監督・選手コメント
第97回天皇杯2回戦 湘南vs国士舘 試合後監督・選手コメント
監督コメント
曺監督 総括
お疲れ様でした。
午前中から雨が降る中、ミッドウィークのこの時間に多くのサポーターに来てもらって、最低限の次戦の出場権をノックアウト方式で得られたことは、チームにとってもサポーターの皆さんにとっても良かったと思いますが、見てお分かりになるようにまだまだ課題が多いなというふうに思いました。最近公式戦のピッチになかなか立てなかったというか、それで新しい戦力に台頭してもらいたいという気持ちはまったくなかったんですけれど、やれると思って選手をピッチに送り出したんですけれど、前半から全部が悪かったわけではないのですけれど、球際の勝負とか空中戦の競り合いとか、1歩前に足を出す、みたいなところでだんだん相手に上回られるようになって、自分たちがゲームをコントロールしていくという展開にならなかったというのは、シンプルに、情けない話というか、事実として、国士舘大学から学ばなきゃいけないと思っています。我々の選手はもちろんプロなのでお金をもらってやっている選手ですけれども、お金をもらっているからうまくなったわけじゃなくて、お金をもらおうがもらうまいが、いい選手はいい選手だなというふうに改めて思いましたし、自省も含めて、自分に矢印を向けながら、明日からまた、彼らに学んで次に進んでいきたいと思います。
大学生とここで試合するというのは、他の天皇杯の結果をみても非常に難しい一戦であることは間違いなかったと思います。本当にひたむきにボールに向かって、ゴールに向かっていく、ボールを簡単に蹴らないでしっかり地上戦でつないでいくところも好感を持てましたし、そういう意味では国士舘大学も、今年残念ながら(関東大学リーグ)2部に降格してリーグ戦を戦っているというふうに聞いてますけども、名門であることは間違いないので、1年で1部に昇格してもらいたいなと改めて思いました。次は僕の母校とやるらしいんで、(早稲田の)古賀聡監督には「全然だめだったけど、一応120分相手は戦ったんで、体力を奪っておきました」というふうにメールを打っとこうかなと思っています。国士舘大学さんは本当に非常にいいチームでした。頑張ってもらいたいと思います。
曺監督 質疑応答
- あまりプレーがかみ合っていない印象もあったが、率直な感想は?
こういう状態でも、公式戦の雰囲気で初めての組み合わせでやるメンバーで、それではいけないし仕方ないとは全然思っていないですけれど、かみ合っていないというか、ピッチでやってはいけないプレーというのは確かに多かったです。逆にそれが相手の勢いを増させたというところもあったでしょうし、しっかりプレーするというか、そういう点では猛省しないといけない場面がたくさんあったと思います。
- 杉岡大暉選手の起用は想定内だったか?
大暉も山根(視来)も途中から出ることはあまりないですし、途中からゲームに入る難しさを感じてくれたと思います。そういうこともしっかり知っておくということは選手として大事ですから。展開次第でもうちょっと違う選手も使いたかったですけれど、今日のところはあの交代しかなかったかなと思います。
細田監督 総括
終わってみれば、結果負けてしまったということは、選手もだいぶ悔しがっていました。いろんな原因がありますが、1-0にしてもやられたことは事実ですから、それをまた受け止めていこうと思います。チャンスは何回かありました。そこを決めきれないのがこの結果だと思いますし、同じくらい相手にもチャンスがありましたが、最後の最後、得点した方のチームが勝ちですから、いくら素晴らしいサッカーをしてもキーパーやポスト、バーに当たればそれは得点になりません。そういったところが結果に出ると思います。いろんな意味で彼らを褒めてやりたいですけれども、これから我々も先があります。リーグ戦も後期がありますが、早稲田と競って、この2日後にもリーグ戦がありますので、早くそこへ気持ちを切り替えて、ぜひ最終戦をものにしてトップで折り返したいと思います。
細田監督 質疑応答
- 湘南の印象はどうだったか?
