第16節 vs ヴァンフォーレ甲府
7月13日(土) 18:30 @山梨中銀スタジアム
HOME ヴァンフォーレ甲府 | 湘南ベルマーレ AWAY |
0 | 0 | 前半 | 0 | 1 | ||
0 | 後半 | 1 | ||||
14 > 14 | 勝点 | 10 > 13 | ||||
得点者 | 77分 岩上 祐三 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 荻 晃太 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 安藤 駿介 | 21 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 2 | 福田 健介 | 0 | 0 | 鎌田 翔雅 | 2 | DF | |
DF | 41 | 土屋 征夫 | 0 | 0 | 遠藤 航 | 3 | DF | |
DF | 19 | 盛田 剛平 | 1 | 0 | 大野 和成 | 22 | DF | |
DF | 16 | 松橋 優 | 0 | 0 | 古林 将太 | 5 | MF | |
MF | 29 | 水野 晃樹 | 2 | 0 | ハン グギョン | 7 | MF | |
MF | 5 | マルキーニョス パラナ | 1 | 0 | 永木 亮太 | 6 | MF | |
MF | 4 | 山本 英臣 | 1 | 1 | 高山 薫 | 8 | MF | |
MF | 22 | 羽生 直剛 | 0 | 0 | 菊池 大介 | 10 | FW | |
FW | 11 | ウーゴ | 1 | 0 | 大槻 周平 | 19 | FW | |
FW | 25 | 平本 一樹 | 1 | 1 | 岩上 祐三 | 15 | FW | |
GK | 33 | 岡 大生 | – | SUB | – | 阿部 伸行 | 1 | GK |
DF | 6 | 佐々木 翔 | – | 0 | 亀川 諒史 | 26 | DF | |
MF | 7 | 石原 克哉 | – | 0 | 島村 毅 | 30 | DF | |
MF | 18 | 柏 好文 | 0 | – | 下村 東美 | 14 | MF | |
MF | 30 | 保坂 一成 | 1 | – | 梶川 諒太 | 23 | MF | |
FW | 15 | 河本 明人 | 1 | 0 | キリノ | 9 | FW | |
FW | 20 | 金子 昌広 | – | – | 武富 孝介 | 28 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
9 | シュート | 2 | ||
11 | ゴールキック | 14 | ||
10 | コーナーキック | 0 | ||
11 | 直接フリーキック | 15 | ||
2 | 間接フリーキック | 1 | ||
1 | オフサイド | 2 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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10,175人 | 雲、弱風 | 27.4℃ | 57% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
難波 邦雄 | 中村 太 | 安元 利充 | 蒲澤 淳一 | 竹田 和雄 | 長谷部 由紀 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れ様でした。
この中銀スタジアムは、本当にいつ来ても素晴らしい雰囲気のスタジアムだと感じているんですけど、その中で我々のサポーターが、今年アウェイで一度も勝てていなかったにもかかわらず、諦めずにここまで来てくれて応援していただきました。本当に辛い思いをさせてしまったんですけど、今日の勝利は我々のサポーターに捧げたいと思います。
前半の立ち上がりは、甲府さんの前に出るエネルギーと絶対に負けられないという気迫
に少し押されて、出足としてはあまりよくなかった。ただ前半を我慢できて、ハーフタイムにJ1で戦う中でそういう展開もあると。うちのリズムに戻す我慢強さも必要だと言う話もしました。選手はそのとおりというか、前節で柏さんにリードしながら残り10分で逆転されたということも学んで、みんなで勝利ということを責任をもって戦ってくれたということは、監督として感謝したいと思います。
今日、今年リーグ戦では初めて先発で出た岩上も含めて、チーム全員が戦力だという話を常々しているんですけど、それを彼らがピッチで示してくれたのは本当によかったと思います。
昨年この地で、甲府さんと昇格争いの中で戦って引き分けて、甲府さんの昇格をお祝いの言葉を述べました。ただその前に勝てなかった悔しさもすごくあって、この会見場に入ってきた時に冷静になるのに時間がかかりました。今日その想いが、僕もそうですし、選手たちもそういう気持ちを持っていたと思うので、その悔しさが少し晴れてよかったと思いますが、まだまだ内容的には課題がありますので、中3日しっかりリカバーして、またいいメンバーを選んで、ホームの新潟戦で勝てるように頑張りたいと思います。
質疑応答
決勝ゴールの岩上選手に期待することは?
