第24節 vs ベガルタ仙台
8月31日(土) 19:00 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | ベガルタ仙台 AWAY |
3 | 1 | 前半 | 1 | 2 | ||
2 | 後半 | 1 | ||||
17 > 20 | 勝点 | 33 > 33 | ||||
島村 毅 32分 島村 毅 58分 ウェリントン 64分 |
得点者 | 37分 ウイルソン 84分 ウイルソン |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 21 | 安藤 駿介 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 林 卓人 | 16 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 3 | 遠藤 航 | 0 | 0 | 石川 大徳 | 33 | DF | |
DF | 22 | 大野 和成 | 0 | 0 | 鎌田 次郎 | 2 | DF | |
DF | 30 | 島村 毅 | 3 | 1 | 角田 誠 | 6 | DF | |
MF | 4 | 宇佐美 宏和 | 0 | 0 | 石川 直樹 | 5 | DF | |
MF | 7 | ハン グギョン | 0 | 0 | 松下 年宏 | 8 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 1 | 1 | 梁 勇基 | 10 | MF | |
MF | 8 | 高山 薫 | 4 | 0 | 太田 吉彰 | 11 | MF | |
FW | 40 | 大竹 洋平 | 0 | 2 | 富田 晋伍 | 17 | MF | |
FW | 16 | ウェリントン | 1 | 0 | 武藤 雄樹 | 19 | MF | |
FW | 10 | 菊池 大介 | 1 | 6 | ウイルソン | 18 | FW | |
GK | 38 | アレックス サンターナ | – | SUB | – | 桜井 繁 | 1 | GK |
DF | 26 | 亀川 諒史 | – | – | 渡辺 広大 | 3 | DF | |
MF | 14 | 下村 東美 | 0 | 0 | 蜂須賀 孝治 | 28 | DF | |
MF | 20 | 猪狩 佑貴 | – | – | ヘベルチ | 15 | MF | |
MF | 23 | 梶川 諒太 | – | 1 | 佐々木 勇人 | 14 | MF | |
FW | 9 | ステボ | 0 | – | 柳沢 敦 | 13 | FW | |
FW | 19 | 大槻 周平 | 0 | 1 | 中原 貴之 | 9 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
82分 22 大野 和成 ■反スポーツ的行為 83分 6 永木 亮太 ■異議 90分 9 ステボ ■反スポーツ的行為 |
10 | シュート | 12 | |
9 | ゴールキック | 6 | ||
3 | コーナーキック | 9 | ||
14 | 直接フリーキック | 14 | ||
2 | 間接フリーキック | 2 | ||
1 | オフサイド | 2 | ||
0 | PK | 1 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
11,188人 | 晴れ、中風 | 29.2℃ | 72% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
川北 信幸 | 家本 政明 | 大塚 晴弘 | 聳城 巧 | 秋澤 昌治 | 岩崎 洋 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れ様でした。
今日は夏休み最後で、たしか今日茅ヶ崎でサザンオールスターズがライブをやってるということで、向こうは4万5千人のお客さんを集めるって聞いていて、僕も見に行きたいなと思ってたんですけど(笑)、そのライブに行かないで、僕らを応援してくれたサポーターの皆さんに、やっとホームで勝点3を届けられて嬉しい気持ちでいっぱいです。
この勝利は本当に選手たちと、それを支えてくれた人たちと、この前サポーターが僕に熱いメッセージをくれたので、本当に彼らに捧げたいと思います。
