第5節 vs 川崎フロンターレ
4月6日(土) 17:00 @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 川崎フロンターレ AWAY |
1 | 0 | 前半 | 0 | 1 | ||
1 | 後半 | 1 | ||||
2 > 3 | 勝点 | 2 > 3 | ||||
高山 薫 84分 | 得点者 | 85分 パトリック |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 21 | 安藤 駿介 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 杉山 力裕 | 1 | GK |
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DF | 2 | 鎌田 翔雅 | 0 | 1 | 實藤 友紀 | 15 | DF | |
DF | 4 | 宇佐美 宏和 | 1 | 0 | 中澤 聡太 | 7 | DF | |
DF | 30 | 島村 毅 | 0 | 0 | 伊藤 宏樹 | 2 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 0 | 2 | 登里 享平 | 23 | DF | |
MF | 7 | ハン グギョン | 1 | 1 | 山本 真希 | 6 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 3 | 1 | 大島 僚太 | 16 | MF | |
MF | 22 | 大野 和成 | 0 | 0 | 中村 憲剛 | 14 | MF | |
FW | 23 | 梶川 諒太 | 2 | 3 | 大久保 嘉人 | 13 | FW | |
FW | 28 | 武富 孝介 | 0 | 5 | レナト | 10 | FW | |
FW | 8 | 高山 薫 | 1 | 2 | 矢島 卓郎 | 9 | FW | |
GK | 1 | 阿部 伸行 | – | SUB | – | 西部 洋平 | 21 | GK |
DF | 26 | 亀川 諒史 | – | – | 田中 裕介 | 3 | DF | |
DF | 32 | クォン ハンジン | – | – | 山越 享太郎 | 25 | DF | |
MF | 14 | 下村 東美 | – | – | 稲本 潤一 | 20 | MF | |
MF | 15 | 岩上 祐三 | 2 | – | 森谷 賢太郎 | 19 | MF | |
FW | 10 | 菊池 大介 | 1 | 0 | 小林 悠 | 11 | FW | |
FW | 18 | 古橋 達弥 | 1 | 1 | パトリック | 18 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
67分 8 高山 薫 ■ラフプレー |
12 | シュート | 16 | |
12 | ゴールキック | 9 | ||
5 | コーナーキック | 8 | ||
9 | 直接フリーキック | 8 | ||
4 | 間接フリーキック | 1 | ||
0 | オフサイド | 4 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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7,347人 | 雨、中風 | 16.4℃ | 90% | 全面良芝、水含み | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
永田 亨 | 廣瀬 格 | 名木 利幸 | 渡辺 智哉 | 榎本 一慶 | 岩崎 洋 |
湘南 曺監督 試合後コメント
総評
お疲れ様でした。
本当に選手たちはこの天候や力のある相手に対して、自分たちの持っている力を発揮するべく努力してくれた。そういう試合だったなと思います。
1-0で、もしくは2-0で、3-1で、もしくは2-1で勝点3がとれなかったのは、僕の責任だと思っているので、もうちょっとあの時間帯に何かやることがあったのかなって自分で考えていますが、ただ、概ね開始からフロンターレの良さを消しながら自分たちの良さを出すということで言うと、最後まで足を止めない我々らしさを選手たちは出してくれたと思います。その部分に関しては本当に感謝したいし、この大雨の中、最後まで応援してくださったサポーターの皆さんにも心からありがとうと言いたいです。
次、ナビスコの磐田戦とリーグの浦和戦と続きますが、我々は勝っても負けても引き分けても、やることに関してそのことによって変えるということはあり得ないので、しっかりこの結果と向き合って、選手たちと一緒に努力していきたいと思います。
質疑応答
スタメンについて、高山選手をシャドーに、大野選手をワイドに起用した意図は?
ひとつは、コンディション的な状態がメンタルを含め2人とも充実していたこともあり、我々のよさを出しながら相手のよさを消すということであの配置になりました。そんなにたくさん練習はしていなかったんですけど、大野も薫(高山)もやったことがあるポジションなので、相手に対して何が嫌でうちの何が活かされるかというところで選んだつもりです。大野も慣れないポジションでよくやってくれたと思うし、高山に関しては最後アウトサイドにしましたが、あれで1-0で勝てていれば素晴らしい活躍だったと思います。それに関して僕の中で違和感のある配置ではないです。
リーグ戦初先発の安藤選手の印象は?
