MATCH試合結果

2011 Jリーグ ディビジョン2

第12節 VS サガン鳥栖

5月15日(日曜日) 16:00 @平塚競技場

HOME  湘南ベルマーレ サガン鳥栖  AWAY
湘南ベルマーレ 1 1 前半 0 0 サガン鳥栖
0 後半 0
8 > 11 勝点 10 > 10
永木 亮太  41分 得点者
選手 シュート シュート 選手
GK 21 西部 洋平 0 STARTING
LINEUP
0 室 拓哉 21 GK
DF 5 臼井 幸平 0 0 田中 輝和 4 DF
DF 26 遠藤 航 0 1 木谷 公亮 2 DF
DF 3 大井 健太郎 0 0 呂 成海 20 DF
DF 7 石神 直哉 0 0 金 民友 10 DF
MF 15 ハン グギョン 1 3 早坂 良太 25 MF
MF 6 永木 亮太 3 2 永田 亮太 8 MF
MF 10 アジエル 2 1 岡本 知剛 6 MF
MF 8 坂本 紘司 0 1 國吉 貴博 16 MF
FW 11 巻 佑樹 0 1 野田 隆之介 18 FW
FW 23 高山 薫 0 1 池田 圭 22 FW
GK 27 阿部 伸行 SUB 赤星 拓 1 GK
DF 2 鎌田 翔雅 0 0 浦田 延尚 13 DF
DF 32 福田 健人 磯崎 敬太 3 DF
MF 14 菊池 大介 1 丹羽 竜平 15 DF
MF 19 岩尾 憲 米田 兼一郎 19 MF
FW 17 佐々木 竜太 0 2 岡田 翔平 26 FW
FW 30 ルーカス 2 豊田 陽平 9 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
7 シュート 14 49分 4 田中 輝和 反スポーツ的行為
71分 20 呂 成海 反スポーツ的行為
15 ゴールキック 11
5 コーナーキック 5
12 直接フリーキック 10
1 間接フリーキック 0
1 オフサイド 0
0 PK 0
得点経過
41分
6 永木 亮太
右 23 → 中央 10 ~ → 6 ~ 右足S
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
選手交代
23分
8 坂本 紘司 → 14 菊池 大介
59分
10 アジエル → 17 佐々木 竜太
90分+5
14 菊池 大介 → 2 鎌田 翔雅
HT
16 國吉 貴博 → 26 岡田 翔平
55分
18 野田 隆之介 → 9 豊田 陽平
68分
4 田中 輝和 → 13 浦田 延尚
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
6,658人 曇、中風 20.3℃ 40% 全面良芝、乾燥 90分
コミッショナー 主審 副審 副審 第4の審判員 記録員
内田 直人 松村 和彦 高橋 佳久 藤井 陽一 渡辺 紀承 岩崎 洋

湘南 反町監督 試合後コメント

総評

今日、平塚競技場に足を運んでいただいた方々には、非常に面白い試合を見ていただけたのではないかなと思います。攻守の切り替えが速くて、ボールの動きが速くて、停滞する時間も無くて、そうであってもそんなにオープンな試合ではなくてコンパクトにやりつつ、お互いの狙いなんかもたくさん出ていて、最後は我々にとってみると悲鳴みたいな声が聞こえるような。非常にサッカーの醍醐味を味わえたんじゃないかなというような試合で、今日来てくれた方々は良かったのではないでしょうか。
鳥栖さんが現在の順位にいるというのは決して偶然などではないというのは試合を見ながら思いました。前線の選手プラス豊田が迷いのないプレーというか、思い切りのよいプレーをしてくる。そういう圧力とか走力がかなり前半から苦しめられたのではないかと思います。そうしたお互いに拮抗した中で1点を取れて、後半、向こうはメンバーを代えて後ろを3枚にしてということで、もうボールの出所を塞がないとこの前の二の舞になるということと、最後、豊田には巻をマンツーマンでつけて、何とかしのいだという感じでした。
勝ち点3の重要性というのは、この前のゲームを通じて選手本人も強く感じていると思いますし、西部も飄々とやりながらしっかりとポイントを抑えていたし、最後まで足が止まらなかった。今日は交代の選手も含めて、皆しっかりとタスクを遂行して非常に湘南らしい執念がピッチにあったかなというゲームでした。本当に良くやったかなと思います。

質疑応答

4試合目の無失点だが、札幌戦と今日の試合では同じ1-0でも意味が異なると思うが?

