J2リーグ第14節 湘南vs福岡 試合後監督・選手コメント
監督コメント
曺監督 総括
お疲れ様でした。
今日JリーグではJ2が唯一やっていましたが、ミッドウィークにも関わらず本当にたくさんのお客さんに来てもらいました。その中で去年2敗してる福岡さんに対してどう戦うかっていうことを、この短い時間の中で準備したんですけども、結果は0-3で残念な結果に終わりました。
今日は勝点1でなく3を狙いに行きました。1でも我々にとってはそんなに悪い状況じゃないですけども、選手にはそう伝えて、勝点0のリスクを負いながら3を目指していくというところでいえば選手はよくやったと思います。今日の前半は本当に、僕が監督をしてからもベストなゲームだったかなというぐらい選手が躍動し、相手に何もさせませんでしたけれど、サッカーというのは面白いもので、ひとつのフリーキックから失点してしまって、少し相手が息を吹き返すというか。ただ、そういう展開も今まであまりなかったので、彼らは本当に成長段階の選手というか、プロとしてこれから強くなっていかなきゃいけない集団のチームだと思っています。強いチームというのはそこで1点2点入れて、あとカウンターで3点目を取るという展開に持ち込めると思うんですけど、まだまだ力が足りないなと思いますし、自分自身も力不足だと思います。ただ、やってきたこととかプロセスは、本当に短い時間の間、福岡さんに対して準備してきたことを選手たちはしっかり遂行してくれたと思うので、それに関してはよくやったと言ってあげたいです。
内容が今日よりも全然悪いのに勝てた試合もあるし、良かったのに勝てなかった試合も、監督経験の中ではありますけども、我々のスタイルというのは日ごとに、週ごとに、月ごとに、年ごとに本当に深化してかなきゃいけないと思っていて、そういう意味では新しい湘南のサッカーというか、何を大事に、何を埋めていくかということに関しては、その一端を見せられたと思います。これを結果につなげていくのが僕の仕事だと思いますし、今日は本当に、選手は全員よくやったと思います。福岡さんは本当に個の力がすごくあって、ああいう少ないチャンスを決めてくるというところを見習わなきゃいけない。悔しいですけれども、また次に向かってやっていきたいと思います。
曺監督 質疑応答
- 前半の攻勢は4バックにしたことが関係しているか?
シーズン途中なのであまり詳しくここで話せませんが、ギリギリで答えるとしたら、今の記者の皆さんの質問自体が我々を苦しめているところがあるかもしれません。というのは、ドルトムントも3バックと4バックを併用しているし、今の世の中3バックだろうが4バックだろうが2バックだろうが5バックだろうが、今いる選手の最大値を出すためにシステムというのはあるものだからです。僕は今日は2バックだったと言えるかもしれませんし、4バックだったかもしれないし、前線は5人だったかもしれないし、6人だったかもしれないし7人だったかもしれないし。そう考えると相手は非常に守りづらかったんじゃないかなと、特に前半に関しては。それは特にシステムが変わったからそうなったというよりも、我々の選手たちの良さが活きたからそう見えた。その意味では、システムを変えたから良くなった、という時代はもうとっくに終わっていると思います。だから選手の特徴とか相手との噛み合わせで形というのは変わっていかないといけなくて、我々としてはあれがベストな戦い方だと思ってやりました。ただ最後のクロスの失点みたいに、当然真ん中を薄くすればああいうボールを簡単に上げられてしまうと失点するリスクはある。結果として悪い方に出ましたけど、我々の成長段階ではひとつ新しい自分たちが見つけられたということで言えば非常にポジティブかなと思います。
- 試合が終わった後、選手たちの様子は?