J2リーグ戦の最中という事情もあってのことだと思いますが、ターンオーバーというか、普段のメンバーとは違っていました。選手にはそのことは言いませんでしたが、相手はプロだからそれなりのプレーはするだろうと。だから頑張って、1対1でもなんでも、普段やっていることをやれば結果がついてくるという話をしてプレーさせました。
選手コメント
MF 27安東 輝
難しい展開になることはわかっていましたけれど、早い時間帯でうちとしては点が欲しかったですが、良い時間に決めきれず、相手に勢いを持たれてしまったかなと思います。全部が全部悪いわけではなかったと思いますが、少し軽いプレーがあったりだとか、僕も後半右サイドで(相手に)入れ替わられてしまったシーンとか、ちょっとした軽いプレーで流れが大きく変わってしまうので、こういうトーナメントで相手が大学生だと、そういうひとつのプレーで一気に流れを持っていかれてしまうなという難しさを感じました。今日は2、3回自分のポジションが変わったんですけど、ひとつひとつうまく整理できていなかったところがありました。自分もいろんなポジションができることを売りにしていかないといけないと思っていますし、そうなってくると今日のようにポジションが変わることは想定しておかなければいけなかったと思います。そこを整理しきれていなかったとこが悔しいです。
MF 18武田 英二郎
個人的にはもっとセカンドボールを拾わなければいけなかったと思いますが、それができた場面が少なくて、相手もすごく頑張っていましたし、気持ち的にはそんなことはなかったんですが、うちの方が少し受け身になってしまったかなと思います。そういう点の反省は大きいですが、結果勝ち抜いたことには意味があると思います。セカンドボールのところはもっと予測をしておく必要があると思いましたし、ボールもスリッピーだった中で、そういうところにも順応していかないといけないと思います。自分としては久々の公式戦でしたけれど、いつも通りプレーすることを心がけていました。ただイージーなミスも多かったですし、すごく悪かったわけではないですけれど良くはなかったので、また練習からやっていってリーグ戦に絡んでいけるように頑張るしかないと思います。
GK 31後藤 雅明
個人的にはもっとゲームをコントロールする力というのをもっと上げていかないといけないと感じる試合でした。初めて90分以上出たので、その中で自分のキックミス一つで流れが相手に行ってしまったりだとか、ボールの出すタイミングだったり、そういった細かい部分が試合を変えてしまうということは改めて感じましたし、やっぱりもっと落ち着いて試合を見る力、コントロールする力をつけていかないと個人的にはいけないなと感じました。最後に守りきる力は練習から少しずつ上がってきていると思うので、そこは自信を持って上げていって、コントロールする力は意識して上げていきたいと思います。
FW 11藤田 祥史
自分のプレーは全然良くなかったです。言えば全部ですが、ヘディングの部分だったり前線でタメを作るところ、チャンスを作る動きだったり、全部が良くなかったです。練習でやるしかないと思っていますし、もっと意識高く持って試合で出るために良いトレーニングをしてうまくなるしかないかなと思います。大学生はアグレッシブさ、ひたむきに戦う姿勢とかゴールに向かうプレーは学ぶことがありましたし、情けないですけれど見習うところがたくさんあったので、学んでやっていきたいと思います。
第97回天皇杯2回戦 湘南vs国士舘 試合後監督・選手コメント
監督コメント
曺監督 総括
お疲れ様でした。
午前中から雨が降る中、ミッドウィークのこの時間に多くのサポーターに来てもらって、最低限の次戦の出場権をノックアウト方式で得られたことは、チームにとってもサポーターの皆さんにとっても良かったと思いますが、見てお分かりになるようにまだまだ課題が多いなというふうに思いました。最近公式戦のピッチになかなか立てなかったというか、それで新しい戦力に台頭してもらいたいという気持ちはまったくなかったんですけれど、やれると思って選手をピッチに送り出したんですけれど、前半から全部が悪かったわけではないのですけれど、球際の勝負とか空中戦の競り合いとか、1歩前に足を出す、みたいなところでだんだん相手に上回られるようになって、自分たちがゲームをコントロールしていくという展開にならなかったというのは、シンプルに、情けない話というか、事実として、国士舘大学から学ばなきゃいけないと思っています。我々の選手はもちろんプロなのでお金をもらってやっている選手ですけれども、お金をもらっているからうまくなったわけじゃなくて、お金をもらおうがもらうまいが、いい選手はいい選手だなというふうに改めて思いましたし、自省も含めて、自分に矢印を向けながら、明日からまた、彼らに学んで次に進んでいきたいと思います。
大学生とここで試合するというのは、他の天皇杯の結果をみても非常に難しい一戦であることは間違いなかったと思います。本当にひたむきにボールに向かって、ゴールに向かっていく、ボールを簡単に蹴らないでしっかり地上戦でつないでいくところも好感を持てましたし、そういう意味では国士舘大学も、今年残念ながら(関東大学リーグ)2部に降格してリーグ戦を戦っているというふうに聞いてますけども、名門であることは間違いないので、1年で1部に昇格してもらいたいなと改めて思いました。次は僕の母校とやるらしいんで、(早稲田の)古賀聡監督には「全然だめだったけど、一応120分相手は戦ったんで、体力を奪っておきました」というふうにメールを打っとこうかなと思っています。国士舘大学さんは本当に非常にいいチームでした。頑張ってもらいたいと思います。
曺監督 質疑応答
- あまりプレーがかみ合っていない印象もあったが、率直な感想は?
