J2リーグ第8節 湘南vs岐阜 試合後監督・選手コメント
監督コメント
曺監督 総括
お疲れ様でした。
ホームゲームが今年3試合目ということで、なかなかホームでやってる感覚がないですね…
試合の結果は3-3ということで、我々がリードし、逆転され、追いつき、また取られて追いつくという、試合の戦術的なこととか、いろんなことはもちろん改善しなきゃいけないことはあると思うんですけども、見てる人も、今日どっちが勝つかわからない、お互いに点数が入る中で、非常に行ったり来たりしながらのゲームになったかなと。
そのこと自体は悪くなかったなと思うし、3-3でホームで分けたのも、僕の記憶では、監督として多分初めてだと思うんですが、お互いにゴールが生まれてスペクタクルな展開になって、ショーとしては悪くなかったなと思います。
1点先に取って、相手がボールを支配して動かしてくるという中で、こっちとしては足を止めずにプレスバックして奪ってカウンターで、2点目にジネイのシュートが入っていたらけっこう楽になったとは思いました。
後半、ちょっと僕の交代選手の中での戦術の伝え方とか、後半に入るために狙ってたことをやろうと思ったんですが、選手がある意味そうじゃないというか、自分たちでもうちょっとプレスに行って相手の球を奪いたいという感じがあったので、それに合わせて作ってきたつもりなんですけども、その辺の交代選手のちぐはぐさが失点につながったかなと思います。
攻撃的に行くということは後ろに人数が少なくなるということなので、攻撃的に行くことで失点が少なくなるという考えもありますし、逆に攻撃的に行くことで失点が増えていくということもある。ただそれは僕の中ではある程度許容してかなきゃいけないと思うし、今のJリーグでは失点の少ないチームが上位に行きますけども、そういった、ただ単にゲームが流れて失点が少なくて1-0で勝っていく試合よりは、言い訳でなく、2-1、3-2、4-3みたいな試合が全体的に増えていくほうが、戦術的なことはちょっと別ですが、サッカー界というか、サッカーの面白みが増すんじゃないかと思っています。
今日の勝点1は我々にとってはいろんな勉強もできた勝点1です。何より岐阜さんのショートパス、クリーンアタックにちょっと翻弄されたところもあるので、また顔を洗って次の大分戦に向けて準備したいと思います。
曺監督 質疑応答
- 途中で4バックに変えたがその意図は?
負けていたので、相手の両サイドに張っている選手と0トップを5人で抑えてもしょうがないと思いました。(秋野)央樹はレイソルでもあのシステムをやり慣れてるし、央樹入れてあそこでボールを落ち着かせて散らした方が得点になるんじゃないかなという感じはありました。央樹が入ってからの方がボールがしっかり動いて、相手のゴールに迫れたなという感じはありますし、央樹も試合に出れなくて悔しい思いをしてたと思うので、しかっりゲームに貢献してくれました。表原(玄太)も途中で入って、石原もミスパスもアシストもあってエレベーターみたいな選手ですけど、3人ともチームのために力を注いでくれたので、また次、来週競争させて、我々らしい試合ができるように準備したいと思います。
- 守備面の評価は?
守備面はちょっと、相手のやりたいことに対しての個人の対応というのは課題が残るかなと思います。ただ、それを蓋するためには人数をかけて守るというのが大事だと思うんですけど、僕は人数をかけないであそこの局面は1対1だったり、逆に受け渡しだったり、そういうところで最後の局面で守れなきゃ話にならないと思っています。ファーストディフェンダーがボールホルダーにプレッシャーがかかってない時にどういうポジショニングを取らなきゃいけないのかというのは、多分ジュニアユース、ユースからたくさん教えられてると思うんですけど、そういうところでやられてしまったというのはまだまだ反省していかなきゃいけないですし、次への課題になるかなと思います。
- 石原選手が自分のミスをアシストで取り返したが評価は?
そこはたぶんそうなるなと思いましたけど、僕はあのパスはやっちゃいけないパスだと思っています。
DFラインが4枚で自分が高い位置に出て行った時に、準備できていない選手に横パスを通すというのは、もうたぶんドイツのジュニアユース、ユースの指導で一番やっちゃいけないパスというか、デンジャラスしかないというか。あそこで通ったとしても決定的なチャンスにつながらないですし、やっぱり縦に縦に前に前にボールを送ることで、選手が置いてかれなくなる。あのプレーは大いに反省してもらいたいけども、彼はまだJリーグで2試合目の選手で、そういった自分のミスというのを脳裏に残さなければいけない歳でもありますし、そういうところも含めて試合に出場させるのは僕なので、もし仮にあれで負けてたとしても本人にはあんまり怒るつもりはなかったです。
- 岐阜に対して、どのような想定をしてたか、またどこが想定と違ったのか?