一番は選手の「感じ」なんですよね。試合をやった後、いくら監督が良かった悪かったと言っても選手が「今日の試合全然良くなかった」と思っていれば、当たり前だけど言葉は入っていかない。例えば僕は絵の才能はないですけれど、絵を描いた人が本当に良い作品ができたと思えて、それが周りに認められて初めて実感があると思うし、それを自分では手応えがないのに周りが評価しても、それは本人として普通で言えば納得できないと思います。そういう点で、今日に関しては選手にとっても非常に手応えがあった試合だったと思います。特に福岡さんは先制点を取られたら今年は一度も勝っていないので「俺があそこで決めていれば」と選手が思うシーンがあったことも考えれば、相手の喉元にナイフを突きつけたままという状況で進められる展開になりそうだったので、もったいなかったし残念ですけど、そういう意味の手応えはあったと思います。ただそれに酔ってもいけないし、自分たちのスタイルの幅を、今日の試合をもってさらに深化させるというか、NEW SHONAN STYLEを作っていかなきゃいけないなという気持ちでいます。自分たちがどうしなきゃいけないかというその戦い方の幅は確実に今日広がったと思います。俗に言うカウンターとかみんなで駆け上がってペナナルティーに7人入っていく様を湘南スタイルだと言われているところから、やはり今の選手たち用にアレンジしたり、バージョンアップしなければいけないなかで言えば、非常に手応えのある1日になったことは僕も含めて間違いないと思います。ただ、当たり前だけど課題もあるし、そこに向き合ってやっていかないといけない思います。
井原監督 総括
今日は首位の湘南さん相手ということで、連勝できているということで厳しい試合になると思っていましたし、昨年もJ1で対戦して、去年はなんとか2勝させてもらったんですけども、その中で、今日も同じような気持ちで首位相手にチャレンジしていこうということで、ゲームに入りました。
前半は見ていただいた通り、湘南さんに圧倒されたゲームですし、その中で点を取られていれば逆のゲームになっていたかなと思います。ただ、選手たちが体を張って、集中力を保って無失点に抑え、なんとか前半の終了間際のセットプレーからのゴールにつなげたということが今日のゲームの1番のポイントだったのかなと思います。セットプレーはいつも練習をしてきた中での狙い通りの形だったと思います。後半追加点を取ることができましたし、今シーズン複数得点での、また3−0というゲームで、今シーズン2点差以上で勝ったことがなかったので、そういうゲームができたのは本当にチームが後半は力を発揮したのかなと感じました。この勝ちに満足せず、次また中3日でアウェイ金沢戦が控えていますので、それに向けてこの良い流れを止めないようにしっかりと準備していきたいと思います。
井原監督 質疑応答
- 城後寿選手の今季初ゴールはチームにどういう影響があるか?
今日途中投入の城後は、今日のシステムのポジションというのはずっとやっていましたし、勝っている流れの中でしっかりと守備のところの規律というのも、また仕事というのも理解しつつ、得点機にはゴール前に入っていってくれという、そういう仕事をやってくれたかなと思います。彼もかなりゲームへの欲求というのも高かったと思いますし、そこで今日ゴールを挙げてくれたことはチームにとっても大きいかなと思います。
- 他会場の結果次第で首位の可能性もあるが?
まずは湘南さんに勝点で並ぼうと今日のゲームに入ったので、勝点は変わりませんし、首位になったらそれは結果的にはありがたい事ですけど、順位という事よりもこういう流れ、勝点で常に上の3チームの中に入っていくという目標を持っていたので、そういう意味では結果的にそうなればチームとっても初めての事ですし、嬉しいかなと思います。ただ今の所順位というところは考えていないので。
- 精神的なところで慌てずゲームができているが監督は手応えは?
我慢するところをしっかり全員が意識して、自分たちのペースがつかめないときでも慌てることなくゲームを運べているなという印象はあります。岩下(敬輔)がDFラインを引き締めてくれているということもありますし、しっかりと粘り強く守っていれば必ずチャンスは来るという、そういう流れでここ2試合勝ってきたので、今日もその粘りというのはあったと思いますし、後半の展開というのはまさしくその形が出た、追加点に繋がったのかなというふうに思います。
- 駒野友一選手の評価は?
