第20節 vs 清水エスパルス
8月10日(土) 18:00 @IAIスタジアム日本平
HOME 清水エスパルス | 湘南ベルマーレ AWAY |
3 | 2 | 前半 | 0 | 1 | ||
1 | 後半 | 1 | ||||
23 > 26 | 勝点 | 16 > 16 | ||||
ラドンチッチ 8分 ラドンチッチ 36分 村田 和哉 85分 |
得点者 | 82分 菊池 大介 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 21 | 櫛引 政敏 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | アレックス サンターナ | 38 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 28 | 吉田 豊 | 0 | 0 | 鎌田 翔雅 | 2 | DF | |
DF | 3 | 平岡 康裕 | 1 | 1 | 遠藤 航 | 3 | DF | |
DF | 4 | カルフィン ヨン ア ピン | 0 | 1 | 大野 和成 | 22 | DF | |
DF | 2 | イ キジェ | 0 | 0 | 古林 将太 | 5 | MF | |
MF | 5 | 村松 大輔 | 0 | 0 | 梶川 諒太 | 23 | MF | |
MF | 38 | 本田 拓也 | 1 | 0 | ハン グギョン | 7 | MF | |
MF | 20 | 竹内 涼 | 0 | 3 | 高山 薫 | 8 | MF | |
MF | 10 | 河井 陽介 | 3 | 1 | 菊池 大介 | 10 | FW | |
FW | 39 | ラドンチッチ | 4 | 1 | ウェリントン | 16 | FW | |
FW | 13 | 高木 俊幸 | 3 | 1 | 大槻 周平 | 19 | FW | |
GK | 36 | 三浦 雄也 | – | SUB | – | 安藤 駿介 | 21 | GK |
DF | 29 | 三浦 弦太 | – | – | 亀川 諒史 | 26 | DF | |
MF | 16 | 六平 光成 | 0 | 1 | 島村 毅 | 30 | DF | |
MF | 22 | 内田 健太 | – | – | 下村 東美 | 14 | MF | |
MF | 8 | 石毛 秀樹 | – | 0 | 岩上 祐三 | 15 | MF | |
FW | 14 | 伊藤 翔 | 1 | 0 | 中川 寛斗 | 34 | MF | |
FW | 35 | 村田 和哉 | 1 | – | 前田 尚輝 | 36 | MF |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
29分 28 吉田 豊 ■反スポーツ的行為 37分 39 ラドンチッチ ■反スポーツ的行為 65分 20 竹内 涼 ■反スポーツ的行為 |
14 | シュート | 9 | 76分 15 岩上 祐三 ■得点機会阻止(他) |
10 | ゴールキック | 6 | ||
4 | コーナーキック | 4 | ||
14 | 直接フリーキック | 14 | ||
4 | 間接フリーキック | 0 | ||
0 | オフサイド | 4 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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15,395人 | 晴、弱風 | 29.3℃ | 85% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
新藤 一晴 | 村上 伸次 | 五十嵐 泰之 | 平間 亮 | 佐藤 貴之 | 奥 岳史 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れ様でした。
今日は試合前に急なキリノの移籍の発表があって、びっくりされたサポーターの方も多かったと思います。彼もここへ来て、サポーターに挨拶をしたと思いますが、そういう中でも試合の最初から最後まで声援を送っていただいて、最後の叱咤激励は、本当に我々への強いメッセージだと思っていますので、そこは本当に毎試合のことですが感謝しています。
ゲームのプランや相手のストロング、相手のプランに関しては、ここずっとやってきたエスパルスさんの試合を見る中で、もちろんラドンチッチ選手や本田選手が入る中で少し志向は違ってきましたけど、分析したとおりの展開でした。
前半、我々が前にいこうとする意欲というか意識という面で、どうしてもボールが下がることが多くて、攻撃のエネルギーが少しなかったことが、最後まで響いたかなと思います。
後半は、選手たちの意識もそういうところが出て、いい形のチャンスが掴めたと思いますけど、最後のところで決められないところがまだありました。
ただ今シーズン、一人少なくなったことも初めてですし、去年のJ2でも我々はそういう中でもみんなでまとまって、乗り越えてきました。今日の敗戦の責任は全部僕にあると思うので、選手たちは、祐三(岩上)も今日終わった後に涙ぐんでいましたが、その中でもファイトしてくれた。ただそのファイトの質を選手個人が上げようとしてくれない限り、このステージで勝点をとることは難しいと思います。
前半の戦いは少し情けなかったなと思います。ただ選手たちはやろうとはしていた。エスパルスさんの圧力やアウェイの雰囲気に少し後手を踏んでしまった展開が多かったと思います。
すぐに試合がありますし、明日も練習試合がありますので、いい意味で切り替えて、来週の磐田戦に向かうエネルギーを作っていきたいと思います。代表に選ばれたグギョン(ハン)や寛斗(中川)、翔太(田村)など出たり入ったりしますが、いる選手でしっかりトレーニングをして、次に向かっていきたいと思います。
質疑応答
後半に入ってシステムを変更した理由は?