練習でも公式戦でも普段でもまったく変わらないのがあいつのよさだと思うので、いまだに何を考えているかよくわかりませんが(笑)、フロンターレ相手に堂々とやってくれたと思います。後半ブーイングも出ていましたが、いい意味でそれをエネルギーにしてやってくれた。非常にアグレッシブにやってくれたと思っています。うちのチームでのリーグ戦のデビューで勝てなかったことだけは残念だが、よくやったと思います。
悪天候のなか岩上選手のセットプレーに期待した部分は?
当然それはありました。祐三も甲府戦で相当疲労したなかで、いい形でゲームに入れていた。パトリックが出てくるのは分かっていたので、それより先に動きたい、勝負しようと思った形で点を取れた。相手にも取られたので結果どうだったかというのはありますけど、勝負しにいったことに後悔はないです。出た3人ともよくやってくれたと思います。
前の3人を代えて最後まで勝点3を取りに行く姿勢が見えたが?
前の選手を代えることイコール勝点3を狙いに行くこととは思っていないんですけど、ボランチも両アウトサイドも後ろの3人も足が止まっていなかったので、であればタケ(武富)もこの前相当疲労した試合をしているので、梶川とタケ、大野もちょっと運動量が多かったので、疲労の強かった選手を代えながら前へのパワーということであの選択肢になりました。後ろの3人を交代するカードは普通ないと思うが、ぼくはJ2のときもJ1のときも勝ちに行くカードはしっかり準備したいし、ベンチの選手は先発以上に大切だと常々話しているので、フル(古橋)も(菊池)大介も祐三もみんないい形に出してくれたと思います。
先制点を取ったあと何かやれることがあったのではという点について、いま振り返ってどう思うか?
やることを変えるつもりではなかったです。相手の交代選手が入ってきた中で、コンパクトにしながら、雨も降っていたのでフロンターレさんがシンプルに入れてくるのも分かっていた。ひとつ指示はしたが、その指示を遂行する時間もなくすぐやられたところもあった。ビデオを見ながらこうしたほうがよかったと後で思えることはあると思いますが、いまの段階では、選手の感じと運動量も落ちていなかったし、あの感じであのスタイルでやることがそのまま勝点3を取れると思ってやったので後悔はしていません。
高山薫選手コメント
リーグではまだ勝てていないので、勝ちたいという気持ちが強かったのですが結果がついてこなくて残念です。
僕自身は小中高とフロンターレでお世話になったので思い入れのあるチームとの対戦でした。
(得点について)キッカーが岩上選手だったので、走りこめば触れるんじゃないかと思っていました。うまく合わせられてよかった。
今日はピッチの上に水たまりもできていて、パスも止まってしまう感じだったけど、気をつけるようにしていました。
最後に失点をして勝てなかったということは自分たちに足りないことがあるんだと思うし、その前に2点とっていれば2-1で終われたと思う。この結果としっかり向き合って次に生かすことが大事だと思います。
湘南は常にチャレンジャーだと思うので、相手チームがどこだからということは考えずに、次もまたしっかり自分たちのサッカーをしたいと思います。
大野和成選手コメント
ポジションは変わっても、湘南のスタイルに変わりはないと思っていました。僕は純粋な攻撃の選手ではないのでまず守備からしっかり入ろうと思っていました。
もう少し仕掛けたり、中とのコンビネーションをもっと出せればよかった。前半に関しては、シマくん(島村)とうまく連携がとれて、大久保選手にいいボールを配給させなかったと思うので、そこはよかったかなと思います。
川崎も個々の技術がすごく高いので、そこを警戒するとともに、ディフェンスとしては1コで終わるのではなく2コ3コ追って、後ろを楽にしようと思っていた。普段やられて嫌なことをやろうという意識でプレーしました。
失点の時はベンチにいましたが、そこがまだチームとしての課題だし、点を取ってからの進め方という意味では何回も同じことを繰り返しているので、もっと簡単にやるとか、繋ぐところは繋ぐとか、そういうメリハリが必要だと思っています。
永木亮太選手コメント
全体的にコンパクトに守っていたし、蹴られても僕たちがサンドしてボールに行っていたのでそんなに危ないシーンはなかったと思います。とにかく足を止めないで、僕とグギョン(ハン)のところで、サイドチェンジされたらスライドしてといったように足を止めずにやらないと、フロンターレは中盤に巧い選手、ボールを持てる選手が多いので、自分たちが足を止めたら割られるとも言われていたので、意識していました。