コマ(駒野友一)のプレーに関しては、もう皆さんもご存知の通り、本当に経験豊富ですし、W杯も出ている選手ですし、そのクオリティーというのは日本でもトップレベルのプレーヤーだと思うので、それを今日も存分に発揮してくれたと思います。年齢的にも中3日のゲームはきつい中で、今日はどうかなと思った中、平均年齢が6歳くらい差がある中でのゲームにはなりましたけど、そういう経験と実績のあるところ含めて、駒野だけではなくて坂田(大輔)、そして山瀬(功治)この3人のベテランが特に良い仕事をしてくれたなと思います。
- 後半に向けて選手には何を伝えたか?
前半の反省と言いますか、やはり相手のシャドーとまた中盤の入れ替わりで、食いついたところを背後を取られているシーンがかなりありましたので、しっかりブロックを作って後半はそのブロックを下げすぎず、高すぎずという形で入ろうと。そこは選手がしっかりとオーガナイズを全うしてくれたかなと思います。後半は危ないシーンは少なかったですし、狙い通りの守りからのカウンターというのも効いていたかなと思います。
選手コメント
MF 2菊地 俊介
味方どうしの距離感はすごく良かったですし、前半は福岡に何もさせないくらいの内容だったので、そこで点を取れなかったことが悔やまれます。自分も得点できず申し訳ないです。(自身のポジションは)後ろの選手ともすごく距離が近かったですしやりやすかったです。ボールが奪われてもすぐく奪いにいけますし、ボールもリズムよく動いていたので、負けはしましたけど手応えのあるゲームではあったと思います。こういう戦い方を今日できたというのはポジティブに捉えていきたいです。このチームは複数のポジションをできる選手が多いですし、そういうところの良さは今日は出たかなと思います。ただ最初のチャンスで僕に決定機があったので、そこを決めていればもっと違った展開になったと思うので、申し訳ないです。
GK 1秋元 陽太
熊本戦から中3日で自分たちがこの試合に改めてどう臨むかという部分ではやることはやれたんですが、前半あれだけ崩せた中で点が取れなかったというのは反省しないといけないところですし、逆に福岡さんに前半アディショナルタイムにフリーキックを与えてしまって失点してしまい、シュート数を少なく抑えていた中で最終的に3失点してしまったところは反省しないといけないです。結果が全てではないですけれど、結果の世界なので、これはしっかり受け止めて次の松本戦に臨みたいと思います。(失点シーン)攻撃的なサッカーをした中で、もちろんクロスを上げられないことが大事ですけれど上げられたら中でしっかり守れないとこういう試合になってしまうし、そういうところは見直さないといけないです。3失点ということをしっかり受け止めて、中3日で松本戦に向けてどう意識を変えていけるかだと思うので、(菊地)俊介とチームを引っ張っていきたいです。
FW 15野田 隆之介
練習からやっていることを出せれば、それ以上のものは出ないので、それを出せればと思いまいした。自分が前線に入ったときに孤立する場面というのは必ずあると思うんですけど、そこでキープして上がりを待ってしっかり起点になれるよう意識していました。あとはみんなの動きに合わせて、みんなのことを思ってプレーするということは考えていました。結果は0-3なので、勝つために試合をしているので、良いサッカーをしていることに満足はしてはいけないです。決めなきゃいけないので、残念です。今日の前半に満足するんじゃなく、修正するところ、よくできるところを中3日でもっともっと取り組んでいきたい。そうしないと成長しないですし、気持ちの面で積極的にやれればと思います。
DF 28石原 広教
前半最後のセットプレーから失点してしまって、前半すごく良い流れでできていたところを後半すごく難しい展開にしてしまいました。そこは自分の責任だと思っています。隙を作ってはいけないというのは思っていたことですけれど、ほんの少しでも作ってしまうとやられてしまうので、もう1回反省をしてこれからこういうことがないようにしたいです。チームとしてゴールに向かっていくことはやれていたので、あとは最後の決め切るところ、自分もシュートを打ちましたけどそういうチャンスをものにしないと失点につながってしまうので。点を取るところしっかり取って、今日は大差で勝てる可能性もあったわけで、そういう面ではもったいないい試合だったとおもいます。山雅戦に向けては、自分のやるべきこと、チームとしてやるべきことをやるだけだと思いいます。
