ヤマザキナビスコカップAグループ第5節 vs 横浜F・マリノス
4月24日(水) 19:00 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 横浜F・マリノス AWAY |
0 | 0 | 前半 | 1 | 1 | ||
0 | 後半 | 0 | ||||
3 > 3 | 勝点 | 6 > 9 | ||||
得点者 | 44分 マルキーニョス |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 21 | 安藤 駿介 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 六反 勇治 | 30 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 32 | クォン ハンジン | 0 | 0 | 天野 貴史 | 2 | DF | |
DF | 22 | 大野 和成 | 0 | 0 | 栗原 勇蔵 | 4 | DF | |
DF | 30 | 島村 毅 | 0 | 0 | ファビオ | 15 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 1 | 0 | ドゥトラ | 5 | DF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 3 | 0 | 小椋 祥平 | 6 | MF | |
MF | 23 | 梶川 諒太 | 1 | 2 | 中町 公祐 | 8 | MF | |
MF | 8 | 高山 薫 | 1 | 2 | 端戸 仁 | 17 | MF | |
FW | 10 | 菊池 大介 | 1 | 1 | 兵藤 慎剛 | 7 | MF | |
FW | 16 | エジバウド | 1 | 1 | 藤田 祥史 | 19 | FW | |
FW | 17 | 馬場 賢治 | 0 | 1 | マルキーニョス | 18 | FW | |
GK | 1 | 阿部 伸行 | – | SUB | – | 榎本 哲也 | 1 | GK |
DF | 2 | 鎌田 翔雅 | – | 0 | 小林 祐三 | 13 | DF | |
MF | 7 | ハン グギョン | 0 | – | 奈良輪 雄太 | 24 | DF | |
MF | 20 | 猪狩 佑貴 | – | – | 田代 真一 | 23 | DF | |
MF | 25 | 荒堀 謙次 | 0 | – | 熊谷 アンドリュー | 14 | MF | |
MF | 34 | 中川 寛斗 | – | – | 佐藤 優平 | 20 | MF | |
FW | 28 | 武富 孝介 | 0 | 1 | 中村 俊輔 | 25 | MF |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
73分 30 島村 毅 ■ラフプレー |
8 | シュート | 8 | |
13 | ゴールキック | 4 | ||
6 | コーナーキック | 2 | ||
8 | 直接フリーキック | 11 | ||
0 | 間接フリーキック | 4 | ||
4 | オフサイド | 0 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
|
---|
選手交代 | ||
|
|
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
4,747人 | 雨、中風 | 17.1℃ | 90% | 全面良芝、水含み | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
内田 直人 | ジェームズ アドコック | 田尻 智計 | 聳城 巧 | 岡部 拓人 | 亀井 信也 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れ様でした。
ホームゲームはこれで3試合連続の雨の中での試合が続いていると記憶していますが、平日の夜にもかかわらず、その中でも最後まで声援してくれたサポーターに、勝ち点3を届けられなくて非常に悔しい気持ちでいっぱいです。
開幕の時にマリノスさんとやって、それから1ヵ月半くらい経ちますけども、あの時にやれたこと、それからできなかったことの整理を毎日選手と協力しながらやってきたつもりですけれども、今日はそういう意味では選手たちが前へのエネルギーを出したりとか、最後まで下がらず敵陣でプレーしようということは、開幕のときよりは改善が見られたとは思います。ただ、本当に前半一番気をつけなければいけない時間帯のひとつのクロス、ひとつのヘディングシュートでゴールを割られてしまったことが、最後まで重く圧し掛かかって、後半も何度か相手のゴールを揺らすようなプレーがあったんですけども、相手のキーパーの好守も含めてなかなかこじあけられなかったと思います。
ただ、90分通したゲームのデザインであるとか、大分さんに先週勝って、選手がさらに自分が成長しなければいけないという意欲は、今日この悪い天候の中最後までやってくれたと思います。
また中2日になりますが、ジュビロさんとはナビスコカップでも同じように0-1でアウェイで負けているので、ぜひ選手と協力して何とか勝点3取れるように、この2日、体と心のメンテナンスをしてしっかり臨みたいと思います。
質疑応答
攻撃に入る時のボールロストも目についたが?
