第11節 vs FC東京
5月11日(土) 17:00 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | FC東京 AWAY |
3 | 1 | 前半 | 0 | 2 | ||
2 | 後半 | 2 | ||||
6 > 9 | 勝点 | 16 > 16 | ||||
高山 薫 11分 馬場 賢治 65分 永木 亮太 82分 |
得点者 | 54分 太田 宏介 57分 渡邉 千真 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 阿部 伸行 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 権田 修一 | 20 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 2 | 鎌田 翔雅 | 0 | 3 | 徳永 悠平 | 2 | DF | |
DF | 22 | 大野 和成 | 0 | 0 | チャン ヒョンス | 30 | DF | |
DF | 30 | 島村 毅 | 0 | 0 | 森重 真人 | 3 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 0 | 2 | 太田 宏介 | 6 | DF | |
MF | 7 | ハン グギョン | 0 | 1 | 高橋 秀人 | 4 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 1 | 0 | 米本 拓司 | 7 | MF | |
MF | 8 | 高山 薫 | 1 | 2 | ルーカス | 49 | MF | |
FW | 10 | 菊池 大介 | 1 | 1 | 東 慶悟 | 38 | MF | |
FW | 17 | 馬場 賢治 | 1 | 2 | 長谷川 アーリア ジャスール |
8 | MF | |
FW | 28 | 武富 孝介 | 2 | 3 | 渡邉 千真 | 9 | FW | |
GK | 21 | 安藤 駿介 | – | SUB | – | 塩田 仁史 | 1 | GK |
DF | 26 | 亀川 諒史 | – | – | 加賀 健一 | 5 | DF | |
DF | 32 | クォン ハンジン | – | – | 河野 広貴 | 17 | MF | |
MF | 14 | 下村 東美 | 1 | 1 | 石川 直宏 | 18 | MF | |
MF | 23 | 梶川 諒太 | – | – | 田邉 草民 | 27 | MF | |
FW | 9 | キリノ | 1 | 0 | 李 忠成 | 11 | FW | |
FW | 19 | 大槻 周平 | 0 | 2 | 平山 相太 | 13 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
53分 6 永木 亮太 ■反スポーツ的行為 |
8 | シュート | 17 | 61分 30 チャン ヒョンス ■ラフプレー |
18 | ゴールキック | 5 | ||
3 | コーナーキック | 8 | ||
5 | 直接フリーキック | 12 | ||
2 | 間接フリーキック | 1 | ||
1 | オフサイド | 2 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
|
---|
選手交代 | ||
|
|
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
8,248人 | 雨、弱風 | 17.4℃ | 87% | 全面良芝、水含み | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
山田 等 | 今村 義朗 | 高橋 佳久 | 川崎 秋仁 | 唐紙 学志 | 福井 哲也 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れ様でした。
ホームゲームはこの前のセレッソ戦をのぞいて天候が悪いことがほとんどなんですけれども、今日は雨の中でも来てくれたサポーターの声援が最後の最後まで選手たちに染み渡っているような試合だったと思います。
鹿島戦の前の試合で、選手たちは頑張っているんですけれども、サポーターからブーイングをされるような、ちょっと気持ちが見えないと言われる状況もあったので、それは期待の裏返しだ、という話をしました。やはり我々は勝っても負けても湘南スタイルを見せていかなければいけないという話をして今日の試合に臨みました。
今日は1点目は本当に素晴らしい形で入りましたが、2点目・3点目は相手のアクシデントのようなところで、こっちが引っ掛けてというのは、去年もああいう形はあまりなかったと思うのですが、そこを賢治(馬場)と亮太(永木)が決めてくれて、決めた選手も本当に素晴らしいと思いますし、逆にそれを後押しした今日ピッチに立った選手、また立てなかった選手も含め、全員で取った勝利かなと思います。
FC東京さんはペナルティエリアの幅でボールを動かすことに長けていて、やっぱパスアンドゴーで裏に抜け出せるという力が、Jリーグの中でも一番あると思っていたので、多少回されても粘り強くやるしかないと思っていました。そのゲームプラン自体は前半は上手くいったかなと思いますが、後半ちょっと失点したあたりに少し出足とかカバーリングが遅れて逆転されたのは、当たり前ですけれども反省する材料です。ただ、今日はプロセスを別にしてそこで2点取り返したという選手の前向きな気持ちは本当に評価してあげたいし、我々は全然上手いチームでも何でもないですけど、そういう所だけはJ1の中でも最低限見せて行かなければいけないなと思って、チームを預かっているところもあるので、その部分でサポーターや出ていない選手やクラブのスタッフなど、喜んでいる姿を見て、良かったなと思いました。
質疑応答
鹿島戦でいい形がある中でも結果が出なかったが監督からどういった声をかけたのか?