多分今日は3点取られたので、取られたら守備が悪い、取ったら攻撃が良いとか単純なものだと思われがちですが、僕は単純なことだと思っていません。例えばボールを動かされても最後のスルーパスが全部自分たちに来たら全て自分たちのチャンスになる。でもそれが相手にいったら相手がチャンスになるという、そういう質の話でいうと、絶対にこのポジションで良いというふうにDFはポジションをとらなきゃいけないですが、大体このポジションで、というのが多かった。それでも相手のミスでチャンスになることもありました。それをやられないで3-0で勝って、我々良い守備できたなと言うのは簡単だけど、それは良い守備ではない。逆に3点やられたことで、100%ここじゃなきゃいけないんだ、ということを勉強できたということです。だから、本当は点を取られずにそういう守備ができればいいんですけど、我々はゼロからのスタートで特別な選手がいない中、全体で協力してやっていくことだから、今回の失点とか前回の失点とか、ないのに越したことはないですけど、逆にあった後にどう振る舞えるかがチームとして大事ですので、来週その温度を残してやっていきたいです。
大木監督 総括
やっぱり岐阜かなというゲーム。2回ひっくり返してるわけですから勝ちに持っていかなければいけない。だけどそれができないのが今の岐阜なのかなと。もうひと踏ん張りかなと思います。
大木監督 質疑応答
- 後半動きが改善されたと思うが、後半にかけての指示、それに対しての選手の動きはどうだったか?
(湘南が)正直そんな激しいディフェンスだと思いませんでした。ただ、うちが腰が引けてるというか、なんでそんなふうになるんだろうなという気持ちが強かったですね。勇気のないゲームだったような気がします。だから何を指示をするというよりも、何でできないんだという話の方が多かったです。後半は多少選手はそれを感じてやってくれたかなと思います。
あとは相手がフォーメーションを変えてきましたので、そこに対する指示とか、ちょっとしたプレーですね。なぜやらないんだとか、なぜこう戻さないんだとかいう場面がありましたので、そこは指摘しないといけないと。なかなか外から言っても気がつかないんで、そこは選手がグランドの上で感じるようにならないとなかなかああいうゲームは勝ちに持っていけないんじゃないかと気がします。
- 最後の方はガス欠で点を取りに行けてなかったのでは?
そうは思わないですね。万が一そうだとしたらやっぱりそこをもう少し頑張らないといけない。練習にしろ、ゲームの中にしろ、たった90分ですので、それでへばるようならサッカー選手じゃないんで、そこはやらないといけないと思います。
- 今日の3点の手応えは?
セットプレーで取れるというのは悪いことじゃないですね。取られることばかりなかなか取れない部分もありますんで。
それからPKというのはやっぱり相手はしんどいわけですよね。だからPKになってしまうというところがありますんで、まあそこをPKじゃなくて流れの中で仕留められればいいんですけど、決して悪い形ではない。ただ相手は先ほどガス欠という話がありましたけど、相手もかなりガス欠だったと思います。正直最後の最後は盛り返された感じはありましたけど、やっぱりそこでもう一つ、今選手にも話したんですけど3−3にされたのは問題じゃない、3−3にされたならなぜ4−3にしないんだと。そういうところですね。そこの頑張りをもう少し突き詰めていかないといけない。前半でもう少し勇気だしていかないといけない。そこを1番思いますね。まあ形として3点取れてますし、それは決して悪くないし、PKだったりセットプレーだったりするけど、相手は苦しんでそうなるわけですからね。それはそれで私にとって悪いことではないという気がします。
- チームの成長具合は?
リーグが始まってこれで8試合になりますが、この8試合ということではなくて1月のスタートからのスパンで見てやっぱり少しづつ上がってきているなという感触はありますね。ですからそこでもう少しこういうゲームを勝ちにするとか、もっと言えば、たらればにはなりますけどグランパスとか山口のゲーム、横浜のゲームを勝ちに繋げられないというのが今のうちの力かなと。そこを勝ちにつなげられるように力をつけていかなければいけない。まだかかるかもしれませんし、次のゲーム勝てるかもしれませんけど、まあそこは地道にやっていきたいと思います。
- できるようになってきた部分は?
