第1節 vs モンテディオ山形
3月2日(日) 16:04 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | モンテディオ山形 AWAY |
1 | 1 | 前半 | 0 | 0 | ||
0 | 後半 | 0 | ||||
0 > 3 | 勝点 | 0 > 0 | ||||
20分 ウェリントン | 得点者 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 37 | 秋元 陽太 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 清水 健太 | 1 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 3 | 遠藤 航 | 0 | 0 | 山田 拓巳 | 6 | DF | |
DF | 14 | 丸山 祐市 | 0 | 0 | 當間 建文 | 17 | DF | |
DF | 17 | 三竿 雄斗 | 0 | 3 | イ ジュヨン | 23 | DF | |
MF | 4 | 宇佐美 宏和 | 0 | 3 | 舩津 徹也 | 5 | DF | |
MF | 2 | 菊地 俊介 | 0 | 2 | 宮阪 政樹 | 15 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 2 | 0 | ロメロ フランク | 24 | MF | |
MF | 10 | 菊池 大介 | 2 | 1 | 山﨑 雅人 | 30 | MF | |
FW | 8 | 梶川 諒太 | 0 | 4 | ディエゴ | 11 | MF | |
FW | 9 | ウェリントン | 1 | 0 | 中島 裕希 | 9 | MF | |
FW | 39 | 武富 孝介 | 2 | 0 | 萬代 宏樹 | 18 | FW | |
GK | 27 | 鈴木 雄太 | – | SUB | – | 兼田 亜季重 | 16 | GK |
DF | 30 | 島村 毅 | 0 | – | 石井 秀典 | 3 | DF | |
MF | 13 | 岩尾 憲 | – | – | 石川 竜也 | 13 | DF | |
MF | 26 | 亀川 諒史 | – | 0 | 伊東 俊 | 10 | MF | |
FW | 19 | 大槻 周平 | 0 | – | 秋葉 勝 | 19 | MF | |
FW | 22 | 岡田 翔平 | – | 0 | 汰木 康也 | 25 | MF | |
FW | 29 | 吉濱 遼平 | – | 0 | 川西 翔太 | 29 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
37分 梶川 諒太■ 40分 武富 孝介■ 45分+2 梶川 諒太■ 89分 ウェリントン■ |
7 | シュート | 13 |
21分 ロメロ フランク■ 31分 山田 拓巳■ 55分 ロメロ フランク■ |
13 | ゴールキック | 8 | ||
3 | コーナーキック | 8 | ||
13 | 直接フリーキック | 14 | ||
2 | 間接フリーキック | 3 | ||
2 | オフサイド | 3 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
|
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選手交代 | ||
|
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
7,234人 | 雨 | 5.7℃ | 82% | 全面良芝、水含み | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
入江 勉 | 村上 伸次 | 手塚 洋 | 小椋 剛 | 上村 篤史 | 岩崎 洋 |
試合後監督・選手コメント
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
監督をやらせてもらって、去年8月の終わりに仙台に勝って以来ホームゲームで勝ってなかったと思います、約何ヶ月ぶりでしょうか。半年ぶりくらいにホームで勝てたということは、選手たちの頑張りを本当に素直に讃えてあげたいと思います。昨日J1が始まってグギョン(ハン:柏)とか薫(高山:柏)とか和成(大野:新潟)とか、去年我々と一緒に戦っていたメンバーが一生懸命頑張ってたんで、やっぱりあのステージに戻るために今年一年やっていこうという話を改めてしました。今日、初めて我々のエンブレムを付けてピッチに立った選手たちも含めて、いろんなことがありましたけども、その中で崩れずに最後まで得点を守りきれたというか、勝ちに繋げることができた。それは、今までの湘南スタイルと少し違った形になったかもしれないですが、湘南スタイルは勝ってこそスタイルであって、走るとか若いとか元気があるなんてことは、所詮気休めに過ぎないみたいなことを、今年ずっと言ってきました。そのことをキャンプを通じて選手たちもよく理解して、最後のところ割らせないことだったり、やって良いこといけないことをしっかり整理するとか、まだまだ足りないところはありますけど、少し大人になってきたかなという感じはしました。
残り41試合あるので、我々は本当に一戦一戦勝つことだけに集中してやっていきたいし、去年J1、一昨年J2でやってきて、自分たちがやらなきゃいけないことというのが、選手たち自身が一番理解できていると思うので、僕も今いる選手たちと一緒にまた新しい自分たちの行き道というか、トンネルを抜けてまた歩いて行くといろんなことに出会うと思うんですけども、そういうことを一個一個、変な意味じゃなくて楽しみながら今年一年やっていきたいと思います。
今日はありがとうございました。
●曹監督 質疑応答
–10人になってハーフタイムにはどんな話をしたのか?
