第16節 VS 清水エスパルス
8月1日(日曜日) 19:00 @平塚競技場
HOME 湘南ベルマーレ | 清水エスパルス AWAY |
3 | 2 | 前半 | 4 | 6 | ||
1 | 後半 | 2 | ||||
12 > 12 | 勝点 | 30 > 33 | ||||
エメルソン 41分 中村 祐也 43分 エメルソン 86分 |
得点者 | ヨンセン 4分 兵働 昭弘 10分 岡崎 慎司 12分 ヨンセン 26分 ヨンセン 51分 藤本 淳吾 54分 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 39 | 都築 龍太 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 西部 洋平 | 21 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 | 1 | 市川 大祐 | 25 | DF | |
DF | 3 | ジャーン | 0 | 0 | 岩下 敬輔 | 5 | DF | |
DF | 6 | 村松 大輔 | 0 | 0 | 平岡 康裕 | 26 | DF | |
DF | 30 | 島村 毅 | 1 | 0 | 太田 宏介 | 4 | DF | |
MF | 40 | エメルソン | 3 | 2 | 兵働 昭弘 | 13 | MF | |
MF | 41 | 永木 亮太 | 1 | 2 | 山本 真希 | 17 | MF | |
MF | 8 | 坂本 紘司 | 0 | 1 | 小野 伸二 | 30 | MF | |
MF | 11 | 阿部 吉朗 | 0 | 4 | 岡崎 慎司 | 23 | FW | |
FW | 22 | 中村 祐也 | 4 | 3 | ヨンセン | 18 | FW | |
FW | 38 | ヴァウド | 1 | 2 | 藤本 淳吾 | 10 | FW | |
GK | 16 | 植村 慶 | – | SUB | – | 山本 海人 | 1 | GK |
DF | 4 | 山口 貴弘 | – | – | 廣井 友信 | 27 | DF | |
DF | 24 | 小澤 雄希 | – | 0 | 伊東 輝悦 | 7 | MF | |
MF | 2 | 田村 雄三 | – | 0 | 枝村 匠馬 | 8 | MF | |
MF | 7 | 寺川 能人 | 0 | – | 大前 元紀 | 22 | FW | |
MF | 17 | 馬場 賢治 | 0 | 2 | 永井 雄一郎 | 9 | FW | |
FW | 9 | 田原 豊 | 1 | – | 長沢 駿 | 20 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
64分 9 田原 豊 ■ラフプレー 76分 40 エメルソン ■繰り返しの違反 |
11 | シュート | 17 | 45分+3 4 太田 宏介 ■繰り返しの違反 |
11 | ゴールキック | 12 | ||
2 | コーナーキック | 6 | ||
5 | 直接フリーキック | 12 | ||
0 | 間接フリーキック | 4 | ||
4 | オフサイド | 0 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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13,316人 | 曇、弱風 | 27.3℃ | 88% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
福田 寛 | 高山 啓義 | 八木 あかね | 村上 孝治 | 聳城 巧 | 岩崎 洋 |
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
いつもゲームに負けると、会見がなければいいなと思っています。
攻撃のところから話をしますが、クオリティはかなりよくなっているのではないかと僕は思っています。ワールドカップ前のヤマザキナビスコカップ等を含めて総合的に考えると、かなりボールも動くようになってきたし、今日の3点目などは相手の怖い所に飛び出して行き、そこから揺さぶってというような意味ではファインゴールだったかなと。このコメントで終わっていれば3-0で勝ったゲームなのですが、次に守備の話をしなければいけないですね。
当然サッカーというのはいいディフェンスがいい攻撃に繋がるわけであって、特に再開後は、逆に言えばディフェンスのクオリティを上げていこうと、トレーニングなりミーティングなりビデオを見せるなりしてやってきたつもりではいます。当然、個人戦術、簡単にいうとオフとオンの1対1ではやはりまだ向こうのほうが上だということは、今日見てもらっても皆さんわかっていると思います。そうなると、我々はどうするかということを考えなければいけない。つまりオープンな状態にして、例えばうちの島村と藤本と1対1で対峙して後ろに誰もいない状況や横に誰もカバーリングしていない状況をつくってしまうのが果たしていいかどうか。答えは、よくないですね。そのために何をするかということを日々やっているんですが、ゲームになると、向こうもボールを動かしながら逆に振ったりしてそういう状況をつくるように努力している。それでも我々はついていかなければいけない。ただし、その前にもうちょっと処方箋があるんですが、今日はできなかった。
というところと、皆さんもたぶん心配されたように、こんなに早い時間に点が入ったらもしかしたら10点越えちゃうんじゃないかなと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、最終ラインが地に足がつかずに浮き足立っているという事実は認めなければいけない。何も恐れる必要はない。腰が引けて、また前節と同じように自分で自分の首を絞めている。攻撃の積極性があるにも関わらず、ディフェンスの積極性が足りなかったのがこのゲームのポイントだと。
あと分析して選手にインフォメーションしていますが、そのインフォメーション通りにやられていると。私が睡眠不足になっているのを選手は知らないと思いますが、非常に悔しい思いをしています。最低限これだけはやらなければいけないというところができないと、(長谷川)健太は大笑いしているでしょうね。我々もそれをわかっていて話をした。1週間空いていればトレーニングできるが、空いていなかったのでミーティングでこことここは絶対にやられてはいけないというポイントを話している。そこでやられている状況は私としても非常に辛いです。
質疑応答
ハーフタイムに「リスクマネジメントをする」とコメントしていたが、具体的にはどういった指示だったのか?また、それにも拘わらず後半早々に2点を取られた原因は?