内容は全く問題ないと話していたし、アウェイで鹿島相手にやった自分たちのパフォーマンスで、選手が少しサッカーを楽しくというか、サッカーを楽しむ姿勢にもう一回帰らなきゃいけないんだということがわかったと思います。
今日はそういう意味で誰もボールを受けるのを怖がらなかったし、多少クリアで逃げるところもありましたけど、前線からプレッシャーに行く姿勢もありましたし、一つのきっかけとか、これはここまでの試合を経た経験値だと思いますが、そういうことが当たり前だけど大事だなと思いました。これで11試合終わりましたが、ここからまた成長しなくてはいけないので、喜ぶのは今日だけにして、切り替えていきたいです。
これまでだと、先制してもひっくり返されて勢いが落ちるという事があったが、逆転されてから2点を取ったことについて。
それこそ精神論でいうと、先週「同じ電車に乗らなきゃ」という話をしましたけど、昨日一昨日とうちは12時を指していたら12時の針にしっかりみんなが乗らないとチームとしては崩壊するという話をしました。11時59分30秒でもダメ。アディショナルタイムまでどんな点差がついても愚直に同じことを続けなくてはいけないと。
もちろん今日最後に少しシステムをかえたりしましたが、それは監督が考えることなので、選手はチームを考えたうえで自分を活かすことが彼らが選手としても人間としても成長するということだと。自分が自分がとなるエネルギーも悪い事ではないですが、やはりサッカーは11人でやるものなので、そこを振り返ってもらいたいなと思って話をしたんですが、少しは、少しは理解してもらえたかなと思います。
後半から下村選手を起用したことについて。
下村は今季先発で1回しか使っていなかったのですが、練習で非常にいいパフォーマンスを出していました。彼の経験値はこのチームに必要だと思っていますし、ゲームを落ち着かせてチームを勇気づけてくれたと思います。
高山についても、先週少し体調不良で休んだりしましたが、得点の思いきりも含めて少し大人になってくれたというか、チームの勝点3をちゃんと背負えるようになったことがうれしかったです。
得点シーン以外にも、相手のパスをカットするシーンが目立ったが、その辺の狙いは試合前から話していたのか?
うちは、相手がボールを持っている時に相手からボールを奪うことが攻撃へのスイッチだという話しを常にしています。今日はF東京に縦パスを入れさせないように、横パスとか後ろからプレッシャーをかけていくというのがプランの一つでした。あれ(得点シーン)はアクシデント的な事なので、うまく行ったとは言えないと思いますが、そういった姿勢は形になって実ってよかったと思います。
今日の試合の話ではないが、Jリーグが20周年で監督は20年前は選手として、現在は監督という立場で日本サッカーに関わっているが、20年間で感じているJリーグの環境の変化、プレーの変化はあるか?
いきなり20年間を振り返るのは難しいですね(笑)
選手としてもJリーグでやらせてもらって、監督としては2年目ですけど、明らかに僕らがやっていたときよりも選手は上手いし、戦術眼もあるし、それこそ良い指導をされている監督さんがたくさんいて、経験値もある。飛躍的な進化だと思います。
ただ、サッカーというのは、本質的には人がやるものなので、戦術を学んで、経験値を増やしただけで、強くなったり良い選手になれるかというのは別だと思っています。
当時、それこそアマチュアでやっていた選手達がもっていた気合というか、サッカーを大事にする気持ちというか、そういうものは、もしかしたら今の選手達に少し足りないところだなと思っています。
やはり人間性が伴わないと、良いサッカー選手になれないと僕もずっと言われてきたし、指導者としても育成の時代からずっと言ってきました。
ドルトムントやマンUに追いつき追い越せるようなクラブが日本から出てくることを、僕自身一人の指導者として願っています。
馬場賢治選手コメント
勝点3をとれて素直に嬉しいと思います。この間から自分たちのスタイルを出して戦えて自信を持って戦うことができたと思います。
個人的にFC東京のVTRをずっと見て、ディフェンスはこうだな、と。こうやればできるという自信はありました。
(得点については?)自分自身は失点に絡んでしまったので、なんとか取り返したいと思っていました。チームとして全員で戦った中で決まったシーンだったと思います。みんなの気持ちがあそこで出たと思います。
追いつかれて逆転されて、落ち着かない時間もあったけど、自分たちが追いつくにはベストな時間帯だったと思います。