もちろん数的不利になっているので、形は変えなくていいと、前のほうは1人減ったので2トップ気味になっていましたが。当たり前ですが、ちょっとボールを持たれても後ろに引きこんでということを言いましが、いままでならリトリートと言うと下がり過ぎて良さが出なかったですが、今年のチームは状況判断や、10人になってからの戦い方という部分では、トルコキャンプでも何回かやったので、慌てずにやれという話をしました。
逆に相手のほうも1人退場したので、そこからのほうが僕のなかではすこし難しくて、選手も10対10になって自分の前にスペースが広すぎるので、風下だったこともあり、戦い方がそこからはすこし難しかったですね。
とにかくスタイルに状況判断を加えないと、ただスタイルを貫いてやったからいいわけじゃない。
たとえば受験勉強に例えると、ここからここまで勉強していれば合格するだろうというところと、大学のレベルが上がるとその応用を利かせていろんな想像をして問題を解かなければいけない。この話が当たっているかは分からないですが、チームとしてはそこまで来ていると思うので、相手の状況、今日なら天候とか、それこそ置かれている得失点の状況で、相手が来るなら待ち構えてカウンターを仕掛けなければいけないし、逆に相手が下がっているのであれば懐に入っていかなければいけない。
そういう状況判断が我々には足りなかった。それを今日10人になったときに同じように指示できたのは、彼らがそこを理解できる年齢、経験を積んでいるという僕なりの判断なので、そこが長く監督をさせてもらっているひとつのチームとしてのメリットだと思います。デメリットもたくさんあると思いますが、メリットを最大限活かせるように今季やっていきたい。ということで、そういう指示をしました。
–守備陣には新しく入った選手も並んだが、守備についてはどのぐらいできたか?
前半に関してはほぼ問題なかったですね。相手陣からプレッシャーをかけてどこを狙っていくと。
去年とは、詳しくは言えないですが戦術的なことを2、3変えていることもあるので、それが相手に対してうまくいったかなと思います。ただそれが90分できるかというと、今日は退場者が出たのでなんとも言えないんですけど、基本的には我々のストロングはどの相手に対しても出していこうと思っています。
–10人対10人になってから山形にボールを持たれていたが、狙い通りなのか、もう少しなんとかしたかったか?
本当は同数になった時にもう少しサイドを起点にシュートで終わる形をつくりたかったのですが、風下だったのでGKのボールが出たり、風の影響でボールを持つ段階になると相手が入れてくるボールにはスピード感があって難しかった。
ただ戦術的に問題があったとは思っていないので、逆に言えば、風の影響で押し込まれたときに後ろが下がり過ぎないで、今日打たれたシュートはほとんどボックスの外だと思う。なかで打たれると失点の確率が増すと思うので、そこはハーフタイムに指示したが、外のシュートを打たれていいというわけではないが、ペナから下がらない意識は最後までうまくいったと思います。ただおっしゃるように欲を言えば相手のCBやSBにもうすこし蓋ができればよかったんですけど、僕はちょっと風の影響が大きかったかなと思います。
●石崎監督 総括
今シーズンから監督を始めて、館山から長崎、宮崎と合宿に行って、みんな合宿疲れがあるなかでよく頑張ってくれたんじゃないかなと。
ただ、前半攻撃のところでもっと積極的に前にボールを運ぶ意識がなければなかなかシュートまで行けないんじゃないかなと感じました。
前半の途中からいいかたちで前へボールを運べて、いいかたちでシュートを打てるようになった。後半はそのかたちで相手を押しこめた。ただ下がった相手に対してどう崩していくかというところはまだまだ改善の余地があるんじゃないかなと思います。
開幕戦、残念な結果になってしまいましたが、選手たちはやろうとしていることを随分ゲームのなかで出してくれたと思いますし、1週間しっかりトレーニングして次の札幌戦に向けて頑張っていきたいと思います。
●石崎監督 質疑応答
–数的優位になり、同数になり、そのあとの試合の展開としてはどのようなかたちを求めたのか?
