2014 天皇杯2回戦 vs FC琉球
7月13日(日) 16:00 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | FC琉球 AWAY |
2 | 0 | 前半 | 1 | 1 | ||
1 | 後半 | 0 | ||||
1 | 延長前 | 0 | ||||
0 | 延長後 | 0 | ||||
52分 菊地 俊介 102分 丸山 祐市 |
得点者 | 35分 浦島 貴大 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 21 | 梶川 裕嗣 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 田中 賢治 | 33 | GK |
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DF | 30 | 島村 毅 | 2 | 0 | 屋宮 大地 | 6 | DF | |
DF | 14 | 丸山 祐市 | 3 | 0 | 前田 晃一 | 5 | DF | |
DF | 17 | 三竿 雄斗 | 0 | 2 | 浦島 貴大 | 4 | DF | |
MF | 25 | 荒堀 謙次 | 0 | 0 | 浅田 大樹 | 2 | DF | |
MF | 24 | 前田 尚輝 | 0 | 1 | 田辺 圭佑 | 8 | MF | |
MF | 16 | 石川 俊輝 | 1 | 3 | 富所 悠 | 14 | MF | |
MF | 26 | 亀川 諒史 | 0 | 0 | 藤澤 典隆 | 15 | MF | |
FW | 29 | 吉濱 遼平 | 1 | 2 | 小幡 純平 | 11 | MF | |
FW | 18 | 宮市 剛 | 0 | 1 | 青木 翔大 | 17 | FW | |
FW | 20 | 中川 寛斗 | 1 | 0 | 中山 悟志 | 9 | FW | |
GK | 1 | 阿部 伸行 | – | SUB | 0 | 高野 純一 | 21 | GK |
DF | 28 | 福岡 将太 | – | – | 河端 和哉 | 3 | DF | |
MF | 2 | 菊地 俊介 | 2 | – | 砂川 太志 | 23 | DF | |
MF | 10 | 菊池 大介 | – | – | 上田 陵弥 | 24 | DF | |
MF | 23 | 白井 康介 | – | – | 小寺 一生 | 13 | MF | |
FW | 9 | ウェリントン | 2 | 1 | 友利 貴一 | 27 | MF | |
FW | 22 | 岡田 翔平 | 1 | 0 | 真栄城 兼哉 | 10 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
43分 前田 尚輝■ 45分+2 宮市 剛■ 67分 中川 寛斗■ |
13 | シュート | 10 | 75分 中山 悟志■ 111分 小幡 純平■ |
16 | ゴールキック | 13 | ||
10 | コーナーキック | 7 | ||
16 | 直接フリーキック | 18 | ||
1 | 間接フリーキック | 1 | ||
1 | オフサイド | 1 | ||
1 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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1,958人 | 雨のち曇 | 25.3℃ | 81% | 全面良芝、水含み | 90分 延長30分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
大澤 隆 | 塚田 智宏 | 堀越 雅弘 | 塚越 由貴 | 鶴岡 将樹 | 岩崎 洋 |
試合後監督・選手コメント
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
いつもと同じスタジアムなんですけれど、天皇杯の独特の雰囲気もあって、試合の立ち上がりから最後までいつものような試合ができたかっていったら、まったくできなかったなという印象です。
琉球さんの本当に足を止めないプレーだとか、単純な球際の頑張りがあって、うちはそいうことがいつもの試合よりもまったく無くて、本当に5~6人が頑張って跳ね返したり、頑張って走ってボールをおさめたり、あとの選手は極端に言ったら何もしないみたいな感じで、チームのちぐはぐ感がすごくあったかなと思います。
ただ、それは選手の責任ということを言いたいんじゃなくて、選手にももちろん自分がプレーする責任というのは感じてもらいたいけど、そこを使っているのは僕の責任です。毎試合毎試合いい時もあれば悪い時もあるという中で、監督をしていると思っています。これは別にネガティブな意味じゃなくて、この一戦を通じてまたリーグ戦に向かってパワーを充電してやらなきゃいけないと思います。
ただ、今日は本当に琉球さんのそういう諦めない姿勢だとか、我々に向かっていく姿勢は完全に我々を上回っていたと思うので、その部分は単純に見習わなければいけないし、我々はそんな、リーグ戦の前期良い勝ち点を取りましたけれども、まだ半分残っているんでその半分を、受けて、要は土俵際まで押されてうっちゃりで勝つようなチームではないので、自分が、立会いを立ったらしっかり押し込んで、相手を押し出すというチームにならなければいけない。
そういう意味では土俵際で頑張って押し返してたまたま技が決まったのが点数の差だと思います。選手も納得していないと思いますが、勉強になった試合だったと思います。
ひとつだけ、今、二種登録の前田が、今日先発で使って半分で代えたんですが、今も話してきたんですけれども、サッカー選手としては良い物を持っていて、ただ、その良い物っていうのは、土台になる精神力、自分が上手くなってやろうとか、相手に負けないみたいな物がないと、良い物は単純に良い物で終わる。このワールドカップ見てても、技術っていうのは土台になくて、やっぱり上に乗っかっているもんだなという風に改めて思ったんで、その目線で見ると、彼が今日出したパフォーマンスというのは、本当にプロの世界の中で忘れてはいけない一日にしてもらいたいし、そういうことが選手が成長できるっていう要因であるということでいえば、今日の一日っていうのは、色んな選手が色んな風に自分の反省とか矢印を自分に向けることが出来れば、これは僕も含めてですけれども、勝って次に進めるっていうことも含めて、次につながる試合だったかなという風に思います。
●曺監督 質疑応答
–後半開始から2枚交代した意図は?