MF 8山田 直輝
前半の最後に失点してしまったのが大きかったと思います。前半0-0で終わっていれば相手のやり方もそんなに変わっていなかったと思うし、相手が1点取って引いてカウンターという形になってから良さが出せなかったので、前半最後の失点が痛かったなと思います。後半始まって2点目を取られるまではそれでもそこまで引かれたわけではなかったので、追加点を取られるまでは前半と変わらずできたんですが、そこで追加点を取られたことも大きかったです。松本戦は今日の前半の内容で戦った上で絶対に点を取らないといけないと思いますし、攻めている時のリスク管理も大事にして戦っていきたいです。今日は敗戦でしたけど、そこまで悲観する内容ではなかったと思うし、これでここからどうしようかと悩んでしまう方が危ないと思うので、自分たちがやっていることを信じてやっていきたいと思います。
MF 16齊藤 未月
今までも今日のような攻撃の形を出していければとは思っていましが、相手のロングボールに付き合うようなことをしてしまっていました。前節からそういうところは改善できてきたと思いますし、今日は相手のゴールに近づけるシーンもあったので、そういうところは増やしていきたいです。0-1になった後に相手はあまり前に出てこなくなって、スーパーゴールもあって完全にそこから引いて守るというふうになってきました。そうなってしまうとなかなか自分たちの良さを出すことができなくて、ボールは拾えるんですけど相手が蹴ってしまって、また後ろから作り直すという形になるので、少し難しさがありました。相手は守り方を知っている感じはありましたし、ただチャンスは作れていたので、もっとやれればと思います。個人的に真ん中でプレーしたのは今シーズン初めてでしたが、個人的にはどちらでやっても自分らしさは出せると思いますし、落ち着いてプレーはできました。自信もつけられた部分はあったかなと思います。
J2リーグ第14節 湘南vs福岡 試合後監督・選手コメント
監督コメント
曺監督 総括
お疲れ様でした。
今日JリーグではJ2が唯一やっていましたが、ミッドウィークにも関わらず本当にたくさんのお客さんに来てもらいました。その中で去年2敗してる福岡さんに対してどう戦うかっていうことを、この短い時間の中で準備したんですけども、結果は0-3で残念な結果に終わりました。
今日は勝点1でなく3を狙いに行きました。1でも我々にとってはそんなに悪い状況じゃないですけども、選手にはそう伝えて、勝点0のリスクを負いながら3を目指していくというところでいえば選手はよくやったと思います。今日の前半は本当に、僕が監督をしてからもベストなゲームだったかなというぐらい選手が躍動し、相手に何もさせませんでしたけれど、サッカーというのは面白いもので、ひとつのフリーキックから失点してしまって、少し相手が息を吹き返すというか。ただ、そういう展開も今まであまりなかったので、彼らは本当に成長段階の選手というか、プロとしてこれから強くなっていかなきゃいけない集団のチームだと思っています。強いチームというのはそこで1点2点入れて、あとカウンターで3点目を取るという展開に持ち込めると思うんですけど、まだまだ力が足りないなと思いますし、自分自身も力不足だと思います。ただ、やってきたこととかプロセスは、本当に短い時間の間、福岡さんに対して準備してきたことを選手たちはしっかり遂行してくれたと思うので、それに関してはよくやったと言ってあげたいです。
内容が今日よりも全然悪いのに勝てた試合もあるし、良かったのに勝てなかった試合も、監督経験の中ではありますけども、我々のスタイルというのは日ごとに、週ごとに、月ごとに、年ごとに本当に深化してかなきゃいけないと思っていて、そういう意味では新しい湘南のサッカーというか、何を大事に、何を埋めていくかということに関しては、その一端を見せられたと思います。これを結果につなげていくのが僕の仕事だと思いますし、今日は本当に、選手は全員よくやったと思います。福岡さんは本当に個の力がすごくあって、ああいう少ないチャンスを決めてくるというところを見習わなきゃいけない。悔しいですけれども、また次に向かってやっていきたいと思います。
曺監督 質疑応答
- 前半の攻勢は4バックにしたことが関係しているか?