攻撃の仕方というか、どこから仕掛けるのかどこから運ぶのかという、共通認識、日本サッカー協会でいう「イメージの共有」とか言うんですね。そういうことができるようになってきていると。DFでもそう、どういうふうにDFするか、というイメージの共有ができている。それはすごく選手には感じますね。だいたいこんな感じ、というのが僕は必要とするというか、必ずこうじゃなくてだいたいこんな感じ、こうなったらこんな感じというところが選手たちから見えてきて、その浸透具合はあると思います。
選手コメント
MF 2菊地 俊介
相手はボールを持つのが上手くてそんな簡単にボールを取れないというのはわかっていましたし、少し我慢する展開が多かったかなと思います。あんまり良い形でボールを取るシーンも少なかったですし、相手にすごくボールを握られる時間が長かったので難しいゲームでした。先に点が取れて、前半のうちに何回かチャンスがあったんで、そこで決めてりれば相手もリスクを冒して前に出てこなくてはいけなくなりますし、そういうところ、最後の部分というのは、チャンスがなかったわけではないので、そこを決めていればという試合だったと思います。相手が横パスや後ろのパスを出すシーンが多かったので、そこまで僕たちも無理には追わないとうか、チャンスだと思った時にボールを奪うような意識はしていました。結構後ろで回して来ることはわかっていたので、少し我慢しようという話もしていたので、そんなにイライラはせずにやっていました。今年はキャンプからすごく得点を取れていますし、ゴールに向かうプレーとういのはすごく調子がいいので、まだまだもっと取って行きたいと思っていますし、そういうプレーをもっと増やしていけたらと思います。
MF 16齊藤 未月
良くない形で失点してしまったというところと、自分もチャンスを決められなかったので、仲間に助けられた試合だと思っています。前半のチャンスは、もうひとつボールを運べばよかったかなとも思います。枠に飛ばせていればどうなっていたかもわかりませんし、そこはまだ課題だと思います。そういうのは最近多いですが、去年はそこまで行くことができていなかったので、それは良いことだと思うので、継続しつつ質を高めて行きたいです。今日も自分の特徴であるボールを奪うということに関しては、相手選手がボールを持った時は強く行こうと思っていましたし、ボールを長く持つ選手もいたので、そこで奪える可能性はあると思っていました。
MF 6石川 俊輝
ボールを奪いに行く、行かないの判断をもっと判断してやるべき部分があったと思います。また映像を見ながらしっかり確認して振り返りたい。岐阜さんはしっかり回して来ることはわかっていましたが、少し引き込もうとしすぎた部分があったかと思います。前に出て行くかどうかは共通意識を持ってやるものだと思いますが、ちょっとはっきりしない部分があったと思っています。どのタイミングから奪いに行くかがはっきりさせられなかったので、そこは自分たちで判断して行かないと行けない場面だと思います。自分たちで気づいてやらないとレベルが上がって行くと同じことの繰り返しになってしまう。自分たちで判断してやれることはやって行きたい。最後のシュートの精度だったり、崩し、ゴールに迫るというところの質はもっと高められると思いますし、そこはお互いやりたいことがある中でしっかり要求しあって、喋って、チームとしてもう一段階上げて行けるようにしたいです。
MF 5秋野 央樹
自分の入りはそんなに悪くはなかったですけど、入った後に失点してしまったのでそこは改善しなければいけないですし、自分たちのミスから続いて失点してしまったので、自分を含めてそこをカバーしあえないといけないと思います。DFラインと最前線の距離がかなり空いていたので、僕がボールを持った時にパスコースを見つけられなかったので、そこは受ける前にしっかり判断しなければいけなかったし、逆に受け手も顔を出す、裏に抜けるということをはっきりしないと間延びしてしまうので、自分も含めて改善していかなければいけないです。
FW 19表原 玄太
僕が出た時は1-2で負けている状況だったので、点を取りに行く姿勢を出して行けば周りにも伝染して行くと思っていましたし、そういう姿勢を出そうと思って入りました。僕が入った時は相手にボールを持たれている印象はなかったですが、逆にカウンターを食らっているところがあったので、2度追いすることは意識していました。岐阜さんも良いチームだと思っていましたし、簡単に勝つことはできないと思っていたので、追いついて勝点1を取れたことはポジティブに捉えたいと思います。
J2リーグ第8節 湘南vs岐阜 試合後監督・選手コメント
監督コメント
曺監督 総括
お疲れ様でした。