札幌の時もウチが主導権を握りながら試合を終えた。今日の最後の15分はもう向こうが完全に主導していた。でもこういう試合も当然あるわけです。逆に我々が0-1だった時には、同じような優位に立ってやっている試合もありますから。そうした意味で最後まで踏ん張ったというのは同じ1-0でもまったく違う形だとおっしゃるとうりで、今日はその0で押さえるという強い意識が最後の15分に見えてそれは非常によかったのかなと。願わくば中途半端なカウンターで終わらずにシュートで終わるとか、得点を取れれば一番いいのですが。そこはまだ課題があるかなと。ここでもう1点を取れれば、むこうも意気消沈してもっとウチが点を取れたのではないかという風に思っています。

高山を初めて先発させて、佐々木をベンチに入れた狙いは?

佐々木がちょっと調子を落としていた。ボールを受けるタイミングなどが少なくなってきたので、本人と話をして課題を示すと同時に巻などが顔を真っ赤にしてやっているわけですから、お前も顔を真っ赤にしてやらないといけない、ひとりだけ白い顔をしていては困るという様な話をしました。今日はさすがにそういう話もしたので守備に追われた時間が長かったですが、闘志をむき出しにしてやった。そういう選手同士の競争がチーム力を上げるわけであって、誰がレギュラーということはないわけで、単純に自分の半径5mでディフェンスできなければ残念だけど、足を動かしてしっかり出来る選手を使うのは当たり前です。
まあそうして競争させて、6試合終わったばかりで、第2クールになった時にはもちよっとしっかりしたチームというのも考えていかないと。そういう競争を煽るためにも、我慢するという事はせずに色んな選手にチャンスを与えて、それを掴み取る。高山は最初に前の方をやってうまく回らなかったのですが、後半左サイドをやってからまったく足が止まらずに12~13km走っているんではないんですかね。そこが非常に今日は我々のチームにとっては大きかったかなと思います。最後の訳の分からないプレーで終わったのも高山らしくていいと思うんですけど。

J2は全勝チームがなくなり、順位差が詰まっているので勝つのは容易ではなくなっているが?

ほどんどのゲームが1点差で、さらにロースコアの試合が多いですね。昨日のFC東京と草津の試合を観させていただきましたけども、本当にJ1とは違う意味での頑張りがJ2にはあるという今シーズンです。他のチームのどこを見ても、走れない選手はほとんど淘汰されていますね。それと同時に平均年齢も下がっている。日本のサッカーには非常にいい傾向にあるのではないかと感じています。
その中でも我々は勝点を取って、次の味の素スタジアムで最高のゲームをしてアウェイでも勝点3を取って帰りたいなと思っています。

坂本選手には何があったのか?

まだ聞いていませんが、打撲だと思います。

永木選手を昨年から起用しているが、今日の出来については?

永木は皆が期待している時に変なプレーをして、どうでもいいような時に期待に応えるという、あのボケた性格が治ってくれれば。でも中盤で球を扱う技術などはスピードがあるので、足が止まらない。それはグギョンも同様でダブルボランチの相手からボールを奪う力というのは、J2でもかなり高いレベルかなと。今日は攻撃でほとんど今までシュート打たないでつまらないプレーで終わっている選手が、今週ずっと攻撃の方のシュートで終わるという話をして、ちょっと本人も吹っ切れたのではないでしょうか。左足でシュートを打ちましたが、それが入っていればもっと彼のプレー幅が広がるのでないかと思います。今日、1点取れたというのは良かったのではないでしょうか。トレーニングでペナルティエリアに入ってくる話はしていましたしね。

永木亮太選手コメント

(Jリーグ初ゴールの感想は?)気持ちいいですね。今日はシュートを意識していたのでそれが結果にも表れてよかったです。中盤でボールはまわせていたと思いますが前半はあまりよくなかったと感じました。ただ、前節のように1点をとって焦るような戦い方ではなくてある程度落ち着いて試合を運べたと思う。後半は相手がパワープレーに出てきたので引くしかない部分もあった。
(守備については?)みんなで守っているし全員で組織的に守ることはできていると思う。個々の頑張りもあると思うし一人ひとり意識は高いと思う。これを継続していくことが大切だと思っています。今日は苦しい戦いだった分嬉しいです。
(今後に向けて)個人的には今の意識を忘れないでやっていくこと。チームとしては、守備は継続していくこと、そして1点とった後の追加点がとれるようにならなければと思っています。

