第21節 vs ジュビロ磐田
8月17日(土) 19:00 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | ジュビロ磐田 AWAY |
1 | 0 | 前半 | 0 | 1 | ||
1 | 後半 | 1 | ||||
16 > 17 | 勝点 | 13 > 14 | ||||
ウェリントン 78分 | 得点者 | 60分 駒野 友一 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 38 | アレックス サンターナ | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 八田 直樹 | 21 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 30 | 島村 毅 | 1 | 1 | 駒野 友一 | 5 | DF | |
DF | 3 | 遠藤 航 | 0 | 1 | 菅沼 駿哉 | 2 | DF | |
DF | 22 | 大野 和成 | 1 | 0 | 伊野波 雅彦 | 19 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 0 | 0 | 宮崎 智彦 | 13 | DF | |
MF | 7 | ハン グギョン | 2 | 0 | 小林 裕紀 | 7 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 0 | 0 | 藤田 義明 | 33 | MF | |
MF | 26 | 亀川 諒史 | 1 | 1 | カルリーニョス | 50 | MF | |
FW | 10 | 菊池 大介 | 0 | 0 | 山田 大記 | 10 | MF | |
FW | 16 | ウェリントン | 4 | 0 | 金園 英学 | 17 | FW | |
FW | 8 | 高山 薫 | 1 | 1 | 前田 遼一 | 18 | FW | |
GK | 21 | 安藤 駿介 | 0 | SUB | – | 川口 能活 | 1 | GK |
DF | 2 | 鎌田 翔雅 | – | – | ペク ソンドン | 8 | MF | |
MF | 14 | 下村 東美 | – | 1 | 松浦 拓弥 | 11 | MF | |
MF | 20 | 猪狩 佑貴 | – | – | 山本 脩斗 | 20 | MF | |
MF | 23 | 梶川 諒太 | 0 | 0 | チョン ウヨン | 22 | MF | |
MF | 40 | 大竹 洋平 | 0 | 2 | 山本 康裕 | 23 | MF | |
FW | 19 | 大槻 周平 | – | – | 阿部 吉朗 | 30 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
56分 38 アレックス サンターナ ■得点 機会阻止(手) |
10 | シュート | 7 | 90分+4 11 松浦 拓弥 ■反スポーツ的行為 |
3 | ゴールキック | 10 | ||
7 | コーナーキック | 4 | ||
18 | 直接フリーキック | 13 | ||
1 | 間接フリーキック | 0 | ||
0 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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12,140人 | 晴、弱風 | 28.1℃ | 74% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
平山 博光 | 井上 知大 | 相樂 亨 | 山際 将史 | 塚田 健太 | 亀井 信也 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れ様でした。
多分、僕が監督やらせてもらってから、6分のアディショナルタイムっていうのは、多分一番最長なんじゃないかなと思うんですけど、6分間、点を取るのか取られるのかという所ですごく最後まで見ごたえのあるゲームになって、本当に……疲れました(笑)。
この前の清水戦の前半がちょっと情けない戦いになってしまったので、それを今週ずっと言ってきて、清水戦はサポーターの皆さんも後半が良かったからブーイングしている人と、良くやったよという人が半々の試合だったんですけど、今日は本当に引き分けで勝点は1だったんですけれども、順位のこともふまえて、サポーターの皆さんからも僕らの頑張りを讃えてもらったので、そういう意味では選手も勇気が出たと思います。次に繋がる試合ができたかなと思います。
ジュビロさんは本当に、皆さんもお分かりだと思うんですけれど、代表選手だったりとかそれこそ質の高い選手がたくさんいて、ボールを大事にしながら、相手のバイタルエリアを崩していくっていうサッカーを終始一貫してやられていて、プラス、例えばファールされても倒れないとか、そういうタフな戦いも彼らはずっとやっていて、結果が出ないのは本当に不思議に思っています。
今日やらせてもらっていて本当に強いチームだなという風に思いました。ただ、前期0-4でやられた試合は本当に最初から勢いにのまれて何もできないまま終わってしまったんですけれども、少しはその時よりは一つ一つのボールへの執着心とか、相手より走力で上回るとか、そういうことは今日の試合に関しては見せられたかなと思います。
アレックスが退場してしまって、次のFKで嫌な感じで失点してしまって、あのFKはやっぱり止めなきゃいけなかいとは思うんですけも、そこで出た3人の交代選手、また今日亀川を代えたのも全然、…逆にむしろ一番良かったくらいの出来だったんですけれども、代えざるを得ないような状況にもなりましたが、ただそこで10人の選手が足を止めないで、ゴールに向かって行ってくれたっていうのは、J1でプレーしたいという意欲が僕にもサポーターの皆さんにも伝わったと思うので、そこは本当に今日プレーした選手たちを讃えたいと思います。
質疑応答
ひとり少なくなったあと10人とは感じさせない内容だったが、なにか監督から指示などは?