シーズン途中なのであまり詳しくここで話せませんが、ギリギリで答えるとしたら、今の記者の皆さんの質問自体が我々を苦しめているところがあるかもしれません。というのは、ドルトムントも3バックと4バックを併用しているし、今の世の中3バックだろうが4バックだろうが2バックだろうが5バックだろうが、今いる選手の最大値を出すためにシステムというのはあるものだからです。僕は今日は2バックだったと言えるかもしれませんし、4バックだったかもしれないし、前線は5人だったかもしれないし、6人だったかもしれないし7人だったかもしれないし。そう考えると相手は非常に守りづらかったんじゃないかなと、特に前半に関しては。それは特にシステムが変わったからそうなったというよりも、我々の選手たちの良さが活きたからそう見えた。その意味では、システムを変えたから良くなった、という時代はもうとっくに終わっていると思います。だから選手の特徴とか相手との噛み合わせで形というのは変わっていかないといけなくて、我々としてはあれがベストな戦い方だと思ってやりました。ただ最後のクロスの失点みたいに、当然真ん中を薄くすればああいうボールを簡単に上げられてしまうと失点するリスクはある。結果として悪い方に出ましたけど、我々の成長段階ではひとつ新しい自分たちが見つけられたということで言えば非常にポジティブかなと思います。
- 試合が終わった後、選手たちの様子は?
一番は選手の「感じ」なんですよね。試合をやった後、いくら監督が良かった悪かったと言っても選手が「今日の試合全然良くなかった」と思っていれば、当たり前だけど言葉は入っていかない。例えば僕は絵の才能はないですけれど、絵を描いた人が本当に良い作品ができたと思えて、それが周りに認められて初めて実感があると思うし、それを自分では手応えがないのに周りが評価しても、それは本人として普通で言えば納得できないと思います。そういう点で、今日に関しては選手にとっても非常に手応えがあった試合だったと思います。特に福岡さんは先制点を取られたら今年は一度も勝っていないので「俺があそこで決めていれば」と選手が思うシーンがあったことも考えれば、相手の喉元にナイフを突きつけたままという状況で進められる展開になりそうだったので、もったいなかったし残念ですけど、そういう意味の手応えはあったと思います。ただそれに酔ってもいけないし、自分たちのスタイルの幅を、今日の試合をもってさらに深化させるというか、NEW SHONAN STYLEを作っていかなきゃいけないなという気持ちでいます。自分たちがどうしなきゃいけないかというその戦い方の幅は確実に今日広がったと思います。俗に言うカウンターとかみんなで駆け上がってペナナルティーに7人入っていく様を湘南スタイルだと言われているところから、やはり今の選手たち用にアレンジしたり、バージョンアップしなければいけないなかで言えば、非常に手応えのある1日になったことは僕も含めて間違いないと思います。ただ、当たり前だけど課題もあるし、そこに向き合ってやっていかないといけない思います。
井原監督 総括
今日は首位の湘南さん相手ということで、連勝できているということで厳しい試合になると思っていましたし、昨年もJ1で対戦して、去年はなんとか2勝させてもらったんですけども、その中で、今日も同じような気持ちで首位相手にチャレンジしていこうということで、ゲームに入りました。
前半は見ていただいた通り、湘南さんに圧倒されたゲームですし、その中で点を取られていれば逆のゲームになっていたかなと思います。ただ、選手たちが体を張って、集中力を保って無失点に抑え、なんとか前半の終了間際のセットプレーからのゴールにつなげたということが今日のゲームの1番のポイントだったのかなと思います。セットプレーはいつも練習をしてきた中での狙い通りの形だったと思います。後半追加点を取ることができましたし、今シーズン複数得点での、また3−0というゲームで、今シーズン2点差以上で勝ったことがなかったので、そういうゲームができたのは本当にチームが後半は力を発揮したのかなと感じました。この勝ちに満足せず、次また中3日でアウェイ金沢戦が控えていますので、それに向けてこの良い流れを止めないようにしっかりと準備していきたいと思います。
井原監督 質疑応答
- 城後寿選手の今季初ゴールはチームにどういう影響があるか?
