第14節 VS ザスパ草津
5月29日(日曜日) 13:00 @平塚競技場
HOME 湘南ベルマーレ | ザスパ草津 AWAY |
2 | 1 | 前半 | 0 | 0 | ||
1 | 後半 | 0 | ||||
12 > 15 | 勝点 | 12 > 12 | ||||
永木亮太 39分 坂本紘司 54分 |
得点者 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 21 | 西部 洋平 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 北 一真 | 22 | GK |
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DF | 5 | 臼井 幸平 | 1 | 2 | 佐田 聡太郎 | 7 | DF | |
DF | 3 | 大井 健太郎 | 0 | 0 | 田中 淳 | 4 | DF | |
DF | 26 | 遠藤 航 | 0 | 0 | 有薗 真吾 | 13 | DF | |
DF | 7 | 石神 直哉 | 0 | 1 | 永田 拓也 | 23 | DF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 2 | 1 | 後藤 涼 | 19 | MF | |
MF | 15 | ハン グギョン | 2 | 1 | 松下 裕樹 | 30 | MF | |
MF | 10 | アジエル | 1 | 0 | 櫻田 和樹 | 6 | MF | |
MF | 8 | 坂本 紘司 | 3 | 1 | 熊林 親吾 | 14 | MF | |
FW | 23 | 高山 薫 | 4 | 0 | アレックス | 8 | FW | |
FW | 11 | 巻 佑樹 | 4 | 2 | ラフィーニャ | 10 | FW | |
GK | 27 | 阿部 伸行 | – | SUB | – | 橋田 聡司 | 21 | GK |
DF | 2 | 鎌田 翔雅 | – | – | 星野 悟 | 17 | DF | |
MF | 14 | 菊池 大介 | 1 | – | 山本 啓人 | 20 | MF | |
MF | 19 | 岩尾 憲 | – | 1 | 山田 晃平 | 15 | MF | |
FW | 17 | 佐々木 竜太 | 0 | – | 前田 雅文 | 11 | FW | |
FW | 22 | 中村 祐也 | – | – | リンコン | 9 | FW | |
FW | 30 | ルーカス | 0 | 0 | 萬代 宏樹 | 18 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
18 | シュート | 9 | 47分 8 アレックス ■遅延行為
84分 23 永田 拓也 ■反スポーツ的行為 |
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10 | ゴールキック | 11 | ||
7 | コーナーキック | 9 | ||
12 | 直接フリーキック | 10 | ||
1 | 間接フリーキック | 0 | ||
1 | オフサイド | 0 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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4,705人 | 雨、弱風 | 19.7℃ | 89% | 全面良芝、水含み | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
難波 邦雄 | 東城 穣 | 今岡 洋二 | 秋澤 昌治 | 竹田 和雄 | 岩崎 洋 |
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
まず、こういう悪天候の中、運動会だったら延期になるのですが、サッカーの場合はやらなければなりません。たくさん集まってくれて最後まで応援してくださったサポーターには感謝しています。こういう天候でも集まってくれるのは、本当に真のサポーター、ファンだなとこの場を借りて感謝を申し上げたいと思います。
ゲームの方は、全体的に主導権を握っていたのですが、そういう試合に限ってゲームを落とす事があるのがサッカーの世界ですが、今日は大事な所で草津のコントロールミスとかシュートミスとかがあって、それで流れがそっちに行かずに自分たちのリズムでできたかな、というゲームであったかなと思っています。
ハーフタイムに言いましたが、草津は1点リバウンドからのメンタルが強いので、メンタリティに火を点けないようにボールを動かしながら主導してやるという考え方で、それが成功したので2点目が取れて、全体的に落ち着いてゲーム運びする事ができたと考えています。
質疑応答
草津のブラジル人2トップへの対策の効果は?
ここでは企業秘密なのであまり喋る事は出来ないのですが、だいたいどういう傾向で点を取っているかは、昨シーズンの得点に絡むシーンを全部見ました。そこで導きだした答えをオーバーコーチングというか、過情報にならないように話をして、あとはボールの状況やグラウンドの状況、相手の状況といったことを考えながら整理してやるという課題を与えて、今日ゲームをやりましたが、全体的にはいい対応ができたかなと思っています。
前半ちょっと全体的に最終ラインが引いてしまって、ターンされてしまってワンステップでシュートを打たれたのが何回かありましたが、言い方を変えるとあそこは目をつぶらないといけない。だから泳がせるところと、ここはしっかり泳がしてはいけないというところを、しっかり整理して話をして、航(遠藤)にしても健太郎(大井)にしても、特に真ん中のふたりがそれを楽しみながらやれたのがよかったと思います。
全体的に対応の仕方は悪くなかった。もう1試合アウェイであるので、どういう対応をするかというのは、ちょっとここでは言いませんが、もちろんあそこで打たせなければもっといいんですけども、ボランチも含めてその対応は概ね良かったかなと思っています。
草津はアレックス選手を下げて萬代選手が出てきましたが?