相手が1トップだったので、後ろ3枚にするよりも、2バックというか4バックの変形という形で、あそこのアンカーボランチを置いて相手の長いボールに対処して、さらに攻撃的にいくしかなかったので。そこは幅を取りながら、危険なところにボールを入れてと。前の形は変えないでやっていたので、後ろの枚数を少し減らして、前にエネルギーをかけたいなというのが一番の理由です。今までもずっと練習試合でもやってきたので、そんなに違和感なくやれたかなと思います。
立ち上がりから前からプレスをかけて積極的に行っていましたが、この暑さの中で体力面も含めてどんなゲームプランで入ったのか?
去年もそうですけど、夏だからといって少し省エネするサッカーを最初から目指すと我々の良さが出ないと思っているので。今日は10人になって、動く量が1.5倍、1.6倍ぐらいになった印象がありますけど、あのまま行ってもハイスピードでハイピッチで後半もたないなという印象は、僕はまったくなかったです。ただ、プレスに良い形で行って、奪ったボールが下がっていくことで、相手に引かれちゃうというか整えられちゃうと、それは我々が狙っている形ではないので。一番の優先順位の攻撃を選択するように選手を仕向けていかないといけないですし、そのへんがまだまだ課題かなと。フロンターレさん、マリノスさんと続いて、今日の試合はとくにそういうふうに感じました。
早い時間に失点してしまって、メンタル的な影響は出たか?
1点はいいという言い方はおかしいですけど、最近はそこで切りかえられるようになってきたんですけど。やっぱりそうは言っても、あの時間帯に1点を食らうというのは、何か我々の甘さがあると捉えるしかないと思うので。1点取られないで1点取りにいくという形でやっているんですけど。そこでメンタルが落ちたということはないですけど、あの時間にマリノス戦に続いて先に失点を簡単にしてしまうというのは、まだまだ我々の力が足りないんだなと認識せざるをえないですね。
菊池大介選手コメント
(ゴールについて)最近自分の中で葛藤があって、シュートのことはもちろんですけどプレーの精度のことだったり、いろいろ考える中で、ああいうところで決め切ることや球際で勝ってマイボールにすることなど、ちょっとしたところを突き詰めてやらなければいけないと感じて試合に入りました。その意識があの点に繋がったことはよかったと思います。ただ他にも、もっともっとやらなければいけないとことはたくさんあったし、点はとりましたけどミスは多かったし、まだまだだと感じました。
(システムを4バックにしたからは?)練習でも何度もやっていますし、そこは問題ないですが、ただもっと後半に気づかされて後半からやるんじゃなくて、前半の最初から自分たちが主導権握れるようにならないと、そんなに甘くないので、そこは毎試合最初からやれるようにしたいと思います。
梶川諒太選手コメント
(永木選手の出場停止もありボランチでの出場だったが?)亮太くん(永木)とはタイプも違いますし、ああいう力強さがあるわけではないけど、どんどんボールに絡んで前に配給するという自分の長所を出そうと思って試合に臨みました。でも結果に繋がっていないので、なんとも言えないんですけど…本当に悔しいです。
前半ちょこちょこドリブルをしてたんですけど、後半はドリブルの回数を増やしました。相手がドリブルに対してあまり対応できていなくて嫌がっている感じがあったので、使えるかなと思った。ただそこから決定的なところまであまりいっていないので、前とのかかわり方をもっと考えなければいけないと思っています。
本当にひとつの甘いプレーというのが勝点をとりこぼすことに繋がるというのは、ここまでの試合で分かっていたことですし、責任感をもってプレーをしているつもりですけど、2失点目で簡単にクロスを上げさせてしまったとか、そういうところを思うとまだまだ甘いと思う。自分自身、見つめ直さないといけないと思うし、自分にもっと厳しくやらなければいけないと思います。
遠藤航選手コメント
(1失点目について)相手も枚数をかけてきて、僕もラドンチッチについていたんですけど、もう1枚ボランチが入ってきたので2枚を見ながら対応しようと思ったんですけど、あそこに上げられてしまった。そういうところの対応で、もっとはっきりつくなどできればよかったかなと思います。
前半、攻撃でくさびにボールが入った時に、前への推進力が足りなかったと思います。それは一人ひとりの意識の問題もあると思うし、少し後ろ向きな姿勢がそういうところに繋がってしまったのかもしれない。今日みたいな相手は、間が空いていたところもあったし、相手にとって怖いところに、自分たちが積極的に出していくことが必要だったと思う。後半、少しずつよくなったと思いますけど、チャンスを決め切れなかった。