ホームゲームが今年3試合目ということで、なかなかホームでやってる感覚がないですね…
試合の結果は3-3ということで、我々がリードし、逆転され、追いつき、また取られて追いつくという、試合の戦術的なこととか、いろんなことはもちろん改善しなきゃいけないことはあると思うんですけども、見てる人も、今日どっちが勝つかわからない、お互いに点数が入る中で、非常に行ったり来たりしながらのゲームになったかなと。
そのこと自体は悪くなかったなと思うし、3-3でホームで分けたのも、僕の記憶では、監督として多分初めてだと思うんですが、お互いにゴールが生まれてスペクタクルな展開になって、ショーとしては悪くなかったなと思います。
1点先に取って、相手がボールを支配して動かしてくるという中で、こっちとしては足を止めずにプレスバックして奪ってカウンターで、2点目にジネイのシュートが入っていたらけっこう楽になったとは思いました。
後半、ちょっと僕の交代選手の中での戦術の伝え方とか、後半に入るために狙ってたことをやろうと思ったんですが、選手がある意味そうじゃないというか、自分たちでもうちょっとプレスに行って相手の球を奪いたいという感じがあったので、それに合わせて作ってきたつもりなんですけども、その辺の交代選手のちぐはぐさが失点につながったかなと思います。
攻撃的に行くということは後ろに人数が少なくなるということなので、攻撃的に行くことで失点が少なくなるという考えもありますし、逆に攻撃的に行くことで失点が増えていくということもある。ただそれは僕の中ではある程度許容してかなきゃいけないと思うし、今のJリーグでは失点の少ないチームが上位に行きますけども、そういった、ただ単にゲームが流れて失点が少なくて1-0で勝っていく試合よりは、言い訳でなく、2-1、3-2、4-3みたいな試合が全体的に増えていくほうが、戦術的なことはちょっと別ですが、サッカー界というか、サッカーの面白みが増すんじゃないかと思っています。
今日の勝点1は我々にとってはいろんな勉強もできた勝点1です。何より岐阜さんのショートパス、クリーンアタックにちょっと翻弄されたところもあるので、また顔を洗って次の大分戦に向けて準備したいと思います。
曺監督 質疑応答
- 途中で4バックに変えたがその意図は?
負けていたので、相手の両サイドに張っている選手と0トップを5人で抑えてもしょうがないと思いました。(秋野)央樹はレイソルでもあのシステムをやり慣れてるし、央樹入れてあそこでボールを落ち着かせて散らした方が得点になるんじゃないかなという感じはありました。央樹が入ってからの方がボールがしっかり動いて、相手のゴールに迫れたなという感じはありますし、央樹も試合に出れなくて悔しい思いをしてたと思うので、しかっりゲームに貢献してくれました。表原(玄太)も途中で入って、石原もミスパスもアシストもあってエレベーターみたいな選手ですけど、3人ともチームのために力を注いでくれたので、また次、来週競争させて、我々らしい試合ができるように準備したいと思います。
- 守備面の評価は?
守備面はちょっと、相手のやりたいことに対しての個人の対応というのは課題が残るかなと思います。ただ、それを蓋するためには人数をかけて守るというのが大事だと思うんですけど、僕は人数をかけないであそこの局面は1対1だったり、逆に受け渡しだったり、そういうところで最後の局面で守れなきゃ話にならないと思っています。ファーストディフェンダーがボールホルダーにプレッシャーがかかってない時にどういうポジショニングを取らなきゃいけないのかというのは、多分ジュニアユース、ユースからたくさん教えられてると思うんですけど、そういうところでやられてしまったというのはまだまだ反省していかなきゃいけないですし、次への課題になるかなと思います。
- 石原選手が自分のミスをアシストで取り返したが評価は?
そこはたぶんそうなるなと思いましたけど、僕はあのパスはやっちゃいけないパスだと思っています。
DFラインが4枚で自分が高い位置に出て行った時に、準備できていない選手に横パスを通すというのは、もうたぶんドイツのジュニアユース、ユースの指導で一番やっちゃいけないパスというか、デンジャラスしかないというか。あそこで通ったとしても決定的なチャンスにつながらないですし、やっぱり縦に縦に前に前にボールを送ることで、選手が置いてかれなくなる。あのプレーは大いに反省してもらいたいけども、彼はまだJリーグで2試合目の選手で、そういった自分のミスというのを脳裏に残さなければいけない歳でもありますし、そういうところも含めて試合に出場させるのは僕なので、もし仮にあれで負けてたとしても本人にはあんまり怒るつもりはなかったです。
- 岐阜に対して、どのような想定をしてたか、またどこが想定と違ったのか?