西部洋平選手コメント

前節の試合の教訓を生かして最後まで守りきることができたことはよかったです。ただ、危ない場面を作られていたことは事実です。(4試合目の無失点ですが?)結果だけを見たら評価できる結果だと思いますけど、まだまだやはり後ろからのビルドアップなども課題だと思う。自分も含めてもっとボールを動せるようになれば前にも負担かけずに試合が進められると思う。課題はまだまだあるけど続けていくしかないと思っています。
(前節と比べて攻撃面での変化は?)前回の反省を生かそうとみんなで試合前やハーフタイムにも話して臨んだその結果が今日の勝利というものに繋 がったと思いますが、内容的にはまだ前回と同じような感じだったと思う。まだまだ反省すべき点はあります。簡単ではないのは分かってるので、これ からだと思います。若いチームなので今日の勝利を自信にして積み重ねていければと思います。

巻佑樹選手コメント

みんなでしっかり走った結果だと思います。僕自身はなかなかシュートまでいけない状態ではあるけれど、無理やりにでもシュート場面を作りにいくなどチャレンジしていきたい。ゴールという形でチームに貢献したいと思う。ポストプレーだけではなくてチームを前に前に進めていきたいと思います。
サポーターの声は届いているし、本当にやり続けていきたいと思います。

大井健太郎選手コメント

悪くはなかったと思いますが、相手がパワープレーできた時に後ろに人数をかけすぎてしまったところがあったと思う。中盤に人が少なかったのでセカンドボールが拾えず何回も放り込まれることになってしまいピンチが増えてしまったと思う。そういう時にどうやっていくかを考えなければいけない。無失点だったのはよかったですが、洋平さん(西部)がたくさん止めてくれているので、まだまだ反省すべき点は多いと思います。
(攻撃面に関しては?)佑樹(巻)がいるので、前で本当に頑張ってくれている。この間の試合の反省を生かしてシュートチャンスに積極的にいくという面はこの間の試合からよくはなったと思う。
内容がよくても勝てなければ意味がないし、勝ちながらもその中で反省していくことが大事だと思う。勝った試合でこそしっかり省みて今日の勝ちを次に繋げていきたい。今のところ2試合続けて同じミスをしたということはないので、1試合1試合積み重ねていきたいと思います。

高山薫選手コメント

自分としては今日の前半のようなパフォーマンスでは本当にダメだと思っていました。切り替えて後半に臨みサイドに回ってからは前を向けるようになってある程度仕掛けることができるようになりました。サイドの時はシンプルに考えて守備に帰ってカウンターで走るのみなので、そういう意味では一番大事なのは気持ちだと思っていました。
試合の中でボールを失う回数も多くてなかなか打開することができなかった。でもせっかくスタメンで出させてもらったし、一生懸命応援してくれる人もいるし、とにかく走るしかないと。調子が悪かったらとにかく走ることでチームに貢献しようと思った。
(ゴールのシーンは?)よく見えなかったのですがアジの声が聞こえたのでとにかく出しました。その先に亮太がいて、ゴールまで繋がったのでよかったです。

鳥栖 尹監督 試合後コメント

総評

まず今日も遠く平塚の地まで足を運んでくださったサポーターの皆様に感謝したいと思います。サポーターの方達に勝利をプレゼントする事ができず非常に残念です。
今日の試合でシーズンが終わった訳でもないし、選手達は最後の最後まであきらめずにボールを奪いにいってくれました。最後は運もあったと思いますし、そういう部分でウチにはツキが無かったのかなと思います。
また、早くここでスパッと切り替えて次のゲームに向かって準備していきたいと思います。90分間全力を尽くして戦ってくれた選手にご苦労さんと今日は言ってあげたいです。

質疑応答

敗因として自分達のやりたいサッカーが出来なかったのか、それとも湘南の戦い方に押された部分があったのか?

なかなかサッカーというスポーツは90分間同じリズムで進む訳ではないので、いい時間帯もいい場面もあったし、ウチがやりたいことをまったく出来なかった訳でも全然ないので、選手達もしっかりやったと思います。

そういう良い部分を活かして次も戦っていくという姿勢なのか?

先ほど申し上げましたけれども、今日のゲームでシーズンが終わった訳ではないので、良い部分と修正すべき部分とをしっかりとみんなで洗い出して、次に向かって準備をしていく事が最善だと思います。