第15節 vs 柏レイソル
7月10日(水) 19:00 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 柏レイソル AWAY |
1 | 0 | 前半 | 0 | 2 | ||
1 | 後半 | 2 | ||||
10 > 10 | 勝点 | 17 > 20 | ||||
亀川 諒史 61分 | 得点者 | 80分 田中 順也 81分 近藤 直也 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 21 | 安藤 駿介 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 菅野 孝憲 | 21 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 30 | 島村 毅 | 1 | 0 | 鈴木 大輔 | 4 | DF | |
DF | 3 | 遠藤 航 | 0 | 1 | 近藤 直也 | 3 | DF | |
DF | 22 | 大野 和成 | 0 | 0 | 橋本 和 | 22 | DF | |
DF | 26 | 亀川 諒史 | 1 | 0 | 藤田 優人 | 2 | DF | |
MF | 13 | 岩尾 憲 | 0 | 3 | 栗澤 僚一 | 28 | MF | |
MF | 23 | 梶川 諒太 | 1 | 0 | 大谷 秀和 | 7 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 0 | 1 | 山中 亮輔 | 30 | MF | |
FW | 5 | 古林 将太 | 0 | 6 | 田中 順也 | 18 | MF | |
FW | 28 | 武富 孝介 | 1 | 0 | 工藤 壮人 | 9 | MF | |
FW | 8 | 高山 薫 | 4 | 4 | クレオ | 11 | FW | |
GK | 1 | 阿部 伸行 | – | SUB | – | 稲田 康志 | 16 | GK |
DF | 2 | 鎌田 翔雅 | – | – | 増嶋 竜也 | 5 | DF | |
MF | 14 | 下村 東美 | – | 0 | キム チャンス | 27 | DF | |
MF | 34 | 中川 寛斗 | 0 | 1 | 茨田 陽生 | 20 | MF | |
FW | 10 | 菊池 大介 | 0 | – | ジョルジ ワグネル | 15 | MF | |
FW | 17 | 馬場 賢治 | 2 | 0 | 太田 徹郎 | 26 | MF | |
FW | 33 | 田村 翔太 | – | – | 澤 昌克 | 8 | MF |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
54分 |
10 | シュート | 16 |
41分 |
7 | ゴールキック | 17 | ||
3 | コーナーキック | 7 | ||
11 | 直接フリーキック | 16 | ||
1 | 間接フリーキック | 1 | ||
1 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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7,319人 | 晴、弱風 | 28.1℃ | 77% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
高橋 信光 | 佐藤 隆治 | 平野 伸一 | 川崎 秋仁 | 堀越 雅弘 | 亀井 信也 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
おつかれさまでした。
中3日の試合でしたが、水曜日の開催で、仕事帰りの人もたくさんいらっしゃったと思いますけども、中断後初めてのホームということで、勝点3を取れなかったことは本当に残念ですが、声援をくれたサポーターには、改めて感謝の気持ちを述べたいと思います。
柏さんは昨年の天皇杯でも対戦していて、今年の試合も数試合見た中でも、ストロングポイントとかウィークポイントというのが、今日、分析したとおりの試合になったと思います。
残り10分で立て続けに失点して逆転されたというのは、去年の経験でも、リーグ戦では初めてだと思いますし、うまく言葉が見つからないですけども…今日、4ヶ月半ぶりくらいに遠藤がピッチに立ってくれて、それこそレイソルからレンタルで来ているタケ(武富)やヒロト(中川)、また高校を出て2年目のカメ(亀川)など、本当に若いチームだったんですが、それ以外の選手も言うまでもないですが、とても勇気を持って向かっていってくれた姿勢に関しては、本当に監督としてすごくありがたかったし、ああいうプレーを見た子どもたちは-そういう言いかたも逃げたようで申し訳ないんですけど-次につながるものだったと思います。
それこそ、背が小さくてもプレーできるんだと。カジ(梶川)なんかもそうだと思いますけども、非常に特徴を出してやってくれたと思います。
負けた結果に関しては全部僕の責任だと思っているし、どうやったらよかったかなというふうに、今、自省だけですね。
去年、天皇杯で(柏と)やったときは、同じように1-2という結果で、最後アディショナルタイムに失点しました。その試合の後半は大人と子どもみたいになっちゃったなと思ったんですけど、今日に関しては1点を取った形も素晴らしかったし、逆にあそこでレイソルさんのとどめを刺せないという、我々の、最後のシュートをロストしてしまうとか、最後シュートで終われない中で、ひとつ相手に隙を与えてしまったことが、この結果になったと思っています。
ただ、勇気を持って彼らが前にボールを運んだり、クリアで逃げるようなプレーがすごく少なくなってきたりとか、そういうところに関しては、中断期間に改めて彼らに求めてきたこともあるので、選手は本当に100%以上の力を出してくれたと思います。
ただ、何を言っても勝点は返ってこないと思うので、早くいい意味で切り替えて甲府戦に向かいたいと思います。
今日はメンバーを前節と変えて、ポジションも変えてやったんですけど、今日出た選手、逆にこの前出てメンバーに今日入っていない選手もいるんですけど、その選手が悪いとかいいとか、そういう話ではなくて、改めて言いたいのは、このチームは選手全員が成長して、ひとつの電車で、そこにひかれた道をまっすぐ走っていくというチームにしていかなければいけないと思っています。この2試合、そういうエネルギーが出た選手、それから出られなくて悔しい思いをしている選手も含めて、とくに岩尾や亀川は前節メンバーに入れてなくて、今日初めて先発で起用しましが、遠藤も含めて、改めて全員が戦力だっていうことを彼らがピッチで示してくれたんじゃないかなと思います。
質疑応答
先制点の場面について、中川選手のストロングポイントが出たと思うがその評価とGK安藤選手に始まってシュートで終わったことについては?