前節の柏戦で、今シーズンで一番、後半は我々らしさというか、一体感を失ってしまって、個々が勝手な判断でプレーするような所が多かったので、その辺をもう一度自分たちの原点に返ろうということで今日もミーティングをしました。
やっぱり我々は一人でプレーするんじゃないんだと、試合出ている11人、ベンチの7人、それからバックアップの選手も含めて、全員でプレーしているんだということをもう一回思い出してくれという話をしました。
セットプレーで(大竹)洋平からの、シマ(島村)が2点取って、ちょっと狙ってた形とは実は違うんですけども、それも含めて、ウェリントンのゴールも含めて、泥臭さが今日は前節に比べてもすごく出ていて、J1で初めてやらせてもらって、まだ5回しか勝っていないというか、あとは勝点3を取れていなかったので、勝つことが本当に難しいなっていう風に今も思っています。去年のJ2でああいう厳しい戦いをして、選手たちがここ(J1)でプレーすると。でもこの勝点3に届くには、“成長、成長”って言葉を選手たちに投げて、それを信じて僕はずっとやってるんですけども、シンプルに本当に、こういう所に届くにはすごいパワーとエネルギーと、色んな物が重なり合わないと勝てないなって思ってます。でも、うちの選手たちは上手い選手じゃないかもしれないけど、ゴールに向かったりとか、ボールを奪ったりとか、見てるお客さんが“湘南、頑張ってるな”という風な印象のチームでは、少なくともいたいと思うので、そういうことが今日の試合は90分間プラス、アディショナルタイムも含めて、出せたのかなという風に思います。ただ本当に一つ勝った後の、次の試合でまた負けてとか、それを繰り返しているので、残り10試合、天皇杯も含めて、自分たちのスタイル、自分たちの信じてきたものは全て出すと。結果はありますけども、それは最低限やれるように、選手たちを指導していきたいと思います。
質疑応答
右に宇佐美選手と遠藤選手を置いた配置の狙いは?
もちろん出なかった選手が悪かったわけではないですが、彼らの組み合わせのどれが一番自分たちの一体感を出せるのかというところでいうと、遠藤は将来的にも、彼はいま二十歳ですが、そういうポジションでやらせないといけないと去年から僕はずっと思ってましたし、あいつは代表で抜けたり入ったりしていたのでなかなか試せなかったんですけど、この前のレイソルも最後そのかたちにして、大野、遠藤、シマの組み合わせが、ああいうふうになったほうがよりコンパクトに、右からの起点もできて、遠藤のアグレッシブさ、和成のスピード、カバーリングが活きるのではないかと。
あと宇佐美はここでやったセレッソ戦以来時間が止まっていたんですけど、最近すごく貪欲に頑張ってくれていたので、90分足を止めないで彼の守備力やハードワークに期待したが、予想以上によくやってくれたと思います。
手倉森監督が湘南に神風が吹いたと言っていた。監督のなかで強風の影響は?
予想を超えて風の影響があると思っていたので、それも含めてセットプレーの形とか用意していたものを後半に回そうというところもあって。天候の影響はあったが、前半から風の影響でうまく攻められないという感じではなかったので、逆に後半あの風が吹いてくれて我々のミドルシュートや航のロングボールなどチャンスが掴めるんじゃないかなと思っていたので、誠さんがおっしゃるように神風と言われたらそうなのかもしれないですけど(笑)
GKを毎試合代えているが?
GKを1試合ずつ代えちゃいけないというルールはないと思うんですね。常識というのは常識として同時に解っているつもりで、GKが1試合ずつ代わっているのは世界的に見てもいい状態のチームではないと思うが、僕は彼らが毎日どう過ごして何を考えてプレーしてどういう状態なのかというのを判断するのが仕事なので、皆さんが思われるような常識のなかで彼らを選ぶのであれば僕が監督でいる必要はまったくなく、皆さんのファン投票で1番になった選手が試合に出ればいいというだけ。
そういう常識やそれをやらないほうがいいということも封印して自分の信じたことをやったつもりです。その結果、勝ったけれどピッチに立った安藤が全部よかったわけじゃなく、アレックスや阿部、鈴木雄太も含めてみんなにチャンスがあって、逆に言えばみんなにチャンスがないというチームだと思っている。皆さんびっくりされると思いますけど、僕もびっくりしながらやってます。
大竹選手が入ったことはキッカーの選択肢も増えてプラス?