チーム戦術も含まれているのでコメントするのは難しいところですが、結局ヨンセンが残っていますよね。それで向こうの選手が奪ったボールをトップに入れるシーンがいくつかありましたが、その時に簡単に前を向かせたり、うちがプラスアルファの人数が揃っているにもかかわらずそこに行けなかったり、要するにディフェンスのリズムができないということ。そしてまた向こうにイニシアチブを握られてしまう。簡単にいうとそういうことです。オープンな展開になれば、ご覧のようにボールを蹴る技術からドリブルする技術から向こうのほうが高いのはわかりますよね。
明日、朝起きたらよくなるという薬があったら1000万でも2000万でも払って僕は買いますが、そんなものはないので、我々はチームとして狙いどころをしっかり持ってやらなければいけない。それが特に前半に失点してしまったからかわからないですが、重心が後ろに行ってしまっている。それじゃあ向こうの思うままですよね。これは改善しなければいけない。
清水は高い位置からプレッシャーをかけていたが、それに対して湘南の攻撃陣のディフェンスについてはどう考えているか?
清水が前から来るのは当然知っています。なぜなら我々の試合を分析すればフォアチェックしてこないほうがおかしいですから。実際それでボールをロストしていることは多い。失点もある意味そういう感じでした。それで拍車をかける。翻って、私たちが前から行けばボールを奪えるかというと、我々の質から考えると高くはない。岩下にしても平岡にしても両サイドバックにしても、奪いに行けるタイミングで行ってもワンタッチプレーで外されてしまう。中盤の質も高い。ボールをもらう角度もいい。行けるタイミングで行っても外されてしまう。そこで体力を使うのが果たしていいかということですね。それを考えながら、うまくコントロールしながら我々はやらなければいけない。
ヨンセンの素晴らしいところは、当然今日のように点を取るところもありますが、献身的な守備だと思いますね。優良外国籍選手のひとりだと思っています。同じ身長のある我々の選手ができるかというと残念ながらできない。歩いている時間が長い。そういうところでチーム戦術として、ヨンセンが守備をサボらずに行ける、切り替えを速くして後ろからでもプレッシャーに行けるというのが、エスパルスのフォアチェックを促しているわけであって、それができるのならやりたいです。
エメルソンがフルに動けるようになってゴールも決めたが?
そうですね、明るい話をするならば、エメルソンがかなり攻撃のテンポをつくれるようになって、周りもうまく生かしながらできるようになってきた。得点もありますが、再開してから入ってきた選手ですから、周りとの兼ね合いは実戦を通しながらしかできない。徐々にゲーム対応もついてきて、悪くなかったと思います。今日、点を取ったことで周りの信頼も得ると思うし、同様にヴァウドもチームの目指している方向に早くフィットしてもらいたいという感じは正直あります。
来週は日本最高気温を記録した熊谷での試合(大宮戦)だが?
