第9節 vs セレッソ大阪
5月3日(金・祝) 16:00 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | セレッソ大阪 AWAY |
0 | 0 | 前半 | 0 | 3 | ||
0 | 後半 | 3 | ||||
6 > 6 | 勝点 | 12 > 15 | ||||
得点者 | 47分 山口 螢 79分 柿谷 曜一朗 88分 柿谷 曜一朗 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 阿部 伸行 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | キム ジンヒョン | 21 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 2 | 鎌田 翔雅 | 0 | 0 | 茂庭 照幸 | 3 | DF | |
DF | 4 | 宇佐美 宏和 | 0 | 0 | 丸橋 祐介 | 14 | DF | |
DF | 22 | 大野 和成 | 0 | 1 | 酒本 憲幸 | 17 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 1 | 1 | 山下 達也 | 23 | DF | |
MF | 7 | ハン グギョン | 3 | 3 | 扇原 貴宏 | 2 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 2 | 3 | 山口 螢 | 6 | MF | |
MF | 8 | 高山 薫 | 1 | 2 | 枝村 匠馬 | 16 | MF | |
FW | 23 | 梶川 諒太 | 1 | 1 | シンプリシオ | 30 | MF | |
FW | 19 | 大槻 周平 | 1 | 5 | 柿谷 曜一朗 | 8 | FW | |
FW | 10 | 菊池 大介 | 2 | 4 | 杉本 健勇 | 20 | FW | |
GK | 21 | 安藤 駿介 | – | SUB | – | 多田 大介 | 22 | GK |
DF | 30 | 島村 毅 | – | 0 | 椋原 健太 | 33 | DF | |
MF | 26 | 亀川 諒史 | 0 | 1 | 楠神 順平 | 10 | MF | |
MF | 20 | 猪狩 佑貴 | – | – | 横山 知伸 | 18 | MF | |
MF | 34 | 中川 寛斗 | 0 | – | 小暮 大器 | 29 | MF | |
FW | 17 | 馬場 賢治 | – | – | エジノ | 9 | FW | |
FW | 28 | 武富 孝介 | 0 | 0 | 南野 拓実 | 13 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
11 | シュート | 21 | ||
13 | ゴールキック | 5 | ||
4 | コーナーキック | 7 | ||
8 | 直接フリーキック | 5 | ||
3 | 間接フリーキック | 1 | ||
1 | オフサイド | 3 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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10,947人 | 晴、弱風 | 16.6℃ | 52% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
新藤 一晴 | 村上 伸次 | 大塚 晴弘 | 岡野 宇広 | 金井 清一 | 岩崎 洋 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れさまでした。
ホームゲームは3試合連続で天候が悪かったのですが、今日は本当にいい天気で、たくさんのサポーターに集まってもらいました。
リーグ戦ではホームで今年初めて負けましたけども、しっかり自分たちの力を出し切らないと勝点3には届かないなということを改めて思いましたし、選手がJ1でやるということは、ひとつのミスやひとつの集中力を欠いたプレーによって、流れが全部相手にいくということを、このホームの地で学ばなければいけないと思っています。それは僕のやらせかたというか、指導力の問題が大きいとは思っています。
あと中2日しかないんですけど、鹿島戦に向かってプロとしてというか、ここで下を向いても仕方がないので、前に向けるような働きかけを彼らにするということと、結果が出ないから周りがどうとか、自分以外のものがどうということではなくて、それぞれスタッフも選手も、自分自身に矢印を向けて、しっかりやれることを100%やっていくというスタンスじゃなければこのシーズンを乗りきれないと思っています。
今日、サポーターに終わった後に厳しい言葉をもらいましたけども、その声を期待の裏返しととってやるのか、ただ単に言われて嫌だなと思ってやるのかということであれば、もう道はひとつと決まっていると思うので、選手と一緒に話しながらやっていきたいと思います。
セレッソさんは本当に攻撃的なスタンスを、今年だけじゃなくてずっと貫いてやられているということで、オープンにさせられるときついなと思っていたのですが、内容的には後半の立ち上がりの失点が最後まで重くのしかかったなと。
前半に関しては、我々が考えているプランとか、攻撃のことに関してはある程度うまくいっていたと思うので、そこに関してはもったいなかったと思います。
これを引分けとか勝ちにつなげていかない限り、チームとして成長しないと思っているので、そこはまたしっかり話してやっていきたいと思います。
質疑応答
0-0で終えた前半については?
