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新井光選手2018シーズン加入内定会見 登壇者コメント
6月20日(火)、長野市立長野高校にて新井光選手の2018シーズン加入内定会見が行われました。
会見には新井選手をはじめ、佐藤尚登学校長、芦田徹サッカー部監督、そして湘南ベルマーレより坂本紘司スポーツダイレクターが登壇し、各人挨拶ののち約30分に渡り質疑応答が行われました。
新井光選手 挨拶
来シーズンから湘南ベルマーレでプレーすることになりました新井光です、小学1年生から今まで自分に関わってもらった監督、コーチ、チームメイト、家族にとても感謝しています。来シーズン、開幕戦から試合に絡めるように日々の練習でもっともっと意識を高く持ち頑張っていきたいと思います。宜しくお願いします。
佐藤尚登学校長 挨拶
私どもの学校はご覧の通り「市立」です。新井くんは中学校も地元の中学校を卒業して、我々の学校に進学してくれました。つまり生粋の地元で育った選手だと考えております。その彼がこの度選手の育成で非常に大きな力をお持ちだというJリーグの名門に入ることができて大変誇らしく、嬉しく思っています。このことは一緒にやっているチームメイトだけでなく、続く者たちに大きな勇気を与えることになると思います。今日はありがとうございます。
芦田徹サッカー部監督 挨拶
本日は本校サッカー部所属の新井光の加入の発表会にご参加いただきありがとうございます。
先ほど紹介がありました通り、本日そのような形で新井光が来シーズン、湘南さんでサッカーをさせていただくことになりました。先ほど学校長も申し上げた通り、本当にこの地域で育った選手が日本のトップレベルの場所でサッカーをやれるチャンスをもらった、スタートラインに立てたというのは本当になかなか長野県の選手ではないケースですので、本当に誇りに思います。ただし、本当にスタートラインに立つことが許されていることが決まっただけですので、ここからまた市立長野の看板、湘南ベルマーレさんの看板をしっかり背負って頑張っていって欲しいと思います。
坂本紘司スポーツダイレクター 挨拶
昨年の冬に光くんに初めて湘南ベルマーレの練習に参加してもらいました。我々のスカウトが昔からずっと追っていたというわけではないのですけれども、長野に非常に良い選手、才能のある選手がいるということで、一度練習に呼んでみようということになりました。最初は私も興味本位で彼に来てもらったのが正直なところでしたが、数日間のトレーニング参加で随所に初日から現場のスタッフ、監督、我々強化のスタッフも含めて彼の非凡な才能、プロの中に入っても物怖じしないスタイルであったり高い技術というのをすぐに見せつけてくれました。その後今年の1月末から2月頭にかけて我々のシーズンインのキャンプの中で、プロ以外の選手で1人だけ練習生を呼ぼうという話になった時に、クラブの中で相談するというよりも真っ先に彼の名前が挙がり、クラブとして彼を呼びたいという話の中から今日に至っているということです。キャンプの中でも先輩たちに囲まれながらも物怖じせず、本当に堂々とプレーしていたことから彼を獲得しようと、そのキャンプ中の出来が一つの決定打になったと思っています。先ほど校長先生や芦田監督がおっしゃったように、地元長野で大事に育てられて来た選手ですので、我々はその選手を預かるという義務感をしっかり持ちながら、時には厳しくしっかりと育てていきたと思っています。
新井光選手 質疑応答
小さい頃からの夢の一つだったプロサッカー選手になれるということは素直に嬉しいです。ですがまだなっただけなので、自分としては世界で活躍できるような選手になることが夢なので、湘南ベルマーレで成長して、世界に出ていけるような選手になりたいという想いがあります。
湘南に惹かれた理由は?
練習参加してみて、チームの選手全員が常に100%で練習に取り組んでいて、練習量も多いですし、自分が入った時にしっかりと練習量が確保されていて、ここで毎日プレーしていたら間違いなく成長できるなという想いがあったので、入ることを決めました。
どんな選手になっていきたいか?
自分が好きな選手は香川真司選手で、動画とかも結構観ています。香川選手のようにゴール前で決定的な仕事ができる選手になりたいと思っています。
将来の目標は?