祐三は、昨年の開幕戦はシャドーでピッチに立って、今年はここまでリーグ戦では先発がなかったんですけど、この中2日という状態で、技術や戦術よりも試合に出たい飢えている選手がどれだけチームに貢献してくれるか賭けようと思っていました。祐三はずっといい準備をしてくれていたので、今年はシャドーでやらせることは少なかったんですけど、相手の陣形やセットプレー、キックの正確性がチームに勝利をもたらせてくれると思っていた。ゴール自体はビデオを見ないと分からないですけど、ラッキーなゴールだったと思うんですけど、あそこに入っていった勇気が今まで試合に出ていなかった悔しさを強く表せていると思うし、また一人の大事な戦力としてチームを引っ張っていってほしいと思います。
これまで湘南はいいサッカーをしながら我慢し切れないということがあったと思うが、ここに来て我慢できた要因は?
湘南は選手が若いし、勢いだけだろう、と見られることがありますが、選手たちが悔しい思いをしていると思います。若いことは、何かをして若くなったわけじゃなくて一生懸命生きた中で若いわけですから、そういう風にどうにもならないことを周りから言われて、そのことに対して彼らが意地を見せてくれたと思います。若かろうが、年齢がいっていようが、ピッチでやろうとするサッカーを変えるべきではないと思っています。
サッカーで大事なものは僕の年でもは、二十歳であっても、仲間のために頑張る、声を出すとか、自分本位にならないとか、サッカーでも他の人生でも一緒だと思っているので。そういう意味では彼らがJ1の中断前の13試合で悔しい思いをしたことを我々の課した厳しいトレーニングを経て成長してくれたと思う。ただ、足を止めるわけにはいかないので前向きに成長できるように頑張りたいと思います。
具体的な成長のポイントとは?
1対1の競り合いとか、ボールを前につけるとか、逆にボールを自分たちで保持することに関しては、J1のリズムに慣れたことで、以前ならクリアが多かったんですけど、そういうことが少なくなった。
今日も相手の足が止まった時にボールを動かせたということが、勝点3の確率を上げていたと思う。J1で最初の4、5試合は相手のプレッシャーがないのにきてると思ってボールをロストしてしまったり、という場面が多かった。そこの部分は選手が自信をもってやってくれたのかなと思います。
岩上祐三選手コメント
自分の得点は素直に嬉しいですが、チームが勝てたことが一番です。なかなか勝てない中での試合だったのでなんとしても結果がほしかった。
自分自身も今年は悔しい想いをしていたので、得点という結果を残せたことはよかったと思います。
(得点シーンは?)入ってきたクロスにカメ(亀川)が競ってくれて、自分がファーストタッチした瞬間に入ったと思いました。あとは流し込むだけでした。
試合に入る時には、緊張せずに自分のリズムでプレーすることを意識していました。また、最後までしっかり走り切ることと精度の高いキックを出そうと思っていました。セットプレーはいい感触で蹴れたと思います。
今日の勝利をいい形で繋げて、新潟戦で勝利してチームとして波に乗っていければと思います。
高山薫選手コメント
無失点で終われたことは大きいと思います。前節、個人的に点をとるべきところでとれなかった悔しさがありました。今日も、自分に何度かチャンスがあったけれど、決め切れなかった。あそこで決めていたらチームがすごく楽になったと思うのでなんとか決めたかった。みんなで集中して守り切れたことはよかったけど、あそこで決めないとチームにすごく負担がかかってしまう。追加点を奪うことによって相手も気持ちが落ちると思うので、追加点がとりたかった。
試合の入りは相手に勢いがあって、少し集中が欠けていたような感じだった。次からはやってはいけないと感じています。
(今後に向けては?)サッカー自体、楽しくやれているしこれで勝ち続けることができたら本当に最高だと思う。去年はあまり負けることがなくてみんなで喜べる機会がたくさんあった年だった。これからの試合では、そうやってみんなで喜べるように、頑張って、楽しんで、みんなで勝ちたいです。
ハングギョン選手コメント
無失点で試合が終わったことが本当によかったと思います。
今日は相手のセットプレーやコーナーキックが多かったですが、みんなで集中して守ることができました。セットプレーの練習の時に試合のような雰囲気でやれたことが大きかったと思います。
僕は前節の柏戦は出られなかったので上で見ていましたけど、本当に本当に悔しかったし残念だった。今日、祐三(岩上)が決めてくれて、また失点したら柏戦のようになってしまうと思ったので、柏戦を意識してプレーしました。
(新潟戦は代表に行く前の試合になりますが?)新潟戦が終わってすぐに代表には行くんですけど、代表のことは一度忘れて、いまは新潟戦に集中して、勝つためにたくさん走って、チームのためにプレーしたいと思います。
