第14節 vs アビスパ福岡
5月18日(日) 16:04 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | アビスパ福岡 AWAY |
2 | 0 | 前半 | 0 | 0 | ||
2 | 後半 | 0 | ||||
39>42 | 勝点 | 19>19 | ||||
86分 吉濱 遼平 90分+1 吉濱 遼平 |
得点者 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 37 | 秋元 陽太 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 神山 竜一 | 1 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 3 | 遠藤 航 | 0 | 0 | 阿部 巧 | 3 | DF | |
DF | 14 | 丸山 祐市 | 1 | 1 | 武田 英二郎 | 21 | DF | |
DF | 17 | 三竿 雄斗 | 0 | 0 | 古賀 正紘 | 5 | DF | |
MF | 33 | 藤田 征也 | 1 | 0 | イ グァンソン | 4 | DF | |
MF | 2 | 菊地 俊介 | 2 | 0 | 堤 俊輔 | 19 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 2 | 3 | 中原 秀人 | 8 | MF | |
MF | 10 | 菊池 大介 | 1 | 0 | 酒井 宣福 | 20 | MF | |
FW | 19 | 大槻 周平 | 4 | 0 | 石津 大介 | 16 | FW | |
FW | 9 | ウェリントン | 1 | 1 | 坂田 大輔 | 11 | FW | |
FW | 39 | 武富 孝介 | 2 | 0 | 城後 寿 | 10 | FW | |
GK | 21 | 梶川 裕嗣 | – | SUB | – | 清水 圭介 | 23 | GK |
DF | 30 | 島村 毅 | – | 0 | 三島 勇太 | 2 | DF | |
MF | 4 | 宇佐美 宏和 | – | – | 山口 和樹 | 17 | DF | |
MF | 13 | 岩尾 憲 | 0 | – | 光永 祐也 | 24 | DF | |
MF | 16 | 石川 俊輝 | – | 0 | 森村 昂太 | 6 | MF | |
FW | 22 | 岡田 翔平 | 1 | – | 牛之濵 拓 | 28 | MF | |
FW | 29 | 吉濱 遼平 | 3 | 1 | 平井 将生 | 7 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
18 | シュート | 6 | 39分 堤 俊輔■ 55分 武田 英二郎■ 77分 中原 秀人■ |
|
6 | ゴールキック | 15 | ||
10 | コーナーキック | 2 | ||
14 | 直接フリーキック | 9 | ||
1 | 間接フリーキック | 2 | ||
1 | オフサイド | 2 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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8,069人 | 晴、弱風 | 20.1℃ | 51% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
久能 幸二 | 家本 政明 | 八木 あかね | 山際 将史 | 俵 元希 | 岩崎 洋 |
試合後監督・選手コメント
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
今日は本当に天気も良く、我々の試合に2時間も前からたくさんのサポーターが集まってもらい、試合開始前から我々のゴールの方に向かってこいよという雰囲気を出してもらって、本当に感謝してます。
前節の熊本戦から、まず2日間休みを取って、いろいろな課題を抽出してそれこそ勝ってる・負けてるに関わらず、淡々と粛々と準陽をしてきました。今日のゲームは、前半点が取れなくて後半苦しんだところもありましたけども、目に見えないところを大事にしてくれと、要は目立つところだけでなくて、攻めているときに何をしなければいけないのか、我々が逆に守備してるときはどういうポジション取らなければいけないのか、もう一回整理して、選手にその話をしたんですけども、そういうところを90分間プラスアディショナルで、やってくれた選手たちは、本当に素晴らしかったと思いますし、感謝しています。
僕が今日、試合前に出した指示があんまり良くなくて、選手は本来ならステップバイステップで上がっていかなければいけないところを、一足飛びで上がらせるようなプレーをさせてしまい、自分の言葉の責任を強く感じています。
僕の言葉とか、仕草、それから監督が求めてることを、彼らはわかりすぎるくらいわかってる選手がたくさんいるので、そういうところで無能なとか、無意味な指示をしてしまうことの怖さを、前半感じました。監督としてまだ経験も浅いですし、何が良いか悪いかということを、はっきり言えるようなものはまったくないですけれども、選手は去年も一昨年もこのグラウンドでエネルギーを見せよう、湘南らしい戦いをしようという戦いに対して、一回も背中を向けて違う方向に行った選手はいないと思っていて、その積み重ねが今だと思います。
今日、たまたま後半で出た遼平(吉濱)が点を取るなどいろいろありましたけれども、出なかった、例えばシマ(島村)とか、メンバーに入っていない最年長の阿部とか、彼らがこのチームの軸をブラさずに、このチームを支えてくれてることが、チームの結果につながってると心底思っています。何もブレることなく、次の試合に臨みたいです。
もちろん、他のチームの選手よりも、すべての面で上だなと思われることもないかもしれないですけども、この一年を戦ってシーズンが終わった時に、皆さんや他のチームの選手から、こいつらは本当に素敵な選手だなと、サッカーに対して素敵な選手だなと思ってもらえるような、そういう戦い方を継続して、目の前の試合にエネルギーを出して頑張っていきたいと思います。
●曺監督 質疑応答
–どういう話し、前半どうなってしまったのか?