点を取りに行くために、後半数的優位になったが、早い時間帯に数的同数になり、さらに点を取りに行かなければいけないということで1ボランチにして、さらに攻撃的にいけるように、メンバーチェンジもやっていった。いいところもあったが、最後なかなか崩せなかったところがあるんじゃないかと思います。
–その中で、汰木選手を起用したが、どのようなプレーを期待したか?
彼はドリブルに特長があるので、相手が固めているなかでドリブルで相手のバランスを崩してくれるようにというかたちで入れたが、ゴールに向かうドリブルがまだまだ少なかったんじゃないかなと思います。ただ高校を出てすぐJ2のゲームだったので、次のゲームではそういう積極性を出してもらいたいと思います。
–山形から多くのサポーターが駆け付けていたが?
本当にこの雨の降る寒いなか、山形から応援に来ていただいて、期待に応えられなかったのは大変残念でしたが、今年やろうとしているサッカーは十分見せられたのではないかと思います。
–失点の場面を振り返ってどうか。
相手のフリーキックのゴールがすごくよかった。いいところにいいスピードの球が入ってきて、GKとDFのあいだに素晴らしいボールが入って、そこに相手のFWが飛び込んで決めた。素晴らしいゴールじゃないかと思います。
–その時のDFの対応としては?
DFというよりも、いいボールが来ていいタイミングで合わせるとゴールは生まれるので、それはほんとうにいいボールが来たらしょうがないのではないかと思います。
–次の札幌戦に向けて意気込みを。
前半の立ち上がり、攻撃のところでとくにボランチの位置から横と後ろへのパスがあまりにも多すぎたのではないかと。もっとあの位置から前にボールを運べるように積極性が出てくればもっとよくなるのではないかと思います。頑張ります。
–キャンプでの成果はどのあたりのプレーに表れているか?
失点のシーンですが、フリーキックで入れられた。流れのなかでやられていないというところ。ただどうしてもまだディフェンスラインが始めて1カ月で、ラインを揃えるところにギャップができてしまう。そこはもっともっと改善していかなければいけないと思います。ただ合宿のなかで取られたあとの切り替えとか、きょうは相手が3バック、キャンプ中は4バックの相手に対してどうボールを奪いに行くかというトレーニングをずっとやってきていたら、3バックに対するプレッシャーの掛け方をこの1週間で対湘南ということでやってきていたが、選手はよく言われたことを守ってやってくれたんじゃないかなと思います。とくに1カ月しかない部分、ディフェンスのところを改善したいというところで、取られたあとの切り替えやボールへのアプローチは随分出てきていたのではないかと。
ただ攻撃のところでまだまだ横と後ろへのパスが多いんじゃないかと。もっと前に運んでいく、あるいは守られたときにどう崩していくかも、引き続きやっていかなければいけないのではないかと思います。
選手コメント
●永木亮太
(途中10人になったが)去年も経験したことだったし、去年はそこで結果を出すことができなかったけど、その経験が今年に活きていたと思う。10人になってもブレずにやり続けて、マル(丸山)と三竿と航(遠藤)と陽太くん(秋元)中心に後ろが粘り強く守ってくれて、厳しい試合でしたけど、開幕戦で勝点3をとれたことはすごくシーズンの中でも大きかったと思うし、よかったと思います。
(菊地選手とのダブルボランチは)公式戦では初めてだったんですけど、キャンプ中からいいコミュニケーションをとれていたし、お互いの関係性もいいものが築けていたので、それが今日の試合にも反映されていたと思います。まだ反省点はありますけど、悪くはなかったと思うので、このまま続けていきたいと思います。
(次節に向けて)長崎とは戦ったことがないですがスタイルは少し似ていると思うし、そういう相手にしっかり勝点3をとって、強い湘南ベルマーレを証明したいと思います。
●ウェリントン
FWとして絶対に点をとらなければいけないと思っていました。最初の試合でゴールが決められて本当に嬉しい。
サポーターが90分間ずっと歌を歌ってくれ、名前を呼んでくれていた。それに応えたいと思ってプレーしました。
今日の試合は苦しい時間もあったけど、いいキャンプができたのでその成果が出せたと思う。苦しい時もあるのがサッカーなので、その分やらなければいけないと思っていた。