萬代は試合を見て、健太郎(大井)と一緒にやっているんだなと思ったので、ヘディングの強さや受け方などは、健太郎にとっては逆にやりやすかったかもしれないですね。
彼はペナルティエリアで活躍できる選手ですから、アレックスに比べても特にクロスに入ってくる力は強く、そこもパワフルにいい対応をしたのではないかと思っています。
コーナーキックを9本与えたが、その対応に関しては?
最後のコーナキック2本で向こうが8枚入ってきて、後ろひとりにして9人目がシュートを打つというパターンの時には、もうお手上げですね。あとはストーンの巻を含めてしっかり対応したと思います。
ハン選手が相手のボールをさらって、永木選手がゴールする。ダブルボランチの連携は良さに関しては?
時々近すぎてしまう時もあるんですが、その近すぎたのが奏功したというか。グギョンは相手からファウルせずにボールを奪う力がありますし、永木もその自分のスピードで球際の争いに勝てるというシーンが今日は雨で特に目立ちました。
足が止まらずに最後までいける良さもありますし、永木は遠めからのシュートで吹っ切れないところがあって今日も実はその前にどこでドリブルして何をしているんだというのがありましたが、今日はもう本当にこういう天候ですし、シュートで終わるという話は耳にタコができるほど話をして、それが少しそういう結果につながったのかなと思っています。
これは雨の今日のゲームだけじゃなくて、すべてのゲームでやらなければいけないと。トレーニングでもミドルを居残りでやっていますし、練習は嘘つきませんので。クギョンにしてももう少しで入りそうなシーンがありましたが、このふたりが打つことでチームにリズムできますし、そこはこれからも大事にしていきたい。
これで5試合目の無失点で失点3でリーグ最少となるが、守備面での手ごたえは?
昨年の反省のもとでやっているところもありますが、これも企業秘密なので名前は言えませんけれどもゾーン別にどういう守り方をするのかという話を常々していますし、今日のように2トップが強烈な時には、よりそれが効果的になる。しっかり整理してゲームできているところでしょうね。
あと西部などにしてもそうなんですけど非常に落ち着いて最後のゴールマウスのところでどっしり構えているので、その前の最終ラインも非常に信頼し合ってやっているという感じがします。
健太郎(大井)は非常に声も出ますし、引っ張っているとこもあります。もうひとりの18才(遠藤)はもう顔を見ても風貌を見てもベテラン選手みたいなプレーしています。その経験が大事といわれるところでもう経験豊富な真ん中のふたりの存在感はこの試合でも発揮されたのではないかという感じです。
FWにゴールが少ないのは悩みの種では?
仰る通りですが、前の方の選手は今日などは非常にクサビの受け方とかテンポ、ボールを受ける顔出しの仕方なども悪くなかった。
でも、やっぱり求められるのはペナルティエリアの中での大きな仕事だと思うので、もうひとつ頑張ってもらいたいですね。
坂本紘司選手コメント
ゴール自体はラッキーなゴールだったかなという感じでしたが、その前から全体的にゴールに向かう姿勢があったし、1-0の状態でも攻めようという意識がみんなにあった。追加点をとろうと選手同士でも話していたし、ハーフタイムでもここで下がらずにとりにいこうという話もしていた。今日はチーム全体としてステップアップできた部分もあった。今日は全体的にみんなもシュートを打てていた。毎回、最低限これくらい打てるチームでいなければいけないと思っています。僕もゴールシーンの他にもチャンスがあったし、もっと精度を上げていかなければならないと思っています。
追加点がとれてよかったで終わらせるのではなくて、J1ならもっと狙っていかなければいけないと思うし、もっと他のチャンスで決めきる力をつけなければいけないと思っています。
試合を終えてから、常に次はこうしようと取り組む雰囲気があるので、今後もステップアップしていけばいい。まだ10試合も終わっていないのでこれからです。
永木亮太選手コメント
先制でき、後半いい時間に追加点が取れて、0で抑えることができてよかった。雨が降っていたのでミドルシュートを積極的に打っていこうと思っていました。いい時間帯に得点に繋がったのでよかったです。ピッチコンディションもあったので、遠い位置からでも入りやすいと思ったので狙っていました。グギョン(ハン)があそこで奪ってくれたのでフリーで狙うことができた。(キャプテンでしたが?)キャプテンの仕事はよく分からなかったのですが(笑)、自分がキャプテンの時に1点がとれて勝てたことはよかったです。
スカウティングがよく、相手の特徴が分かりやすかったので、実戦でもうまくいきました。相手の2トップに起点をつくらせなかったことが大きかったと思う。次もしっかり勝点3をとって今後に繋げていきたいと思います。
西部洋平選手コメント