多分今日は3点取られたので、取られたら守備が悪い、取ったら攻撃が良いとか単純なものだと思われがちですが、僕は単純なことだと思っていません。例えばボールを動かされても最後のスルーパスが全部自分たちに来たら全て自分たちのチャンスになる。でもそれが相手にいったら相手がチャンスになるという、そういう質の話でいうと、絶対にこのポジションで良いというふうにDFはポジションをとらなきゃいけないですが、大体このポジションで、というのが多かった。それでも相手のミスでチャンスになることもありました。それをやられないで3-0で勝って、我々良い守備できたなと言うのは簡単だけど、それは良い守備ではない。逆に3点やられたことで、100%ここじゃなきゃいけないんだ、ということを勉強できたということです。だから、本当は点を取られずにそういう守備ができればいいんですけど、我々はゼロからのスタートで特別な選手がいない中、全体で協力してやっていくことだから、今回の失点とか前回の失点とか、ないのに越したことはないですけど、逆にあった後にどう振る舞えるかがチームとして大事ですので、来週その温度を残してやっていきたいです。
大木監督 総括
やっぱり岐阜かなというゲーム。2回ひっくり返してるわけですから勝ちに持っていかなければいけない。だけどそれができないのが今の岐阜なのかなと。もうひと踏ん張りかなと思います。
大木監督 質疑応答
- 後半動きが改善されたと思うが、後半にかけての指示、それに対しての選手の動きはどうだったか?
(湘南が)正直そんな激しいディフェンスだと思いませんでした。ただ、うちが腰が引けてるというか、なんでそんなふうになるんだろうなという気持ちが強かったですね。勇気のないゲームだったような気がします。だから何を指示をするというよりも、何でできないんだという話の方が多かったです。後半は多少選手はそれを感じてやってくれたかなと思います。
あとは相手がフォーメーションを変えてきましたので、そこに対する指示とか、ちょっとしたプレーですね。なぜやらないんだとか、なぜこう戻さないんだとかいう場面がありましたので、そこは指摘しないといけないと。なかなか外から言っても気がつかないんで、そこは選手がグランドの上で感じるようにならないとなかなかああいうゲームは勝ちに持っていけないんじゃないかと気がします。
- 最後の方はガス欠で点を取りに行けてなかったのでは?
そうは思わないですね。万が一そうだとしたらやっぱりそこをもう少し頑張らないといけない。練習にしろ、ゲームの中にしろ、たった90分ですので、それでへばるようならサッカー選手じゃないんで、そこはやらないといけないと思います。
- 今日の3点の手応えは?
セットプレーで取れるというのは悪いことじゃないですね。取られることばかりなかなか取れない部分もありますんで。
それからPKというのはやっぱり相手はしんどいわけですよね。だからPKになってしまうというところがありますんで、まあそこをPKじゃなくて流れの中で仕留められればいいんですけど、決して悪い形ではない。ただ相手は先ほどガス欠という話がありましたけど、相手もかなりガス欠だったと思います。正直最後の最後は盛り返された感じはありましたけど、やっぱりそこでもう一つ、今選手にも話したんですけど3−3にされたのは問題じゃない、3−3にされたならなぜ4−3にしないんだと。そういうところですね。そこの頑張りをもう少し突き詰めていかないといけない。前半でもう少し勇気だしていかないといけない。そこを1番思いますね。まあ形として3点取れてますし、それは決して悪くないし、PKだったりセットプレーだったりするけど、相手は苦しんでそうなるわけですからね。それはそれで私にとって悪いことではないという気がします。
- チームの成長具合は?
リーグが始まってこれで8試合になりますが、この8試合ということではなくて1月のスタートからのスパンで見てやっぱり少しづつ上がってきているなという感触はありますね。ですからそこでもう少しこういうゲームを勝ちにするとか、もっと言えば、たらればにはなりますけどグランパスとか山口のゲーム、横浜のゲームを勝ちに繋げられないというのが今のうちの力かなと。そこを勝ちにつなげられるように力をつけていかなければいけない。まだかかるかもしれませんし、次のゲーム勝てるかもしれませんけど、まあそこは地道にやっていきたいと思います。
- できるようになってきた部分は?
