【馬入日記：8月18日】「ワンランク上のところを」

2連敗中にも、語る言葉に淀みはありません。「いつも通り良い練習ができているし、あとは結果を出すだけ」岡本拓也選手はいつも通り前を向きます。

中断明けから4試合勝点の上積みを続け、その後の黒星にも手応えはしっかり残ります。今季公式戦はすでに30試合以上を消化し、その中で手にしたものは多い。「個々の戦術理解度が上がってきていると思うし、誰が出てもみんな同じようにチームとしてやるべきことができる」築いたそのベースはここからの戦いでも必ずやチームの支えになるはずです。

岡本選手自身も最終ライン、そしてワイドでのプレーを通し、日々その幅を広げます。「最近は前に出た時にケアされているという感じもある」と話すよう、記した進歩によって高まる相手の警戒心を、今一度打ち破っていかなければなりません。

「相手の予測を上回るようなプレーができればと思う。こういう状況がやりづらいというより、自分の中でのやるべき目標が上がっていっている。もうワンランク上のところを目指して行きたいと思っています」

誰一人として高みを目指す歩みを止めることはありません。「間違いなく今年だけでも成長していると思う」岡本選手も自身の現在地は開幕当初のそれからは進んでいると話します。その各々の進歩を束ね、次の勝点3につなげていきます。