第8節 vs ジュビロ磐田
4月27日(土) 16:00 @ヤマハスタジアム(磐田)
HOME ジュビロ磐田 | 湘南ベルマーレ AWAY |
4 | 2 | 前半 | 0 | 0 | ||
2 | 後半 | 0 | ||||
2 > 5 | 勝点 | 6 > 6 | ||||
山田 大記 1分 松浦 拓弥 29分 山本 脩斗 55分 山崎 亮平 81分 |
得点者 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 川口 能活 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 阿部 伸行 | 1 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 19 | 伊野波 雅彦 | 2 | 1 | クォン ハンジン | 32 | DF | |
DF | 24 | チョ ビョングク | 0 | 0 | 大野 和成 | 22 | DF | |
DF | 33 | 藤田 義明 | 0 | 0 | 島村 毅 | 30 | DF | |
MF | 7 | 小林 裕紀 | 0 | 0 | 古林 将太 | 5 | MF | |
MF | 23 | 山本 康裕 | 2 | 2 | 永木 亮太 | 6 | MF | |
MF | 5 | 駒野 友一 | 1 | 1 | ハン グギョン | 7 | MF | |
MF | 20 | 山本 脩斗 | 1 | 3 | 高山 薫 | 8 | MF | |
MF | 11 | 松浦 拓弥 | 1 | 1 | 梶川 諒太 | 23 | FW | |
MF | 10 | 山田 大記 | 2 | 1 | 武富 孝介 | 28 | FW | |
FW | 18 | 前田 遼一 | 1 | 1 | 菊池 大介 | 10 | FW | |
GK | 21 | 八田 直樹 | – | SUB | – | 安藤 駿介 | 21 | GK |
DF | 16 | 金沢 浄 | – | – | 亀川 諒史 | 26 | DF | |
DF | 25 | 櫻内 渚 | 0 | – | 岩上 祐三 | 15 | MF | |
MF | 26 | 松岡 亮輔 | – | – | 猪狩 佑貴 | 20 | MF | |
FW | 9 | 山崎 亮平 | 3 | 0 | 中川 寛斗 | 34 | MF | |
FW | 17 | 金園 英学 | 0 | 0 | 馬場 賢治 | 17 | FW | |
FW | 30 | 阿部 吉朗 | – | 1 | 河野 諒祐 | 35 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
42分 11 松浦 拓弥 ■反スポーツ的行為 77分 24 チョ ビョングク ■繰り返しの違反 |
13 | シュート | 11 | 84分 6 永木 亮太 ■反スポーツ的行為 |
11 | ゴールキック | 12 | ||
7 | コーナーキック | 5 | ||
9 | 直接フリーキック | 14 | ||
1 | 間接フリーキック | 0 | ||
0 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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|
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
9,272人 | 晴、弱風 | 16.9℃ | 29% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
田中 賢二 | 福島 孝一郎 | 宮島 一代 | 作本 貴典 | 山村 将弘 | 花澤 秀登 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れ様でした。
ここは2週間くらい前にナビスコカップで来ましたが、その時もサッカー専用のいいスタジアムだと思ったんですけど、今日も我々のサポーターもたくさん来てくれて、ヨーロッパのスタジアムのようないい雰囲気の中でできたんですけど、結果が出せなくて申し訳なく思っています。
ジュビロさんを分析する中で、今日は形を変えてくるかもしれないというところの情報もありましたし、実際にそういう形で、今までのジュビロさんのテイストより、さらにゴールに向かっていくというダイレクトプレーが多かった印象がありますが、それは自分としても織り込み済みではありました。
自分たちのゲームの入り方とか、イージーミスで失点してしまった。攻撃に関してはそんなに悪くなかったと思いますが、自分たちの動かす力や勢いが削がれてしまったかなと思います。
ただ、今年4点とられたのは開幕戦のマリノス戦以来ですが、J2からJ1に上がってきて、リーグ戦だけで8試合戦いましたが、選手はJ1のペースとか流れにだんだん慣れてきて、よくなってきた部分もあったんですけど、もう一度謙虚にやっていきたいと思います。ミスに関してはジュビロさんに比べたらまだまだ多いですし、AからBへのパスを成立させるということも含めて、やり続けるしかないと思っています。
ただ、90分間、交代で出た3人の中で賢治(馬場)もそうですが、中川と河野の2人は初めてピッチに立ったということで、年齢が18歳というのはもう若いとは思っていないですが、彼らも含めてエネルギーを出してくれたことには、感謝をしたいと思います。
常に、結果に関しては全部僕の責任だと思っているので、次はセレッソ戦がありますが、精神的にも肉体的にもリカバーして、ホームで勝点3をとれるように努力したいと思います。
質疑応答
永木選手のポジションはナビスコカップの一戦をふまえてか?