立ち上がり、入りはすごくよくて、たしか5分以内に3、4、5本ぐらいシュートを打てたと思いますが、やはり上を目指していこうというその「上」の僕の持っていき方が、あまりにも、W杯に出ようとかそういうところを目指そうといった働きかけをしたばかりに、選手が逆にプレッシャーを感じてしまったのかなと。
ああいうところで思い切ってできなかったかなという反省があります。よくTPOと言いますが、タイミングとして僕はよかれと思って言いましたが、結果としてはあまりよくなかったなと。
ただ、そのことを伝えたときにハーフタイムで選手たちは変われるという自信もあったので、前半0-0で終わったことは決して悪い展開ではないなと思っていました。逆に1点取ってそういうことを言うより、同点のまま、ロストした0-1のときにそういうことを言うと、かなりチームが後ろからエネルギーが出ていくんじゃないかなというのもあったので、それは狙ったわけではないが、自分のマネジメントの不足と、もう一つは、ハーフタイムに戻ってきた選手たちの感じの両方、いいところと大丈夫だなというところが見えた試合だったかなと自分では思っています。
–1点取ったあとも時間を使うのではなく攻撃的な姿勢を見せたが?
栃木の試合で最後コーナーキックがった時に、俺は上げろと言ったが亮太(永木)が上げないでキープした。それをウェリントンと向こうで終わらせて、最後は航(遠藤)がシュートを外して終わったが、その時も今日もチームとしての約束は90分+アディショナルタイム、自分たちのスタイルを貫こうということ。
じゃあ、あの時僕が指示したことと反対を選手がしたからおまえら監督の言うとおりしろというのも違うし、逆に今日1-0で彼らがもしキープに回ったことに対して僕が否定するのかといえばそうでもないと思います。
何が言いたいかというと、選手は1点取って満足できない、もう1点2点取りに行くんだという気持ちが彼ら自身の内面から出ているのに、他者が制御する必要はなくて、それを制御するとしたら選手交代やポジションチェンジでメッセージを送るときだと思っています。
僕はプレイヤーではないし、第三者というか、たまたま監督としてベンチに座って彼らを見守っている立場のなかで、彼らがやりやすいことがベストだと思っています。その中で2点目3点目を取ろうとしてくれた彼らの姿勢は非常によかったし、そのことでカウンターを食らって1-1にもしなったとしても何か言うつもりはまったくないです。そういうことです。
–今日、吉濱選手をベンチ入りさせた理由は?
彼は、僕は2年前も大事な鳥取戦で起用してアシストしましたが、小さい時から知ってる選手の一人で、相手と戦うことは昔から非常にできる選手です。要は勝負に負けたくない、でも自分と戦えなかった選手なんですね。自分と戦うというのは、自分が一生懸命やってるかサボってるかというのは人に言われるまでもなく自分がいちばん良く解っているので、それを反故にしていいとこ取りをしようとしたらこの世界では通用しない。でも僕はあまりそういうふうにアイツに問いかけてやるのもよくないなと思ったので、ずっとこの時間見ていて、自分と戦うことをできるようになってきたなと思っていたタイミングだった。もちろん試合や練習のパフォーマンスもありますが、なぜ入れたかといえばそのメンタルの変化です。それを僕が感じ取って自信を持って入れた。逆に今日カメ(亀川)を外しましたけどカメが悪くて外したわけでは全然なくて、そういう変化を自分なりに自信を持って答えを出して選手にぶつけているつもり。もしかしたら他の人が見たらその変化は違うかもしれないし、悪いかもしれないということはたくさんあると思います。でも僕は選ぶ責任があるので、自分に嘘をつきたくないから、そういった準備をした選手には各責任を与えてもいいのかなと思って今日使いました。
–得点者が多いが、監督の指示が行き届いているからか?