前半からリズムは全然悪くなくて、後半相手がシステムをマッチアップしてきて少し勢いに押されるところはあったが、ゲーム自体はそんなに悪くなあったので、0-1で長い時間というよりも、すぐに取り返せるかたちに変えたいと、交代選手を2枚切りました。攻撃的に行くというか、0-1なのですぐ返していかなければいけないのは当たり前ですが、最後まで1-1で終わるのではなくもう1点取りに行くことも含めて、非常に難しい状況ではありましたが、結果的に1-1で終わったことは悪くなかったと思います。選手たちにもう1点取れるなら取ろうという気持ちも見えた。交代で出た選手も残っていた選手もその意思統一ができていて、交代選手への指示も含めてしっかりやってくれたことがあの1点に繋がったのかなと思います。
特に洋平(大竹)とカジ(梶川)は中学生みたいな身長ですが(笑)、洋平は中学のときからあのぐらいの背だったかなという覚えがありますが、非常にアグレッシブに湘南のスタイルに1週間で慣れて力を発揮してくれたと思います。カジも途中から、なかなかああいう状況で入るのは難しいと思いますが、いい形の勇気あるドリブルでチャンスをつくってくれて、それ以外の選手も含めて、またウェリントンも初ゴールということで、出た選手と最後まで踏ん張ったDF陣と、全員が勝点1に係わってくれてよかったと思います。
ウェリントン選手のよさというのは?
ウェリントンだからとか日本人選手だからというわけではないですが、献身的ですよね。
チームのことを考えて献身的にやるところがすごくいいなと思います。本人は3試合で点が取れなかったので悩んだ顔もしていたが、俺は全然問題ないと、点は入ったらすぐにリズムが掴めるからという話もした。今日もディフェンスの貢献を含めてすごくやってくれる選手なので、ほんとうに我々の力になってくれるなという認識はあります。
前半の出来を考えたら退場はすごく響いたと思うが、味方のDFと交錯したのは言葉の問題なのか、あのプレーについては?
結果的に見たらブラジル人と日本人のコミュニケーションとかデメリットはあると思いますが、僕は選手全員にチャレンジしろと、シンプルに。でもこのまえの清水戦、アレックスもクロスへのチャレンジとかで、少し呑まれていたところがあった。今週ずっと言っていたことで、あのボールにチャレンジしたことを悪いと言ってしまったら、僕は選手に結果論で話をするしかなくて、俺は別にあのプレーに関して、たぶん島村が行けたから結果的には出ないほうがよかったのかもしれない。でも、そのボールを狙った勇気は称えてあげたいし、それで退場になってしまったけれど、多分もう一度同じことがあったら選手は考えると思う。だから選手がチャレンジする範囲や気持ちを失わせないようにすることが、たぶん監督の僕がやらなければいけないいちばん大事なことで、その意味ではあのチャレンジで、なんでアレックス出てくるんだよという空気は、選手の中にまったくなくて、逆に取り返してやろうと繋がったのは、選手が僕以上に感じてると思う。やっている選手が誰もアレックスを責めてないというか、そういうところがやはりチームだと思うので。
判断やポジショニングなど言いだしたらたぶんキリがないが、彼の気持ちは否定したくないといま思っているところです。
ウェリントン選手コメント
ゴールを決められてホッとしています。でもゴールを決められたんだけど、あのシュートはちょっとミスキックでした(笑)ちゃんとボールにミートしなかったので外れたかと思ったのですが、運があったと思います。
日本に来て1ヶ月ですが、僕のプレーをみんなが理解してくれ、僕自身もみんなの特徴を理解しながらプレーできるようになってきました。コミュニケーションもよくとれていると思います。
ここまで3試合ゴールがなかったけれど、監督からはずっと落ち着いてやり続けることだと言われていました。我慢して、入らなければまた次の試合に向けて集中しようと。1点決められたらどんどん入れられるという気持ちでした。
(バック宙のパフォーマンスは?)次の試合の甲府戦では、あのバック宙を2回くらいできたらいいですね。そのために、ハードな練習をしっかりやりたいと思います。
永木亮太選手コメント
前節は出場停止で自分は2週間空いていたので、フレッシュな気持ちで臨みました。
磐田は昔から知っている選手も多いですし、大卒で同年代の選手もいることもあって、3連敗は絶対にしたくないと思っていました。今日は勝てなかったですけど、本当に大きな勝点1だったと思います。
前半は本当にパーフェクトだったと思います。守備でも危ないシーンもなかったですし、みんなコンパクトにやっていた。攻撃も本当に惜しいシーンが多く作れていたのであとは決めるだけだという感じでした。
90分間、本当に全員が気持ちを切らさずに、また走り切れていたと思います。
一人少なくなって、ワンチャンスを狙ってやってたんですけど、交代選手がうまく絡んで得点できたのはよかったと思います。
大竹洋平選手コメント
試合展開は一人少ない難しい状況でしたが、最悪でも引き分けて終われればと思っていたので、すごく大きい引き分けだったと思います。
(梶川選手との距離感がよく息も合っている印象だが)練習は一緒にやれる時間があまりなかったんですけど、試合になって今日やってみたら距離感もよかったしすごくやりやすかったので、これからもっと練習していけば、カジだけじゃなく他の選手とももっと連係はよくなっていくと思います。