うちのチームにとってももちろんそうだと思うが、あいつは小学生の頃から体が小さくてボール扱いが巧い選手で、プロになったら結局フィジカルが弱いからプロじゃダメだったねと言われる、日本サッカー界の全体の問題である、カジもそうだが、そういうタイプの選手だと思います。あれだけの技術、あれだけの向上心がある選手を、偉そうに言えば、日本サッカー界全体で育てていかなければいけないと思いますし、体が小さいからノーなんだと言われたらそのスポーツをやってる夢も希望も何も子どもたちに与えられない。彼が入ってどうこうというより、僕は彼がこのチームでそういうことをやれるということを素直に証明してもらいたいし、それを観た子どもたちや次に続く選手が、世界にいっぱいいると思うんですよ、体が小さくてもいい選手だと言われるように、このサッカー界だけでなくすべてのことに風穴を開けていってもらいたい。その意味では、この3,4試合、洋平が入ってからうちのチームの戦術を学びながらいいところを出してくれてるなと思います。ただ洋平だけじゃなくそれは周りが彼のプレーを理解してるからというのがもっと大きくて、洋平だけがいいわけではけっしてない。あいつも調子に乗ってきたら俺に怒られるだろうし、調子に乗るかどうかはわかりませんがそのへんは見ていきたいと思います。
先取点をとれたことが一番大きかったと思うが?
先制点をとったら去年は負けなかったし、今年は逆転されたこともありましたけど、やはり優位に進められると思います。最初から相手の陣地に入ってサッカーをしようというのは大事なことで我々は先に預けて守っていようというチームではないので、その裏返しでこの前のレイソル戦みたいなこともありますけど、あれを恐れていかなくなったら何も残らないと思うので。
天皇杯の後、鳥栖、大分と九州2連戦が大きいと思うが?
九州2連戦だけじゃなくて関東2連戦も大きいんですけど、アウェイで暑い中での試合になるのでコンディションも重要だと思います。
メンバー交代のタイミングがいつもより遅かったようだがチームがうまくまわっていたということか?
3-1でリードした後に、相手の交代が1枚あって、中払選手が入ってきたあとの形を考えて、早く動いてしまうと、相手のストロングを抑える形にはつながらないと思ったので、今日は少し我慢したところがありました。
大竹洋平選手コメント
本当にみんなチームのために走って、チームのために頑張ってるので、結果がついてきて今日は本当によかったです。
みんな走れるしいい動きをしているので、僕はそこにしっかり合わせてパスを送るだけなので、お互いがお互いの特徴を出せればこういう風にいいサッカーができると思います。
自分としては間で起点になって、しっかりボールを収めて、攻撃の起点になれればと思っていました。そこは自分の特長でもあると思うので、そういうプレーはどんどん出していきたいと思います。
セットプレーで点がとれたらいいと思うし、まだまだ、もっとキックの精度を上げていけば点がとれると思うので、もっと練習していきたい。
本当に今日、みんなの勝ちたいという気持ちがあったので、ああいうゴールに繋がったと思います。
宇佐美宏和選手コメント
自分のよさを出そうということで、自分も上下動は、以前サイドバックもやっていたし、走り切るということはすごく意識してやっていました。やっぱり1対1で負けないということは今日の勝ちに繋がるはずだと思っていました。
何回かやられてしまいましたけど、守備の部分では自分のよさは出せたかなと思います。
(入る時に意識したことは?)上がっていくタイミングと守備をする時間帯のタイミングを意識しながらプレーしました。起点を作られないようリスク管理することも大事だと思っていました。
クロスはミスが多くなってしまって本当にまだまだ修正しなければいけないところがたくさんあります。もっと自分が絡めるようになれば試合も楽になったかなと思います。最後はクロスの精度などが試合の勝負を決めてくると思うので大事にしたいと思います。
(運動量豊富に走っていたが?)湘南スタイルとして、人がどんどん追い越していかなければいけないと思っているので、そこを意識してプレーしました。
ホンマにこれからなので、ここからの10試合、勝点を積み重ねるしかないんですけど、みんなでひとつになってやっていきたいと思います。
島村毅選手コメント
今年点を取りたいと思っていた中で、なかなか取れなくて悔しい想いをしていた。
強いチームは難しい試合でもセンターバックがセットプレーで点を取って勝つことがたくさんあると思うけど、僕もたくさん試合に出させてもらっている中で全然点を取れていなかったので、いつか取りたいと思っていた。ようやく取れてホッとしています。