世界に出て、活躍できるような選手になりたいと思います。(具体的な大会は?)日本代表に入ってワールドカップに出たいという思いもありますし、まずはこのチームでしっかりと、総体があるので1勝でも多くと考えています。
高校に入ってから1番成長できたと感じているところはどこか?
自分は1年生の終わりから2年生の始まりの頃は伸び悩んでいたというか、少し悩んでいた時期があったんですけれど、芦田先生に相談したら本当に親身になって自分のことを考えてくださって、もう一度気持ちが入れ替わったというか、このチームで上を目指そうという気持ちになれました。そういう気持ちで練習に取り組むことで、運もあって湘南さんに目をつけてもらって、湘南さんの練習に参加したことで自分も大きく変われたと思います。芦田先生も言った通り、自分は球際などは練習参加する前はすごく弱かったんですが、意識するようになって、ちょっとずつですけれど変わって来たかなと思っています。
総体、高校選手権とかなり悔しい思いをした1年間だったと思うが、それを経て自分が変わったと思うところはどこか?
去年は先輩がいたので、少し頼っていた部分もあったと思いますが、今年は自分が最上級生ということで自分が引っ張らなければという想いがあります。それが自分が点を取って勝つんだという想いにつながっていると思いますし、去年とは違って声を出すようになってきたりだとか、そういう点は変わったと思います。
来月からの総体の目標は?
まず先日行われた北信越大会では悔しい結果になって、それが良い機会になって全国を迎えられるので、今まで以上に練習からしっかりやらないと全国では間違いなく勝てないので、チームでしっかりと意識高く持ってやっていきたいと思います。
湘南の練習に参加して驚いたこと、すごいと感じたことはどこか?
去年の11月に参加した時には、球際が全然違くて、あとは判断の早さというのが自分よりも1つも2つも上なので、そういうところは参加して気づけたと想います。あとは(齊藤)未月くんは自分が代表に入った時に一緒にプレーしたのですが、そこからもすごく成長していて、自分との差がすごく開いていて、自分にもすごく良い刺激になりましたし、未月くんは試合にいっぱい出ていますし、試合をチェックするたびに自分も負けていられないなと思っています。自分も来年は開幕戦からしっかりと試合に絡めるように今の時期を大切にしていきたいと思っています。
湘南の選手にかけられた言葉で印象に残っているものはあるか?
表原(玄太)選手に、「今のうちにいっぱいミスをして怒られた方が良い」ということを言われて、自分もそれを聞いてどんどんチャレンジしていこうと思いました。
高校在学中にどういった準備をしていきたいと考えているか?
自分は攻撃の選手なので、ボールをもらって前を向いて何かをするというところで評価してもらったと思っています。ただ今の状況だとシュートで終わっても決めきれないということが自分の課題なので、プロの世界では点が取れたり、アシストできたりという数字を残していかないと生き残っていけないというのは練習参加した時も思いましたし実際にも言われたことなので、得点に絡むということは意識してやっていきたいと思います。
湘南に入ってからはどんなプレーをしていきたいか?
やっぱり攻撃の選手なので、得点を決めたりアシストをしたり、それにプレスアルファ守備のところもできないと今のサッカーはダメだと思うので、球際の部分だったりチームのために体を張るというところは意識してやっていきたいと思います。
地元の方も応援していると思うが、地元にどう還元していきたいか?
将来的には世界で活躍して、長野に帰って来て少しでも恩返しできるようにしたいと思っているので、まずは湘南で成長したいと思っています。
攻守においてすごくアグレッシブで、運動量が多いという印象を受けました。チームメイトの自分と年齢の近い若手の選手もすごく自分より全然逞しくて球際のところも年上の選手に比べて全然負けていないですし、自分も早くそういった選手になりたいと思うので頑張りたいです。
今年の1番の目標は?
(特別指定選手として湘南でも)1試合でも多く絡みたいという想いはありますけれど、現状はまだまだ厳しいと思いますし、市立長野でしっかりと実力をつけて自分たちの総体でしっかり自分も全国でできるんだということを示していきたいと思います。
加入が決まったとき家族やチームメイト、これまでお世話になった指導者の方はどんな反応をされたか?
家族はすごく喜んでくれて、チームメイトのみんなも喜んでくれました。そういうのを見て、自分を支えてくれた人はこんなにいたんだなと改めて気づきました。