得点を取るのは偶然ではなく必然で取ろうという話はしています。必然を生み出すためにはボールにかかわる人数を増やしたり前にボールを入れたり越して行ったり、最後寛人(中川)がスルーパスを出したあのアイデアはやはり選手の特徴で、スルーパス出すなとかドリブルしろ、シュートを撃てと、全部僕が言ってしまうと選手の判断がなくなってしまう。
あのスルーパスを出した寛人もよかったし、安藤のビルドアップが始まって、あそこに入り込んだ亀川の勇気は、こういう試合のなかでああいうプレーができるんだと逆に驚かされました。あそこで時間が止まっていればよかったが、止まらないですね。
ハーフタイムにフットサルの相根監督からも話があったが、久光選手のことについては?
会見の最後に言おうと思っていたんですけど、今日選手たちにも、ベルマーレファミリーの一員である久光選手が病気に侵されているという事実があって、やはり彼のためにもというか、僕たちのサッカーで彼だけでなく周りのひとたちを勇気づけなければいけないという話もしてきました。彼がフットサルのピッチにもう一度立てるように僕も微力ながら応援していきたいし、それは選手スタッフ全員が願っていることです。早く良くなることを心から願っています。
中断期間にフィジカルを上げる取り組みをしていたと思うが、今日の試合に限らず暑さにどのように対処していくか?
連戦や週1回でも違うと思うが、今日ぐらいの天候だと選手は暑いとたぶん感じてないと思います。残り15分今日失点したが、そこを突き詰めない限り勝点は取れないという話のとおりになってしまい、学んでないという印象があると思うが、夏だからといって最初は省エネサッカーをして残り15分にエネルギーを出すというふうにやってしまうと、じゃあ湘南のサッカーって何なのと。
相手に合わせて75分やって15分だけというのは本末転倒になってしまうので、暑かろうが寒かろうがしっかりポジショニングを取って我々が大事にしていることをやれば、相手も同じように暑いわけだから、そこのロスや我々のよさは出ると思ってやっている。今日見ていても、このまえの試合もそうですが、足を攣る選手はひとりもいなかったし、高山なんかは前に出してあそこで走ることで―タケなどもそうですが―少しエネルギーは消費するけど、それがあるからといって湘南のサッカー変わったねと言われないように、強い気持ちを持ってやらなければいけないと思います。
亀川諒史選手コメント
ゴール自体はレイソルのビデオを見て、ああいう動きに弱いということを聞いていた中での動きだったので、狙っていたとおりでした。結果がついてくればよかったんですけど。悔しいです。
2点目をとりにいくことをもっと磨かなければいけないと思っています。
前半から裏への抜け出しを狙っていて、寛斗(中川)は練習中からああいうところで狙っていることは分かっていました。目があったので、突破したらいいパスがきました。
トラップしたらキーパーと1対1になって、右が空いいたのは分かったので打つしかないと思って打ちました。
攻撃で先手をとっていれば守備にまわることも少なくなると思っていました。カズくん(大野)とは練習でも組んでいますし、僕の裏をカバーしてくれたり、やりやすかった。
マークの受け渡しであったり、薫くん(高山)を動かしたり、中断期間にそういうところをやってきたので、そこはピッチで出さなければと思っていました。
高山薫選手コメント
得点を決めるチャンスが何度もあったので決め切りたかった。1点だけではダメだと思っていたし自分に2点目をとるチャンスがあったので悔しいです。
(チャンスを多く作り出していたが?)それは中断期でできていたところなので、多く作り出せたチャンスに決めなければいけなかったと思っています。
(ひとつ前のポジションだったが?)監督からも裏に飛び出せと言われていたので、裏は意識して入りました。サイドよりも点をとるチャンスがあると思ったのでゴールを意識していました。
相手には、柏のサッカーをほとんどさせてなかったと思う。でもチャンスが少なくても一発で決めてくる力がある。
(甲府戦に向けて)個人としてはサイドでもシャドーでも、どのポジションであっても決め切るということを大事にしたい。最後の最後まで走り切れるように頑張りたいと思います。
遠藤航選手コメント
8ヵ月ぶりくらいの公式戦だったので、やっぱりホームの雰囲気は素晴らしいなと思いました。できれば結果がついてくればよかったのですが。
個人的にはコンディションもしっかり戻したうえで復帰できたので、そこはよかったと思います。
