第16節 VS 栃木SC
6月12日(日曜日) 19:00 @平塚競技場
HOME 湘南ベルマーレ | 栃木SC AWAY |
0 | 0 | 前半 | 1 | 2 | ||
0 | 後半 | 1 | ||||
18 > 18 | 勝点 | 17 > 20 | ||||
得点者 | リカルド ロボ 12分 渡部 博文 54分 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 21 | 西部 洋平 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 鈴木 智幸 | 27 | GK |
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DF | 2 | 鎌田 翔雅 | 0 | 0 | 宇佐美 宏和 | 26 | DF | |
DF | 3 | 大井 健太郎 | 0 | 1 | 渡部 博文 | 23 | DF | |
DF | 26 | 遠藤 航 | 0 | 1 | 大久保 裕樹 | 3 | DF | |
DF | 7 | 石神 直哉 | 2 | 3 | 那須川 将大 | 24 | DF | |
MF | 15 | ハン グギョン | 0 | 3 | 水沼 宏太 | 14 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 2 | 1 | 鈴木 修人 | 17 | MF | |
MF | 10 | アジエル | 0 | 1 | パウリーニョ | 7 | MF | |
MF | 8 | 坂本 紘司 | 1 | 0 | 高木 和正 | 10 | MF | |
FW | 11 | 巻 佑樹 | 0 | 6 | リカルド ロボ | 9 | FW | |
FW | 23 | 高山 薫 | 0 | 0 | 崔 根植 | 18 | FW | |
GK | 27 | 阿部 伸行 | – | SUB | – | 柴崎 邦博 | 1 | GK |
DF | 4 | 山口 貴弘 | – | – | 西澤 代志也 | 2 | DF | |
MF | 14 | 菊池 大介 | 0 | 0 | 大和田 真史 | 4 | DF | |
MF | 19 | 岩尾 憲 | 0 | – | 本橋 卓巳 | 13 | MF | |
FW | 9 | 田原 豊 | 4 | 0 | 杉本 真 | 16 | MF | |
FW | 17 | 佐々木 竜太 | – | 0 | 廣瀬 浩二 | 8 | FW | |
FW | 30 | ルーカス | – | – | 船山 貴之 | 20 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
9 | シュート | 16 | 17分 18 崔 根植 ■異議 | |
14 | ゴールキック | 11 | ||
7 | コーナーキック | 5 | ||
15 | 直接フリーキック | 12 | ||
6 | 間接フリーキック | 2 | ||
6 | オフサイド | 3 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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6,629人 | 雨、弱風 | 22.3℃ | 85% | 全面良芝、水含み | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
山城 大 | 村上 伸次 | 入部 進也 | 村井 良輔 | 金次 雄之介 | 岩崎 洋 |
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
サッカー監督にありがちなコメントしかできないんですけど、決められるときに決められなかったという、敗戦時の監督が言うコメントをそのまま使わせていただきたいかなと思います。ここのところずっと負けがなくて、少し浮ついたところがあったのかな、というのは否めないと思いますね。
後半は全体的にコントロールしていたんですけど、こっちから崩して…崩してというかオープンな展開にして、ある意味2失点目があるかもしれないけども追いつく、という姿勢でやっていったんですけども、ちょっと2点とも事故みたいなところもあったと。ただ、そういうのをものにできるところ、ものにできないところの差は正直、今日のゲームに関してはあったと思います。
次のゲームが大事になってきますので、選手もそういう気持ちでいると思いますし、今日が最終戦なわけでもないので、またしっかり初心に戻ってやろうという気持ちは強いです。
きょうは日曜日で19時、雨もあったのに、たくさん来ていただいてありがとうございました。以上です。
質疑応答
五輪(U-22日本代表)に大敗し中3日しかないため尾を引いているのでは?
