第19節 vs 横浜F・マリノス
8月3日(土) 19:00 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 横浜F・マリノス AWAY |
1 | 0 | 前半 | 1 | 2 | ||
1 | 後半 | 1 | ||||
16 > 16 | 勝点 | 35 > 38 | ||||
梶川 諒太 57分 | 得点者 | 10分 マルキーニョス 64分 マルキーニョス |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 38 | アレックス サンターナ | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 榎本 哲也 | 1 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 2 | 鎌田 翔雅 | 0 | 0 | 小林 祐三 | 13 | DF | |
DF | 3 | 遠藤 航 | 0 | 0 | 栗原 勇蔵 | 4 | DF | |
DF | 22 | 大野 和成 | 0 | 0 | 中澤 佑二 | 22 | DF | |
DF | 30 | 島村 毅 | 0 | 0 | ドゥトラ | 5 | DF | |
MF | 7 | ハン グギョン | 0 | 1 | 中町 公祐 | 8 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 0 | 1 | 富澤 清太郎 | 27 | MF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 1 | 0 | 兵藤 慎剛 | 7 | MF | |
MF | 9 | キリノ | 1 | 2 | 中村 俊輔 | 25 | MF | |
MF | 8 | 高山 薫 | 2 | 2 | 齋藤 学 | 11 | MF | |
FW | 16 | ウェリントン | 2 | 3 | マルキーニョス | 18 | FW | |
GK | 21 | 安藤 駿介 | – | SUB | – | 六反 勇治 | 30 | GK |
DF | 26 | 亀川 諒史 | – | – | ファビオ | 15 | DF | |
MF | 14 | 下村 東美 | 2 | 0 | 奈良輪 雄太 | 24 | MF | |
MF | 15 | 岩上 祐三 | 0 | 0 | 小椋 祥平 | 6 | MF | |
MF | 23 | 梶川 諒太 | 2 | – | 熊谷 アンドリュー | 14 | MF | |
FW | 10 | 菊池 大介 | – | – | 端戸 仁 | 17 | FW | |
FW | 19 | 大槻 周平 | – | 1 | 藤田 祥史 | 19 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
31分 6 永木 亮太 ■反スポーツ的行為 63分 7 ハン グギョン ■反スポーツ的行為 77分 14 下村 東美 ■ラフプレー |
10 | シュート | 10 | 17分 11 齋藤 学 ■反スポーツ的行為 45分+2 5 ドゥトラ ■ラフプレー 83分 18 マルキーニョス ■反スポーツ的行為 90分+4 6 小椋 祥平 ■遅延行為 |
7 | ゴールキック | 9 | ||
6 | コーナーキック | 7 | ||
12 | 直接フリーキック | 19 | ||
1 | 間接フリーキック | 1 | ||
1 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 1 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
|
---|
選手交代 | ||
|
|
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
13,786人 | 雲、弱風 | 25.9℃ | 82% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
榎原 徹夫 | 東城 穣 | 唐紙 学志 | 村上 孝治 | 木川田 博信 | 岩崎 洋 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れ様でした。
土曜日の夜、これだけたくさんのお客さんに入ってもらって、神奈川ダービーということで、本当に最後まで良い雰囲気で選手は試合できたのではないかと思います。
負けたにもかかわらず多くの声援をくださったサポーターに、勝点を1でも3でも届けられなかったことは、本当に悔しいです。勝負というのは勝ち・負け・引き分けの3つしかなくて、今日に試合に関しては我々がこの短い時間でやったゲームプランも含め、選手たちは本当に100%以上の力でやってくれたと思います。まだまだ課題とかあると思うんですけど、開幕のマリノスさんとの時は、本当に残り20分、30分は大人と子どもみたいな戦い方をされて、非常に選手も悔しい思いをしていたと思います。今日、前半で鎌田を交代させましたけど、本当に出来が良くて、彼も開幕戦で齋藤学にやられたことを悔しいと思っていることを解っていたんですけど、苦渋の決断で交代させてしまって、監督として非常に申し訳ないというところと、逆にそういう意味では悪くなくてゲームプランの中で代えていくということが、良いか悪いかは分かりませんけど、そういう選手のためにも何とか勝たせてあげたかったというのが本音です。
PKなのかどうかというのは、多分レフェリーが取ったらPKなんだと思います。それに関してああだこうだ言う必要はまったくないと思うんですけども、ただ、相手が倒れたらファール、逆にこちらがファールをされてそのまま我慢して倒れなければファールじゃないという状況について、僕は普段、選手に対して「倒れるな」とか「立ち上がってプレーしろ」ということを練習の中でやっていて、それこそファールであるプレーも、流してそういう習慣をつけさせています。そういったところで、今日は僕の見た感じですが、倒れなかったら蹴られてもファールじゃない、倒れたら蹴られなくてもファールだというところが、非常に多く見受けられたんじゃないかと思っています。この場で言うのは本当は間違っていると思いますけれども、選手に何と言って良いかよく分からないので、その辺のことは、僕も含めてもうちょっと言い方を考えていかなきゃいけないと思います。
僕は、この2年間で判定のことをここで言ったのは本当に初めてだと思うんですけれども、実際に今、映像でも確認しましたし、あのPKにいたる前、中盤で足を上げたタックルがファールじゃないというのは、どうしてかなっていう風に本当に聞きたいなと思います。
質疑応答
4バックでスタートし、後半3バックに変えた理由は?