これはもうしょうがないですね。でも、その日は雨かもしれませんし、いい準備をして臨むしかないでしょうね。
エメルソン選手コメント
2得点できたことは嬉しいですが勝利に貢献できるゴールじゃなかったことが悔しい。
チームの状況は理解しているし、それを打開するようなプレーをしたいと思っていました。
次の大宮戦は本当に大事になってくると思う。順位が近い同士の対決なので、しっかり勝ち点をとれるようなサッカーがしたい。
どんどんコンビネーションがよくなってきているので、精度を高めて勝つサッカーをしたい。
坂本選手コメント
クロスからとミドルシュートからの得点が多いとスカウティングでも聞いていた中、そのとおりの形で失点をしてしまった。それで失点をしたというのは、自分たちの力不足だということは否めないと思う。
(攻撃については?)エスパルスは失点が少ないチームですがそういうチームに得点がとれたことは前向きにとらえたいと思います。そしてその分、守備の面ではもっともっと踏ん張らなければいけないと感じています。
永木選手コメント
(試合に出場し始めて)3試合くらいは攻撃に絡むことができなかったですが、前節くらいから少し慣れてきました。今日のアシストはカウンターからでしたが、エメルソンがいいパスをくれたのでうまく繋がった。攻撃面はコンビネーションも含めだいぶよくなってきたのですが、守備面がまだまだ課題です。
清水の小野さんや兵働さんなど中盤の選手がすごくうまかった。どこからでも攻めてくるという感じでした。
自分自身としては、とにかくチームの勝利に貢献できるようなプレーをしたいと思っています。
中村選手コメント
ファーストディフェンスがハッキリ行けないなど、甘さが出たと思う。自分としては、バイタルで持って前を向いて仕掛ける、また相手のラインが浅いので、ヴァウドと2トップのような動きでDFラインと勝負しようという狙いをもっていました。
清水 長谷川監督 試合後コメント
総評
暑い中、静岡よりたくさんのサポーターがこの平塚まで応援に来てくださり、感謝しています。
今日の試合は本当にジェットコースターのようなゲームでした。非常にいい形で入っていき、そうしたら抜けて2失点。後半どんな展開になるかわからないような状態で前半が終わった。
ハーフタイムには選手たちに、前節と同じような過ちを犯すのかという話をして、後半は非常にいい入りをしたと思います。
が、2得点して最後また3失点目と、非常に起伏の激しい、もう少し大人のサッカーができれば言うことはないと思いますが、まだまだそんな力がないチームだと思っています。やはり90分間ひたすら行くしかないチームなのかなと。少しでも気持ちに余裕が出たり隙を見せたりしたら、どんなチームであれ失点する可能性のあるチームだと思っています。再開後を考えても、90分間抜かずにどう戦っていけるかどうか、それをやり続けて行くしか強くなる道はないのではないかと思っています。
変にクローズの仕方とか大人のサッカーとかを目指したところで、まだまだ勝ったことのないチームなので、そんなにうまいゲーム運びができるわけでもなく、そのへんはアントラーズとは違うチームだと思っています。ですので、今季はエスパルスの特徴を前面に出して、とにかく行くんだと、最後まで攻め続けるんだという気持ちをいかに持ち続けていけるかどうかというところが大事だと感じました。
次節、折り返しの17節、ホームでの鹿島戦なので、少しでもいい状態で迎えられるようにきちっと準備をして、いい形で折り返せるようにみんなで戦っていきたいと思っています。
質疑応答
今日先発した山本真希選手と市川選手の評価は?
市川はブランクを感じさせないような素晴らしいクロスも上げてくれたと思っているし、これからどんどん調子をさらに上げていってくれるんじゃないかと思っています。
山本真希に関しては、失点はしましたが、別に真希のせいというわけではなく、無難にこなしてくれたと思っています。再開後アンカーやトップ下のポジションをアグレッシブにやってくれていますので、本当に今日は勝利に貢献してくれたと思っています。
ワールドカップ後の岡崎選手の調子はどのように見ているか?
調子は悪くはないが、今日のゲームに関して言うと少し気分が悪くなったというか、喘息などを持っていますので、ハーフタイムで代えなければいけないかなというぐらいの状態ではありました。
ただ、本人とチームドクターに確認したところ、まだ行けそうだと、頑張りますということだったので後半使いました。疲れているとは思いますが、コンディション的には徐々に上がってきていると思っています。
鹿島戦で今日のような点の取り合いになると悪い結果になるかとも思うが?
いや、守ろうとは思っていません。昨年のアントラーズ戦、ホームでの2-2のゲームでは、先に2点を喰らって後半に追いつく展開でしたが、鹿島とやって守って戦ってもしょうがないと思っていますし、現状の持てる力をすべてぶつけて、うちらしいゲームをしていきたいと思っています。