(攻撃面は?)フロンターレが思ったよりボールに来なかったので、そこでうまく前を向けて、チャンスをつくれていた。そこを突いていくのがうちのサッカーのスタイルなので、ある程度は狙い通りにできたんじゃないかなと思います。
(失点については?)リードして追いつかれる試合が多いので、それはいま一番の課題だと思いますし、これからまたみんなで反省して修正していきたいと思います。
鎌田翔雅選手コメント
立ち上がりはそんなに悪くなかったと思います。途中で回され始めましたが、そんなに怖くはないと思っていました。でも中村憲剛選手らがボールを持ったときに、3バックの脇にパスを狙ってくることがけっこう多かったので、そこに関してはもっとケアしようとハーフタイムに話しました。
レナト選手との1対1が試合を通してけっこうありましたが、あまり仕事をさせなかったと思うし、そんなに対応は悪くなかったと思います。
(DFからの縦パスが多く見られたが)相手が前からあまり来なかったのと、あいだも空いていたので出しやすかったというのはあります。
自分たちの課題に対する意識もあって、後ろからパスは狙っていた。前の選手も反応していいポジションを取ってくれていたので、シンクロしてうまくやれたと思います。
安藤駿介選手コメント
(大変なコンディションの中での試合だったが?)自分がデビューした2年前も、こういう感じの雨の日だったんですけど、今日もそんなにやりにくいとは思わなかった。フィールドプレーヤーがやりづらくなってしまうので、そういうところも考えてやらなければいけないという意味では神経を使いました。ただ、今日は試合をやれている喜びのほうが大きかった。
失点は得点したすぐ後だったので本当に悔しい。ただそのシーン以外は相手のストロングポイントを抑えながら試合ができたと思います。
(フロンターレとの対戦だったが?)相手がどこであっても、常に勝点3を狙っているという姿勢は変わらないですし、実際に手の届くところまできていたけど落としてしまった形なので、本当に悔しいです。
川崎 風間監督 試合後コメント
総評
今日も我々のサポーターにこれだけの大雨にもかかわらずこれだけ来ていただいたので、どうしても勝点3が欲しかった。それはほんとうに申し訳なく思います。選手はとくに立ち上がり、先制点が欲しい、先制点は絶対に譲らない、そこを強調していままでやってきているが、最初の何本かのチャンスがあったなかで決め切れなかった、それで最後まで苦しんだと思います。ですけども、逆に最終ラインのほうは中盤の2人とともに比較的安定してきたのではないかと思います。先制点を取るためには、やはり取りきらなければいけない。そこをもっともっとやっていかなければいけないと思っています。
質疑応答
後半、小林選手が何度も滑るシーンもあったが、割り切ったサッカーを狙うというか、パトリック選手をもうすこし早く入れることなどは考えたか?
もちろんパトリックはもっと早く入れるつもりではいました。ですが、全体のバランスとしてそれほど悪くなかった。たしかに中盤のあたりで何度かミスはあったんですけど、そこをいきなり選手たちのなかで動かしてしまうのも非常に危険だと思うので。
時間は見ていましたが、代えるまえに取られてしまったので、そこはすこし残念だったかなと思います。が、やはりそれでも繋げていたし、それから悠(小林)が転んだというのはたぶんスパイクの選び方を間違ったと思うんですよ(笑)、悠だけであとの選手はそれほどなかったので。その意味では、全体的にそんなに大きな破たんはないと思っていたので。ですけども、最後決めるところで前線に1人ストライカーを増やすことは考えていたので、パトリックはよくやってくれたと思います。
とくに前半、大島選手から1列目に効果的な縦パスが入っていたが評価は?
最前線で矢島が前半、相手が両サイドを埋めてきたので真ん中が空いたと言えると思うが、その意味では、チャンスもありましたがもっとつくりたかったと思います。
僚太(大島)に関しては、グラウンドの立ち位置がよくなっていて、いろんなものを見たなかから判断して早く動いているので、非常にいいと思います。細かいパスミスはまだあるので、そのへんはまだ彼がこれから伸びていくところだと思います。
昇格組に対して合計勝点3しか取れなかったことについては?
もちろん昇格組、昇格組でないとしても勝たなければいけない。何度も言いますが、自分たちのスタイルがだいぶハッキリ見えてきた。ですけども、その中で試合を勝ち切るための最後のところ、それから徐々によくなっているところは、大きな失点、危ない場面をつくらないというのもだいぶしっかりしてきた。そのへんはまだまだ先がありますので、その意味では我々のチームはまだまだ伸びていくチームですから、ひとつ取りきることができれば前に行けると思います。