馬入日記

【馬入日記:3月16日】「リーダーシップを持って」

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今季初黒星となった長崎戦、「なんとなく良くないなという雰囲気がありましたね」ポジティブなプレーを見せられなかった前半を齊藤未月選手はそう振り返ります。

「追いつかれたこともそうですし、得点からの失点が早かったこともあって、あまり良い流れではなかったです。負けているわけではないのに、長崎よりこっちの方がどこか悪いような感じが出てしまって、そういう時にポジティブな空気に持っていけるようなプレーをしなければいけないと思います」

そのプレーとは、例えば守備でボールに対して行き切ること。中途半端なアプローチになるくらいであればかわされてしまうくらいに行った方が良い。それは「ポジティブにプレーしようとした結果」なのだと齊藤選手は言います。そしてそういうプレーを増やしていくことがチームに前向きの力を与える、とも。テーマを再確認した後半は、チームも確かに息を吹き返しました。

試合中、周囲の選手にその思いを発信しながらも「難しさは感じた」と解決までは持っていけなかったと齊藤選手。19歳とはいえトップに登録されて今季で3年目、「リーダーシップを持ってやらなければいけないと感じています」語る表情は自然と引き締まります。

「そういう思いでプレーした方が自分自身も良いプレーができていると思います。僕も3年目で、いろんなことをピッチの中で解決していかなければいけないことはわかっている。もっと自分主導で言葉を発信したり、プレーも自分からというものを出していかないとと思っています」

世界では10代でも活躍している選手はたくさんいると、ことあるごとに口にする齊藤選手。視線は一層高く、3年目のシーズンを戦います。