そうだとしたらサッカー協会のオファーは全部断るしかないですよね。それはないと思います。そんなことを理由にするのだったら関塚さんに申し訳ないですから、それはまったく関係ありません。
相手を見越したトレーニングが1日できなかったというのは正直認めます、そうじゃなくてもそれを理由にするというのはおかしいと思いますね。調整はその翌日もほとんどリカバリー作業に努めていますし、言うならば昨日雨があまりにもひどくて、思ったようにトレーニングできなかったというのがありますけれども。
スケジュールとかそういうことで、試合が大きく作用したとは思えません。
栃木の守備ブロックがコンパクトにいい守備をしていたと思うが打開する方法としてサイドチェンジを狙っていたと思うが得点に結びつかなかった理由は?
うちはあまりサイドチェンジでボールをスポーンと蹴れる選手がいないんですよね。いればね、胸元にちょんトーンといってポーンポーンポーンドーンと真中にいけるんですけどね。
まあ今日、不幸なことに雨になってしまったのでインナーで攻めるということがちょっと難しかったですね。コントロールの問題とかボールが滑っちゃうということで、そうすると向こうの思う壺で、要するに中盤センターサークル付近、ハーフウェイライン付近で奪われてショートカウンターを食らいかけたことが何回もありましたよね。そのリスクは分かったうえで我々はやらなきゃいけないと。もうひとつは、やっぱりアウターでアクションを起こしていかなければいけないと。
後半は見ての通り、3枚にしてアウターに人を置いて、サイドバックを広がせておいて、という形でしたが、アジエルが引きすぎてしまうがために4バックは、どちらかと言うとボランチもアジエルに見える状態だと今度は前の選手がいなくなる。ただし1人交代させたかったものの交代の枠が無かったと。能動的にやったつもりでしたが、その積極性があんまり見られなかった。
お客さんが溜息をついているように、前に向ける段階で前を向けなかったと。それは相手の圧力があったからでしょうね。
おそらく松田さんは思い通りの、しめしめという展開だと思うんですけども。今日のゴールに象徴されるように栃木は、ゴールのほとんどがアシストがいない。つまりこぼれた所にその匂いを嗅ぎつけてブラジル人選手や韓国人選手ががいるという形です。象徴するようなものと一本の捨てボールと言うのですかね、それがゴールにされてしまった。ただ全体的に相手のシュートで終わる意識とかやり切るという部分は多かったのだと思います。我々は、後半ちょっとは出てきましたけれども、やりきるところまでできたのは少なかったという感じはしますね。
大事なのは次です。アウェイが3つ続きます。ここがチームの序盤の大事になってくる3連戦ということで気を引き締めて頑張っていきたいなと思ってます。
途中出場した田原選手の評価は。
何のために送り出したかというのをもっと感じないといけないでしょうね。
同じシーンが2つくらいありましたよね。ゴール前3mでキーパーにパスしているようじゃゲームには勝つことはできないですよね。
後半、システムを変えたがうまくいかなかったように見えた。ああいったシステムはどの程度準備ができているのか。またもう一度元に戻すことはできないのか。
今日に限って言うと、私はそんなに悪くなかったと思います。まず3枚でやる準備というのは、紅白戦でやっているので選手にも話していますし、実際、横浜FC戦でもやっています。その点では別にそんなに混乱することはない。もちろん戻すこともできるんですけど、相手は4と4のブロックで、石神が開くとそこに後ろ髪を引かれるようになった。これは思い通りだった。そこで遠藤と鎌田にドリブルで持ち出してからのアクションと言ったが、その部分でアジエルが引いてきて近いところでパス交換をしていれば、相手はまったく何も怖くない。その距離感の問題とかは思い通りいかなかった。ハーフタイムにも話しましたが、ハーフウェイラインまではドリブルで持ち出せる状況だった。つまり前半、相手の2トップはボランチのパスコースをずっと削ってスライドしているだけ。それならそこは捨てて、そこもあるんだけどもうひとつ持ち運んで2バックの状態にしてまでも取りにいかなければいけなかった。