サッカーのゲームはひとつのボールの起点で迷って迷って横で失うのがいちばん危険だと、小さい頃からいろんなところで教わっていると思います。今日に関して言うと、下がスリッピーで最初のAとBのタイミングで合わなかったときに、後ろからフォローしてる選手がスピードアップしているところに出したくなるという展開でずれるところが前半からあったが、そこのタイミング自体はあまり悪いと思っていなくて、そこのパスが通っていれば一気に入れ替わる場面になる。でもその場面で逆にそういうプレーを選択しないと攻撃もスピードアップしないので、致し方ないと言ったらプロとして失格ですけど、選手のトライに関しては評価してあげたいと思います。
ただ、前半も後半もいい形で前を向いたときに、どちらかというといいサポートをしている選手を使わないで自分で行ったときに相手のタックルに遭って入れ替わられる、そのプレーに関しては改善が必要だし、行くなら最後シュート、ドリブルまでやりきる、逆にそうでないのならいいタイミングで使ってあげることが大事かなと思った。
仰るような、パスのタイミングがずれたことに関しては、今日に関してはしょうがなかったかなという感じはします。
攻撃的な姿勢のなかで、この試合を通して成功体験を積むことはできたか?
開幕のときにマリノスさんとやったときは、J1での初めての舞台で、青色のユニフォームにかかっていくことが70分ぐらいまであったけど、最後の20分かかりすぎてエネルギーがなくなった試合だったと思う。今日に関しては、相手にかかっていくというよりも自分たちのサッカーをとにかく相手に対してやっていくという意志は、前半から最後まであったと思います。実際に菊池が抜け出してシュートを撃った場面やフリーキックを取った場面で1点、2点取れるようになればそれが結果的には成功と言えるでしょうし、ただ開幕から10回目のJ1との試合でしたけど、その過程のなかで確実に選手はその成功体験を掴みつつあると思っています。選手の成長を信じて僕が促してあげることが今後も大事だと思っているし、あそこで2点3点取れていたら100%成功だと言えると思うが…まだうまくはいかないですね。
リーグ開幕戦以来の先発となったエジバウド選手の評価は?
高いボールの競り合いやボールを収めるところで良さが出ていたと思います。あとは周りとの呼吸、コンビネーションで彼がボールを持ったときにどのあたりでボールを放すのかというところの呼吸がもっと合ってくればまた違った色が出せると思っています。
全体を通して足を止めずに、最後すこし落ちた部分もあったが、よくやってくれたと思っています。
馬場賢治選手コメント
前半45分は前からいけたし、自分たちがこうやって取りたいという取り方で取れたり、攻撃も多少連動して出来た部分はあったけど、結局ワンチャンスでああやってとられて、0-1で負けることを考えれば、チャンスを多く作っても点をとれなければ意味がなくなってしまうと、改めて実感しました。意図したプレーが何回かあったのは、プラス材料にしてもいいと思うんですけど、毎回こうやって内容がよくても、勝たなければいけないと思っているので、そういう意味ではリーグ戦で首位の力というのを感じました。やっていて、すごくやられたかと言ったら、何もやられたとは思わないけど、でもその0-1というのはすごく僕は大きな差だなと思っています。
梶川諒太選手コメント
自分たちの時間でやれたところは収穫かなと思いますし、相手のワンチャンス1本でやられてしまったという感じだったので余計に悔やまれます。大宮戦でもそうでしたが、1本のチャンスでやられるというところはもっともっと集中して厳しくやらなければいけないと思っています。
パスミスとか、自分自身もここっていうところでひっかけたところもありましたし、もっともっとそこの精度を上げていかなければいけない。ボールをまわしていても、最後のところがダメでは得点に繋がらないので、ラストパスの精度をもっと上げていかなければいけないと思っています。
開幕戦で対戦した時は守備にまわるというか、追いかけさせられたということを感じていたんですけど、今日は逆にボールを保持しながらという時間を作れたのは大きかったと思いますし、少し成長できたところだと思います。でもやはり、最後の精度はまだまだだと感じています。
永木亮太選手コメント
勝てなかったところは残念ですが内容的には悲観するものではなかったと思います。
攻撃の部分でいい形で終われた部分もあったし、ビッグチャンスもあった。そこで決め切れなかったところは課題ですが、90分通して形は作れていたのであとは決め切るだけだと思っています。