鎌田翔雅選手コメント
(得点に繋がるクロスですが?)最近あまり上がる機会がなかったんですけど、前半にも同じような場面があったので上がっていきました。あそこしかなかったので、誰かが合わせてくれればと思って入れました。得点に繋がって本当によかったです。
(無失点については?)みんなの集中力がすごく高かったですし、誰かがすごかったというよりは、チームとして勝ちたい気持ちをもって戦ったことが、今日の無失点に繋がったと思います。
簡単にやられるようなシーンもあまりないし、誰が出てもいい形で守れていると思います。チームの中で誰が出ても同じスタイルで戦えているというのは強みだと思います。そういう意味では、今回メンバーに入っていない選手の存在も大きくて、今日出た選手がよかったというよりは、チームみんなで毎日練習でお互いを刺激し合いながらやれていることが今日の勝利に繋がったんだと思う。チームとしてよくなっていることを感じます。
(中3日でまた試合ですが?)連戦はJ2の時から慣れてるし、それだけハードな練習もやってきているので大丈夫です。6月最初のフィジカル練習の頃と比べれば、連戦くらい全然きつくないです。
遠藤航選手コメント
僕自身、久しぶりに試合に勝てて、無失点に抑えられたことはよかったと思います。内容はそんなによくはなかったと思うけど、最後、気持ちを出して全員で守るというところは、声を出しながら体を張って守れたので、勝点3に繋がったのかなと思います。
(相手は裏に抜けてくることも多かったが?)分析でも裏に抜けてくるというのは言われていたので、誰かが出たら誰かがカバーするということは、いつもどおり対応すれば崩されることもないと思っていました。そんなに気にすることはなかった。
甲府 城福監督 試合後コメント
総評
我々は勝たなければいけないという一戦だということを選手・スタッフが分かって今日の試合に臨みました。結果は非常に残念。残念としか言いようがない。選手のアグレッシブな姿はお見せできましたが、最後にゴールネットを揺らすことができなかった。反省して次に向かうしかない。しっかりとメンタル面、コンディションをリカバリーして次に向かいたいと思います。
質疑応答
次節に向けて、チームでできたことできなかったことをどう分析しているか?
次節に向けた準備という意味ではコンディションとメンタル面のリカバリーをいかにするかということだと思います。我々の歩みは自分たちがやりうる最大の準備と思えることをやって最大の力を発揮するような準備をして臨んでいるので、その歩みは変わらないけど、今日のような絶対に勝ちたい試合を結果が出なかった。内容も含めると非常に悔しさを残るゲーム。だからこそメンタル的なリカバリーが大切になる。くじけそうなと言うか、我々のチームの真価が問われるし、私自身も問われると思いますので、周りがどうあろうが自分たちを信じて私は彼らを信じてやっていきたいと思います。
失点シーンは?
ビデオを見ないとわからないが、クロスに対して守備の所では我々も問題意識を持ってやってきたし、何回かのロングスローを含めたクロスにGKを含めた対応がどうだったのか、我々の今の能力で万全だったのかというのは、結果としてあそこにボールがこぼれるクリアになってしまった。それに対して行けなかったのではクロスに対する対応が足りないと言わざるを得ない。そこまで時間、自分たちが強く気迫を持って試合を進めていただけにその1点が大きなダメージになったのは事実だし、GKも含めて事前のクロスを防げなかったのかは僕らが克服しないといけないものだと思います。
アグレッシブさはどの辺で出せたと考えていますか?
前への動きだしは我々のもっとレベルを上げないとストライカーが突然現れてくれる訳ではないし、一振りでゴールを決める選手が突然出てくる訳ではないので、全員でボールを繋ぎながらセカンドボールを狙いながら前を狙う意識は全員が高い意識を持って今日はやったと思います。そうじゃないと我々はシュートまでなかなか行けないので、シュートまで行くためには前に対してどういう狙いで行くかは出せたけど、得点には至らなかった。我々としてはここ数試合の経験からすれば、ああいう狙いの中で相手がPKを得る。直近の試合の経験ではそういう所を含めて修行をしている最中です。
再開後、残り10~15分で失点する場面が多いがその理由は?
僕らは自分たちの力を最初からフルに出さないと相手のゴールをこじ開けられるチームではないので、守備も最初からフルにやらないとそこそこやって防げるチームじゃない。最後に疲弊したと言われれば結果的にそうだと思います。11対11で戦えたゲームはここ5試合で2試合目ですが、失点をしたからと言って疲れたんじゃないと言われるのは仕方がないと思います。僕はそうは捉えていませんが、結果としてそういう風に捉えられる結果になったことは事実です。