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2010Jリーグ ヤマザキナビスコカップ 予選第7節 試合結果
2010Jリーグ ヤマザキナビスコカップ/Bグループ 第7節
2010年6月9日(水)19:00キックオフ 平塚競技場
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1 前半 0 1 後半 3 |
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0 >> 0 | 勝点 | 4 >> 7 |
31分 22 中村 祐也 81分 22 中村 祐也 |
得点者 | 46分 21 茂木 弘人 61分 17 吉田 孝行 66分 21 茂木 弘人 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 金 永基 | 25 | GK | GK | 30 | 徳重 健太 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 25 | 石櫃 洋祐 | 1 |
0 | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 4 | 北本 久仁衛 | 1 |
0 | 村松 大輔 | 6 | DF | DF | 33 | 冨田 大介 | 0 |
0 | 古林 将太 | 26 | DF | DF | 8 | 松岡 亮輔 | 0 |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 10 | ボッティ | 0 |
0 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 24 | 三原 雅俊 | 2 |
3 | 猪狩 佑貴 | 20 | MF | MF | 17 | 吉田 孝行 | 2 |
1 | 三平 和司 | 36 | MF | MF | 16 | 楠瀬 章仁 | 0 |
3 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 21 | 茂木 弘人 | 3 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 27 | 都倉 賢 | 1 |
0 | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 29 | 紀氏 隆秀 | – |
0 | 小澤 雄希 | 24 | DF | DF | 2 | 小林 久晃 | – |
– | ハン グギョン | 15 | MF | DF | 23 | 近藤 岳登 | – |
– | 林 慧 | 19 | MF | MF | 11 | ポポ | – |
– | 小林 竜樹 | 23 | MF | MF | 18 | 田中 英雄 | 0 |
– | 松浦 勇武 | 29 | MF | FW | 26 | 高橋 祐太郎 | – |
0 | 馬場 賢治 | 17 | FW | FW | 31 | 小川 慶治朗 | 2 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 5,937人 [天候] 曇、弱風 [気温] 20.7℃ [湿度] 63% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 福島 廣樹 [主審] 松尾 一 [副審] 名木 利幸 [副審] 五十嵐 泰之 [第4の審判員] 岡部 拓人 [記録員] 井澤 法子
三平選手コメント
(キャプテンとして試合に入って?)チームを盛り上げていこうと思って試合に入りました。チームの雰囲気という意味では本当にみんな気持ちが入っていたと思います。
ただやはり一瞬の隙があり、そこを克服していかなければいけないと強く感じています。特に1失点目が痛かった。なんとしてもみんなで防ぎにいかなければいけなかった。
失点については、当然DFだけを責めるのではなく前線からの守備の質を高くしていかなければいけないと感じています。
みんなの気持ちがあったから2点とれたのだと思う。その気持ちはこれからも続けていきたい。でもだからこそ、悔しいです。
猪狩選手コメント
チームの結果が出ていない状況だったし中断前最後の試合ということもあって、この試合の重要性はみんな分かっていました。すごい意気込みで試合に入りました。
そういう中で勝てなかったことは本当に悔しい。
(今季初先発でしたが?)ミスを恐れないで自分から何か変えてやろうと思っていました。積極的にゴールに絡むプレーをしようと思っていました。前向けなければ意味がないと思っていました。失点はイージーだったと思います。細かいところをしっかり詰めていかなければ。やはり変わっていかなければいけないと思っています。
馬場選手コメント
気持ちは全員入っていたと思うしみんな勝利に向かっていた。悔しいです。
(古巣との対戦となりましたが?)試合前から気持ちが高ぶって、あまり気持ちが入りすぎると空まわりするんですけど、今日はすごくいい雰囲気で集中して準備していました。攻撃は通用するところが増えていると思うしやれることは多くなっていると思います。ただ点をとっても失点してしまうと勝利という結果が得られない。失点の仕方は残念な形になってしまった。もちろん守備に関しては全員の問題で、後ろの選手が守りやすいように前がプレーしなければいけないと思っています。
(再開後に向けて?)個人としてもチームに貢献できなかったという思いが強いしチームとしても結果を出すことができなかった。まず本当にしっかりと心も身体もリフレッシュして、新たな気持ちで臨みたい。僕は経験していないけど、去年苦労してJ1に上がったチームだし、J1でできる喜びを感じるからこそプロしてしっかりやっていきたいと思います。
中村選手コメント
ずっと結果を出していない中、とにかく結果を出そうと積極的に攻めにいこうと思っていました。みんな同じ方向を向いていたと思います。ただ、得点をとれたことはよかったですが、勝ちには繋がらなかった。前半だけが試合じゃないので90分を通してやらなければいけなかった。
一人ひとりがしっかりと前を向いてやること。気持ちを入れて戦いたい。
神戸 三浦監督 試合後コメント
総評
まず、実質上は消化ゲームにもかかわらず、遠くまで来ていただいたヴィッセルのファンに感謝申し上げます。我々の考え方としては、多少メンバーは代えましたが、勝つということを前提にゲームを進めるということを選手には話していました。練習試合であればテストするという意味合いでもいいのですが、負けてもテストになるという考え方は公式戦ではできないと思いましたし、その意味ではモチベーションの点も含めてある程度自信を持ってスタートメンバーを送り込みました。
前半の立ち上がりは五分五分の状況で、湘南の前線の選手たちが少しずつアグレッシブになっていった形の中で、こちらの前線とDFの意思の疎通が悪く、1点を入れられました。内容的にもあまり良くない形でした。今シーズンに関して言うと、前半流れが悪く先制点を取られた場合、ほぼ負けている。なので選手には、「この45分をいいチャンスだと思って、悪いながらも勝点を取れるようなトライをしてみなさい」という話をしました。
今までは1点取られてガックリきてそのままゲームがなんとなく終わってしまうことが多かったのですが、大きかったのは後半開始すぐに同点にできたことで、だいぶ選手を落ち着かせたということでよかった。3点目まで取れましたが、ただ勝っていると逆に厳しく見えることがある。この前のF・マリノス戦もそうだったが、勝っているにもかかわらずガンガン前からボールを取りに言って裏を取られて、何で勝っているのにそんなことをしなければいけないのかというようなプレーがあった。今日も2点取って何も無理する必要はないのに、ゲームをコントロールできず、変な話、負けてる状態でサッカーをやっているのかというような局面も無きにしも非ずだった。そのあたりのサッカーの理解度、成熟度というところを後半戦は頭に入れながら、特に夏場は暑くてなかなか走れなくなるので、考えていければという風に思います。
質疑応答
-リーグ戦再開に向けて、この中断期間をどのように使うのか?
