第26節 vs ファジアーノ岡山
8月10日(日)19:03 @kankoスタジアム
HOME ファジアーノ岡山 | 湘南ベルマーレ AWAY |
0 | 0 | 前半 | 0 | 0 | ||
0 | 後半 | 0 | ||||
43 > 44 | 勝点 | 68 > 69 | ||||
得点者 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 中林 洋次 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 秋元 陽太 | 37 | GK |
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DF | 19 | 久木田 紳吾 | 0 | 1 | 遠藤 航 | 3 | DF | |
DF | 3 | 後藤 圭太 | 0 | 0 | 丸山 祐市 | 14 | DF | |
DF | 25 | 田所 諒 | 0 | 0 | 三竿 雄斗 | 17 | DF | |
MF | 26 | 田中 奏一 | 1 | 2 | 藤田 征也 | 33 | MF | |
MF | 10 | 千明 聖典 | 1 | 2 | 菊地 俊介 | 2 | MF | |
MF | 50 | 上田 康太 | 1 | 1 | 岩尾 憲 | 13 | MF | |
MF | 38 | 三村 真 | 2 | 1 | 亀川 諒史 | 26 | MF | |
FW | 32 | 片山 瑛一 | 1 | 1 | 菊池 大介 | 10 | FW | |
FW | 8 | 石原 崇兆 | 1 | 7 | ウェリントン | 9 | FW | |
FW | 30 | 清水 慎太郎 | 2 | 0 | 武富 孝介 | 39 | FW | |
GK | 22 | 椎名 一馬 | – | SUB | – | 梶川 裕嗣 | 21 | GK |
DF | 4 | 近藤 徹志 | 1 | – | 島村 毅 | 30 | DF | |
DF | 6 | 竹田 忠嗣 | – | – | 石川 俊輝 | 16 | MF | |
MF | 17 | 島田 譲 | – | 1 | 中村 祐也 | 11 | FW | |
FW | 20 | 妹尾 隆佑 | 0 | 0 | 岡田 翔平 | 22 | FW | |
FW | 14 | 押谷 祐樹 | 0 | – | 吉濱 遼平 | 29 | FW | |
FW | 13 | 久保 裕一 | – | 2 | 樋口 寛規 | 40 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
35分 千明 聖典■ 40分 田中 奏一■ |
10 | シュート | 18 | 44分 武富 孝介■ |
13 | ゴールキック | 6 | ||
3 | コーナーキック | 6 | ||
15 | 直接フリーキック | 17 | ||
1 | 間接フリーキック | 0 | ||
1 | オフサイド | 0 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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9,811人 | 曇、無風 | 27.1℃ | 83% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
松山 吉之 | 家本 政明 | 小椋 剛 | 岩田 浩義 | 宮部 範久 | 山下 和也 |
試合後監督・選手コメント
監督コメント
●曺監督 総括
台風が迫っていて試合の開催も危ぶまれる中、湘南からたくさんのサポーターに来てもらい、また岡山のサポーターも、本当にいい応援をされていて、僕も影さん(影山監督)もドイツにいましたが、そういうようなスタジアムの雰囲気になったなということに改めて感動しながら指揮を執らせてもらいました。
ゲーム自体は3試合連続で引き分けて、今日も勝点3を取れなかった、と思っています。ただ勝点2を落としたと見るのか、アウェイで勝点1を取ったと見るのかは、後々の自分たちのパフォーマンスによって決まってくるかな、と思っています。全体を通して岡山さんは17回負けなしで、継続して影さんがやられているチームとしての勢い、大事にしていることを積み重ねてここまできていることは映像を見てもわかりました。
ただ我々は今回、岡山さんにチャレンジしたつもりなので、チャレンジャーとして言うと、今日の試合、シュート数はいくつかわかりませんが、相手陣内で攻め込む回数、人数をかける回数、それから奪い返す回数、アタッキングサード、ミドルサードで奪い返す回数というのは、湘南はJ2で一番なんですけど、何も下を向く理由はないと思います。
岡山さんもクリーンファイトで頑張ってこられた。それに対して我々は受けずに、仕掛けて行く試合が出来たと思ってるし、今日出た選手たちは、本当によくやってくれたと思っています。お互いがいい試合をしようという気持ちがこのピッチに色濃く出て、監督としても充実感があります。
勝ってないのに何言ってるんだと言われるかもしれませんが、今日出た選手たちの、要は点数やアシストだったりという、数字に表れない努力というのは僕が一番分かっているので、今日相手より走ること、戦うこと、球際の強さだったりで上回れたと思ってるだけに、最後1本、ねじこめたら良かったんですけど、そうはうまくいかない試合っていうのがこれから試練になっていくので、そういうふうな気持ちでいます。
カンスタで試合をすると、一昨年も完膚なきまでにやられて、その前もなかなか勝てなかったなって、本当にやりづらいなって思うスタジアムに、また2年経ってなっていて、えらそうな言い方ですが、岡山さんの成長を間近に感じながら試合をさせてもらって、1戦目とは岡山さんも我々も違ってきている中で、今回のほうがいい試合になったと思っています。
我々は今首位にたまたまいますけど、1試合1試合、この試合を見た人に、面白かったなと、アグレッシブでよかったなと、お金を払う価値があったなと感じてもらえるような試合をしなきゃいけないと思っているんで、来週の栃木さんに対して、その気持ちを忘れずに、また謙虚に一歩ずつ向かって行きたいと思います。
●曺監督 質疑応答
–ウェリントン選手にアクシデントがあったように見えたが、選手交代は意図通りのものだったか?