もっともっといいサッカーをして勝ちたいと思います。僕に求められているのは、ボールをどんどん間で受けたり攻撃の部分で前を向いて仕掛けたり、ラストパスなどゴールに繋がるプレーだと思うので、守備の面も今週やってきてある程度分かってきたので、それをやりつつ攻撃では自分のよさを出せばそれがチームの力になると思います。
みんな本当に頑張るし、走れるチームだと思います。今日も最後ギリギリのところで体を張って守ったり、すごくみんなが頑張るチーム。そこで自分がボールを受けたときにタメをつくったり、押し込まれた展開で自分が受けたときにもう少し時間をつくるようなプレーができればチームのためになると思う。守備の時間が長かったが、ボールを受けたときにもう少し、1回カジに出そうとしてミスしたことがあったんですえど、ああいうところで時間をつくって守備陣の助けになったり、ボールを持ったときにもっとタメをつくったり、もう少しやれたらと思います。
安藤駿介選手コメント
(難しい入りだったと思うが?)準備はしていたんですけど、それ以上の重圧がありました。PKでもなく、一人少なくなるという状況でもあったので、壁の設定をして、自分の準備もしてという一番やりづらい状況でした。自分が思っていた以上に緊張していました。その最初の1本でやられてしまったことは本当に悔いが残ります。でも、本当に勉強になりました。次はそういうことがないようにしたい。
ただ、その後のゲームに関しては、個人としてもチームとしてもできたと思います。前向きにとらえてはいます。
立て続けに決められていたら、かなり難しい展開になったと思うので、10人でも1点なら返せるという、チームとしての自信にもなった。うまくいけば2点目もとれそうだった。どちらが一人少ないか分からないくらいだったと思います。
2点やられなくてよかったという気持ちと、最初のワンプレーで入り切れなかったことが悔やまれますが、繰り返さないようにまた頑張っていくだけだと思います。
梶川諒太選手コメント
(交代出場、ゴールシーンについて)みんなも相手もかなり疲れている印象で、スペースが空いていたので、パスでいくよりも自分はフレッシュなのでどんどん行ったほうがいいと判断しました。10人だったので前から行って攻撃するしかないと思い、とにかく前へ行こうと思っていた。勝てればもちろんよかったですが、引き分けなので、しっかりもう一度やり直して、勝ちに繋げられるように一戦一戦最後まで勝点3を目指して闘い抜きたいと思います。
磐田 関塚監督 試合後コメント
総評
本当に多くのサポーターに勝利をプレゼントできず、非常に残念な気持ちです。
ただ、ゲーム内容としては、今日特に前半は僕が就任してから一番悪い出来だったかなという印象です。
湘南さんも非常にアグレッシブに戦ってきたなと。そのあたり、後半はしっかりと相手の動きを、マッチアップした形にして戦い、少し我々の勢いを取り戻せたのではないかと思います。その中で相手を少なくさせる状況ができたと。
その後しっかりとバランスを取りながら追加点を、しっかりとリスク管理をしながらということでやりました。我々の追加点を取れるチャンスもありましたし、逆に相手もカウンターから、という形がストロングなところはあったと思います。
湘南さんも今日の試合がやはり相手に勝点3を与えたら、という必死さもありましたし、我々が勝ちきれていないと言うか、そういった心理的なもの、ゴール前の落ち着きだったり、ゲームでの落ち着きだったり、そのあたりをチーム全体で乗り越えていかなければいけないところだと感じました。決して内容的に後半のところでも持ち返せる力がないわけではないので、やはりもう一度一つにして、次節へ向けてやり続けていきたいですし、しっかりとやっていきたいと思います。
質疑応答
追加点を取れなかったことがこの試合のポイントか?
チャンスはありました。湘南さんとやる時の分析のところの狙いもありましたが、どうしてもそこを見れないと言うか、そういったケースがあり、単純に外から上げてしまうというところがあったので、そのあたりは落ち着きと言うか。中盤が空いているので、もう少ししっかりと厚みのある攻撃をしていいところで縦に速く入れて相手ボールにしてしまうとか。後半も目立つなと。これだけのこの暑さの中で相手は必死になって走っていますから、そこを我々がしっかりとやりきるというか、それを今やれるようにはなっているので、精神的な部分を一度落ち着かせることが大事だなと感じました。
先発を前田選手、金園選手の2トップにした意図は?
前節、広島戦の後半、2人の関係が非常に上手く取れていたというところです。前半の前半は非常に上手く取れていたと思いますが、そこから2トップ気味になってから、相手のボランチのところの6番、7番、10番、8番、このあたりの4枚の出入りがルーズとなり、前と後ろのボランチ、センターバックの関係がスムーズではなかったので、そこをしっかりと後半のところではあてはめていこうという形にしました。
加入後初出場となったカルリーニョス選手の評価は?
前半、2列目の右サイドはあの角度へ持って山田へ出したパスとか、やはり角度のところです。それから攻撃面ではボールがしっかりと回っていればいい面が出たと思いますが、まだ、やはり時間が経ち、相手のリズムになった時に消えてしまったなと。逆に小林裕紀と共にボランチをしてからはボールを上手く動かしながら長短(のパス)が出ていたという印象です。