馬入日記

【馬入日記:6月28日】準備を積む

IMG_3671「これまでやってきたことを、よりこだわってやるようにはなってきたかな」

出場試合数が多くはない中で、それでも出た試合では自身の役割を全うしてみせるパフォーマンスの秘訣を聞くと、島村毅選手からそんな答えが返ってきました。

6月25日の横浜FC戦、相手としても負けられない戦いとなったこの試合で、イバ選手を中心とした横浜FCの攻めを跳ね返し続けた90分。今節もタフな戦いとなった中で「コンディションは最近すごく上がってきていたから、良いタイミングで使ってもらえたとも思う」と戦い抜くことができた要因を語る島村選手。先発出場は第6節の讃岐戦以来であったものの、確かに仕事を完遂した裏側には、近年意識しだした自身の身体へのケアが役立っていると言います。その根幹にあるものが冒頭の言葉につながります。

「やっぱり30歳を過ぎてから、疲労は抜けづらくなった部分がある。そこから特別何かを変えた訳ではないけれど、食事や睡眠、身体の補強やストレッチなどを改めてこだわってやるようになった。今年は最初調子が上がらなくて練習から良いパフォーマンスというものを出せていなかったけど、最近は本当に体が動いてくるようになったし、続けていきたいと思う。しっかりお風呂でお湯に浸かったり、ストレッチの時間も長く取るようになった。寝る時間もちょっと長くしているし、そういったことがちょっとずつコンディションの良さにつながっていると思う」

プロ10年目を迎える今季「誰もが向き合わなきゃいけないところですけどね」と年齢を重ねるにつれ訪れる体の変化に、しかしこの歳になっても探究心は衰えません。

「やっぱり長くやっている選手はすごく良い準備をしている選手ばかり。見習っているし積極的に自分から聞いたりもしている。そうして自分なりのコンディションの作り方を改めて見つけていかなければいけないと思っています。やっぱり準備なんですよ、結局。その積み重ねです」

湘南乃虎と呼ばれて久しい島村選手も「いつまでも野生じゃ続かないですよ」と苦笑気味。それでもまだまだこれから良くなると、毎週迫る熱戦に向け今日も準備は絶やしません。

「横浜FC戦でも攻撃の部分があまりうまくいかなかったり、終盤もパワープレーで押し込まれてしまったり。改善すべきところはあるし、もっともっと良くなると思う。練習からやっていくしかないですし、次も手強い相手ですけど、連勝を続けられるように、自分もまた次使ってもらえるように、競争していきたい」