こういう状態でも、公式戦の雰囲気で初めての組み合わせでやるメンバーで、それではいけないし仕方ないとは全然思っていないですけれど、かみ合っていないというか、ピッチでやってはいけないプレーというのは確かに多かったです。逆にそれが相手の勢いを増させたというところもあったでしょうし、しっかりプレーするというか、そういう点では猛省しないといけない場面がたくさんあったと思います。
- 杉岡大暉選手の起用は想定内だったか?
大暉も山根(視来)も途中から出ることはあまりないですし、途中からゲームに入る難しさを感じてくれたと思います。そういうこともしっかり知っておくということは選手として大事ですから。展開次第でもうちょっと違う選手も使いたかったですけれど、今日のところはあの交代しかなかったかなと思います。
細田監督 総括
終わってみれば、結果負けてしまったということは、選手もだいぶ悔しがっていました。いろんな原因がありますが、1-0にしてもやられたことは事実ですから、それをまた受け止めていこうと思います。チャンスは何回かありました。そこを決めきれないのがこの結果だと思いますし、同じくらい相手にもチャンスがありましたが、最後の最後、得点した方のチームが勝ちですから、いくら素晴らしいサッカーをしてもキーパーやポスト、バーに当たればそれは得点になりません。そういったところが結果に出ると思います。いろんな意味で彼らを褒めてやりたいですけれども、これから我々も先があります。リーグ戦も後期がありますが、早稲田と競って、この2日後にもリーグ戦がありますので、早くそこへ気持ちを切り替えて、ぜひ最終戦をものにしてトップで折り返したいと思います。
細田監督 質疑応答
- 湘南の印象はどうだったか?
J2リーグ戦の最中という事情もあってのことだと思いますが、ターンオーバーというか、普段のメンバーとは違っていました。選手にはそのことは言いませんでしたが、相手はプロだからそれなりのプレーはするだろうと。だから頑張って、1対1でもなんでも、普段やっていることをやれば結果がついてくるという話をしてプレーさせました。
選手コメント
MF 27安東 輝
難しい展開になることはわかっていましたけれど、早い時間帯でうちとしては点が欲しかったですが、良い時間に決めきれず、相手に勢いを持たれてしまったかなと思います。全部が全部悪いわけではなかったと思いますが、少し軽いプレーがあったりだとか、僕も後半右サイドで(相手に)入れ替わられてしまったシーンとか、ちょっとした軽いプレーで流れが大きく変わってしまうので、こういうトーナメントで相手が大学生だと、そういうひとつのプレーで一気に流れを持っていかれてしまうなという難しさを感じました。今日は2、3回自分のポジションが変わったんですけど、ひとつひとつうまく整理できていなかったところがありました。自分もいろんなポジションができることを売りにしていかないといけないと思っていますし、そうなってくると今日のようにポジションが変わることは想定しておかなければいけなかったと思います。そこを整理しきれていなかったとこが悔しいです。
MF 18武田 英二郎
個人的にはもっとセカンドボールを拾わなければいけなかったと思いますが、それができた場面が少なくて、相手もすごく頑張っていましたし、気持ち的にはそんなことはなかったんですが、うちの方が少し受け身になってしまったかなと思います。そういう点の反省は大きいですが、結果勝ち抜いたことには意味があると思います。セカンドボールのところはもっと予測をしておく必要があると思いましたし、ボールもスリッピーだった中で、そういうところにも順応していかないといけないと思います。自分としては久々の公式戦でしたけれど、いつも通りプレーすることを心がけていました。ただイージーなミスも多かったですし、すごく悪かったわけではないですけれど良くはなかったので、また練習からやっていってリーグ戦に絡んでいけるように頑張るしかないと思います。
GK 31後藤 雅明
個人的にはもっとゲームをコントロールする力というのをもっと上げていかないといけないと感じる試合でした。初めて90分以上出たので、その中で自分のキックミス一つで流れが相手に行ってしまったりだとか、ボールの出すタイミングだったり、そういった細かい部分が試合を変えてしまうということは改めて感じましたし、やっぱりもっと落ち着いて試合を見る力、コントロールする力をつけていかないと個人的にはいけないなと感じました。最後に守りきる力は練習から少しずつ上がってきていると思うので、そこは自信を持って上げていって、コントロールする力は意識して上げていきたいと思います。
FW 11藤田 祥史
自分のプレーは全然良くなかったです。言えば全部ですが、ヘディングの部分だったり前線でタメを作るところ、チャンスを作る動きだったり、全部が良くなかったです。練習でやるしかないと思っていますし、もっと意識高く持って試合で出るために良いトレーニングをしてうまくなるしかないかなと思います。大学生はアグレッシブさ、ひたむきに戦う姿勢とかゴールに向かうプレーは学ぶことがありましたし、情けないですけれど見習うところがたくさんあったので、学んでやっていきたいと思います。