永木は去年も何回かあの位置でやっていますし、今日で言うとカジ(梶川)とグギョン(ハン)であそこでうまくボールを動かしながら、亮太のスピードとかボールを奪う力とか飛び出しをうまく利用したいと思いました。前半何回か崩せそうな場面はあったのですが、フィニッシュのところでシュートとかクロスが1本でも入っていたらよかったと思いますが。
特に亮太はボランチが慣れたポジションかもしれませんが、あそこをやらせることでチームとしての推進力になるのであればそうしますし、あまりこのポジションにこだわっているわけではないですし、いいところ、悪いところあったかなと思います。
磐田がシステムを変えてきたがその対応は?
ジュビロさんは本来ならこの順位にいるクラブではないと思いますが、その状況の中で、この言い方が合っているかどうか分かりませんが、ゴールに向かうプレーを増やそうっていうトライは、前節や前々節とかリーグ戦を通じて一番あったように客観的に見たら思います。システムを変えてきたこともそういう狙いがあったのかなと思います。ただ、システムを変えてきたからやりづらかったという事ではないと思います。
前半何回か形は作れていたと思うが、磐田がかなり丁寧にやっていて、中盤でひっかけられなかったということの印象は?
磐田は失点のうち自陣で失ったものはほとんどないんですよね、1点か2点くらい。今日選手には奪えるラインがいつもより10m位下がる可能性があるかもしれないけどそれは悪いリズムじゃないと伝えていました。あれくらいは動かされるなと思っていました。逆に言うとあのあたりでひっかけられたら向こうもすぐ失点につながるので、そのリスクを冒した上でやってきていると思います。特にそれが印象より強かったということはなかったです。
最初の交代のタイミングから4バックに変えたように見えたがその意図は?
相手のシステム上で、うちが4バックというか両サイドバックを高い位置にあげて、センターバック2枚とアンカーで抑えたほうがはっきりするなと思ったのでそのようにやってみました。攻撃の起点づくりに関してはよかったと思うんですが、当たり前ですが、その脇のスペースの突かれ方が悪かったらとられてしまうことなので。でもリスクを冒さないと点を取れないと思ったので変えました。形的には3点目取られたのがちょっと痛かったですね。
アウェイで勝てない試合が続くことになってしまったが?