相手の2列目からの飛び出しやサイドの高いところから崩していくことは織り込み済みだったので、その対応はある程度うまくいっていたと思う。そこから自分たちでボールを動かしてカウンターでチャンスをつくるところも何度かいい場面があったが、よく言う決め切れないというところでなかなかリズムを掴みきれなかったと思います。が、前半に関しては悪くなかったと思っています。
磐田戦と今日の試合、7失点0得点だが、監督のなかでは7失点と0得点とどちらが問題か?
失点と得点のところでいうと、もちろんどちらも問題だと言わざるを得ないですが、失点をたくさんするからといって失点を防ぐようなやり方はしてこなかったし、逆に得点を取るのがうちのスタイルだということで言うと、個人的にはゴールに入れることを選手たちにこだわってもらいたいと思っています。
7失点のうち、相手がいい形で崩し切って取られたのか、こっちのイージーミスやロストで取られたのかは全然違うと思います。ただそういうことがこのステージで起きると失点に繋がってしまうことは選手たちも解らなければいけない。得点と失点どちらも問題だが、僕は、点を取れてない、点をたくさん取られたということから見るのではなく、どちらにしても点を取っていくスタイルをとっていかない限り成長はないと思っています。結果だけ見たらどちらも問題だと思いますが、ただ今後に関して、その問題があるから守備的にやろうとか、失点が多いことを問題としてやるつもりはまったくないので、そこは我々のスタイルのなかでやれることを最大限やることを考えていきたいと思います。
とはいえ、とくに前半せっかく苦労して奪いながらミスして引っかけられている、そこは技術的な問題なのか、どのように修正していくのか?
監督の僕が攻撃的にやると言い続けたとしても、選手がピッチの中で、たとえばセレッソの攻撃を受けて取ったときに、少しずつ周りが感じるとか繋げられるところを、たとえばAがBに出すタイミングがひとつ遅れたことでBは判断する時間がなくなりそこでミスしてしまう、そのパターンが多いと思います。ボールを繋ぐことを優先してそれこそGKまで使ってボールを回していたらうちのよさが出ないと思っているので。今日の試合でも、たとえばチャンピオンズリーグならもっとプレッシャーがあるわけだし、それがレベルというものなので、そのレベルの中で成功しない限りチームは絶対に伸びない。おっしゃるとおりそこのミスは非常に多いし、逆にその山をひとつ越えればほとんどと言っていいほど相手のアタッキングサードでチャンスをつくれる場面がある。そこは成功すると信じてやり続けるか、逆にいまそれを放棄してリスクを避けることを選ぶのか、僕は前者を選びたいと思っています。この言い方が合ってるかは分からないですが、その過程、プロセスをいま僕が踏ませないといけない。大事なのはそれを選手が真摯に受け止めてやり続けていくしかないと思っている。見ている方の印象としては合ってると思いますが、監督としては信じてやりきりたいという思いがあります。
後半立ち上がりの失点、長いボールに対する守備については?
そのことも選手には伝えていて、うちが攻撃しているときのセレッソさんの攻撃の仕方の話もビデオを見させてやっていますが、変な話、前半も後半もあの1回だけだったと思います。でもその1回で失点してしまうのがJ1のレベル。そこをなんとか凌げるように自分たちで持っていかない限り、もしくは90分で1回あるかないかの1回を塞ぐということでないと、形として分かっていたことでやられてしまったのはすごく悔しい。でも選手を責めるつもりはまったくなくて、逆にそういうシチュエーションになぜしてしまったのかを選手に伝えていかなければいけない気持ちのほうが強いです。このまえのジュビロ戦もそうですが、1本のミスを当然見逃してくれない。ただそのミスをするかしないか、セレッソさんも当然ミスはあるわけで、それをしっかり失点しないように防ぐ、ポジティブに持っていくパワーが、まだうちには足りないと思います。
逆に守っているときに奪えてない印象もあったが、奪う守備に対しては?