ウェリントンはどこかに当たってちょっと息苦しいと言っていて、それはそんなに関係ありません。
結果が出ていないので機能できたとは言えませんが、前半よりチャンスの数は増えたと思うし、あと一歩のところまでは行ったんですが。
最後に後ろを1枚少なくして、4枚で、祐也(中村)の決定力も使おうと行った。結果は出なかったですが後悔はしてないですし、いつも勝点3を狙うためにプランを組んで彼らに託しているところはある。もしかしたらカウンターで失点していたかもしれないですけど、そのリスクを避けて攻めないというのは、我々のチームでは悪なので、選手たちが最後まで相手に向かって行くエネルギーは大事にしてあげたい。切った3枚の交代カードを含めて、最後まで相手のゴールを狙う意欲はよく出してくれたと思っています。
–前半戦での対戦から、岡山が変わった点については?
シンプルに戦うところとか、足を止めないで最後まで身体を張るところは、あの時の印象とはまったく違います。それはたまたまあのときがそうだったのかもしれないんですけど、ここ最近、岡山の結果が出ているとおりの試合だったと思います。それに対してうちが受けて立ったわけじゃないですけど、シンプルに戦う姿勢は、間違いなく上がってきている印象はありました。
●影山監督 総括
まずは、素晴らしい雰囲気でしたね。台風の影響でどうなるかと思われていた中、これだけの岡山の方に入っていただいたスタジアム、湘南からもたくさんの方々に来ていただいた、そして両方が力を出し合ったスタンドとピッチ上の空気感っていうものは、今のJ2、いろんなところで試合をしていますけど、なかなか醸し出せない雰囲気の中、ゲームを出来たことは非常に、うれしく思いました。もっと言うとウォーミングアップ中に虹が出たり、月が出たり、こんなに美しい風景が世の中にあるんだなと、大げさですけど(笑)。勝っていたら、忘れられない風景になっていたんですが、そこまでは行きませんでした。
今年のJ2を突っ走っている湘南ですので、さかのぼれば4月の湘南戦では、走力的にも、技術的にも、戦闘能力的にも負けてしまった。それが私も選手も非常に悔しかったんですね。ホームで戦う時には、岡山の仲間の力を借りつつ、走る湘南に走り勝とうじゃないかと新たにトレーニングを始めたんです。さすがに走りながらもクオリティの高い湘南相手だったので、難しいゲームでしたが、うちの選手たちも本当によく走ってくれたなと思っています。
ゲームの後半になって、終わりくらいに何度かカウンターのチャンスがあったんですけど、最後の最後、何とか走ってこのゲームこじ開けてやろう、というようなところでの相手を上回って走りきるところは、うちの選手たち、やっぱり走れるなと改めて思いました。カウンターの応酬のような試合になるので、相当入ってると思いますけど、ここを勝ちきるためには、あの走力を生かしながら、もうひとつクオリティを上げなきゃいけない。走るだけでは勝てない。その中から、しっかりボールを収めて上がって来る人間をさらにスピードに乗った走りをさせてあげるとかですね、何度かあった、カウンターから前に向いているチャンスをピンポイントで合わせる、もう1枚入っていく、などの運動量と、受け手、出し手のクオリティを上げないと、このクラスのチームから勝点3を奪うには届かないのかなとか色々思うゲームでした。
ただお互い力を出し合って、こういう素晴らしい雰囲気の中でゲームをして、こういったものをさらに勝点3に繋げられるように、残り16試合、1試合1試合成長しながら、最後の試合に向かっていけるようにしていきたいと思いました。
●影山監督 質疑応答
–前半はボールを保持して敵陣に入る回数が多かったが、後半はなかなか出来なかった。それは速い攻撃にシフトしようと思っていたのか、やらせてもらえなかったのか?