いろいろ準備をして、ホテルの過ごし方やミーティングの仕方なども変えて、やってみたのですが、そのトライが悪かったかどうかは別の話にはなりますが。
我々、2011年にもアウェイの星取がよくなかったんですけど、去年もホームよりはよくなくて…どこもそうかもしれないですが、今日はこれだけのサポーターに来てもらって、ホームにいるような雰囲気をつくってもらったと思っているので、選手にホームのつもりで勝点3取っていこうと話をした矢先だった。アウェイだから選手が活き活きしなかったとはとらえていない。そんな雰囲気を作ってもらっていたわけだから、むしろ今日は粘ってやる湘南らしさを出していかなければいけない試合だったと思います。
永木亮太選手コメント
立ち上がりの開始1分位以内で失点してしまったのは自分たちの集中力のなさだったり、試合に入れていなかったかなと思うので、あそこで今日の試合が決まってしまったと思うし、残念です。
攻撃で何度か惜しいチャンスや決定的なシーンもありましたが、そこで追いつけなかったのがああいうスコアになってしまった原因だと思う。点差が開く前に決め切って追いついていればまだまだ分からなかった。やっぱりまだ力不足だと感じます。
チャンスは作れているので、決めるところをしっかり決める試合運びができるようになりたいと思います。
相手のプレスがすごく早くて、水を撒いた慣れないピッチというのもありましたがイージーなトラップミスやパスミスがあって、そういうものが積み重なって0-4という結果になってしまったと思う。そういうところの差が出たと思っています。
梶川諒太選手コメント
今日も動いてボールをもらい、はたいてリズムができるようにと思ってゲームに入りました。できた部分もあったと思いますが、毎回そうですが、最後決め切るところの精度を上げていかないといけないと思います。
(前回の対戦と比べて)ナビスコカップのときに磐田のタイトなプレッシャーを実感できていたので、きょうは潰される前にどんどんやっていこうと意識していたが、勝利に結びついていないのでなんとも言えないです。
今日は最初ボランチだったので、前の位置でやった前回のときほどは来ないと感じていました。持ち出せるところは自分で持ち出して、タイミングを図りながらパスを出せればと思っていた。そういう面に関しては、このまえの横浜FM戦よりは縦のミスを少しは減らせたと思いますが、ただ最終的にゴールには行けてないので、締められたときにどう崩すかはもっともっとみんなで話し合ってやっていかなければいけないと思います。
大野和成選手コメント
(立ち上がりについて)ぼくが取ったあとの取られ方が悪く、そこで相手にリズムを持っていかれた。もったいなかったし、申し訳ないと思います。
ただ、時間はたくさんあったので、1点取れればリズムはまた戻ると思っていた。連動して前から行き、ロングボールを蹴らせて、マイボールの時間も多かったが、弾いたあとのセカンドボールなど反応は相手のほうが速かったので、後手に回ってなかなかリズムをつくれなかった。取られ方が悪く、相手が前に攻め残りをしている中でうまく繋がれてカウンターを受ける形も多かった。もう少し予測してリスクマネジメントすればよかったと思います。連動して取りどころをハッキリすればよかったが、ひとつ行けば剥がされる展開だった。(4バックにしてからは)負けていたので前に行くしかない、はたかれてから追えばいいと思っていました。
中川寛斗選手コメント
(初出場について)周りの人はどう評価するか分からないけれど、自分のプレーとしてはチームに貢献できたのかなと思っていて、勝利には繋がらなかったのですが、これからの試合や僕の次に向けてと考えたら、いい経験になったと思います。
(監督からは)準備はできてるか、楽しくやってこい、というふうに言われました。チームの流れがよくなかったので、僕としてはテンポやリズムをつけようと思い、たくさんボールを受けてさばいて、その結果ゴールに繋がればと思っていました。
(相手のプレッシャーやスピード感は)いままでも練習試合で清水やいろんなチームとやっていた分、慣れていたところもあったし、とくに問題なく自分のリズムでできました。
阿部伸行選手コメント
(立ち上がりの失点は?)自分たちがやるべきことができていなかった。3バックの一人がアグレッシブにボールをとりにいった分、結果的に奪われてしまったんですけど、そのスペースを誰がカバーしてポジションを埋めるのかということができていなかった。できていた時もあったので、それが立ち上がりでできていなかったことが悔しいです。それを修正できなかった自分に一番問題があると思っています。
ナビスコカップでここで戦った時にも前半15分以内に1点やられてしまって、その時も決定機は作られていたんですけど、そのあと慌てずに試合を運んでパワープレーも含めて同点に追いつくチャンスがある試合だった。1点奪われたことで、もちろん苦しくはなるのですがそれですべてが厳しくなったとは思わなかったです。
(4失点については?)自分に矢印を向けなければいけないなと思っています。止める・止めない以前のことが大事だと思っています。そういう意味では仕事はできなかった。もっと仕事をしなければいけないと感じています。
(今後の連戦に向けては?)連戦という意味では今日新しく出たメンバーもいましたし、そういう選手が堂々とプレーしていた。うちにとっては連戦というのはやりがいのある日程なのかなと思っています。今日は負けてしまいましたが、シーズン中はこういう時があるので、ここで前を向いている選手が何人いるかということが大事だと思う。自分もその一人になって、チームの力になれるように、しっかり取り組みたいと思います。
磐田 森下監督 試合後コメント
総評
本当にいつもなのですがたくさんのサポーターに来ていただいて感謝しています。特に静岡ダービーの後、また広島戦から帰ってきた時に練習場に足を運んでくれたサポーターの方たちにこの1勝を僕は送りたいと思っています。ありがとうございます。
質疑応答
非常にアグレッシブに球際、ボールを奪う力があったと感じたが、どのようなことを言っていたのか?