全員が全員に取れよと言ったことはないですけど、ただ言ってるのは、DFだからといってシュート練習は俺の練習じゃない、やらされてる、FWなのに1対1の守備の練習をやらされてる、そういう気持ちは間違ってると。
僕は、その場所場所で適切なプレーをする選手がいい選手だと思っているので。選手って全部あったほうがいいんですよ。でも特長があるから選手であって。だから何人点取ってるというよりも、全部自分の練習だと思ってやるというその姿勢が、たぶんいまの複数の得点者に繋がっているんじゃないかなと思います。
–岩尾選手を入れたときに4つのポジションで選手が変わったと思うが、すべての変更にメッセージがあったのか?
征也(藤田)と大介(菊池)がアウトサイドをやっていて、お互いスピードがあってクロスを上げたり突破できたりする選手から、ちょっと収めるタイプの三竿を左で使って大介を逆サイドに持っていくと、巧(阿部)のことは同級生なのでよく知ってるので、そういうところで相手も嫌かなというのがひとつです。
あと岩尾は練習を見ていて、2戦目に出しましたけどそれから自分の足りないところとしっかり向き合って、ポジティブなエネルギーをグラウンドのなかで出せるなというのが分かっていた。ボランチで亮太と俊介(菊地)の呼吸がちょっと合わないところがあったので、俊介をDFに落としてボランチの空気を変えたいなという。アウトサイドの空気とボランチの空気を変えるのが狙いでした。
●マリヤン プシュニク監督 総括
難しい試合になることは分かっていました。というのも湘南さんはとてもいいチームだということを私は知っていたからです。とくに1対1、球際の戦いに関して、しっかり準備してきました。それとセカンドボールを拾い続けること。でもうまくいきませんでした。そのために我々は失点したと思います。大きなミスもあり2失点目を喫しました。湘南さんにはおめでとうと言いたいです。
●マリヤン プシュニク監督 質疑応答
–前半は狙いが出来なかったと思うが、後半はどんな点を修正したのか?
常に私が言ってるように、サッカーをやろうと言いました。湘南さんは強いチームです。しかしそれを考慮しても我々はミスが多すぎました。湘南さんにパスミスしてしまうことが多くありました。0-0のところからも色々チャンスはありました。石津がボールを持って仕掛けたときに平井がオーバーラップしました。そのときに将生にパスを出すことも考えられましたがパスを出さなかった。それはよくないです。そのためにチームが苦しみました。そういったケースが何回も繰り返されています。我々はトレーニングしていくうえで、まずチームが最初に来る。その次に選手一人ひとりが来るということを理解しなければいけないと思います。湘南さんはその意味ではチームプレーをしっかり見せてくれたと思います。
選手コメント
●吉濱遼平
あの時間帯に出るということは本当に得点を奪うということが大事だと思っていたので、そのことしか考えていなかったです。
早く出番が来てほしいと、ワクワクしていました。出る10分前くらいに行くぞという声をかけてもらっていたので、早く出してほしいとワクワクしていました。
(1点目は)自分らしいゴールかというとそうではないんですけど、何が何でも決めてやるという気持ちがボールに乗っかって入ったのかなと思います。
今日、決められたことはよかったですけど、目標はスタートで出ることなので、ポジション争いも激しいですし出ている選手に及ばないところもたくさんあると思います。でも攻撃のアイデアの部分など負けてないところもあると思うので、自分の特長を出しながらチームの戦術のこともしっかりやれるように、しっかり練習からやっていきたいです。
(メンタルの変化とは?)去年までは試合に出られないと、そこでなんでだろうって拗ねてしまって練習に気持ちが入らないようなところがあったんですけど、去年の途中、福島に期限付きで行って、いろいろな人の支えでサッカーができていることを感じられました。1日1日を本当に大切にやらなければいけないということが心底分かったので、そういうところが一番大きかったと思います。
●岩尾憲
(途中出場について)スコアが動いていなかったので、ボランチに入ってセカンドボールを拾って、ボールを前に入れることをシンプルにやろうと思って入りました。相手も疲れていたというか、あまり前からプレッシャーをかけてこられない状況ではあったので、ポジショニングには注意して、いい形で前を向いて前の3人やワイドの選手にボールをつけて、自分はペナのなかに入って行くというところを意識してやりました。
