第17節 vs カターレ富山
6月7日(土)13:04 @富山県総合運動公園陸上競技場
HOME カターレ富山 | 湘南ベルマーレ AWAY |
0 | 0 | 前半 | 0 | 1 | ||
0 | 後半 | 1 | ||||
5 > 5 | 勝点 | 45 > 48 | ||||
得点者 | 90分 遠藤 航 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 飯田 健巳 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 秋元 陽太 | 37 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 20 | 高 准翼 | 0 | 1 | 遠藤 航 | 3 | DF | |
DF | 5 | 秋本 倫孝 | 0 | 0 | 丸山 祐市 | 14 | DF | |
DF | 19 | 池端 陽介 | 3 | 2 | 三竿 雄斗 | 17 | DF | |
DF | 30 | 田中 寛己 | 1 | 1 | 藤田 征也 | 33 | MF | |
MF | 16 | 國吉 貴博 | 0 | 0 | 菊地 俊介 | 2 | MF | |
MF | 17 | 木本 敬介 | 1 | 1 | 永木 亮太 | 6 | MF | |
MF | 8 | 大西 容平 | 1 | 3 | 菊池 大介 | 10 | MF | |
MF | 13 | キム ヨングン | 0 | 3 | 岡田 翔平 | 22 | FW | |
FW | 33 | 中島 翔哉 | 4 | 3 | ウェリントン | 9 | FW | |
FW | 15 | 三上 陽輔 | 3 | 2 | 武富 孝介 | 39 | FW | |
GK | 31 | 柴田 大地 | – | SUB | – | 梶川 裕嗣 | 21 | GK |
DF | 29 | 内田 錬平 | – | – | 島村 毅 | 30 | DF | |
DF | 4 | 平出 涼 | – | 1 | 岩尾 憲 | 13 | MF | |
MF | 6 | 内田 健太 | 0 | 1 | 荒堀 謙次 | 25 | MF | |
MF | 7 | 朝日 大輔 | 0 | – | 亀川 諒史 | 26 | MF | |
FW | 9 | 白崎 凌兵 | 0 | 0 | 宮市 剛 | 18 | FW | |
FW | 28 | 村松 知輝 | – | – | 吉濱 遼平 | 29 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
13分 秋本 倫孝■ 80分 池端 陽介■ |
13 | シュート | 18 | 63分 永木 亮太■ |
17 | ゴールキック | 6 | ||
5 | コーナーキック | 8 | ||
11 | 直接フリーキック | 16 | ||
3 | 間接フリーキック | 1 | ||
3 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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4,596人 | 曇、弱風 | 25.8℃ | 72% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
楠 勝好 | 井上 知大 | 堀越 雅弘 | 塚越 由貴 | 田中 玲匡 | 眞田 学 |
試合後監督・選手コメント
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
13:00キックオフの試合はもう夏場に入るので今日をもって最後だと思いますが、湘南に比べて非常に湿度が高くて、少し芝が我々のホームグラウンドより長いといういろいろな条件はあったんですけど、前節同様、入ろうが入るまいが、最後のホイッスルが鳴るまで、自分たちが何をしなければいけないのか、自分たちは何でここまできたのかということを絶対に忘れるな、と言いました。
要は、入らないからと言って、単純なロングボールを入れるのではなくて、入らないからこそそれを続けていく勇気だったり我慢だったりが必要だという話をしていました。まさにそういう試合だったかなと思います。
僕は最後のアディショナルタイムまで絶対に点を取れると思ってやっていたので、選手が僕以上にそういう気持ちを持って、最後は遠藤が決めてくれた。
3バックの選手が最後あそこまで入って点を決めるというのは、現代サッカーでは大事だと思っているので、そういうことも含めて、選手たちはよくやってくれたと思います。
いま、ケガで来れていない選手もいますし、チームの総合力が試されている時期だと思いますけど、よくやったと思います。
ただ、シュートテクニックはみんな持っていて、そのシュートテクニックを本当にゴールに繋げるためには、「きた!」と思って打つのか「やばい」と思って打つのかは全然違っていて、後者のようなシュートの打ち方というのが前半多かったと思います。ハーフタイムのコメントにあるように「自信を持ってシュートを打たないんだったらパスをしろ」と言ったんですけど。僕の中では、シュートが入らないと思っていたらパスをしたほうがよくて。それをなんとなく、自分のところにきたからシュートを打ちました、では何百回、千回シュート練習をしても絶対に入らないと思います。
それは彼らが、ブラジルW杯に向かう選手、そこで対戦する各国の選手に比べて、まだまだ、僕も含めてですけど一番足りない部分だと思っています。
そういうところをピッチの中で、自分自身が強いメンタルを持ってやっていくこと。過緊張になってもいけないし、ダラダラしてもいけないんですけど、僕の普段の指導がよくないんだという前提で言うと、自信を持ってシュートを打たせていないなという反省はあります。
アウェイの愛媛戦に負けて、またリスタートの気持ちでやっていったことが今日あの負けを通じて、試合の終わり方という部分では愛媛とは全然違う終わり方だったと思います。何度かカウンターで危ない場面はありましたけど、アウェイで引分けでもいいよというつもりは全くなかったので、もしカウンターでやられていても、選手の攻撃意欲とかそこで行くことを責めるつもりは全くありません。
たまたまかもしれないですけど、勝ったことは、そういうことがいいほうに流れたかなと思います。
ホームの平塚に帰ってまた試合があるので、その試合では今日の反省を活かしていきたいと思います。遠藤や宮市が代表のほうへ行ったりして、出たり入ったりしますが、その出入りがある中でも、彼らもその中で頑張り、我々もいい練習をして自信をもって次に向かえるようにやっていきたいと思います。
●曺監督 質疑応答
–後半最初から岩尾選手をボランチに入れ、途中にセンターバックに下げた理由は?