(アシストについて)最初は自分で前にいこうと思ったんですけど、相手がきていたのが分かったのでひとつ落として、はがせたらいいなと思ったらイメージ通りでした。
(縦パスが多く入っていたが?)相手のセンターバックがあまりくさびに対して厳しくこなくて空いていたので、僕としてはやりやすかった。ただ、もう少しチーム全体として動かせないと厳しい。僕とFWの関係だけでは攻撃は成立しないと思うので、僕も3人目に関われるようなパスを出すことが必要だと思うし、くさびに入れてOKというわけではないと思うので、周りの動きなど全体として考えられればと思います。
大槻周平選手コメント
前線の3人でいい距離を保って攻撃しようと思ったんですけどなかなかいい形が作れず、前半は苦しい展開が続いてしまいました。
まずは守備からやろうと思ったんですけど、ミスマッチが多くなってしまって、プレッシングもなかなかハマらなかった。改善しようと試みていたんですけどなかなか答えがみつからず、苦しい時間が多くなってしまいました。
もっともっとチャンスを作らないと勝てないと思うので、一人だけじゃなくて、2人、3人としっかりゴール前に入っていくことが大事だと思います。
(蒸し暑く厳しいコンディションだったが?)暑さに関しては相手も一緒なのでそこは言い訳できないですし、しかも応援をしてもらっているわけなので、そんなことは言っていられない。本当にここで結果が出せなかったことは、皆さんに対して本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。
切り替えるしかないと思うので、次、勝つことを考えて明日からやるしかないと思っています。
島村毅選手コメント
4枚でワイドに起点を作ってしっかり前にボールをつけていこうと思って入りました。2点差だったので、リスクを冒してでも攻めるというところで、攻撃的にいく裏返しで危ない場面も多かったですけど、それでも1-2までもっていくことができので、あそこからもうひとパワー出すことが必要だった。
(決定機もあったが?)そこは本当にもったいなかったと思うし、自分にも2点とるチャンスがあった。ああいったところを決めるか決めないかで結果というのは変わってしまうので、悔しいです。個人個人、チャンスを決め切れなかった選手は責任を感じていると思いますし、この悔しさを、次に絶対決めるんだという気持ちに変えてこの1週間練習していきたいと思います。
(10人になって大変だったと思うが?)攻めている中での1本のパスでピンチを招いてしまったり、仕方ない部分はあると思いますけど、少ない人数で守って、攻撃の時に人数をかけるというのは、個人の能力を高めていければできると思う。これを糧に次に向かっていくしかないと思うので、前を向いてやっていきたいと思います。
清水 ゴトビ監督 試合後コメント
総評
今日の勝利に関しては本当に嬉しく思っています。3点素晴らしいゴールが決まり、素晴らしいアクションやチャンスも作れていたし、そのチャンスというのも数cm右にズレたり上にズレたりしていただけだと思います。序盤から良い姿勢で臨むことができ、早い時間帯で先制点を決められたことが良かったと思います。そこで満足せず、2点目を取りにいったこともよかった。河井の素晴らしいシュートがサイドに外れましたし、高木のシュートがポストに当たった場面もあり、3点目が決まらなかったところは不運な面もありました。
ここまでJリーグをやった中で、今日がいちばん蒸し暑い日だったと思います。こうした条件の中でも、両チームがうまく対応しながら戦えていたと思います。
質疑応答
今日は3ボランチで入ったと思いますが、どのような狙いからこの形をとりましたか?
本田とラドンチッチが加入したことによって、このシステムで戦えるようになりました。そして高木と河井をサイドのポジションに置くことによって、相手の5人を横に引き延ばすことができるようになりました。そこから良いクロスが入り、得点もそこから生まれました。高木、河井、そして両サイドバックが自由に上がれるようにして、中盤でバランスを保つことが重要でした。
ラドンチッチ選手が2得点を決めましたが、彼がチームにもたらすものは?
まず、サッカーのIQがあります。彼は正しいポジションをとれる賢さがあります。そして高さとパワー、さらに技術もあります。空中戦も強いです。DFの裏でも前でもプレーでき、チャンスを効率良く決められる選手です。我々のチームにとって理想のストライカーです。彼がここに加入してきたことをうれしく思います。もう少し時間がかかるかもしれませんが、彼は試合ごとに良くなっていくと思います。
そして、今日本当に多く来てくれたサポーター、若いサポーターも多く来てくれて、皆さんに感謝したいと思います。彼らがチームに対して非常に良い雰囲気を作ってくれました。本当に感謝したいと思います。