個人的には、開幕戦で負けていたので同じ相手に2度負けたくないと思っていました。今日の失点の部分は自分のマークなので本当に悔しいし責任を感じています。ただ次の磐田戦まで中2日なので、気持ちを切り替えて準備したいと思います。
(FKのチャンスは?)ファーは狙えなかったのでニアを狙いたかったんですけど、壁が高かったことと距離が近かったので、コースを狙った緩いボールを蹴ろうと思ったら緩すぎてしまった。
高山薫選手コメント
(開幕戦との違いは?)チームとしての成長はあったと思います。個人的には相手が誰とかどことか意識することなくできるようになってきたと思います。今日、ボールを前向きで受けたら仕掛けてクロスかシュートで終わろうという意識でやっていました。
(磐田戦に向けては?)J1はどこもうまいので、自分は特に、相手を意識するよりは自分らしくいいプレーすることを心掛けたほうがいいと思うので、相手が磐田とか意識しないでプレーしたいと思います。
菊池大介選手コメント
個人的にもチームとしても、この間勝ったことで自分たちのスタイルややるべきことに自信があって、マリノス相手でもいい状態で守備ができたし、この間よりも攻撃のバリエーションや前でのかかわりという部分でも手ごたえはあった試合だったんですけど、自分の決定力不足が出てしまったと思う。入っていく機会や精度はよくなってきていると思うけど、決めなければいけないと感じています。まだまだ練習も足りないと感じたし、本当に悔しいです。
後半の最後などは、チームというよりも個人でなんとかしなければという気持ちが強すぎて、周りを使えるのにドリブルでいってとられてしまったりとか、そういう部分があった。そういう気持ちは捨てなければ、チームとしてまとまって勝つことができないと思うので、反省しています。
全体的に押し込まれてる感じもなかったし、失点するまでうちのペースでプレッシングや自分たちの攻撃もできていたんですけど、また一瞬の隙でやられてしまったことが本当にもったいない。
(磐田戦に向けて)この間負けてしまった相手ですが、自分たちのいいところは継続させて、一瞬の隙だったり、いい時に点をとることだったり、ちょっとしたところで試合は変わってしまうと思うので、そこは前の選手として責任感をもってやりたい。今日感じた反省点は次に活かさなければいけないと思います。
横浜FM 樋口監督 試合後コメント
総評
ナビスコカップの予選リーグ突破のためには、今日は勝点3を取ることが必要でした。また、取ることによって今後の突破のための条件としても有利になるということで、まずその目標を達成できたことをうれしく思います。そしてこの悪天候のなか、サポーターの方にアウェイまで来ていただき、勝点3を取れたことを嬉しく思います。
ゲームは、すこし怪我持ちの選手、そしていくつかチームとしてトライしたいことをこのゲームでやろうという狙いがあったなかで、先発メンバーを決めてゲームに臨みました。良かった面もまだまだ考えなければいけない面もいくつか出たが、そのなかでも勝点3を取ったことを評価したい。スリッピーで非常に難しいゲームになったが、選手たちは集中力をしっかり持って勝点3に向けて頑張ってくれたと評価しています。また中2日ですぐJリーグの試合なので、切り替えてやりたいと思います。
質疑応答
決勝点を決めたマルキーニョス選手とアシストのドゥトラ選手の評価は?
前半難しくなかなかお互いがリズムをつくれないなか、終了間際にワンチャンスをしっかり決め切るクロスの質、打点の高さ、狙い澄ましたヘディングシュートという彼らの技術の高さ、そして、ここぞという狙い所を外さない経験値の高さを感じました。マルキは今日それ以外のところでも非常によくボールを前で収めてくれて、少し距離感がつくれないときでも彼が時間をつくることで全体の押し上げができたと評価します。
リーグ開幕戦で戦ったときと今日と比べて、湘南の印象は?
比較は難しいが、スタイル、やろうとしていることは変わらないと思いました。今日、うちが中盤で前半ボールに出られないときにはボランチを中心にうまくボールを動かされた印象がすこしあります。
2トップの攻めについて、MFがもうすこし絡んでもいいように見受けられたが?
サイドハーフの端戸らにはトップ下に入っていきなさいと話していました。彼が入って右サイドを天野が出ていけばいいと。そのバランスをしっかりとって、逆にそこの距離感を埋めるよう話したが、うまくいかなかったトライのひとつとして、そこのポジショニング、距離感をうまく作り出せなかった。まだまだそこは課題です。
六反選手を起用した意図と評価は?
まずしっかりトレーニングを積めているということと、すこし榎本に疲労感が見えるので、いい状態の選手を使うというなかで六反に頑張ってもらいました。非常に落ち着いてできたと思います。