選手が自分のストロングを出せる状態にもっていくのが私の仕事ですし、そういう意味ではそういう意味では、選手は90分通してチームとして戦う集団だったと思いますし、うちはJリーグの中でも個人個人は屈指のテクニックを持った選手が多いですし、その選手が戦う姿勢を見せるのが相手にとって一番脅威だと伝えました。
立ち上がりの1点のように大記(山田)の1点に選手の気持ちが乗り移ったんじゃないかなと思います。この姿勢を続けていくことが一番大事だと思いますし、今日の試合を教訓にやり続けたいと思います。
攻撃サッカーで勝たせたいと前回言っていたが4-0という結果について。
内容はずっと悪くなかったんですが、でもいいサッカーをしても勝つためにいいサッカーをしなければいけない世界なので、今日はいいサッカーをして結果を出してくれたと思います。
開始始早々の得点の場面での山本選手のプレーについて。
あれは昨年からの康裕(山本)のストロングだと思います。彼があのポジションでプレーしたからだと思いますけど、これからもその持ち味を出させてあげられるようにしていきたいと思います。本当に素晴らしい出来だったと思います。
このあとアウェイでの試合が続くが?
今まで、今シーズン勝てていなかったですが、昨年ほどのアウェイの苦手感は内容的には僕も、選手も感じていないので、ホームアウェイ限らず自分たちのサッカーをすることを貫いて、戦う集団でやりたいと思います。
1トップ2ボランチにした狙いは?
僕自身も前の試合までのやり方で、そんなに内容も全然ダメということでもなかったですし、自分たちがイニシアチブを握っている試合がほとんどだったんですけど、これだけ結果が出ないということはどこかで変化をつけなくてはならないと。このタイミングで湘南さんが同じようなスタートのポジションだったので、あえてマッチアップさせて、選手に勝負させてやろうかなと。そういうメッセージも込めて同じシステムでスタートしました。
監督が狙った通りだったのか?
一番は今日はすごく判断がよかった。ショートパスを使いながらも背後への動きだしもありましたし、それが1人、2人じゃなくて3人と連動した動きもありましたし、カウンターにしても守備にしても自分たちでよく判断してやってくれたと思います。
今後もこのシステムを継続する?
その週によって状態のいい選手を使うということで、やり方を変える事もあるだろうし、今日も最後、山崎と金園の2トップでしたが、どの形でも自信を持ってやり続けてくれると思うので。
改めてリーグ戦初勝利について。
やっぱりサッカーは深いなと思いました。ボールを握っていてたくさんチャンスを作っても結果がすべてなので。一番本質的な戦う事を忘れずに、その上でコンビネーションやテクニックを出せるようにしたいです。もちろんいいサッカーをしながらも、もっとジュビロ磐田を戦うチームにしていきたいと思います。まだまだ借りはありますし、一つ一つ返していきたいと思います。
伊野波選手の怪我の状態は?
前半が終わって帰ってきたときには腫れていました。打撲で。3点取るまでやると決めていたんだと思います。よくあの状態でやってくれたと思います。
櫻内選手のリーグ戦デビューについては?
最初の入りはヘディングにしてもパーフェクトでしたけどね。そのあとは相手の圧力もあって…。でも彼は去年1年トレーニングを積んで今この舞台に立てるレベルになっていますし、経験を積めば素晴らしい選手になると思います。実践で彼を披露できたのはチームにも刺激になると思いますし、練習を続けてやってもらいたいと思います。