前半はファーストディフェンダーの3人でうまく相手のダブルボランチと4人を抑えながらやっていこうと、それに関してはできていたと思いますが、いま振り返ると、やはり後半開始2分で気をつけていた形で失点してしまったことで、あの時間帯から2点取って逆転するためには多少無理をして、AとBとCの連動のところでAが速くなってBがそれに付いて行くのが遅れてやられる場面が後半すごくあったと思います。奪えなかった原因を探すと多分たくさんあると思いますが、あのときに選手が奪わないで後ろに下がってずっと0-1でもいいから残り10分でワンチャンスを活かそうという指示を僕はしていないので、その1個2個遅れるところで奪えてない状況が後半はたくさんあったと思います。それはリードされたところから来る精神的なものとかチーム全体の一体感を殺ぐような空気に呑まれている部分があると思う。奪えてないのは、たぶんファーストのプレッシャーが甘いとかセカンドが来てないとか色々あると思いますが、3トップから限定して行こうとはしていたと思います。ただそこの空気と後ろの空気が合わないときに相手の2トップに前を向かれたりして奪えてないという印象があっただけで、行かない前提の話ではない。そこもシーズンを通してレベルを上げていくしかないと思っています。
梶川 諒太選手コメント
(ボールにかかわる回数が多かったと思うが?)ジュビロ戦の時からボールにかかわるという部分ではいいイメージができていたので、ああいうところ をベースにしてやっていかなければいけないと感じましたし、それを継続する意味でやっていこうと、とにかくボールに絡んで前へいこうと今日はひとつ前のポジションでしたが、よりゴールに近い位置で決定的な仕事を
したいと思っていました。ボールにかかわることはできたんですけど、 まだまだだと感じています。
スペース自体はあったので、いつもより高めの位置でもボールを受けられたので、ただ本当に、もっともっと決定的なシーンを作っていかなければゴールには繋がらないと思っています。
(菊池選手への決定的なパスもあったが?)大介(菊池)もよく裏に抜けてくれますし、コバショウ(古林)もよく上がってくれるので、抜け出してくれた時は 使いたいと思っています。そういうところの関係はよくなってきていると思うので、継
続してやってもっといい関係を作っていきたいと思います。
とにかく成長するためにコミュニケーションをとってやってきたいです。
大槻周平選手コメント
自分はポストプレーをしながら裏に抜けるというところが特徴であり、やらなければいけないところだと思っています。前からの守備もしっかりやれなければチームに貢献できないと思っているので、そういう部分に関しては100%でいけたと思います。
(守備の連係については?)前半はうまくいっていたと思うんですけど、後半、疲れている時にしっかり合わせることが大事だと思うので、僕が前から行くならDFラインも上げるなど、 そういう意識統一がまだまだできていなかったということが課題だと思います。自分も後ろの声を聞いたり、改善しなければいけないところがあると思っています。しっかり周りを感じつつ、いけるところは積極的にいきたいと思っています。
やはり今日は、前半できたことを90分しっかりやれなければいけないと感じています。
自分のポジション的には、プロセスも大事だけど結果が大事だと思っています。得点をとることが一番なので、泥臭くてもなんでもいいので、得点をとらなければいけなかった。そういう形で貢献できなかったので悔しいです。
連携自体はよくなってきてると思います。僕としては、もっと50/50の勝負のボールを出してもらいたい。そのほうがチャンスが広がると思いますし、リスクはあると思うけどリスクを冒さなければ点は取れないと思っているので、そういった部分はチャレンジしてやっていきたいと思います。そのためには、信頼してもらえるようなプレーをしていきたいと思っています。
宇佐美宏和選手コメント
自分のなかでは、前半は1対1の対応をしっかりしてなんとか守り切れていたという感覚だった。DFの3人の距離が遠く、1対1の勝負となり、なかなかフォローに行けない状況が続いていた。そこでなんとか踏ん張っていたが、後半ああいうかたちになってしまって残念です。すこし前がかりになった部分もあるし、3バックのサイドが出たときのカバーリングがしっかりできていなかったというのもある。コミュニケーションはもちろん一人ひとりの意識も大事だと思います。2トップに入れられる回数が多かったので苦しい展開だった。自分たちが3バックで2人についている状況をつくりたかったんですけど、後半は立ち上がりに前がかりになったところで失点してしまった。リスクを冒して行かなければいけないところで抑えづらかった部分や崩された部分があった。相手のカウンターも速く、戻り切れず、掴まえきれなかった。