ただ両サイドの、石神の場合はいい距離だったんですけど、右の岩尾がたぶんサイドをそんなに多くやっていなかったので、日体大時代にはやっていたと思いますが、そこでやはり距離が近かったりボールをもらってからのダイナミックなところ。だから結局ボールがサイドに行ったとしてもしょんぼりして終わってしまってる。そこからが大事なんですけど、そこが息切れしているという感じでした。戻すつもりはまったくなかったです。4バックでやっていると相手の思う壺。もし田原がドンと決めていれば完全にこちらに行くゲームだった。そうすれば、もしかしたら戻しているかもしれないですね。そのために4バックができる選手を残した部分もある、リスクマネジメントとして。
10試合が終わったところだが、できていることと課題を。
全体的には、結果的にはそんなに悪くない。マラソンで言えば上位グループを走っていて、ちょっと飛び出したんだけど今日はちょっと給水タイム。スポンジを投げ捨てたところぐらいなので、4位か5位ぐらいでいい位置にはいるかなと思いますね。まだだんご状態ですよね。ここからどうなるかと言うことが一番大事なのであって、自分たちのペース、リズムで相手が飛び出して行こうが、それをしっかり見据えつつも自分たちのリズムで序盤まで走って行きたいと思います。
ラストスパートするときに前が見えるところにいればいいわけで、先を急がずに自分たちのやるべきこと、底上げをしっかり見据えてやっていくことが必要だと思っています。
西部洋平選手コメント
先制点をとられてから踏ん張っているような時間が続いて、よく踏ん張れてはいたと思います。後半、ケガ人も出てシステムを変えて、ボールは持てるようになったと思う。徐々にリズムがとれるようになった矢先の失点でした。失点は僕個人のミスだった。出て行ってハイボールを触れなくて、相手に触られて入ってしまった。それがなければどうなっているか分からない試合だった。仕方ない部分もあるけど、切り替えてやるしかないと思う。頑張るしかない。
アウェイが続くので、今日何としても勝ちたいと思っていた。気持ちも入っていた。とにかく簡単な試合はないと思うので、3連戦も難しい試合になると思うけど、しっかり戦いたい。
坂本紘司選手コメント
なかなかうちのサッカーをやらせてもらえなかった。栃木のようにブロックを作って守る相手に対して、間で縦パスを入れる練習もしていましたが、そこで収まらず、中盤から前でうまくいかなかった。
後半、システムが変わってボールが入るようになったけど、最後まで崩し切れなかった。たらればを言っても仕方がないし、全体的に相手のほうが集中 力を高く保っていたと思うし、相手にボールがこぼれる時が多かったと思う。今まで、自分たちはひとつひとつの局面を戦ってきて、勝点を積み重ねてきたと思うので、しっかり見つめなおす試合にしたいと思います。
永木亮太選手コメント
立ち上がりから栃木に押され気味だったのですが、やはり最初の失点がいちばんの敗因だと思います。失点してからの戦い方もよくなかった。このピッチコンディションでボールコントロールが難しく、前への意識が足りなかったように思う。前半は巻さんや薫(高山)が孤立してしまい、前の人数が少 なかった。もっと自分たちが前に出ていければよかったが、ピッチの状態もあってダイレクトでパスを繋ぐ場面が少なく、リズムをつくれなかった。それが点を入れられなかった要因だと思う。リズムよくパスを繋いで前を向ければ湘南は強いと思う。
今日は相手もディフェンスに集中していたが、こういう相手に対しても湘南のサッカーができるようにしたい。僕らボランチを含め、連携がうまくいかずなかなかシュートまで行けなかった。でもこういう日はあるので、それでも最低限負けない試合をしたい。技術を高めるなど改善していきたい。
遠藤航選手コメント
個人としてもチームとしてもミスが多かった。ピッチコンディションもあるし、クサビに対する相手のプレスも速かった。ミスが多かったために押し込まれるシーンも多かったし、失点にも繋がってしまう。最初に失点すると、栃木の守備のよさがより出る。後半は豊さん(田原)にボールが入ったりもしたけれど、下がって受ける意識が中盤に強く、FWへのサポートが少なかったと思う。ボールの奪われ方が悪いシーンが何回かあったので、そういうミスをなくしていきたい。