今日途中投入の城後は、今日のシステムのポジションというのはずっとやっていましたし、勝っている流れの中でしっかりと守備のところの規律というのも、また仕事というのも理解しつつ、得点機にはゴール前に入っていってくれという、そういう仕事をやってくれたかなと思います。彼もかなりゲームへの欲求というのも高かったと思いますし、そこで今日ゴールを挙げてくれたことはチームにとっても大きいかなと思います。
- 他会場の結果次第で首位の可能性もあるが?
まずは湘南さんに勝点で並ぼうと今日のゲームに入ったので、勝点は変わりませんし、首位になったらそれは結果的にはありがたい事ですけど、順位という事よりもこういう流れ、勝点で常に上の3チームの中に入っていくという目標を持っていたので、そういう意味では結果的にそうなればチームとっても初めての事ですし、嬉しいかなと思います。ただ今の所順位というところは考えていないので。
- 精神的なところで慌てずゲームができているが監督は手応えは?
我慢するところをしっかり全員が意識して、自分たちのペースがつかめないときでも慌てることなくゲームを運べているなという印象はあります。岩下(敬輔)がDFラインを引き締めてくれているということもありますし、しっかりと粘り強く守っていれば必ずチャンスは来るという、そういう流れでここ2試合勝ってきたので、今日もその粘りというのはあったと思いますし、後半の展開というのはまさしくその形が出た、追加点に繋がったのかなというふうに思います。
- 駒野友一選手の評価は?
コマ(駒野友一)のプレーに関しては、もう皆さんもご存知の通り、本当に経験豊富ですし、W杯も出ている選手ですし、そのクオリティーというのは日本でもトップレベルのプレーヤーだと思うので、それを今日も存分に発揮してくれたと思います。年齢的にも中3日のゲームはきつい中で、今日はどうかなと思った中、平均年齢が6歳くらい差がある中でのゲームにはなりましたけど、そういう経験と実績のあるところ含めて、駒野だけではなくて坂田(大輔)、そして山瀬(功治)この3人のベテランが特に良い仕事をしてくれたなと思います。
- 後半に向けて選手には何を伝えたか?
前半の反省と言いますか、やはり相手のシャドーとまた中盤の入れ替わりで、食いついたところを背後を取られているシーンがかなりありましたので、しっかりブロックを作って後半はそのブロックを下げすぎず、高すぎずという形で入ろうと。そこは選手がしっかりとオーガナイズを全うしてくれたかなと思います。後半は危ないシーンは少なかったですし、狙い通りの守りからのカウンターというのも効いていたかなと思います。
選手コメント
MF 2菊地 俊介
味方どうしの距離感はすごく良かったですし、前半は福岡に何もさせないくらいの内容だったので、そこで点を取れなかったことが悔やまれます。自分も得点できず申し訳ないです。(自身のポジションは)後ろの選手ともすごく距離が近かったですしやりやすかったです。ボールが奪われてもすぐく奪いにいけますし、ボールもリズムよく動いていたので、負けはしましたけど手応えのあるゲームではあったと思います。こういう戦い方を今日できたというのはポジティブに捉えていきたいです。このチームは複数のポジションをできる選手が多いですし、そういうところの良さは今日は出たかなと思います。ただ最初のチャンスで僕に決定機があったので、そこを決めていればもっと違った展開になったと思うので、申し訳ないです。
GK 1秋元 陽太
熊本戦から中3日で自分たちがこの試合に改めてどう臨むかという部分ではやることはやれたんですが、前半あれだけ崩せた中で点が取れなかったというのは反省しないといけないところですし、逆に福岡さんに前半アディショナルタイムにフリーキックを与えてしまって失点してしまい、シュート数を少なく抑えていた中で最終的に3失点してしまったところは反省しないといけないです。結果が全てではないですけれど、結果の世界なので、これはしっかり受け止めて次の松本戦に臨みたいと思います。(失点シーン)攻撃的なサッカーをした中で、もちろんクロスを上げられないことが大事ですけれど上げられたら中でしっかり守れないとこういう試合になってしまうし、そういうところは見直さないといけないです。3失点ということをしっかり受け止めて、中3日で松本戦に向けてどう意識を変えていけるかだと思うので、(菊地)俊介とチームを引っ張っていきたいです。