いや、4枚でいったわけじゃないです。結果的にそういうかたちになったが、基本的にはシマ(島村)とコバショウ(古林)がアウトサイドで、薫(高山)とキリノとウェリントンを前に置いていたかたちが、兵藤と小林に引っ張られてそういうかたちになりましたが。相手のストロングはセットプレーと横からのボールが7割以上と分かっていたので、そこをケアする、逆にケアしながらもカウンターで点を取る、コバショウ何回か前半行きましたが、それに関しては4枚にしたわけではないんですが、おっしゃるとおりでそういうかたちになっていることが多かったです。だから後半は1枚いつものかたちに戻して、早く点を取って逆転しようというかたちに、変えたというかプラスアルファしたという感じです。
梶川選手を投入して流れが変わったと思うが、彼の評価は?
個人をここで挙げて評価するのはよくないが、彼はJ1のなかでも身長も小さいし、フィジカルパワーを含めて大きい選手に比べて、というところがあると思うが、日々の練習やそれ以外、普段の生活も含めて、湘南のサッカーにほんとうにいい意味で順応しようと努力してくれているのは分かっていたので、このタイミングで彼が出たらああいう展開になるという確信もありました。出たり出なかったりなので、選手は僕の起用の仕方で混乱するというか、このまえよかったのにと思う選手も当然たくさんいるが、そういうことも表情に出さずに自分のプレーを100%する日々の彼の努力が今日の得点やプレーに繋がったんだと思います。その意味でも勝たせてあげたかったです。
互角に戦って今後に繋がるダービーだったと思いますが?
冒頭で言いましたが、開幕でマリノスさんとやったときには、抵抗はするが最後力が残ってないという試合になったので、今日の試合はJ1で19試合続けなければ、間違いなくJ2にいたらできなかったと思います。やはりこういう厳しい公式戦を通じて日々自分たちが大事にしていることを練習と試合で続けていくと選手は間違いなく成長するし、1回負けたからやり方を変える、1回勝ったからそのままでやるというと、そのままでしかいかない。その意味でマリノスさんとフロンターレさんがいたからここまで来られたとも思うので、あとはまだまだ足りない1点の差、勝ち切れなかった、引き分けに持ってこられなかったその何かが僕のなかに足りないと思っている。でも選手は、今日初めて試合を見たひとが、長くJ1でプレーされているのは当然マリノスさんで順位も上だと、うちは下から数えたほうが早い順位だが、そういうのを抜きにしてゲーム自体を楽しんでもらえたんじゃないかというふうには思います。
相手のストロングポイントのセットプレーでやられたが、ファウルを少なくするという取り組みは?
いや、うちのチームは去年もそうですが、J1のなかでもファウルの数は多くなくて下から数えたほうが早いと思う。ファウルして止めるのは最低だと、また、たとえば相手を騙すシミュレーションやそれでPKを取るのはよくないことだといつも言っています。選手がいい習慣をつける、それこそJリーグが20年経ち、子どもたちにとか、世界に出るサッカーをしなければいけないというところで言うと、僕たちのチームもたとえ0.0何%でもそれに貢献したいと思っている。世界基準にうちのチームは全然まだまだなっていないが、想いとしてそういうことは大事にしていきたいと思っています。
梶川諒太選手コメント
前半はベンチから見ていて、なかなか前で受けるところが少ないかなと感じていて、ウェリントンには当たってましたけどその後がなかなかないのかなと思っていました。
曺さんからとにかくボールに係るようにと言われていたので、それを自分の持ち味として出すだけかなと思っていました。積極的に前を向いてボールを受けようと思って試合に入りました。
(キリノとウェリントンの存在は?)マークはウェリントンとキリノのところにいってましたし、二人には助けられました。
(ゴールについては?)ゴールしたいという想いはありましたし、なかなか結果には結びついてないですけど、ゴールプラス勝利という形に繋がれば一番よかったんですけど本当に悔しいです。
大野和成選手コメント
流れのなかでやられなかったのはよかったと思いますが、それだけにセットプレーでやられたのはもったいなかった。1本目だったので、そこで取られると試合展開がどうしても厳しくなってしまう。同点に追いついてから、その勢いのまま逆転できれよかったんですけど決め切れず、1回のピンチでやられてしまった。もっともっと集中してやらなければいけないと思います。
古林将太選手コメント
