馬入日記
【馬入日記:4月3日】学び
昨日の讃岐戦、チームは今季初めて黒星を喫しました。
勢いを持って試合に臨んだ相手に対し出足が鈍く、ボールは保持するものの終始ペースは相手のものに。また試合の中で課題を克服していくことができず、終了のホイッスルを聞くこととなりました。
「僕の不注意で早い時間に失点してしまった」秋元陽太選手が開始4分のプレーを振り返ります。
「入りもあまり良くなくて、1失点目を喫した後にどうしていくかということをみんなで共通認識を持つことができなかった。そうしてまた細かいミスで2点目、3点目と与えてしまって。そこからみんなで集まって話しましたが、それではやっぱり遅かったかなと。1失点目の後にもっとみんなで話すべきだったし、非常にもったいなかったと感じています」
失った3点はどれも自分たちのミスから招いた失点。悔しさを滲ませながらも「ミスを減らしていくには、練習からお互いに言い合ってやっていくしかないし、それを習慣化していくしかない」そう再び練習に矢印を向けます。今季チームの最後尾を守るGKは4人。全員で切磋琢磨し成長を図ります。
「GKって、GKだけで練習することが多いし、お互いライバルではあるけどかといって雰囲気悪く練習していて良いことなんてない。僕は最年長だからこそ率先してコミュニケーションをとって行こうと思っているし、それが僕の成長にも繋がると思う。2014年や2015年に比べてもすごくコミュニケーションをとっているつもり。タンドウ(ベラピ)は今ケガをしてしまっているけど、そのあとの立ち振る舞いの素晴らしさは彼の人間性を表していると思うし、(伊藤)剛も後藤(雅明)も厳しい練習に歯を食いしばってやっている。馴れ合いはダメですけど、お互いに高め合ってよくしていきたいし、その先頭に自分が立ってやる想いでいたい」
讃岐戦から明けた4月3日。前日フル出場していた秋元選手も他のGK陣と共にトレーニングに参加していました。「こういう姿を見て何か感じてもらえれば」と、仲間と共に成長を求めていく姿勢に、必ずや周囲の選手も感じ取るものがあるはずです。
「僕も若い選手から学べるものは学んでいきたい。今回の経験、敗戦からもしっかり学んで、反省して、もう一度顔を洗って自分たちに向き合っていきたい。ヴェルディ戦まではあまり時間がないですけど、1日1日を大切にしてトレーニングしていきたい」
再び成長と勝利の両輪を回していくために、これからも切磋琢磨の日々を過ごします。