第20節 VS ファジアーノ岡山
7月9日(土曜日) 19:00 @kankoスタジアム
HOME ファジアーノ岡山 | 湘南ベルマーレ AWAY |
1 | 0 | 前半 | 0 | 1 | ||
1 | 後半 | 1 | ||||
15 >16 | 勝点 | 18 > 19 | ||||
久木田 紳吾 81分 | 得点者 | 中村 祐也 66分 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 21 | 真子 秀徳 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 西部 洋平 | 21 | GK |
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DF | 3 | 後藤 圭太 | 0 | 0 | 鎌田 翔雅 | 2 | DF | |
DF | 5 | ストヤノフ | 0 | 0 | 大井 健太郎 | 3 | DF | |
DF | 23 | 植田 龍仁朗 | 1 | 1 | 遠藤 航 | 26 | DF | |
MF | 26 | 金 民均 | 3 | 1 | 石神 直哉 | 7 | DF | |
MF | 8 | 千明 聖典 | 0 | 1 | 菊池 大介 | 14 | MF | |
MF | 2 | 澤口 雅彦 | 1 | 0 | ハン グギョン | 15 | MF | |
MF | 45 | 石原 崇兆 | 1 | 1 | 永木 亮太 | 6 | MF | |
MF | 22 | 臼井 仁志 | 1 | 0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | |
MF | 14 | 小林 優希 | 1 | 0 | 佐々木 竜太 | 17 | FW | |
FW | 10 | チアゴ | 1 | 4 | 中村 祐也 | 22 | FW | |
GK | 1 | 李 彰剛 | – | SUB | – | 阿部 伸行 | 27 | GK |
DF | 4 | 近藤 徹志 | – | – | 山口 貴弘 | 4 | DF | |
MF | 18 | 竹田 忠嗣 | – | 0 | アジエル | 10 | MF | |
MF | 28 | 仙石 廉 | – | 0 | 平木 良樹 | 13 | MF | |
MF | 25 | 田所 諒 | – | 1 | 松尾 直人 | 28 | MF | |
FW | 20 | 白谷 建人 | 3 | – | 松浦 勇武 | 29 | FW | |
FW | 35 | 久木田 紳吾 | 2 | – | ルーカス | 30 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
33分 8 千明 聖典 ■反スポーツ的行為 44分 10 チアゴ ■ラフプレー 54分 2 澤口 雅彦 ■ラフプレー 71分 45 石原 崇兆 ■反スポーツ的行為 |
14 | シュート | 9 | 15分 14 菊池 大介 ■遅延行為 19分 8 坂本 紘司 ■反スポーツ的行為 |
11 | ゴールキック | 14 | ||
5 | コーナーキック | 6 | ||
9 | 直接フリーキック | 19 | ||
2 | 間接フリーキック | 2 | ||
2 | オフサイド | 2 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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8,621人 | 晴、弱風 | 28.2℃ | 79% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
山本 好彦 | 岡 宏道 | 佐藤 秀明 | 平間 亮 | 長尾 賢郎 | 山下 和也 |
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
まず、非常にきれいで盛り上がるスタジアムで、最後の相手の1点はその力に後押しされた部分も大きかったと思います。岡山のエネルギーが伝わってくるようなスタジアムでした。陸上競技場なんですけどサッカー専用に近い雰囲気があって照明も明るかったし関東とはちょっと違うかなと思いました。津山(一昨年は津山開催)で試合をやればよかったかなと思います。(会場笑)
我々は数えきれないくらい連敗をしていたので、最初の一歩とまではいかないにしても半歩くらいは進んだかもしれない。ただ、内容を見れば、最後の15分のフィジカルパワーですとか、さぁここだという時の1本のパスの重要性が問われる時に、自分本位というかパスの出し手と受け手がコンタクトをとれずにやっている場面があった。それが最初から最後まで自分たちのリズムで試合を運べない原因かなと思っています。