詳しいことは戦術的なことなので控えさせていただきますが、試合中に2つ3ポジションをいじった僕のメッセージを受けて、彼らが自分たちの良さをさらに加速させるチームにならなければいけないと思っています。状況をみて、そのほうが良いと思ったからそうしました。
ボランチに新しく入ると、0-0の状況なので、行くのか、リスクマネジメントするのかという展開的に難しいとところがあって、憲(岩尾)が迷いというまではいかないまでも、彼自身の思い切りが出ていないと感じました。全体の動きを加速させるには憲を下げてラインコントロールさせ、祐市(丸山)と三竿を上げて左足からのビルドアップで展開させることを考えました。ただし後半の入りは、後ろを固くしながらテンポよくパスを回すのが狙いだったんですけど、逆に相手にリズムをとられてあまり機能しなかったと思います。
–今季初ベンチの荒堀選手を起用した狙いは?
僕はこの試合が終わったら次の週に誰がどうするかしか見ていないので…。荒堀はメンバーに入っていない時にも、チームを前向きにする言葉掛けをしたり、前を向いてやっていることは分かっていました。今日はチームの力になってもらった。今年初めて試合にでて、自分の足りないところ、良かったところを整理して、それをきっかけに来週また良い練習をして、良い選手になっていくことが大事。今回の起用は本人や平塚に残っている選手みんなへのメッセージとして捉えてもらえたらなと思います。
●安間監督 総括
13:00からのこの天候の中で、選手たちは最初から尊敬できるチームによく挑んでいってくれたと思います。勝負に出てくる分、すごくメリハリがあってよかったんじゃないかと思います。勝っていないというところは、最後のテクニックの部分で劣っているところはありますが、彼らは日々努力してトレーニングしているので、それを待ってあげてほしいなとは思います。
ただ、勝ち負けの世界でありますし、やっているゲームには自信を持っていますが、こちらも会社にいろいろと伝えて、ここから5試合で3勝しよう、と。それに対して、退くことも見極めて下さいと伝えてあります。誰のせいにするでもなく、自分の人生は自分で責任を持ち、日々彼らとトレーニングをすることで充実した日々を送らせていただいています。向かい風から始まったところで、よくなってるじゃないかと声援してもらえる追い風も吹くような変化も十分あったと思っています。残り4試合、彼らを信じ共にいい日々を送りたいと思っています。
●安間監督 質疑応答
–最後のカードは白崎選手を切ったが攻撃に重きをおいて勝ちにいくという感じだったか?
そうですね。大輔(朝日)のところも、ゲームを安定させるならヨングンでも何も問題なかったですし、そこから前に前にいく分、前に30m以上走れるのは大輔のほうなので、そこから攻撃的にはやっていきました。田中も復帰して間もなく体力的に厳しい部分もあるんですけど、ゲームを作ってくれて、攻撃となると内田のほうが質が高いので、代えていきました。代える寸前に池端のほうが足に違和感があったと思うんですけど、彼は本当に気持ちが強い選手でなんとかしようというのは過去も見てきたので、これくらいだったら彼はできるというのもあったので、彼のお陰で入れ替える選択ができました。
–3バックの中央は秋本選手で公式戦では初めての形だったが連携面は?
DFラインで多くケガ人が出てしまったので、本当は秋本は下げたくないんですけど、なぜかと言うと、彼のいいところ悪いところを知っていますのでそれを補う選手を横につけて安定しつつ攻撃にいけるメンバーを選びました。
–今の形で続けていくのか?
1週間始まってみないと分からない。いるメンバーで何がいいかを選択してやっていきたいと思います。もちろん今日もいいですし、前回の熊本戦でもいろいろな見方はありますが、相手の監督さんも良く走るねとかいいゲームだったと言ってくれているのですが、ただいまはもうそういう時期じゃなくなってしまっているので。ただ、彼らにはいいものはいい、足りないものは足りないと言い続けて、プロチームというのはエンターテイメントもあるし、勝ち負けも大事だし、勝っていてもつまらなかったらお客さんは来てくれないだろうし。
4000人以上のお客さんも来て頂けるようになっているので、そこは残しつつ、いいメンバーをそろえたいと思っています。
–冒頭の「残り5試合で」という話の詳細は?