(サイドの対応について)曹さんからも言われていて、中ではなく外で対応するところは守れていたし、翔雅くん(鎌田)とかシマくん(島村)が対応するときに自分が中をケアして2人で守ることを徹底しました。すべて完璧にいったわけではないですけどよかったと思います。2人いても学くん(斉藤)は巧いからどんどん来るので対応しづらかったんですけど、多少は守れたかと思います。
(攻撃について)自分も1点2点決められたと思うので、難しいところもありましたが、そこはしっかり決めなければいけない。自分たちのプレーが何もできずに負けたわけではないので、前を向いてやるしかないし、前向きにやっていきたい。相手は少ないチャンスでも決める力があるので、そういうところは自分たちにも必要だと思います。
永木亮太選手コメント
マリノスはセットプレーとクロスからの得点がかなり大きく占めているので、とくに1点目は本当に警戒していたところでした。警戒していたセットプレーで2つやられているので悔しいです。
(攻撃について)自分たちのところでもうすこし流動的にボールを回したり前に出て行ったりできたらよかったが、マリノスのプレッシャーが速く、球際が強くて切り替えも速い。前からガンガン来るので、中盤としてはやりづらい相手でした。自分のところでもうすこしできたかなと思いますが、カジ(梶川)とかが入ってきて前につけるタイミングが速くなったり裏へ抜けたりという攻撃ができていたので、そういうところはよかったと思います。
(3度目のマリノス戦だが)
内容はよくなってはいると思いますが、3連敗しているのでかなり悔しい。本当に負けたくないという気持ちでやっていたので、悔しい気持ちだけですが、チームのことを考えたら少しずつですけど成長してるんじゃないかと思う。これからJ1で生き残っていくためにもさらにレベルアップしていきたいです。
横浜FM 樋口監督 試合後コメント
総評
神奈川ダービーということで非常に多くのお客さんが入ったなかで、我々アウェイですが横浜から多くのサポーターが来てくれたことに感謝したいと思います。
メンバー表を見たときに、システムが変わるのか立ち位置はそのままで人が代わったのか、ちょっと量りかねました。ただこれまでの分析をしているとシステム自体は湘南スタイルということであまり変えていなかったのが、始まってみたら4バックということで、4-4-2のブロックをつくってこられた。ミーティングで話したゲームプランとちょっと違った部分があり、若干ボールの動かし方やどこを突いていくのかというところで戸惑いがあったのかなと思います。ただ選手たちは臨機応変に対応しながらあいだをうまく使っていったと思います。なにより先取点をセットプレーから取れたところは我々のストロングポイントでもありますので、それでゲームをつくれたと思います。ただ後半に関しては、うちが自分たちでゲームを難しくしてしまった印象です。ボールは握れるが攻めきれない。それから失点の場面に表れているように、全体がフッと隙をつくる時間帯があったと思います。終盤逃げ切るゲーム運びも含めて、もっと精度を上げていかなければいけない。悪いなりに勝ったゲームという点は評価できますが、トップを目指していくうえでは課題の多い試合だったと思っています。また次に修正して臨みたいと思います。
質疑応答
平均年齢が高いチーム、夏場に落ちるのではと言われたが、2位に再浮上。要因は?
再三言ってますが、年齢が高いのは数字のうえであって、選手たちは非常にいいコンディションを維持しながら90分間戦える状態をつくっているので、あまり年齢の高さを感じてはいないです。ただ暑いなか連戦となったときにコンディションの見極めはしっかりしていかなければいけないと私自身は思っています。
チームとして意思統一して時間の使い方が巧い印象だが、そのあたりは中村選手を中心に?
そうですね、経験のある選手たちが、わざとゆっくりすることで相手の気を殺ぐといったところをうまくコントロールしてくれていると思います。
斉藤選手の交代は負傷ですか?
試合前にすこし痛みがあったほうの足だったので、早いタイミングで代えなければいけないなと。ただ中に入って一度チャンスに絡んだシーンがあったので、どうかなと思うところはあったが、長引かないようにあの段階で交代ということにしました。
今季3度目の対戦、湘南の印象の違いは?
チームから受ける印象は、勢いのあるチーム、という部分ではまったく変わらないです。そのスタイルを貫いているところはほんとうにすごいなと思います。この中断期間に新しく入った選手の特徴も、たとえば16番の選手はプレーの幅があるというか、体の幅をうまく使いながらあいだでポイントになる。いままでになかったかたちなので、あそこで起点をつくられると嫌だなというのが前半見ていて感じた印象です。もっとフィットしてきたらもっといいかたちがつくれるのではないか、という意味では脅威を感じました。