ニュース

2010Jリーグ ディビジョン1 第11節 試合結果

2010Jリーグ ディビジョン1 第11節
2010年7月14日(水)19:04キックオフ 県立カシマサッカースタジアム

1
鹿島アントラーズ
鹿島アントラーズ
1 前半 0
0 後半 0
0
湘南ベルマーレ
湘南ベルマーレ
21 >> 24 勝点 9 >> 9
9分 8 野沢 拓也 得点者  

出場選手

シュート数 選手名 背番号 ポジション 背番号 選手名 シュート数
0 曽ヶ端 準 21 GK GK 39 都築 龍太 0
4 新井場 徹 7 DF DF 2 田村 雄三 0
1 岩政 大樹 3 DF DF 3 ジャーン 0
0 イ ジョンス 14 DF DF 6 村松 大輔 0
1 ジウトン 5 DF DF 24 小澤 雄希 0
1 中田 浩二 6 MF MF 41 永木 亮太 0
5 小笠原 満男 40 MF MF 7 寺川 能人 0
3 野沢 拓也 8 MF MF 8 坂本 紘司 1
2 遠藤 康 25 MF FW 22 中村 祐也 1
2 興梠 慎三 13 FW FW 9 田原 豊 1
4 マルキーニョス 18 FW FW 11 阿部 吉朗 3
 
杉山 哲 1 GK GK 16 植村 慶
0 伊野波 雅彦 19 DF DF 4 山口 貴弘
0 フェリペ ガブリエル 11 MF DF 13 鈴木 伸貴
青木 剛 15 MF DF 30 島村 毅 0
船山 祐二 16 MF MF 15 ハン グギョン 0
0 大迫 勇也 9 FW MF 20 猪狩 佑貴
佐々木 竜太 17 FW FW 36 三平 和司 1
59分
14 イ ジョンス 繰り返しの違反
79分
5 ジウトン 反スポーツ的行為
23 シュート 7
3 GK 23
8 CK 3
12 直接FK 12
1 間接FK 3
0 (オフサイド) 3
0 PK 0

得点経過

9分
8 野沢 拓也
中央 40 ~ シュート 18 → 8 右足S

[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート

選手交代

60分
25 遠藤 康 → 11 フェリペ ガブリエル
84分
13 興梠 慎三 → 9 大迫 勇也
90分+2
7 新井場 徹 → 19 伊野波 雅彦
64分
22 中村 祐也 → 36 三平 和司
78分
41 永木 亮太 → 15 ハン グギョン
82分
7 寺川 能人 → 30 島村 毅

開催データ

[入場者数] 9,472人 [天候] 晴、中風 [気温] 26.8℃ [湿度] 80% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分

[マッチコミッショナー] 十河 正博 [主審] 佐藤 隆治 [副審] 西尾 英朗 [副審] 入部 進也 [第4の審判員] 岡部 拓人 [記録員] 明石 まゆ美

湘南 反町監督 試合後コメント

【反町監督 総評】

3連覇している鹿島を相手に粘り強さはみせましたが勝ち点をとって帰ることができませんでした。敗れはしましたがいい材料もたくさんみつかったのでそれを次に生かしていければいいと思います。またすぐに試合があるので、今日戻って早くリカバリーをして、最下位から抜け出せるように頑張っていきたいと思っています。ポジティブな敗戦だったと思います。下を向くことなく次にしっかり向かいたいと思います。

【反町監督 質疑応答】
–都築がいなければもっと失点していたかなと思うが評価は?

半年くらい浦和ではなかなかチャンスがない状態でした。ゲーム感という意味ではGKにとって大切なキーワードになるので、そういう意味では調整がまだ足りなかったかなと思うのですが、やはり内から出てくるエネルギーというのは非常に感じられました。それがよかったと思います。
後ろが安定すればいいディフェンスの構築もできると思うので、そうした意味ではナビスコよりもディフェンスのパワーが出てきたのではないかと思います。

選手コメント

【都築龍太】
勝ちたかったです。最悪でも引分けにしたかった。後半はいいポゼッションができたと思うし、これだけできるというものは見せられたと思います。負けてしまったけれど次に繋がる試合だったと思います。
前半はかなりボールを支配されましたが、後半も守備はこのままいこうという指示があったし、時間帯によってサッカーの質を変えられたことはよかったと思う。ただ、負けている状態だったのでもっともっと積極的にいかなければいけなかったと思う。
自分にとっては、シーズンの最初からは少し間が空いてしまったけど今日がスタートでした。
次も本当に勝点3を目指して戦っていきたいと思います。

【坂本紘司】
再スタートの初戦で勝点をとっていいスタートを切りたいとみんな思っていたし、練習をしてきたので、結果は本当に残念です。中断中やケガをしている時に、自分なりに思うところがあって、今日はそれをピッチで出したいと思っていました。とにかく諦めずに最後までやろうと思っていました。
(思うところというのは?)去年J2でやっていた時は本当にもう今年しかないという緊張感をもってやっていました。そういった気持ちを今季の前半戦でどれだけ出すことができたのか、執念を見せてやれていたかということを考えました。去年は内容というよりも、みんなに共感してもらえるような熱い試合を戦っていた。そういうことを思い出して、強い気持ちでもう一度チームを引っ張っていけるように、と思っていました。僕自身がケガをしたことも、もうひと頑張りしろいうメッセージだととらえて、強くなって戻りたいと思っていました。全治6週間という診断でしたが、確か今日で6週間です。今日練習に合流するのと今日試合に出るのでは本当に大きな違いだと思っていたし、驚くほど早く復帰できたのも、トレーナーやPTのサポートとともに今日の試合に絶対に出たいという気持ちがあったからだと思う。今日は結果を出せなかったけど、必ず次の試合は勝ちにいくという気持ちが、また一層強くなりました。