思っていたより雨も風もなくやりにくくなかった。ただ、相手もミドルとかいいものを持っているし、今日の天候では一発でキャッチが難しいところもあった。ただボランチがDFラインに吸収されてシュートを撃たれるなどしたシーンが何度かあったので、そうしたところはゲーム中に修正できるように今後していきたい。セットプレーについては選手たちがみんな集中していたので、やられる感じはしなかった。
ハングギョン選手コメント
今日の試合でしっかり結果を出すことができてとても嬉しい。シュートはチームとして課題にしていたし、練習の中でもずっとやってきているし、シュートの意識をもって試合に臨んでいました。
(ボール奪取について)大学の時からボールを奪うことは評価してもらっていたけど、日本にきてもっと成長できていると感じられます。亮太(永木)のゴールシーンに繋がったように、しっかり予測してゴール前でのボール奪取を常に狙っていきたい。
遠藤航選手コメント
ゼロで抑える意識でプレーしていたので、抑えられてよかった。相手の2トップに前を向かせないように、かといって行きすぎないように距離を意識して対応した。中盤の選手たちが運動量豊富に守備に回ってくれるし、また前線の選手たちも守備の意識が高いことが、無失点に繋がっていると思います。シュートの意識が高いことはいいことだと思うので、さらにチャンスをもっと得点に結べるようにすることが今後の課題としてあると思う。
大井健太郎選手コメント
前からのプレスも効いていたと思うし、相手の2トップもどういうプレーヤーでどう抑えればいいかは分かっていたのでいい守備ができたと思います。 監督、コーチ、安さんのスカウティングのよさもあって助かりました。
追加点がとれたこともチームにとっていいステップアップになったと思う。クサビに入った時、そこに対するサポートもできていたと思います。欲を言えば前半のうちに2-0、3-0にできればもっとよかったのですが。
僕たちは1試合1試合頑張るだけだと思う。次は岐阜ですが、岐阜にも強力なFWがいるし、全力で勝点3をとりにいくだけだと思います。
草津 副島監督 試合後コメント
総評
今日は本当に不甲斐ないゲームで言い訳のしようのないゲームとなりました。非常に残念なことであり、リーグ戦というのはコンスタントに力を発揮できていけばいいのですが、こういった波のあるゲームをまだしてしまう、まだまだチームとしての弱さ。それが今日は出た試合じゃないかなと思います。ただ、こういうゲームを教訓にしながら次にまた成長できるようにやっていきたいという風に思います。
質疑応答
前節からメンバーが何人か変わったが、その影響は?
それは否めないところがあったと思います。それが選手達の自信のなさげのプレーであったり、アグレッシブさを欠いてしまったなど、そういったすべてとは言わないですが、多少あったのではないかと思います。
強豪相手の試合が続くが、次に向けての意気込みは?
我々はやはり戦わないと試合にはならない。選手全員がやっぱりハードワークしないとゲームにならない。こういったことを今日は本当に厳しいゲームで学んだ部分があるので、もう一度そういった姿勢をまずは出せるようにして、次のゲームに臨んでいきたいと思います。
途中で萬代選手を投入して前線での収まりというのがひとつのポイントだったかとおもうが、その点については?
もちろんうまく相手に攻撃をスローダウンされてしまって、なかなか我々のテンポというかリズムでサッカーができなかったというのがひとつ。これは前半から持たされているような状況で、どうも攻撃のリズムが上がらない停滞を招いてしまった。ある程度のブロックを敷いてくる守備というのも想定してたんですけれども、うまくそういった間に入って顔を出して動かしてというリズムを作れなかった。
また、やはり後方へのボールが増えてしまう。中盤のリズミカルな動きとパスが生まれなかったということが今日の攻撃がうまくいかなかった部分のひとつではあるかなと思います。
湘南に対してチャレンジャーという気持ちの部分が足りなかったようだが、そのあたりは監督から見てどうだったのか?
仰る通りで、後半ほとんど出ずっぱりで皆に声をかけていたんですが、選手の内側から湧き出てくるような、そういったスピリットをなかなか感じられないゲームでした。
まずは何とかピッチに立つ選手達の中に主体性を持ったプレーが出てくるようにと思って見てたんですが、なかなかうまくいかなかった。だから交代はもちろん考えることはありますが、やはりピッチに出た先発メンバーの中でこういう悪いリズムをどう変えていくのか、変えられるのか、もしくは変えようとする姿勢なりプレーというのがどれだけ出てくるのかなと。
そういった部分も期待して様子を見た部分はありましたが、中々そういったスイッチが入りきれなかった。そういった部分がまだまだ課題としてはあるという印象ですね。