あまりご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。
よく「そうなんですか?!」と言われることが多いのですが、セルジオ越後さんは“ベルマーレOB”なのです。
ベルマーレの前身(フジタ)のさらに前身である藤和不動産サッカー部でプレーされていました。
今から約46年前のことです。まだ日本サッカー界が完全なるアマチュアだった頃、外国人選手がプレーしていなかった時代に、セルジオさんは日本に、藤和不動産サッカー部にブラジルからやって来ました。
今回、50周年史でインタビューをさせていただきましたが、ブラジルからやってきたセルジオさんの苦労話は思わず笑ってしまう(いや、当時は本当に大変だったと思います!)エピソードばかり。
セルジオさん自身も「よくそんなに詳細に!」と思うほど覚えておられて、ニコニコ笑いながら「すごいでしょ(笑)」とお話してくれました。
その時代を経ていまのベルマーレが、いまの日本サッカーがあるのだろうと感慨深く思うインタビューでした。
そして。
インタビューをさせていただいたのは昨年の10月のことですが、ちょうどその翌週に大型台風により馬入グラウンドが冠水しました。
スタッフのもとへ、知らない番号から着信があり出てみると「越後です」と男性の声。
まさかと思ったら、セルジオさんでした。
すると「グラウンドが冠水してしまったとニュースで見たよ。大丈夫?」と。
心配をして、電話をくださったのです。
いつも辛口評論家と言われているセルジオさんですが、周囲への優しい気遣いとサッカーへの深い愛情を感じる方でした。
藤和不動産サッカー部時代を語るセルジオさんのインタビュー、ぜひお楽しみに!