いろんなことを考えてはいますが、今の勝点でいうと、まずは下位グループから脱出しなければいけない。今までいい試合をやった後に連勝できていません。悪い内容の時に勝点を確実に失っている現状もある。悪いなりにも、たとえば引き分ける、いいゲームは確実に勝てるというように、ゲームのコントロールができてくればいいかなと思います。そのあたりが今年はまだできていないというか、波があるかなと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
今日、応援に来て頂いているサポーターもしくはファンの方々は、本当にチームを愛してくれている人達だと、試合前に選手に話をしました。こういうバックグラウンドにもかかわらず、水曜日の夜のゲームに来てくださるのはまさしくそうであって、そうした期待に応えるべく、今日はすごく気持ちが入っていたかなと思います。
特に前節、非常に緩いゲームをしてしまったので―前節の段階でも同じように消化試合でしたが―、今日のゲームに関して言うと単なる時間を消化しているような試合ではなかったかと、私は思っています。
当然サポーターの方々やファンの方々からたくさんの罵声を頂いており、それは真摯に受け止めますが、私としては今日はベストファイトしたと思っています。ベストファイトして、勝てれば一番いいのですが、残念ながらそうではなかったという結果だけは、しっかりと持ち帰って、我々も2週間近くオフを与えてリフレッシュした中でやっていきたいなと思っています。
私の仕事もここで投げ出すのは簡単なんですが、辞めろと言われぬ限り―鳩山元総理大臣のように辞めずに―頑張っていきたいと思っています。
質疑応答
-全敗となったが、ナビスコカップの収穫は?
全敗したことが大きな収穫だと思います。我々の現在地を教えてくれた。それをもとにどういう戦い方をするかということをしっかり整理しなければいけない。逆に中途半端にこれからズルズルやっていくよりは、いろんな問題が出てきたと思います。なおかつ何人か経験の少ない選手でも、Jリーグ、ナビスコカップを含めて、試合に1分たりとも出ていない選手が、パッと数えただけでも―今日は植村も出ましたので―全構成選手のうち3人ないし4人ぐらいだと思います。たぶん他のチームでは絶対ないことだと思いますので、それをどう捉えるか。つまりここでちょっとでも経験したことによって、次なる自分の課題、もしくは自信、もしかしたら過信かもしれませんが、我々も現場で一番近いところで見て、例えば今日の猪狩みたいに、もちろん無骨な部分はありますが、チームが前に行くような推進力を感じることができた。それをこれからどう生かしていくかということ。当然反省すべきことはたくさんあります。最初に答えたように戦力を分析した上で戦い方などを整理する中で、我々はビッグクラブではないので人員をプラスできるかどうかは分からないですが、それも含めていい中断期間にして、リスタートしていきたいと感じています。
-7月には強敵との対戦が控えているが?
我々にとっては全部強敵です。今のリーグのテーブルを見てもらえば分かるように、一番下にいるわけですから、全部が強敵だという前提でやっていく。戦術的にも少し考えた上でやらなければいけないことも出てくる。言い換えると勝点3を取る試合を10試合以上しなければいけないということですね。いくら必死に守り抜いたところで勝点3を取らない限りはこの状況を打破できないことは十分認識しています。だからどうするかということを私の無い頭で考えていきたいと思っています。
-オフに入る前に、選手にはどのような言葉を掛けましたか。
オフに入る前というか、どのように過ごすかという話はしておいた。この仕事を続けていくとどうしても過保護になってしまうところがあって、何をしろとずっと言ってきたので、このオフはそうしたストレスから離れる時期でもある。自分でしっかり見つめ直して、オフ明けにはメンタル的にもフィジカル的にもしっかりコントロールした上でスタートしてもらいたいと、すでに選手には話をしています。大事なのは、これでナビスコカップはなくなったので、7月14日からのゲームに我々の持っているパワーを注ぎ込むということですね。そのためにオフに何ができるかということを各個人が考えてやっていくようにということです。