岡山は弱いところを突いてきたしうちも弱いところを突きたかったが、相手は帰陣が早くて横パス1本出している間に戻っている。その牙城を崩すのはなかなか厳しかった。そういったゲーム展開だったと思います。
質疑応答
岡山のボールになった時、前の選手がDFにプレッシャーをかけていましたが、これは岡山対策だったのか。
我々はあまり引いて守ることをしたくないですし、それとストヤノフが低い位置でボールを持った時の配球はのセンスは、ほかの選手とはちょっと違いますからね。うまくビルドアップで逃げられたシーンが多かったですね。ひとつはサイドチェンジ、ひとつはボランチを経由しないで、向こうのシャドーストライカーへのくさびのボール。チェックに行っても逃げられるというのが多かったですね。
開幕戦で大勝した時と今日の試合で岡山の印象は違うか。
ボランチに金民均というボールを動かすエネルギッシュな選手、前にチアゴが入って、後ろにストヤノフがいて、前、中盤、後ろと主軸の選手が出来たということで、やり方にぶれがなくなったという感じはしますね。チアゴにボールが収まって、臼井、石原、今はケガしてますが妹尾や、途中から入った久木田らほかの選手も、信頼関係の下で、前に比べると力強さがあふれている感じはしましたね。
逆に我々は、長く勝っていないっていうのもあって、なんとなくおどおどしている。そのおどおどした中でAとBのコンタクトパスが出来ない。今日は引き分けましたが、半歩手前かもしれない。内容的にはもっと精査して、次の準備をしなけらばいいけないと思います。岡山はホームの利点もうまく生かしつつ非常に歯切れのある、いいサッカーをした印象です。
前半のアタッキングサードでの精度については。
最後のところは、センターバックも含め、悪くはなかったと思いますね。ただサイドバックで1対1の対応など、アグレッシブさがなかったところで、崩されたシーンはありましたね。サイドで本来ならシステム上、数的優位を作れるところを、逆に作られたところもありましたし、岡山は横の幅をうまく使って、攻撃したような感じがありました。最後のところでは、向こうのミステイクやボールが収まらず、奪えたところはありました。たしかにア タッキングサードでの精度が高ければ、というのは感じました。
中村祐也選手コメント
岡山の支配率が高くなるのは分かっていました。ストヤノフ選手がいい配球をするのでそこは竜太(佐々木)がしっかり警戒し、自分はボランチを見るようにしていた。その点についてはできていたと思うが、一度ボールを付けられたあとの対処ができていなかった。自分は今日スタートから出たので、無理にでもシュートする気持ちを持って臨んだ。チームのいまの状況を考えたうえでも、そういう積極性を出していこうと意識していた。
(先制ゴールについて)竜太が持ったときに、上げてくるかなと思って一度膨らんだら、大介にパスが出た。大介ならシュートを打つかもしれないと思って、こぼれ球を狙うつもりで動き直して、もしシュートがファーに流れても自分が弾けるようにと、少しでもゴールの確率を上げるように準備をしていた。
(次節に向けて)大事な試合ですね。でもまずは自分たちのサッカーをすることが大事。やり切る積極性がまだ足りないと思う。勝てていない状況だと難しい面はあるけどシュートは打たなければ入らないし、無理にでも行く姿勢を見せてひとつチームが乗ることもある。観るひとたちにも自分たちの姿勢が伝わると思う。消極的なミスが一番ダメだと監督がよく言うように、自分たちの原点に戻って、いまは積極性が大事だと思っています。
大井健太郎選手コメント
勝ち切ることができなかったので、もったいなかったし、1点をとってから中盤から前にプレスがいかなかった。DFラインの位置はそんなに変わらなかったと思うけど、それでももう少しラインを上げて中盤を押し出すようなDFをしなければいけなかった。セットプレーとクロスはありましたけど、相手の攻め手もそんなになかった。しっかりゼロで抑えていい攻撃に繋げなければいけない。
(攻撃に関しては?)ミスが多すぎると感じました。相手のプレッシャーもそんなにないので、ただボールを回すことはできていても横パスばかりでは 意味がないし、かと言って無理に縦パスを入れてもとられてしまう場面もあった。タイミングを見なければいけないしアイデアが必要。
結果としては本当にもったいないと思っているし悔しい。ただ次の試合はやってくるし、勝てなかったと思うよりは、連敗を止めたということを前向きに捉えてしっかり切り替えて次に向かうことが最善の手だと思うので、下を向かずにやっていきたいと思います。
西部洋平選手コメント
踏ん張って踏ん張って…というサッカーになってしまった。先制点をとってくれて、そのまま我慢したい反面、追加点をとって逃げ切るというのが理想だと思っていました。
本当に試合前や練習の時から、気持ちが入っていない選手はいないしチームはひとつになれていたと思う。でも結果に繋がらないということが本当にもどかしい。ただ噛み合っていない部分があることも事実。そこを突き詰めていきたい。