(次節に向けて)ホームもアウェイも関係なくベルマーレのスタイルを出す。絶対に勝点3をとって連勝したいと思います。
●丸山祐市
10人になってもやることは変わらないので、チームが勝つために自分がどうプレーすればいいのかということを一人ひとりが考えたうえで戦えたことがよかったと思います。
トレーニングでやっていることを変える必要はなかったし、初出場の選手もいて難しいところもあったかもしれないですけど、勝点3がとれたことはよかったと思います。
ディフェンスとしては、裏一本でやられないということを意識していました。守備にいくタイミングやリスクマネジメントなどバランスを考えてやっていました。10人になったので、今日は自分の特徴を活かすプレーというよりは、勝つためにどうすればいいのかを考えていました。
(10人になった時どう思ったか)後半に入る時、自分が感じたのは、この状況を逆に楽しもうということ。なかなかこういう体験もできることではないので、この状況を乗り切ればチームの自信にも繋がると思った。カジ(梶川諒)や今日試合に出ていなかった選手の分も、気持ちを込めて戦いました。
●遠藤航
いい形で点は取れましたが、前半で退場者が出てしまい、後半は攻撃的に行くというよりはしっかりスペースを埋めながら守備をしました。
チャンスがあれば出ていくという戦い方になってしまいましたが、でもゼロで抑えて最後守り切って勝点3を取れたことが今日は大事だったと思います。
(ひとり少なくなってから)前からあまりプレスに行きすぎないでスペースを埋めることと、ボールを動かすようにさせることを意識していました。
(新加入選手とのコンビネーションについては?)キャンプや練習でコミュニケーションは取れていますし、とくにディフェンスラインの祐市くん(丸山)とか三竿くんとかとは、しっかりコミュニケーションを取りながら試合をやってきたので、全然問題なく入れました。
(次節に向けて)難しい試合でしたが勝点3を取れたことが今日は大事だったと思うし、来週はまた難しい試合になると思いますが、そのなかでも湘南らしさをもっと出して、次も勝点3を取れるように頑張りたいと思います。
やっぱりサポーターの皆さんとダンスを踊れることは僕らにとっても嬉しいですし、これからも応援してくれる皆さんに勝利を届けて、一緒にダンスを踊りたいです。
●菊池大介
10人になる前まで、やりたいサッカーとか狙っている展開に持ち込めていたので、10人になってもブレずに、崩れることなく1-0で勝ち切ったということは、キャンプだったり今までやってきた練習の成果だと思います。そこは次にプラスになると思います。
ただ常にそうですけど、追加点をとることは重要だと思うので、自分を含めてそこを突き詰めてやっていきたいと思います。
(監督が会見で「チームは状況判断ができるようになり大人になってきた」という話もあったが?)選手個々でそういう意識を持っているし、昨年、一昨年に比べても上がってきていると思います。個人的にはもう少しその部分を上げていかなければいけないですし、次もそこを意識してやりたいと思います。
勝利のダンスを久しぶりに踊れて、やっぱりああやってみんなで盛り上がれるのはいいなと思った。僕たちにとっても次に向かうにあたってプラスに働くと思うので、本当に気持ちのいい瞬間でした。
●菊地俊介
トルコから試合をたくさんやってきたので、すんなり入れました。
(永木選手とのボランチについて)お互いうまく真ん中でバランスを取ってやっていこうというのはキャンプからずっと言われていたので、亮太くんが上がったら自分がバランスをとることを意識していました。相手にボールを持たれる時間が長い時もありましたが、しっかり守備の部分で縦関係を意識してできたと思います。
(一人少なくなって)自分が出ていくというよりは真ん中で守備のバランスを取ることをハーフタイムに監督にも言われていたので、すこし我慢してプレーしました。開幕戦、いい形で入れたと思うので、次もしっかりいい準備をして、また勝てるように頑張りたいです。
(かなり走っていると思うが)けっこう長距離は得意なほうなので、問題ないというか、楽しんでやれています。
(勝利のダンスは?)すごくいいですね。気持ちよかったです!