1点目はボールがよくて、体勢は悪かったけど気持ちで取れたゴールかなと思います。2点目もボールが絶妙で、GKの態勢も崩れていたしこぼれてきそうだなという感じもしたので、うまく合わせられてよかったです。FWをやっていたからかもしれないけどうまくボールに反応できたかなと思います。つぎの試合でも点を取れるようにやっていきたいですが、ぼくはDFなのでディフェンスの面でも無失点で貢献したい。
自分が点を取って無失点に抑えるのが僕のなかでは理想。そういった試合が目指すところなので、まずは無失点というところをもっともっと突き詰めていきたいです。
ウェリントン選手コメント
(ゴールについて)僕が相手と体がぶつかるとけっこう笛が鳴るので、あのシーンはDFとGKがいたのでファウルにならないよう先に触りました。
GKも出るか出ないかちょっと迷ったと思う。仙台は強いチームでしたが、勝つことができてよかったです。
高山薫選手コメント
勝利できたことは素直に嬉しかったです。
(前半からいい形を作れていたが?)他の試合でもいい形は作れていたと思うんですけど、先に失点をして少し落ちてしまうようなところがあった。でも今日は先に点をとれて、追いつかれてしまったけどみんなで声を出して一体感を出してやれたことで、追加点も奪えたと思います。そこは甲府、柏の時とは違うと思います。
チームみんなで頑張ってやらなきゃいけないと、原点に立ち返ってやろうという気持ちでした。
最後、押し込まれてる時間もみんなでしっかり声を出して、攻撃に転じる時などは湘南らしさを見せられたと思います。
(自身も積極的にゴールを狙っていたが?)今日も決定的なシーンで外してしまったんですけど、そこはもう練習するしかないし、ミスを気にしてそういうプレーをしなくなるのはよくないと思う。チャンスを何回も作って決めていきたいと思います。
遠藤航選手コメント
(3バックの右について)まずはビルドアップの起点になれるようにと考えていました。相手が2トップだったのでけっこうフリーで持てる時間もあったので、そこはうまく持ち運んだりサイドハーフにつけたり前から来ていたら裏を狙ったり、というところの判断をしっかりするように心掛けていたので、90分通して攻撃に関してはよかったかなと思います。(守備について)攻めてるときのリスクマネジメントという面では、ボランチの選手、中盤の選手全員ですが意識していたし、相手の2トップに対してボランチ2枚残って対応するなどもあった。そういうところの意識がひとつ大きくて、攻撃に出ていくところはうちのスタイルだけど、リスクを冒しすぎてカウンターで失点してしまうのはいけないことだと思うので、その意味では今日はうまくバランスを取りながら、とくに前半は攻撃できたと思います。
(きのう選手だけでミーティングをしたということだが?)落ちてもしょうがないという気持ち的な面と、守備に関して声を出すところとか全員でもう一度意思統一して同じ方向に向かっていくという話し合いの場でした。後半、薫くん(高山)とか失点したあとも声を掛けてくれたし、失点したあと落ちてしまうところも問題点としてあったので、全体で失点しても落ちずに、PKで取られたあとも集中を切らさずに守りきれたのは、選手のミーティングがあったからこそだと思うし、そういうところの意識は変わったと思います。
仙台 手倉森監督 試合後コメント
総評
今日のゲームで強風警報が出ていて、湘南にとっては神風が吹いたなと。我々にとってはそれが災いしたような失点を重ねてしまったなと。前節湘南が残留争いで甲府に
勝たれて水をあけられた状況のダメージのなか、柏戦でのシステムの変遷に対してハッキリ言って何をやってくるんだろうという不気味な節でもあった。それに対して自分たちはアウェイの戦い方で、自分たちに厳しさを持ちながらタフに戦おうと。そのなかで、攻め込んだときにもうすこし相手陣で揺さぶるようなつくりをできれば、前半のうちにクロスからあの1点以外にも生み出せたのかなと。やり切る攻撃が多くて、逆に湘南が2シャドーをうまく使って厚い攻撃をしたことで、我々が動かされてしまった。それで後半にはセットプレーから1点取られたのに対して、そのあとの我々の攻撃、テンポ、リズムはスピードアップしたなかで示したパフォーマンスはよかったと選手たちに話してきました。あれをイーブンのうちにやれるかどうかが我々の課題。残り10戦、きょう追い上げようとする姿勢はこれからの残り10戦で示さなければいけないものでもある。きょう示したものを残り10戦、我々ぜひ示して挽回していこうという話をしました。こういった負け方も、負けるときは不運な失点もありますが、残り10戦あるので、今日の悔しさを糧に勝ち切れるチームを目指して頑張りたいと思います。
質疑応答
3点も取られたのは珍しいと思いますが、疲れが溜まっている?