延長のことを考えたら当然うまく流れをコントロールして延長まで1枚残せれば理想の形ですが、理想なんて言っていられなかったので。
前半まったくダメだったし、相手のリズムで、シュートも1本も打ってないんじゃないかというぐらいの試合だったので、そこを流れを変えていくというところで早く選手をそういうモードにしたかったので2枚代えたということですね。極端に言ったら、怪我人が出たり最後ひとり少なくても10人で120分戦うというような気概を僕自身も持ったし、プラン的にはよくないですけど、やらざるを得なかったということです。
–ボランチ2枚を代えた意図は?
俊輝(石川)を後ろにして持ち出す力を利用しながら、カメ(亀川)は右でも左でもできるので、そのなかで寛斗(中川)は後ろでボールに関わりながら出ていく仕事が得意なので、そういうことをやっていこうと。
悪くはなかったが、寛斗は今日の俊介(菊地)に助けられる部分がまだあったかなという、個人的なことでいうとそう思います。
●薩川監督 総括
悔しかったのもひとつありますが、いちばんは選手たちが最後までよく走ってくれた、よく戦う姿を見せてくれた。
湘南のサポーターにも伝わるような戦いができたんじゃないかというところでは満足していますが、あれだけやった以上はなんとか勝たせてあげたかったという気持ちはあります。でもこれが上で戦うチームとの差。この差はすごく大きいものなので、少しずつ埋められるようにまた来週からリーグ戦しっかりやっていきたいと思います。
●薩川監督 質疑応答
–J3で下位にいるチームとは思えないほど豊富な運動量でJ2首位のチームを脅かしたと思うが、今日の収穫は?
もちろん選手たちが頑張ったというのはひとつありますが、僕のなかで言うとリーグ戦でやり切ってないということ。
これだけの動きをやれるならもちろん下位にいるとは思わないし、でも今日は本当に湘南さんにチャレンジという気持ちで選手たちが入っていった。
でもチャレンジの気持ちをリーグ戦のなかで全部持って行けるかというとなかなかそれができない。逆にいうと僕がやらせなければいけない部分というのがすごくある。
いまやっているサッカーは、リーグ戦でただ成績を取ればいいというサッカーはしていません。もちろんJ2を目指しているなかで、J2に上がったときにいまの選手たちがどれだけ生き残るようにできるかというところも考えながらサッカーをしている。
今日見てもらえれば分かると思いますが、たとえば技術、体の強さ、速さといった部分は湘南さんの個々のほうが上だが、いまの選手たちがお互いに助け合えばそこにも対等に戦える。そういう部分で、チームプレーに徹するサッカーを目指しているので、そのためにはドリブルで抜けないならパスコースをつくって相手よりも前で受ければいい、それをどんどん高めていこうと考えています。
いまのJ3のなかでもちろん上位を狙っているが、いまのサッカーを成り立たせるためには、今年22人の選手が代わっているなかで浸透するまでにすこし時間がかかる。ただ、いまやっているサッカーでJ3のなかでも他を上回る時間は確実にあるので、そこをどれだけ長くできるか。そうすればJ2に行ったときに必ずみんなを驚かせるようなサッカーができるんじゃないかと、自分を信じて、選手も僕を信じてやってくれているので、お互い高め合いながら勉強しながら、自信を持ってこれからもやっていきたいと思います。
選手コメント
●菊地俊介
前半ベンチで見ていて、流れがあまりよくないなと思っていました。自分がもし入ったらもう少し前のサポートやボールに関わるプレーを多くしようと考えていたので、後半頭から行くと言われたときはやってやろうという気持ちでした。