つぎの試合が大事だと思います。勝たないといけない。切り替えが大事だと思っています。
高山薫選手コメント
悔しいというより不甲斐ない。相手が裏を警戒していてかなり読まれていた。クサビのボールもボランチに消されてしまいなかなかボールを受けられな かった。前半、もっと巻さんの連携をとってボールを受けられるように工夫すべきだった。ずっとボールを追っている状態になってしまった。対策をされた時にどうすべきか、しっかり考えて対応しなければならないと思います。
次節に向けては、もっとボールを受けて縦パス、横パスを入れてもう1回受け直すなどをしてリズムを作れればもっとボールに絡めると思う。試合中に自分で考えて修正していかなければいけないと反省しています。
栃木 松田監督 試合後コメント
総評
細かいところをいろいろ言えば、とくに前半は軽いプレーで、それが原因で追いつかれたら嫌だなというプレーがありました。ただ、全体としては非常にうちらしいカチッとした試合をやってくれたという気がします。
いつも準備していることを、しっかりみんなディシプリンを持ってやってくれたのではないかと思います。
質疑応答
久々にゴールを決めたロボ選手について。節目の100ゴール目だったが。
節目の100ゴールは忘れていましたが、やはり持ってるなという感じがします。点を取ってくれたことは彼にとってもチームにとってもいいことだと思います。ただ取れていないときにもアシストもあったし、彼が怖い存在ということで他の選手が取れるということもある。
日本人選手だと深みにハマってしまうところがあると思うが、彼はメンタル的にそういうことはないので、相手にとって怖いプレーをし続けてくれている限りはいいと思っていました。
前の試合とDFの編成を変えたが湘南を意識した狙いか。
そうですね、高山選手がいまの湘南の攻撃を牽引している選手ですし、高さよりもスピードを消そうという狙いでした。
後半相手がシステムを変えて、石神選手へのボールに対する対応がよかったと思うが、その評価は。
そうですね、宇佐美ですが、ボール周辺の雲行きを観察して判断に変えたという意味で、臨機応変なポジションを非常によく取ってくれたと思う。
3-4-3のチームはすこし前に3連戦ということでやっていたので、多少それが残っていたこともあるかもしれない。宇佐美の仕事ぶりに関してはほぼパーフェクトだったと思います。
10試合を終えた段階では、去年より今年のほうがいい数字だがその点について。またこの先10試合の戦いについてポイントを。
今年は去年よりも戦術の浸透も進んでいるし戦力も充実しているわけですから、それが結果に出ているということではないかなと思います。これからの10試合ですが、いつも次の試合以外はほとんど考えていないし、その連続です。
とくに今季は震災の影響で週3回というときもあるが、ほとんど週1回のゲームなので、そういうことを考える必要はないし、先のことを考えても足元をすくわれるだけ。どこが相手だろうと次の試合がいちばん大事な試合であることに変わりはないので、その戦い方を貫くだけだと思います。
GKの鈴木選手が先発して2戦連続完封ということで、評価と今後期待していることは。
よくやってくれていると思います。とくに前節は初出場初先発ということで緊張がないのは嘘になると思うし、そのなかでよくメンタルの部分をコントロールして試合に集中してくれていた。逆に今日のほうがもしかしたら気の緩みなどが出て難しいのではないかと思っていたが、そういうこともなく、危ない場面もあったがよく0で凌いでくれたと思う。
2点差のゲームなので、2-1になっていれば難しい局面があったと思うが、0でいったことが最後まで安定した試合に繋がった。ただし無失点というのはGKだけのことではありませんから、今日はFWからすべて非常にいい守備をした賜物だと思います。
開幕前に湘南と練習試合をして圧勝したが。
いえ、あのとき湘南はダイヤモンド型の4-4-2だったし、まだいろいろ新人の選手が抜けていたし、大幅にメンバーが変わったことでまったくチームができてない時期だった。
そして開幕して実際今日戦う前は、うちよりも上にいるチームですから、リスペクトするところはして、そう簡単にいかないことは覚悟していました。