菊池大介選手コメント
セレッソのCBとボランチの間が思っていたよりも空いていたので、受けられる感覚があり、何度か顔を出して受けることもできたが、そこで前に対する縦パスや運んだあとのプレーの精度が欠けてしまった。ただそのなかでも前半あれだけチームとして自分たちのよさを何度か出せていたなかで、後半の早い時間帯に失点してしまった。あの失点で今日のゲームは大きく変わったと思う。その失点に至るところで最初に取られたのは自分なので、不甲斐ないし悔しい。なぜ他の選択をできなかったのか、もっともっと自分に問いかけて、今日出た課題をプラスに変えなければいけないと思う。
(攻撃時の距離感は)とくにカジくん(梶川)、大槻くんとはいい距離感でできたところはあります。もうすこしコバショウ(古林)と薫くん(高山)を簡単に使っていい場面もあったと思うし、難しいですけど自分のやりたいプレーと周りを使うべきプレーをうまく使い分けないといけないと今日の試合で感じました。そこは次に繋げたいと思います。
鎌田翔雅選手コメント
前半はそんなに悪くなかったと思う。後半のあの時間で失点してしまったのが大きかったと思います。
チームで守らないときつい時だけど、少し個人個人で対応しているという感じがあって、みんなでカバーしようというところが足りないと思う。それぞれが感じて対応できていたらよかった。
前半はうまく試合に入れていたと思うしできた部分もあったと思うけど、やはり勝利を得られていないしまだまだ成長しなければいけない。
次はもう3日後なので、間もほとんどないですし、今日の試合をしっかり振り返って、気持ち的にはしっかり切り換えてやっていきたい。短い期間だけに悪いところと言うよりもいいところをさらによくしようという気持ちでやっていきたい。
湘南のいいところをみんなで強く思って試合に臨んでいきたいと思います。
C大阪 レヴィークルピ監督 試合後コメント
総評
皆さんこんにちは。今日のゲームは、皆さん信じられないかもしれませんが、3-0で勝利という最高の結果を得ましたが、私は正直非常に悔しい思いをしています。あれだけたくさんのチャンスがあったにも関わらず、ゴールが少なかった。その意味で、3-0ではありますが満足できない試合となってしまいました。もっともっと我々はフィニッシュの精度を上げるところをしっかりとチームとして改善していかなければいけない。
質疑応答
今季初の3得点、次節以降、得点できる流れを得られつつあるか?
今日の3ゴールでチームとして自信がつく部分はあると思います。いままではチャンスをつくりながらなかなか決められなかったことが多かったので、この3-0という結果でこれからの試合に自信をもって臨むことができる部分はあると思います。ただ僕が選手たちに伝えたいのは、どれだけまだまだ我々が成長する余地があるかということ。得点を決めることはできたが、外したチャンスもほんとうに多かった。そこを突き詰めていくことが上位に食い込んでいくための鍵になる。そこを選手に理解してもらいたいと思っています。
柿谷選手が久しぶりの2ゴールを決めたが?
2点取りましたが、僕はハットトリックを決めなければいけない試合だったと思います。
後半、攻撃の迫力が増した印象があるが、積極的に走る湘南の体力の落ちる後半勝負という狙いだったか?
決して後半に攻撃をより仕掛けていく狙いをもって臨んだわけではありません。試合開始から湘南は3バックを含めて非常に激しいアプローチとディフェンスをされていたので中央突破は難しいゲームだと思っていた。ただ時間が経つにつれて少しずつだが相手の足が止まり、後半我々によりスペースができ攻撃のチャンスが増えたのだと思います。
チャンスを決め切れるようになった要因と今日の試合なら何点取るべきだったか?
今日の我々の3得点は非常に美しかった。そうした部分を楽しみに来られる方は多いと思う。3点とも技術レベルの高い、そして見ておもしろいと言えるゴールだったと思います。ただし、見て楽しいサッカーだけではアスリートとしては評価されない。サッカーで一番大事なのは勝利を勝ち取ること、その勝利を強く意識した段階でフィニッシュという意識が強く生まれると思います。きょう3得点できたのは勝利を求める気持ち、それがフィニッシュの意識の高さに繋がったからこそ3得点という数字に繋がったんだと思います。何点取るべき…ということについて数字を挙げることは難しい。決定機の数を考えれば、得失点差のことを考えるともっとゴールを決めなければいけない試合でした。さらに得失点差だけではなく、個人の数字も当然よくなる。たとえば曜一朗(柿谷)、きょう3、4点取っていれば得点王争いの上位に食い込むことができる、そうしたことを考えると、もっと点を取らなければいけない試合だったと思います。