いえ、これまでも卓人にはいろんなビッグセーブをしてもらいながらシーズン進んできていますから、たまたまこの1試合に集中して起きたのかなとも感じるし、逆に、なかなかセットプレーで失点というのもなかったが、残り10戦に向けてそこを修正しろというシグナルだろうと取りたい。チームとして今日の負けの挽回を全員でカバーしていければいいと思っています。取られたものはしょうがないし、ただ3点目も取れるチャンスがありながら取れなかったところも、敗戦を考えればみんなで解決していく必要があると思います。
天皇杯を挟むこの時期をどのように活かすか?
みんなのコンディションをもう1回しっかり戻して、今日の後半見せたような活動量と流動性をもう1回底上げして、また誰が出てもいいように、これからの10戦は隔週で試合があるので、ベストな状態で一戦一戦挑める状況、あとはそのときにいい状態の選手をピックアップするのが俺の役目だと思います。やってくれると思います、うちの選手は。
赤嶺選手の見通しは。
前節C大阪で赤嶺を外して、セレッソとの分けたゲームも内容的には満足いくものだった。その流れで赤嶺は今節も外して、ハムの故障から復帰してきた彼自身、活動量とスプリント力をすこし欠いていたので、今節まで休ませて、残り10戦天皇杯を絡めて復調を目指していこうと話して残してきましたから、負けたときに外された選手の宿るパワーを彼には期待したい。
1-3になってからサイドからシンプルな攻めをしたが攻撃でよかったところは?あと試合が終わった直後に頭を抱えていたが?
まずやっぱり、すこし押し込むことができたので外から攻めるしかないという。前節も柏にクロスから3失点しているので、それは前半からやり続けたところだったが後半にはそのかたちを示せた。そこに持っていくまで武藤のただパスを探すだけではなく1対1やコンビネーションを織り交ぜて攻撃のテンポが上がったことに対しては、俺はこれからの戦いに可能性を感じたという話を選手たちにしてきました。そうなったときのオプションとして中原はこれからまた状態をよくしてくれればなと思います。頭を抱えたのは、やはり…負けたら頭痛いっすよ(笑)。そのなかで今日の夏休み最後の、仙台はもうとっくに始まってますが、BMWスタジアムをつくり出すサポーターの雰囲気にやられたなとものすごく実感した。一巡目から勝てなかったチームを勝たせる悪い癖が今日も出たなという。でも湘南とはJ2時代からずっとしのぎを削ってきた仲で、とくに勝ったり負けたりしている相手だったし、そういうときに彼らのホームでの雰囲気作りは、残留に対して一体感をものすごく感じたゲームでもありました。でも自分たちもここから、我々のサポーターがつくり出してくれる雰囲気もそれ以上のものがあると信じていますから、10戦全部勝つつもりでやります。
後半システムを変えたのは、前半足りなかった揺さぶりのため?
彼らの3-4-3の攻撃は流れのなかで4バック。そのときに3トップ気味に4-5-1にして、ワイドの選手を4バック気味になった選手にかけたい、その意味で2トップでスタートした武藤とサイドハーフでスタートした太田をそのポジションに据えることによって、相手の菊池と大竹、前半うるさかった2人を抑えなければ勢いに乗せてしまうところで、システムを変えました。流れは引き寄せられる可能性はあったが、流れ以外のセットプレーでやられたのがちょっと悔やまれるなというところですね。