僕からはとくに指示は出していないです。ただボールを奪えなくなった部分と、行っているけれど相手の出力が上回っている部分と、それから一旦スペースをなくしてからだったら、俺たちやられない、ボールを奪えるなっていうことも、もしかすると前半のうちに生まれていたのかもしれないですね。
ですから前半よりは奪えなくなっていたけど、ゴールの匂いがしたのは後半だったかもしれないですね。でももっとボールを持って時間を作らないとばててしまう、という2つの違う考えを自分たちの方に舵を切っていこうと思いながら時間が経過していった。僕も選手も、そんな感じだったんじゃないかと思いますね。本当はもっと持ちたいですけどね。
–前半戦の対戦時とはチーム状況が違うが実際に戦ってみて、上がった部分、まだという部分については?
前半戦で戦った時、我々の戦い方は別にして、まず切り替えの速さ、終わった後、戦闘能力という言い方をしたと思うんですが、実際に相手の身体の強さに負けてピッチの上で転がってしまう場面が多かったんですね。
これはデータを出して選手に伝えたんですけど。ピッチの上でころころ転んでないで逞しくなっていこうぜと言いながらトレーニングを続けて。まだ上回るまで行きませんが、戦闘能力として伍して戦うまでは行けたかなと、思います。ただそこから勝点3に持って行くためには、全員で連動して奪った、相手がそこを潰しにくるのが速いってことはわかっているんですね。そのための判断、動き出しを早くする、囲まれる前に攻撃に転じてしまいたいんですが、そこの数は少なかったですね。そういった部分はもっとトレーニングの中で磨いて、期して戦うだけじゃなく、さらに上回れるようにもっと厳しいトレーニングをしていきたいと思います。
選手コメント
●三竿雄斗
相手も同じフォーメーションで同じようなことをやってくる中で走り勝つことだったり、運動量という面では上回っていたし、ゴール前に行く回数は相手よりも全然多かったと思うんですけど、でも最後の精度のところがまだ足りなくて、無得点に終わってしまったことは残念です。
ただ、ゼロで抑えたことは収穫ですし、やっている内容は悪くないので、あとは本当に最後のところだと思います。こういうサッカーを続けていけば絶対に上は見えてくると思うので、下を向かずに続けていきたいと思っています。
(監督から“チャレンジャーとして戦う”という話があったが?)相手どうこうという前に、自分たちのサッカーの限界に挑戦するということを監督は常に仰っていますし、今の力のままでは、J1に上がったとしても同じことの繰り返しになってしまうし、そういう意味でも、自分たちのサッカーに磨きをかけることが結果に繋がると思うしその先にも繋がると思っています。そういう意味で、日頃からチャレンジャーということはみんな当たり前のように感じてやっていると思います。
(次節に向けて)また1週間しっかりトレーニングを積んで、栃木戦で結果を残せるようにやっていきたいと思います。
●秋元陽太
チャンスもあったんですけど、最後の一本が決まらず、それが決まっていれば勝てた試合だったと思います。でも決して悲観する内容ではないので、前を向いて、胸を張って、これからもやり続けることが大事だと思っています。
3試合で3分けですけど、失点は1なので守備面ではいいほうに捉えていきたい。僕たち後ろの選手は、本当に前の選手を信じているので、決めなきゃいけない、みたいなプレッシャーに感じてほしくないし、これまでどおり続けていけば得点は必ず奪えると思うので、続けていくことが大事かなと思っています。
相手のカウンターは警戒していましたが、DFラインがしっかり体を張って守ってくれたし、全員で抑えたと思っています。
●丸山祐市
なかなか得点が奪えない状況でしたが、ただ負けてはいないのでポジティブに捉えてやっていきたいと思います。
自分たちとしては崩しの部分がもう少しだなということは感じています。そのあたりの課題はしっかり詰めていきたいと思います。
勝点3をとれればそれに越したことはないですが、勝点1でも、それはあとあとに響いてくるものだと思うので、負けていないということをポジティブに捉えていきたいと思います。
(岡山の印象は?)前回対戦した時より相手は走っていましたしアグレッシブにきていて、守備意識もすごく高かったと思います。
(台風の影響は?)台風がきても自分たちのサッカーをするだけですし、それは岡山さんも同じ条件の中でやっているので、そういうことにはあまり気になりませんでした。
次節はまたアウェイですけど、ここ3試合引分けということで、サポーターの皆さんも勝利を期待してくれていると思いますし、勝利に向かって練習からしっかりやっていきたいと思います。
●岩尾憲
今は試合内容どうこうよりも、自分がまだまだだということを感じています。ゴールに近いところで仕事をするのがプロだとしたら、自分は本当にプロではないなと痛感しています。
それ以外のところのクオリティというのは、積み上げてきたものが出せているところもあったし、全部悪かったわけではないですけど、あと一歩相手にとって嫌なとことで何ができるかというところを考えると、そこのクオリティがまだまだ足りないと思います。
確実に通すとか気持ちを込めて打ったシュートがネットを揺らすとか、そういうところを、自分はまだまだ磨かなければいけないと思っています。