(リーグ戦は次節は首位の大宮だが?)何試合か見ましたが強いという印象は持っています。でも今日のFC東京も強いと感じていたし、自分たちはやることを変えずに、チャレンジ精神をもって戦っていきたいと思います。
大野和成選手コメント
今日はズルズル引きずることなく、みんなの前へのパワーがすごくあったので、その結果ひっくり返すことができました。また、みんなでしっかり団結して最後のところで身体を張ることができた。
(後半については?)やることは変わらなかったし、後ろはしっかりチャレンジ&カバーをすればいいと思っていたので、慌てることはなかった。逆転されるとラインが下がり、連動できずに失点を重ねることがほとんどだったが、今日はみんなで行くところと行かないところをハッキリさせて、どんどん前に圧力をかけることができた。その結果として高い位置でボールを取ることができ、得点に繋がったと思います。でもDFとしてはまた失点しているので、もっともっと修正しなければいけないと思うし、個人的にも今日はあまりよくなかった。
(最後は相手に放り込まれたが)役割がハッキリしたので、とにかく声を出してチャレンジ&カバーを心掛けた。セカンドボールもグギョン(ハン)や亮太くん(永木)らみんなが意識してくれたので、防ぐことができました。
菊池大介選手コメント
自分たちの狙いをピッチで表現できたと思います。FC東京は中でボールを回すのがうまいし、一番怖いのは中でやられることなので、そこはしっかり遮断できていたと思います。逆転されましたが、うまくいかなくて逆転されたわけではなかった。自分たちもいい流れで攻撃できている部分もあったので、どこかで起点をつくれればシュートを打てるとやりながら感じていました。相手のミスにはなりましたが、自分たちのプレッシャーからいい形でボールを奪って点を取れたことは次に繋がると思うし、自分たちの強みなので続けていければと思います。
(立ち上がりから積極的にシュートを放ったが)1本目に関しては出だしだったし、ゴチャゴチャするよりはピッチも濡れているし何か起きるかなという思いもあって狙いました。2本目も同じぐらいの時間帯でしたが、勢いというか、ああいうシュートによってチームの前に行くパワーを強めたいという思いもあったし、点を取りたいという気持ちがあった。決められれば最高ですが、ああいうプレーは自分でも大事だと思っています。
島村毅選手コメント
全員で戦うという前節の鹿島戦でできたことをここで出さなければ意味がないと思い、意識して入りました。それが結果にも成長にも繋がっていると思います。
(昇格組以外からの初勝利について)代表クラスの選手がたくさんいるCF東京に勝てたことはやはり自信になりますし、ほかのチームにも勝てるんだという気持ちにも繋がると思います。この2試合続けて同じようにプレーでき、みんな成長していると思う。
こういった試合を続けていけばもっともっと勝点を取れると思うので、これからも続けていきたいと思います。
阿部伸行選手コメント
(3得点について)前節からの前に出る意欲が生んだゴールだと思うので、そこは自信になります。
(古巣との対戦について)特別な気持ち以上に、自分たちの置かれている立場や次の一戦にすべてを出すという延長線上の試合だったので、アップのときは多少力が入っていると言われましたが、平常心でやれたかなと思います。
F東京 ポポヴィッチ監督 試合後コメント
総評
自分たちが望んでいた試合の入り方ができずに、アクティブではなくて受け身に回ってしまうところがありました。当然そういう入り方をすれば主導権を握れないわけで、相手に対してチャンスを与えてしまいリードされるのは当たり前だと思います。
その後、しっかり選手たちも試合の戦い方、戦う姿勢の部分を改善して、同点に追いつき、逆転してリードをしましたが、その後、どの選手であってもどんなビックチームでもミスは起こり得ますが、今回起こしてしまった2つのミスを相手にしっかり得点につなげられてしまって、逆転を許してしまったというゲームでした。
ただ、このゲームから成長するための何かをしっかりと感じなくてはいけないし、次の試合に活かしていかなければいけないと思っています。相手にやられてから自分たちが戦う姿勢を見せるのではなく、最初の入りから相手を圧倒して戦えるように、これからチーム一丸となってやりたいと思います。
こういう敗戦の後に、チームの芯の強さが試されると思うし、チームとして選手としてだけではなく、人間性の強さも試されると思うので、この後の試合でしっかりとその強さを見せていきたいです。
※質疑応答はありません