攻撃の仕方というか、どこから仕掛けるのかどこから運ぶのかという、共通認識、日本サッカー協会でいう「イメージの共有」とか言うんですね。そういうことができるようになってきていると。DFでもそう、どういうふうにDFするか、というイメージの共有ができている。それはすごく選手には感じますね。だいたいこんな感じ、というのが僕は必要とするというか、必ずこうじゃなくてだいたいこんな感じ、こうなったらこんな感じというところが選手たちから見えてきて、その浸透具合はあると思います。
選手コメント
MF 2菊地 俊介
相手はボールを持つのが上手くてそんな簡単にボールを取れないというのはわかっていましたし、少し我慢する展開が多かったかなと思います。あんまり良い形でボールを取るシーンも少なかったですし、相手にすごくボールを握られる時間が長かったので難しいゲームでした。先に点が取れて、前半のうちに何回かチャンスがあったんで、そこで決めてりれば相手もリスクを冒して前に出てこなくてはいけなくなりますし、そういうところ、最後の部分というのは、チャンスがなかったわけではないので、そこを決めていればという試合だったと思います。相手が横パスや後ろのパスを出すシーンが多かったので、そこまで僕たちも無理には追わないとうか、チャンスだと思った時にボールを奪うような意識はしていました。結構後ろで回して来ることはわかっていたので、少し我慢しようという話もしていたので、そんなにイライラはせずにやっていました。今年はキャンプからすごく得点を取れていますし、ゴールに向かうプレーとういのはすごく調子がいいので、まだまだもっと取って行きたいと思っていますし、そういうプレーをもっと増やしていけたらと思います。
MF 16齊藤 未月
良くない形で失点してしまったというところと、自分もチャンスを決められなかったので、仲間に助けられた試合だと思っています。前半のチャンスは、もうひとつボールを運べばよかったかなとも思います。枠に飛ばせていればどうなっていたかもわかりませんし、そこはまだ課題だと思います。そういうのは最近多いですが、去年はそこまで行くことができていなかったので、それは良いことだと思うので、継続しつつ質を高めて行きたいです。今日も自分の特徴であるボールを奪うということに関しては、相手選手がボールを持った時は強く行こうと思っていましたし、ボールを長く持つ選手もいたので、そこで奪える可能性はあると思っていました。
MF 6石川 俊輝
ボールを奪いに行く、行かないの判断をもっと判断してやるべき部分があったと思います。また映像を見ながらしっかり確認して振り返りたい。岐阜さんはしっかり回して来ることはわかっていましたが、少し引き込もうとしすぎた部分があったかと思います。前に出て行くかどうかは共通意識を持ってやるものだと思いますが、ちょっとはっきりしない部分があったと思っています。どのタイミングから奪いに行くかがはっきりさせられなかったので、そこは自分たちで判断して行かないと行けない場面だと思います。自分たちで気づいてやらないとレベルが上がって行くと同じことの繰り返しになってしまう。自分たちで判断してやれることはやって行きたい。最後のシュートの精度だったり、崩し、ゴールに迫るというところの質はもっと高められると思いますし、そこはお互いやりたいことがある中でしっかり要求しあって、喋って、チームとしてもう一段階上げて行けるようにしたいです。
MF 5秋野 央樹
自分の入りはそんなに悪くはなかったですけど、入った後に失点してしまったのでそこは改善しなければいけないですし、自分たちのミスから続いて失点してしまったので、自分を含めてそこをカバーしあえないといけないと思います。DFラインと最前線の距離がかなり空いていたので、僕がボールを持った時にパスコースを見つけられなかったので、そこは受ける前にしっかり判断しなければいけなかったし、逆に受け手も顔を出す、裏に抜けるということをはっきりしないと間延びしてしまうので、自分も含めて改善していかなければいけないです。
FW 19表原 玄太
僕が出た時は1-2で負けている状況だったので、点を取りに行く姿勢を出して行けば周りにも伝染して行くと思っていましたし、そういう姿勢を出そうと思って入りました。僕が入った時は相手にボールを持たれている印象はなかったですが、逆にカウンターを食らっているところがあったので、2度追いすることは意識していました。岐阜さんも良いチームだと思っていましたし、簡単に勝つことはできないと思っていたので、追いついて勝点1を取れたことはポジティブに捉えたいと思います。