馬入日記

【馬入日記:3月22日】込める想い

IMG_25202009年6月以来勝利を挙げられていなかったニンジニアスタジアムでの試合。
3月19日(日)に行われた愛媛との一戦は1-0で白星を勝ち取り、約8年ぶりに鬼門を突破しました。

この試合で唯一の得点を挙げたのはジネイ選手。ゴールのみならず最前線でのハードワークでチームの勝利に大きく貢献しました。

「すごく嬉しい」得点に対する喜びの言葉の裏には、チームへの想いが滲みます。「水戸戦で怪我をしてしまってから時間が空いてしまい、その間はチームに貢献できず悔しい想いをしました。だから今回自分のゴールでチームに貢献できたことが嬉しいし、また次も貢献できるようにしていきたい」

2015年に来日し、鹿島アントラーズでのプレーを経て昨季8月からベルマーレに加わったジネイ選手。昨季終盤からチームにもフィットし、印象深いゴールが今もまぶたの裏に残ります。しかしジネイ選手自身はこれまでの自身のプレーに満足感を得てはいません。

「鹿島でもなかなか出場機会がなくて、湘南でも短い時間の中で怪我をしてしまい、出場機会を多く掴むことができなかった。だからこそ今年は自分の持っているものを湘南で出したいと思っている。自分の価値をみんなに見てもらいたいし、さらにチームに貢献していきたい。去年J1からJ2に落ちてしまった時のような悲しい顔にサポーターのみんなをさせられないし、みんなが笑顔になれるように、僕の力を少しでもチームのために出したい」

言葉の端々に表れるチーム、そしてサポーターへの想い。そしてそれは、厳しいJ2でのシーズンを戦い抜く原動力となります。

「J2での戦いというのは激しさがすごくある。それはどのチームもJ1に昇格したいという強い想いの表れだと思うし、僕たちはそれを乗り越えて行かないといけない。この先も厳しい戦いが続いて行くけれど、そこを勝ち抜いていくには自分たちのスタイルを貫き、継続していくことが大事。その先に結果が見えてくると思う。それができると信じています」

穏やかな表情の奥底に、宿る今季に懸ける想い。ジネイ選手の想いを込めた日々は続いていきます。