(久しぶりの出場で気負いは?)いや、いつもどおりです。素晴らしい声援を受けながら、いつもどおりプレーすることを心掛けました。
ケガで4カ月離れたというのは僕自身も初めてでした。長い期間でしたけど、ネガティブになることはなかった。メディカルスタッフの皆さんにも迷惑をかけましたけど、課題と向き合う時間を過ごして、今日復帰できたことは、本当にメディカルスタッフの皆さんに感謝したいと思います。
もちろん勝ちたかったですが、下を向くような内容ではなかったと思います。クロスとセットプレーという、一番警戒していたところでやられてしまったというのは、あってはならないことだと思っています。すぐに試合があるので、下を向かずにやっていくだけだと思います。
中川寛斗選手コメント
(アシストに関しては?)イメージどおりのプレーでゴールに結びついたことに関してはよかったと思います。まずゴールを見たんですけど距離があって、僕がターンした時に亀くん(亀川)が走り出していたのでパスを出しました。
自分で決めたい気持ちもあったんですけど、ただすぐに切り替えて次に何ができるか考えた時にあのプレーだったので、ゴールに繋がってよかったと思います。
岩尾憲選手コメント
緊張せずリラックスしすぎにいい状態で試合に入ることを意識していました。いい形で入れたのでよかったと思います。
カジ(梶川)と亮太くん(永木)とボールを動かしてリズムを作りながら、最後に薫(高山)やタケ(武富)にシュートまでいってもらうという話をしていました。そういうところが出たところもあったし、少し失い方が悪くて相手のカウンターになってしまったところの両方があったと思います。
(失点に関しては?)分かっていたにもかかわらず相手の特徴でやられてしまったので、そこは悔しいです。3日後にまた試合があるので、そこでチャンスをもらえるように明日からまた頑張りたいと思います。
梶川諒太選手コメント
トップ下のようになってうまくボールを受けながら、憲さん(岩尾)や亮太くん(永木)とうまく絡みながらまた前でさわることを意図してやっていました。
(できた部分は?)相手はプレスを嫌がっていたと思うし、ほとんど放り込んでくるくらいしかない状況だったので、相手のサッカーはあまりさせなかったかなと思います。ただ、最後のところ、残り15分の力というのを中断期間にやってきたつもりだったんですけど、結果に出せなかったので、本当に悔しいです。ラストパスなど最後のところの大事さを思い知らされた試合でした。
中2日ですし、今日の試合を次に繋げていけるように頑張りたいと思います。
柏 ネルシーニョ監督 試合後コメント
総評
前半はペースが掴めずあまりよくない内容でした。ゲーム全体の動きがつくれなかったのがうちの内容で、そこでボールを奪われて相手のカウンターというリズムの前半になってしまった。そこで武富や高山ら、相手のスピードある選手が効果的なカウンターで出てきていた。マイボールになったときに自分たちがテンポアップするような縦パスをもっと入れることができれば前半の内容ももうすこし変わったものになっていたと思いますが、とくに我々が前半で気になったところは、前を向いてプレーする、前の味方につけるというプレーと意識が少なかったのではないかとハーフタイムに伝えて、後半システムを変更し、ボランチを通常通り真ん中に2枚置いて、チーム全体が前から行けるようなポジションを取ってできるだけ押し込みたいと。カウンターも出どころを潰せるように指示し、前半後半と特徴を変えて選手たちが対応してくれていい勝利を収められたと思います。
質疑応答
3枚の交代のそれぞれの意図は?
先ほども言いましたが、チームの特徴を変えてそれぞれの個性を変えたかったというところです。茨田はパスも出せるしポジションの感覚も持っているし、なにより休養も取れているのでフレッシュな状態で入れる。相手のカウンターが活発になっていたのはうちの右サイドなので、休めている選手をそこに入れたいというのももちろん代えた理由はある。(太田)徹はあのポジションのことも理解しているし技術もしっかりしているので、じゅうぶん機能してくれると思い投入しました。チャンスは優人(藤田)があの時間帯疲労が見えてきていたので入れました。
鈴木選手を先発起用した経緯とパフォーマンスについては?
パフォーマンスはとてもよかったと思います。もともとハートのある選手だし、先週末に鼻骨骨折したがそれを見せずに空中でも下でも非常に大事な役割を果たしてくれたと思っています。