆さんに本当の意味で勝利をプレゼントしたいと思っていました。今日来て下さった皆さんは本当の意味でのサポーターだと思いますので、テレビの前で応援して下さった方も含めて、ありがとうございますと言いたいです。
長崎の地に降り立ったのは個人的には初めてなんですけど、空港に降り立ったらすぐに海があって、山が近くて、現役の時に神戸にいたんですけど、神戸にすごく似た街だなと思って、スタジアムの雰囲気も素晴らしかったし、その中でやらせていただきました。
J2の中で旋風を巻き起こした長崎さんとの戦いで、我々がチャレンジャーという気持ちでやろうということで送り出しました。
前半はある程度思い通りにやれていたと思うんですけど、後半は少し相手の勢いに押されて、何度かセットプレーの危ない場面がありましたけど、全員でそこを凌いで、交代選手の3人が非常に頑張ってくれてなんとか流れを変えて、そこで2点取って3-0で終えられたということは、本当に選手たちの頑張りを称えたいと思います。
少し話はそれますが、いまチャンピオンズリーグをやっていて、それに出られないチームが戦うヨーロッパリーグというリーグが行われていて、その中でアヤックスとザルツブルグの試合を2試合とも見たんですけど、本当にその試合に強烈な感動を覚えました。ザルツブルグの試合、ぜひ皆さんにも見てもらいたいんですけど、90分走り通す、アヤックスに3-0、3-1の6-1で完膚なきままにアヤックスは何もできない180分があると。
では、湘南ベルマーレにそれを置き換えた時に、我々はもちろんそのチームにもちろん技術も戦術も経験も足りないかもしれないですけど、走るエネルギーというものに完全に負けているなと思った。前節、山形の試合に勝ちましたけど、後半少し守りに入ったところがあったので、今日はそういうチームに追いつくためにただ勝つということだけじゃなくて、エネルギーを届けられるように、感じてもらえるようにやらなければいけない。1-0で絶対に後ろに下がるな、とそういう話をずっとしていたんですけど、少しは選手たちに入ったのかなと思います。
ああいう試合が世界中で行われていることに、いち指導者として、いち人間として、本当にサッカーというのは素晴らしいと感じました。こういう仕事に携わらせてもらっていることに、本当に自分自身幸せに思わなければいけないし、選手たちもそう思わなければいけないと思っています。
改めてサッカーというのは素晴らしいと感じながらベンチに座らせてもらいました。
高木さんにはいろいろ勉強させてもらっていて、ヨーロッパにいった時にお話させてもらったり、監督の先輩なので教えてもらうことばかりです。
長崎さんはサッカーの本質を抑えて、球際やセカンドボール、走ることなど基本的なことを本当にしっかりされているチームだと思います。今日もまったくその印象は変わりませんでした。
今度、湘南でやる時はいいチームになって迎えることになると思いますので、その時また負けないように頑張りたいと思います。
●曹監督 質疑応答
–後半、相手の勢いに押されたということだがどのあたりに問題があったか?
長崎さんがシンプル前に佐藤選手を入れてこられて、ターゲットになって、そこのスペースランニングに合わせた時間を持たれたので、我々の攻撃のパワーが少し奪われた印象があります。長崎さんはが後半点を取るために、割り切ってシンプルにやってきました。それでも前の3人が収めて、シュートまで持ち込む展開までもっていきたかったんですけど、ボールロストする場面が多く、2列目の守備が間に合わない場面がありましたので今後の課題だと思います。そこは長崎さんのエネルギーにやられてしまったと思います。
●高木監督 総括
ご覧の通りなんですけど、非常に残念なゲームだったなという印象です。率直に言えば残念だったな、と。ただ、後半は何とか選手たちも頑張ってくれて、流れに関しては変えることは出来たなと思います。だけど、最終的にゴールが取れずに追加点を許してしまうというパターンはサッカーには良くあります。どうしても前がかりになってしまうとポジショニングの悪さから、ボールを奪えない、ファールをしてしまったりという悪循環はしょうがないんですが、そこは我々もどうしようもないという訳ではないですけど、ある意味覚悟しながら進めていくので、その辺に関しては本当にしょうがないなという形です。トータル的に0-3で負けて非常に残念という印象ですし、負けて得るものがあったと思わなくてはいけないというゲームだったかなと思います。
●高木監督 質疑応答
–後半、ポジションを何人か変えたのはどういう状況を作り出したいと思ったのか?
