馬入日記
【馬入日記:3月15日】頼りになる存在に
週末の金沢戦、試合は今季初の無得点に終わり、0-0のスコアレスドローとなりました。
1ポイントの獲得にとどまった結果にも「チームにとって何が大事なのかというものをもう一度思い出させてくれる勝点1」と曺監督が語ったように、この一戦を貴重な経験としてチームは再び前を向いて愛媛戦に向かいます。
この試合、センターフォワードで先発フル出場したのは藤田祥史選手。攻撃では足元、DFラインの背後を問わずボールを収め、守備ではファーストディフェンダーとして重要な役割を果たしました。しかし、最前線にポジションを取る選手として、やはり無得点に終わった結果には反省の言葉が出ます。
「チームを助ける点を取れなかったのは悔しい。難しい試合になるということはみんなわかっていたし、その中で自分はもっと起点になってゴールを取りたかった。前線3人のコンビネーションなんかももっと改善したかったね」
湘南と同じ選手配置を用いてミラーゲームを挑んできた金沢。藤田祥史選手も最前線で相手DFとマッチアップするシーンが多かった中、自身のプレーに対する反省とともに金沢の選手たちの気迫も感じながらプレーしていました。
「向こうはホーム開幕ということもあって必死にプレーして来ていたし、『湘南を食ってやろう』という思いを感じた。僕らも今までと見られ方が少し変わって来ているし、そうやって挑んで来られて戦うことでこれまでとは違う難しさを持った戦いが増えてくると思う。それを乗り越えていかないといけないし、そうしないとチームとして強くなれない。今回も勝点2を落としたという考えもあるけど、そんな簡単なゲームなんてないし、逆に早い段階でそういうことを身をもってしれたのはプラスに捉えたい」
臨む試合全てがタフなゲームとなりますが、それらひとつひとつに真摯に立ち向かって行くこと以外に成長の2文字はありません。攻撃を牽引する最前線の選手として、まずは個の成長を目指します。
「金沢戦もプレーしていて、もっと上手くなりたい、もっと強くなりたいと感じた。これまで以上にサッカーと向き合いたいとも思ったし、もっと頼りになる存在にならないと。相手にとって危険なプレーができるようになっていきたい」
全員が飽くなき向上心を携え、馬入での日々は続きます。