僕のところにはあまりプレッシャーがなかったので、ボールも前につけやすかったし、出ていく部分もやりやすかったので、いつもよりは前に出る回数は増えたかと思います。前半でみんなはけっこう消耗していたので、自分はあとから入ったので動かなければいけないというプレッシャーみたいなものはありましたが、でも延長を含めてみんなよく走ったんじゃないかなと思います。
最後のところなどもしっかり体を張れていたと思う。でも攻撃の最後のところは自分も含めてまだまだだと思います。
(同点ゴールについて)いいところにボールが来たので入ってよかったです。
●梶川裕嗣
最初緊張していましたが、試合前のミーティングで曺さんが緊張するはずがない、それ以上のことを練習でやっているからと言ってくれて、その言葉が胸に響いて自分の中ではすんなりゲームに入れました。
1失点してしまってからはこれ以上失点しないように、自分がしっかりチームを締めることを心掛けて、2失点以上しないように考えていました。セットプレーでやられるということはGKが声を掛けてチームを締められなかったから失点したと思うし、陽太さん(秋元)だったらもっといい声を掛けていたと思うので、そこはもっとコーチングの質をもっと高めていかなければいけないと思っています。
今日初めてピッチに立たせてもらって、俊介(菊地)や三竿は開幕からずっとJ2でやっていてすごいなと思ったのと、これがベースなのかなと思ったので、練習から突き詰めていきたいです。
●島村毅
少し難しい試合になってしまいました。前半の早い時間帯に点が取れないと難しい展開になるなと思っていたんですけど、点が取れないだけじゃなくて、リズムも悪く、もっともっと一体感を持ってやらなければいけないということを改めて感じました。後半持ち直しましたけど、それを最初からできなければ、この先チームとしても上に向かっていけないと思うので、もう一度気を引き締め直して、これからのリーグ戦に臨みたいと思います。
●三竿雄斗
前半あまりチームとしてうまくいかなくて、しかも今年初めてセットプレーから失点してしまいました。
後半の立ち上がりから、自分たちらしいサッカーができるようになって自分たちのリズムにもっていけるようになったとは思うんですけど、個人としてもチームとしても、改善しなければいけないところがたくさんあったと思います。
曺さんから試合前に“一人ひとりがしっかり自立してやること。誰も助けてくれないのだから、他人に頼らず責任もってプレーしろ”と言われていました。今日初めてスタメンの選手も多かったですし、僕は1年目ですけど自分がチームを引っ張って、勝利に導くんだという気持ちでやっていました。内容はまだまだですけど、今後もそういう気持ちでやり続ければ、もっともっと成長できるのかなと実感しました。
(最後は足も攣っていたが?)あまり足が攣ることはないんですけど、足が攣るのは弱い証拠だと昔から指導してもらったコーチに言われてきたので、今日は情けないです。もっとトレーニングしなければいけないし、全体の質を上げていかなければいけないと思っています。
●石川俊輝
勝ちたかった気持ちが強かったので、勝ててよかったと思います。でも課題はたくさん見つかって、もっともっとやっていかなければいけないと思いました。
(前半について)孤立気味で一人ひとりの距離やタイミングがずれていた。FWに当てたとしてもタイミングが合っていなかったり、当たっても距離感が遠くてサポートに入れない、結局孤立して取られて囲まれる、その連続になっていたのは、試合中でも改善していかなければいけなかった。
(後半3バックの右に入って)相手を全体的に真正面から見ることができるという部分で自分のなかで余裕があって、プレッシャーを受けても取られる気はしなかった。初めてなりにはできたのかなと、まだまだ課題はありますけど。
(延長に入っても持ち上がるなどしていたが)大学のときはあんなに上がれなかったと思う。ハードな練習をやって成長できている部分だと思うし、もっとやっていけばもっと走れるのかなと思います。