球際の勝負で全て負けているので、全てがそこから問題が起きていることを伝えて、後半は結構ファイトしてくれましたが、それがやっぱり前半からなければいけなかったと思います。出せなかった原因が何かというと、それが、これだというのはないと思いますが、ひとつは僕自身ももっと闘牛場に入った牛のように、入った瞬間から暴れまわって跳びかかっていくような、そういう位のテンションの上げ方をすれば良かったのかなとか、そういうのもあります。ちょっと話はそれましたけど、前半の流れとしてはそういうところが一番の原因で、戦術とかラインがとか、距離感がとかじゃなくて、球際が負けているので出来なかったんだと思うし、そういうところから全てが始まっているという印象です。
–後半は押していたという話だが、サイドから攻めるだけではなく斜めからボールを入れることでサイドがより生きていたように感じた。そういう攻撃についてはなにか監督から指示はあったのか。
斜めにというのは僕はよく分からないです。そんなに斜めにというボールを使いながらというのはなかった印象ですが、中央から斜めに動くような、要は相手の背後をとることを徹底してやりなさいという話はしました。なぜなら、相手の目の前でしか前半はボールが動いてなかったですし、ならば、相手の背後へボールを入れて、相手を裏返すシーンを多く作った中で、深いところに行きながら繋ぐ工夫しなきゃいけない、アイデアを出さなきゃいけないという話をして、後半はやったつもりです。
斜めというのは僕もちょっと分からないですが、とにかく背後に出るときに選手に関しては単体で動くのではなくて、最低二人で連動しながら動いていかなくてはいけないという話はしたので、多分そういう流れでそういう動きがあったのだと思います。
–後半、流れを掴んだが終了間際に失点した。点の取られ方について感じたことは?
何がないってわけでもないですし、サッカーの流れとしてはこうなっちゃうんだなあというか、2点取られた時にはそう思いました。でも、点を取りに行くから点を取られていいというルールではもちろんないですし、それはやっぱり守れないといけない。逆にシュートとか危ないところで攻めきれるかというところで、攻めきれない分でそういう失点をしてしまったシーンがあったんだと思います。
でも、正直言って相手を褒めるしかないです。あそこまでやられたら。例えば、リスタートのこぼれ、弾き返して、そのあと相手に弾き返されて、また弾き返せなかった。そしてこぼれた所にシュートで、奇しくも武富くんが決め、ちょっと悔しいんですけど。3点目のフリーキックに関しても、誰も邪魔することができなかったので、相手を褒めるしかない部分ももちろんありますし、もっともっとチームとして強化しなくてはいけないという部分もありました。
–曺監督と何かお話をしていましたが、何を話されたのか?
大した話ではないです。ザルツブルクとアヤックス戦を見ました?みたいなそんな話をしました(笑)。僕は見てないから、今度見ますという話をしました。あとは、特に誰がどうだったという話はしていないです。
––山口貴弘選手が今回条件として出られなかったことに関して、抜けた戦い方はどうでした?