FW 15野田 隆之介
練習からやっていることを出せれば、それ以上のものは出ないので、それを出せればと思いまいした。自分が前線に入ったときに孤立する場面というのは必ずあると思うんですけど、そこでキープして上がりを待ってしっかり起点になれるよう意識していました。あとはみんなの動きに合わせて、みんなのことを思ってプレーするということは考えていました。結果は0-3なので、勝つために試合をしているので、良いサッカーをしていることに満足はしてはいけないです。決めなきゃいけないので、残念です。今日の前半に満足するんじゃなく、修正するところ、よくできるところを中3日でもっともっと取り組んでいきたい。そうしないと成長しないですし、気持ちの面で積極的にやれればと思います。
DF 28石原 広教
前半最後のセットプレーから失点してしまって、前半すごく良い流れでできていたところを後半すごく難しい展開にしてしまいました。そこは自分の責任だと思っています。隙を作ってはいけないというのは思っていたことですけれど、ほんの少しでも作ってしまうとやられてしまうので、もう1回反省をしてこれからこういうことがないようにしたいです。チームとしてゴールに向かっていくことはやれていたので、あとは最後の決め切るところ、自分もシュートを打ちましたけどそういうチャンスをものにしないと失点につながってしまうので。点を取るところしっかり取って、今日は大差で勝てる可能性もあったわけで、そういう面ではもったいないい試合だったとおもいます。山雅戦に向けては、自分のやるべきこと、チームとしてやるべきことをやるだけだと思いいます。
MF 8山田 直輝
前半の最後に失点してしまったのが大きかったと思います。前半0-0で終わっていれば相手のやり方もそんなに変わっていなかったと思うし、相手が1点取って引いてカウンターという形になってから良さが出せなかったので、前半最後の失点が痛かったなと思います。後半始まって2点目を取られるまではそれでもそこまで引かれたわけではなかったので、追加点を取られるまでは前半と変わらずできたんですが、そこで追加点を取られたことも大きかったです。松本戦は今日の前半の内容で戦った上で絶対に点を取らないといけないと思いますし、攻めている時のリスク管理も大事にして戦っていきたいです。今日は敗戦でしたけど、そこまで悲観する内容ではなかったと思うし、これでここからどうしようかと悩んでしまう方が危ないと思うので、自分たちがやっていることを信じてやっていきたいと思います。
MF 16齊藤 未月
今までも今日のような攻撃の形を出していければとは思っていましが、相手のロングボールに付き合うようなことをしてしまっていました。前節からそういうところは改善できてきたと思いますし、今日は相手のゴールに近づけるシーンもあったので、そういうところは増やしていきたいです。0-1になった後に相手はあまり前に出てこなくなって、スーパーゴールもあって完全にそこから引いて守るというふうになってきました。そうなってしまうとなかなか自分たちの良さを出すことができなくて、ボールは拾えるんですけど相手が蹴ってしまって、また後ろから作り直すという形になるので、少し難しさがありました。相手は守り方を知っている感じはありましたし、ただチャンスは作れていたので、もっとやれればと思います。個人的に真ん中でプレーしたのは今シーズン初めてでしたが、個人的にはどちらでやっても自分らしさは出せると思いますし、落ち着いてプレーはできました。自信もつけられた部分はあったかなと思います。