複数失点が続いていた中で、形は見えたかなと思う。いい時にこうやって守っていたなという感じはあったしいい時の雰囲気を自分たちで作り出すことができたので、ここからだと信じて、まだまだという気持ちを忘れずにやっていきたいと思います。
鎌田翔雅選手コメント
最後のところで守り切れないところは、やっぱり若手のミスが多かったことが原因だと思う。前半をゼロで抑えて、集中してプレーできていたし、先制点がとれていい形で試合をを運べたのに最後のところで守りきれなかった。一瞬の隙がある。そういうところがまだまだだと思う。
みんな必死だし、今週、本当に練習の中でもみんながひとつになってやってきた。それでも結果が出せないことが悔しい。簡単には勝たせてくれないということだし、まだまだやらなければいけないという試練の時なんだと思う。もっともっと気を引き締めてやらなければいけないと思うので、とにかく勝つために諦めずやっていきたい。
岡山 影山監督 試合後コメント
総評
今日もたくさんの方に来ていただいて、ホームでの最近の戦績が2勝2分から2連敗していましたので、もう一度勝ち続ける試合にしたかった。しかも 相手が初戦で大敗した湘南ですから、ぜひ勝ちたかったです。結論から言うと、こういう相手、こういう内容で、競り勝つゲームにしなければいけなかった。今、非常に残念です。
前半、ボールをコントロールできた時間が長かったものですから、そこで取れたら良かったのですが相手もしっかりゴール前を防いでいましたし、後半に入っての勝負、拮抗したゲームになって、先に失点してはいけませんね。またセットプレーからこぼれ、流れたところの立て直しが遅かった。こういうゲームで先制を許すと追いかける立場で厳しかったなという印象を持っています。ただ選手は追いつくよう全力を尽くしました。もう1点ほしかったですし、チャンスを作りながら押し込めないというのは不満を感じるところではありますが、こればっかりは妙薬はないと思います。何回もチャンスを作り、精度が低いなりに、その回数を多くするというのをトレーニングで築いて、もう1点取れるチームに成長したいと思います。
質疑応答
チアゴを代えたタイミングについては。
昨日のトレーニングで、多少足の不調を訴えていて、動きが落ちてくるなど、そういった兆候が見られたところで代えました。
前半はチアゴ頼みになってしまったか。
チアゴ頼みではなく私からの指示で、相手がペナルティーエリアでしっかりブロックを作っていて、間で受けながら、そこから先の裏を狙う、飛び出すというスペースがなくなってしまいました。ギャップを使いながら崩せればいいのですが、それ一辺倒になると、ただ相手の網にかかっていくだけなので、長短織り交ぜながら、相手を揺さぶる指示を出していました。
イージーなパスミスが多かった印象を受けましたがこの気候が原因か。
ミスはお互い様だと思います。その中で前半、ゲーム、ボールのコントロールが長かったのはうちのほうかなと思います。データを見なければわかりませんが。ただ、前半も時間によっては、セットプレーの守備が続く時間があって、その後、ボールを受けるためにちょっとずつみんなが動いていたのが止まる。エアポケットのようなものですが、足が止まってしまうことがある。うちは動いてなんぼのチームですから、パスミスが散見されたというのは反省点だと思っています。
開幕から現状までを振り返って。
もっとボールをコントロールして、ゲームをコントロールしたいという思いがあります。それは少しずつ上がっていると感じています。でもその一方 チームとして目指す攻撃、守備以外での失点ですとか、その流れに乗れない選手がいる。
そこが良くなってはいますが、まだ点を取る、失点しないという、確固たるチームにはなっていない。この方向を続けることによって必ず強くなれると信じています。
開幕戦の0-5、今日の1-1という結果を経て、湘南の印象を聞かせてください。
まず開幕で負けたことについては、0-5までの内容ではなかった。もっと僅差のゲームにしなければいけなかった。湘南が最近、勝ち切れていなくて、0-5から1-1になって我々が良かったのか、湘南が悪くなったのかというところは、それは考えたくなくないですね。うちのチームが強くなるために、今日のようなスタジアム雰囲気では点を取らなければならなかったですし、押し込むことが出来たと思っています。どちらがではなく、自分たちの問題に目を向けたいと思います。
ロングボールを出す選手が増えてきているが監督のイメージに近づいているか。
ミスは多いですけどね。システム上、幅を大きく使うということは、相手のブロックを崩すという意味で、有効な攻撃の手段になりますので、トレーニングでも意識してやっています。引っかかればピンチになりますから、精度を上げてサイドチェンジから一気に相手をピンチに陥れる回数を増やし、決定的チャンスを数多くクリエイトすることに繋がっていくことになると思います。