そこには前田が入ってプレーしましたが大きな問題はないです。どこかがずらしていくことでひずみは出たのかもしれないです。ただ、いない中でDFラインのオーガナイズやカバーリングはできるだけのパフォーマンスは出してくれたと思います。
選手コメント
●丸山祐市
(ゴールについて)壁の位置とキーパーの位置を見て、キーパーが真ん中に立って、ウェリと航(遠藤)が壁の中にうまく入ってくれてちょうど隠れてたので、キッカーの位置にいた亮太さん(永木)と征也さん(藤田)にちょっといいですかって言って蹴らせてもらいました。入ったのでよかったです。
(2試合連続の完封勝利は?)ゼロで抑えられたのはよかったと思います。でもそれは後ろだけじゃなくて前の選手がうまく限定してくれたから取りやすかった。前からの守備があってこそ後ろが楽に奪えたと思う。後ろも陽太さん(秋元)の後ろからの声があって、陽太さん中心にどうしていこうかという話をしているし、うまくチームがまとまっているし、ピッチの中で自立できてきているところがゼロにも勝利にも繋がっていると思います。
(FKのディフェンスは?)練習から、コーナーやFKの守備は集中してやれているし、今日遠征に来れていないメンバーも本当に一生懸命やってくれている。チーム全員で一生懸命やれていることがそういう対応に繋がっていると思います。練習でやっていることが試合でやれているということだと思います。
●宇佐美宏和
(ゴールについて)ウェリントンのシュートがどこにいくかは分からなかったけど、こぼれてくるだろうと思ってこぼれを狙っていました。ちょうどきたのでよかったです。
もっと早めに点をとりたかったしもっと勢いをもっていきたかったんですけど、あの時間帯でとれて、その後後半は相手のペースになりましたけど、そこから2点目、3点目がとれたことはよかったと思います。
ただ、相手のミスに救われているという部分もあると思うので、まだそのあたりはしっかり詰めていきたいと思います。
今日も最初から走ったし、みんなで最後まで走り続けたことは勝点3に繋がったと思うので、続けていきたいと思います。
(次に向けて)みんなでいい準備をするだけだし、次はまた誰が出るか分からない状態。その中で自分たち一人ひとりができることを突き詰めていければ、結果に繋がると思います。
●武富孝介
(ゴールについて)早い段階でとれたことがよかったです。前半もチャンスがあったのでなんとか決めたかった。点が入ると自分の中でも落ち着いてプレーできるし気持ちも楽になるので。
身体が動くので、あとは頑張って走るだけだと思って入りました。
今日、3月9日じゃないですか?だから…何か決めるチャンスをくれたんじゃないかなと思って(笑)。背番号、39番にしてよかったなと。
(前からの守備については)それは去年と一緒ですけど、継続していつもどおりやれていると思います。もう少し後半も前からいけたらいいのかなと思うんですけど、どうしてもロングボールを蹴られた時に拾えなくなってきて、そうすると相手のリズムになってくるので気をつけたい。
後半の最初から20分くらいまではうちのリズムではなかったと思うので、そういう時にもう少し前で収めたり、一人でキープするのは難しいので、前の3人のコンビネーションだったり体を張るところは張ってキープして、収められればよかった。
次節に向けて、連勝はできましたいけど連勝という気持ちにならずにもっともっと勝ちたいという気持ちで戦っていきたい。去年の反動じゃないですけど、勝ちに飢えているので貪欲に頑張っていきたいです。
●秋元陽太
先制できて、その後少しピンチがありましたけど、2点3点と入ったのでよかった。走り負けないということがこの試合のテーマというか、言われていたことでそれができたので勝てたんだと感じています。
(無失点については)セットプレーでやられていないことがまず大きいと思う。セットプレーで失点するのは本当にもったいないので、そういう意味ではやられていないのはいいことだと思うので継続していきたいです。
あとはシュートもペナルティエリアの外からが多いし、いい形で打たせていないので、それは本当にボランチの亮太(永木)とか前の選手との距離感がいいからだと思う。しっかり続けていきたいです。
僕自身は、試合に出始めて3年目なので、もっと落ち着いてやらなければいけないと思っています。本当にみんなが守ってくれるチームなので、自分が迷惑をかけないようにと毎試合考えてやっています。
●岡田翔平
相手のロングボールに付き合ってしまう場面が多くなってしまって、間で自分やタケ(武富)が落ちて起点になるということが少なかった。前半の途中から、先制点をとったところなどは間で受けて僕からタケに渡してタケがサイドに振ってとか、そういう風に起点になれた時はいい形を作れたので、そういう回数をもっと増やしていけたらと思います。
後半は少し相手がおせおせできて、前で孤立することも多かったと思います。そういう時に頑張ってもっとキープができたらよかった。そこが自分の課題でもあると思います。
(オフサイドになったゴールシーンもあったが)次にまたああいうチャンスがきたら、今度はオフサイドにならないようにしっかり決めていきたいと思います。