いいゲームはしていると思うのですが、勝負の勘所とか際の部分を出させるためにこのままではいけないと思うし、支えてくれる方もいるので、なんとかこの5試合で変化をしたい。自分から辞めるというのは、会社も周りも許していただけないので、会社に提案をして、今までやってきたものをなしにして、5試合で勝点9をとれなければ会社が決断して下さい、ということは伝えてあります。
選手コメント
●遠藤航
(得点シーンは?)セットプレーの後だったので、動き直すことを意識して、少し後ろぎみにボールがきたんですけどうまく合わせられました。
前半からチャンスがあって、ただ後半はどちらが点をとってもおかしくない状態だったんですけど、最後まで攻め続けられたことが、最後に1点取れた要因だったと思います。愛媛戦の時に長いボールを入れ過ぎて点が取れなかったという経験から学んだところかなと思います。
(ポジションチェンジも多かったが?)そんなにやりにくさはなかったですし、憲さん(岩尾)も普段からいろいろなポジションをやっていますし、僕もそうですけど、いろんなポジションを練習からやれているので違和感なくやれました。
変わった時に、僕だったら右の前の選手が誰なのかとか、その選手の特徴は何なのかとか、そういうところを把握してプレーできたので、問題なかったと思います。
欲を言えば、チャンスは何度も作れていたのでもう少し点を取りたかったですけど、シーズンの中ではこういう試合もあると思うので、そういう難しい試合を、点が取れて勝てたというのはよかったです。ここで満足せずにもっといい内容の試合ができるように、突き詰めてやっていきたいと思います。
●菊地俊介
なかなか点がとれなかったですが、守備の大事なところで負けないことを意識していました。ゼロで抑えられましたけど、危ないシーンもあったので、まだまだ課題があると思います。
(相手の決定機をよく戻って防いだが?)ただ、その後もオフサイドになってしまったシーンがあったし、周りに声をかけたりする部分など、突き詰めていきたいと思います。
(ポジションチェンジもあったが?)一度DFに下がってもう一度ボランチをやるという感じでしたけど前に出たい気持ちもあったので、ボランチになったのは自分にとってはやりやすかったです。
前回のアウェイで難しい試合になって勝点が取れなかったですけど、今日は結果に繋がって大きな一勝だったと思います。
●三竿雄斗
(アシストについては?)練習の中でも深い位置まで入ったらファーにふわっとしたボールを上げることをやっていました。
相手に当たらないようにタイミングを外してしっかり上げることを意識しました。
ただ、僕自身は全然ダメでした。本当に勝ったことはよかったですけど、クロスが引っかかってカウンターでピンチを招いたりというシーンもあったので、今日はツキもあったと思います。
(試合中にポジションが変わったが?)以前も、前にいったり後ろにいったりということはあったのでやりにくさはなかったです。少しポジションチェンジした後に、誰がどこにいるのかを把握し切れていなくて相手に攻められたところもありましたけど、いかに監督の意図や狙いをしっかり感じとってプレーすることが大切だと思っています。ただそういう中でも勝ち切れたことはよかったと思います。
相手は数的優位な状況の中でオフサイドになって失点しなかったのもあったし俊介(菊地)が3対1の場面を一人で戻って防いでくれたのもあったので、負けてもおかしくない試合だった。もう一度気持ちを引き締めて、また来週しっかり練習してチャレンジ精神を持って臨みたいと思います。
●荒堀謙次
しっかり気持ちを整えられていたので、試合には気負うことなく入れたと思います。
チーム全体としても、試合全体の流れを見ても満足するようなものではなかったと思いますし、僕自身も満足はできていないです。気持ちを緩めず、試合に出たからといって何も変わることはないので、すぐ切り替えて次の試合に向かいたいと思います。
うちのチームは1回出て何か変わるというよりも、日々の積み重ねが大事だと思うので、次に向けて頑張りたいと思います。
●菊池大介
左と右の両方でプレーしましたが、チームが苦しい時に効果的な動きだったりチームを助けるプレーというのをもっと出したかった。自分の中では物足りなかったと感じています。守備でも疲れてしまっていたし、もっとやらなければいけないという気持ちがあります。
ただチームとして、最後まで粘り強く戦って、航が1点を取って勝てたことはすごく大きいと思っています。最初からのみんなの頑張りがあのゴールに繋がったと思いますし、そういう意味では本当にチーム全体の勝利だったと思うので、前向きに次に向かっていきたいと思います。
相手がバテた時に走ったり、仕掛けていくということをもっともっと出さなければいけないと思いますし、右でやっても左でやっても、もっとスムーズな動きというのは増やさなければいけないと思っています。シュートも2、3本打ちましたけど、もっと決める気で打たなければいけないと思っています。去年はそこで悔しい想いをしてるので、今年、そういう悔しい想いをしないようにしっかりやっていきたいと思います。