(出られない期間もあったが)率直に言うと苦しいし、悔しい思いもしていましたが、そういう思いを抱きながらも前に進んでいかなければいけない。ある意味、自分との戦いというか。いま出てない選手も含めて、うちは競争が激しいので、自分との戦いでもありチームメイトとの戦いでもあると思います。
(ファーストタッチがコーナーキックだったが)あそこで蹴らせてくれた配慮というか、ボールに触れるタイミングがあのときだったのはありがたかった。試合に入りやすかったです。
●遠藤航
チャンスは作れていたので、あとは決めるだけという試合でした。こんなに点が入らないのも初めてでしたけど、個人としては焦りすぎてはダメだと思っていました。後ろはしっかりゼロで抑えることと、攻めているところのリスクマネジメントをしっかりやろうと思っていました。そこはできていたと思うし、タイミングを見ながらの攻撃参加もできていたと思います。今日、監督がミーティングで「目に見えないところをしっかりやろう」という話をしていましたが、そういうところができたからこその勝点3であり、湘南スタイルを続けたからこそだったと思います。しっかり僕らのスタイルを続けることが結果に繋がるということを改めて感じました。
(吉濱選手のゴールは?)遼平は唯一の同級生で、悩んでいた時もあると思いますけど、早く一緒にプレーしたいなという話をしていたので、今日一緒にプレーできて、アイツが2点取って試合を決めてくれたのでよかったです。でもあんまり調子に乗らないように僕が厳しくしたいと思います(笑)
(14連勝については?)本当に勝点3を目指してやってきたからこその今の結果だと思います。記録は伸ばしていきたいと思いますけど、でもしっかり足元を見て、今までと変わらず、目の前の勝点3を目指してやっていきたいと思います。
●永木亮太
今日のような試合は初めてだったので、なかなか点が取れず、少し焦れる場面もありましたが、後ろもゼロで抑えられた。カウンターを受ける場面もありましたけど、ディフェンスはよく踏ん張ってくれて、最後はそれに攻撃陣が応えたという試合でした。
どちらかと言うと、出足が相手のほうが速くて、セカンドボールは拾えていましたがその後失くしてしまったり、俊介(菊地)との距離感が少し近すぎたり、パス交換でロストしてしまったこともあった。相手の中盤での勢いもありますが、アンカーを置いてトップ下2枚だったので、少しグチャグチャになるかなという予想はあったのですが、うまくかわしたかった。これからの課題としてクリアしていきたい。
(14連勝については?)伸ばしていけるだけ伸ばしていきたいし、1回も負けたくない。一戦一戦戦う上で、記録がついてくれば一番いいです。次はアウェイですけど、コンディションをしっかり整えて自分たちのサッカーをしっかり出して勝点3をとりたいと思います。
(監督が会見で代表の話をしたということだったが?)いまこの順位にいてもうちのチームからは一人も選ばれていない状況があって、日々取り組んでいますけど、高いところに目標を置き、ワールドカップやオリンピックという目標を持ってやっていこうという話を聞きました。
(監督はそれでプレッシャーをかけすぎた、ということだったが?)僕自身はそんなことはないです。自分としては、選ばれていないことは自分の実力不足だと思っていて、でも4年後は現実的に最後の年だと思うし、そこに向けて自分にできることをひとつひとつやっていこうと思っています。グギョン(ハン)も選ばれましたし、いろいろ考える時期でもあったので、そういう想いをベースに今日は試合に臨みました。
●大槻周平
悔しいです。決めるべきところを決めないとこういう苦しい展開になる。FWがしっかり結果を出さないと難しい展開になるので、本当に今日は申し訳ない気持ちでいっぱいです。
(福岡のゴール前について)高さはありましたが、ラインはけっこうバラバラだったので、そこはうまいこと突けましたが、最後の部分でもっとしっかり決め切ることが大事やと思いました。
こういうときもあるとは思いますが、強い気持ちをもってやらないと、またこういう試合があると危ないので、次に向けて切り替えたい。みんなが点を取るという気持ちをもってやることが大事やと思うので、切り替えてやることが大事やと思います。今日は悔しいしか出てこないですね。