【寺川能人】
勝ちたかった。後半は多少いい形でもらえることもありましたが、もうひとつ攻撃にパワーが足りなかった。
ただ、中断の前は気持ちを感じるようなところも少なくなっていた中で、今日は基本であるそういった気持ちの部分は出ていたと思う。
ただ、やはり勝たなければいけない。ゴールのチャンスがあっても最終的にネットを揺らさなければいけない。「いい感じ」のままでは進歩がないと思う。
(次節に向けて?)下位のチームということでお互いに勝たなければいけないという意識が強いと思う。もっともっと執念をみせる戦いをしたいと思います。

【永木亮太】
試合の前は緊張していましたが、不思議と試合が始まると緊張しませんでした。
練習から、守備面で気を遣ってやっていたので、チームとしても個人としても守備に関してはできていたと思います。逆に攻撃にうつった時に、もっと自分が前にいけるところがあったと思うのですが、いけなかった。そこに悔いが残ります。
(鹿島に対してできたと感じるか?相手はうまかったか?)両方感じました。特に小笠原さんや中田さんは落ち着いていて抜け目がないし球際もガツンとくるという印象を受けました。攻撃でもしっかりパスを繋いで組み立ててくる。ファーストアタックは速いし強かった。また、少しでも守備のポジショニングを怠ると一発でやられてしまう。
本当にすごくいい経験になりました。勝利に貢献できたらよかったのですが。勝ちたかったです。

 

鹿島 オリヴェイラ監督 試合後コメント

【オズワルドオリヴェイラ監督 質疑応答】

–再開の大事な試合での勝点3について

まず、目的というのが勝点3を取ることでした。未消化試合でしたので勝点3を取れればトップに圧力をかけられます。それは達成することができ、そういった点では満足しています。
試合の内容に関しては、最近ずっとホームの試合では、昨年や一昨年を含め、お客さんにとってはつまらない試合が多いのではないかと思います。特に相手が消極的な姿勢を見せて、攻撃を捨てて、攻めるときは2人、3人、多くて4人というチームがあります。見ている側としてはまったくつまらない内容、姿勢になっているのではないかと思います。今日の90分を通して、相手は最下位ですので勝点を1点でも取っていかなければいけない立場であって、そういった消極的な姿勢で、試合を勝とうあるいは勝とうとする意識が見ている側からは感じられなかったと思います。前半に1回くらいはチャンスがありましたが、そのセットプレー以外はまったくないわけであって、時には自陣に11人の選手が戻って守備をやっている。最後はパワープレーでなんとかチャンスがあればという形のやり方だったことを考えると、テレビを見ている人やスタジアムに足を運んで感動的なサッカーの試合を見たいという人の立場からすれば、つまらない試合だったのではないかと思います。それは今日だけでなく、他の試合でも同じような姿勢が相手から見受けられ、残念な部分ではないかと思います。
ただ、讃えなければいけないのは都築選手の活躍というものがあります。我々が何度かチャンスをつくった中で彼がそれを阻止したということは讃えなければいけないし、駆け引きという部分ではGKやボールを戻すという行為の中で90分のうち10分くらいは稼いだのではないでしょうか。消極的な姿勢や勝つ意欲が感じられないということは、サッカーを愛する者としては非常に残念で仕方ありません。

–内田選手が移籍し、新井場選手が右、ジウトン選手が左という両サイドバックでしたが、新しいチームになった手応えは。

新井場選手とジウトン選手という組み合わせは、今回が初めてではありません。前節の名古屋戦でもそうですし、他の試合でもあったので、チームとしては戸惑う部分はないのではと思います。多少、ジウトン選手が攻撃に絡む回数が多かったと思いますし、新井場選手も右利きですので右サイドをやっても違和感なくできます。前半は新井場選手が行ったり、後半はジウトン選手が行ったり、お互いにバランスを考えながらやったところもよかったと思います。非常に良かったのではないかと思います。
内田選手に関してですが、非常に理想的な話だけをすれば、チームにいてもらいたかった。ただ、サッカーの世界は一度しかない人生ですし、やはり前に進まなくてはいけない。人間として選手としていろんなことを経験するということも、彼にとっては良いことだと思います。彼はプロとしてスタートしたときから、地道に取り組んできた成果としてブンデスリーガの舞台に立てるチャンスをもらったわけであって、僕自身は個人の応援団として彼の成功を祈りたいし、また彼がブンデスリーガで成功するのではないかと期待しています。

–W杯での日本代表の試合の感想を。

日本代表の試合はしっかり見ていました。日本のサッカー界で仕事をしている者としては応援していたのでしっかり見ていました。大会に入る前に期待されていた結果、あるいは皆さんが予想していたものとは逆の結果になったわけで、すごくうれしく思いました。カメルーン戦、デンマーク戦では非常に良いパフォーマンスを見せたのではないかと思います。オランダ戦は多少質の差があるので、苦戦することは予想されました。その中でもチャンスがあったと思うし、良かったのではないかと思います。また、最後のパラグアイ戦についても、勝てるチャンスは何度か試合の中でもあったし、自分たちでやるべきことを組織として結束・団結して実行した姿勢は評価するべきだと思います。今後の日本サッカーの発展にとっては、とても良いパフォーマンスだったのではないかと思います。