J2リーグ第2節 湘南vs群馬 試合後監督・選手コメント
監督コメント
曺監督 総括
お疲れ様でした。
J1が開催されている土曜日に、同じ時刻ではないですけどJ2の試合がある中で、試合の内容的にも、結果としても興行としてもJ1のチームに負けないような気持ちで今週も臨みました。この前の試合もそうですけど、立ち上がり我々の見せた、映画で言えば、始めの予告がなく最初から本編に入って、引き込まれるような展開に持って行けたと思うし、その中でファンタスティックなゴールも生まれました。PK取ったシーンとか(高山)薫の3点目、本当にアンビリーバブルなランで俊(菊地俊介)を追い越していったゴールとか、シュートに至ったシーンも含めて本当にすべて我々らしいシーンでチャンスを作り、得点を生んで、良い試合だったなという風に、おそらく4年前5年前だったら思っていたと思います。皆さんもそう思ってると思うんですけど、やっぱり、何事もずっと上手く続く訳がない。努力をしても上手くいく訳じゃないし、成功する訳じゃないけど、努力をし続けないと成功はしないと、当たり前ですけど僕は思っています。そういう意味では、本編に入った入り方はすごく良かったですけど、途中のところが、少しゲームが間延びして、群馬さんの勢いにやられてしまった。そしてその後また自分たちが息を吹き返した時に良いプレーをする。選手も変わっているし、初めてJ2で戦う選手も多いし、プレーの波があるのは理解出来るんですけど、気持ちにまだ波がある。1つミスしたら、それをリバウンド出来ないというふうなプレーも散見してます。その点で言うと、本当に面白い映画だったのかな、お客さんの立場で考えると、プレミアムシートで見られるような映画じゃなかったかなというふうに思います。
これだけ周りの期待値もある中で、当然ホーム開幕のプレッシャーもあったでしょうし、彼らも僕にそういう結果も内容もみたいに求められてやる中で言うと、多少はそういう所でロスがあってもしょうがないかなと思っている自分もいるので、課題を持ちながら2試合を勝点6で終われたというのは、非常にチームにとってもポジティブですし、この今日の課題を選手個人で反省して、次に臨んで欲しいです。今年J2に降格して、僕が監督してるという事は、チームがまた1つ成長するために、やらなきゃいけないと思っているんで、その事に向き合ってしっかり作っていきたいなと思います。
(杉岡)大暉とか、山根(視来)とか、新しい選手がピッチに立っていますけど、ここに(神谷)優太とか、(齊藤)未月とか、(石原)広教とか10代の選手がまたピッチに立って躍動することが我々の力になりますし、今日ベンチで出ないシマ(島村毅)とか、最年長のツボ(坪井慶介)とかが、その中で若いやつと同じように汗を流していくというのが、感動を生むと思います。そういう事を最後まで1ミリもずらさずに、選手と向き合いながら、あと残り40試合戦っていきたいと思います。
曺監督 質疑応答
- 山根選手の評価は?
スペインキャンプのあたりから本人には、後ろ(DFライン)でやると話していて。本人も騙されてやってみたら結構面白いじゃんとなったんだと思います。ただ山根はゲームの中で信じられないミスで失点にはまだ絡んでないですが、それに絡んだ後にどうするかが1番彼が伸びるポイントだと思っています。いずれにせよ非常にアグレッシブによくやってくれてるなと思います。
- 杉岡選手のプレーの評価は?
まあ普通でしたね。(笑)どうしても新しい選手がゴールを決めるとなんとなく皆さんの明日の新聞の紙面を握る格好のネタだと思いますけど、ただ「どこ目指すのか」と言ったら、18歳でも例えばブンデスリーガで上位に入っているライプツィヒの選手とかシャルケのディフェンダーの選手とかが普通に5万人、8万人の中でピッチに立っている。ここよりも本当に何倍ものプレッシャーの中で彼らはプレーしてますけど、でもそれは成長させたいから使っているんじゃなくて良い選手だから使っているだけなんです。彼が点取ったから良くやったとかそういう話をあまりこういう場で言いたくないというか、点の取る取らないは結果なので。結果が出たから良いとは思わないし、彼は毎日の練習と試合と、そこを離れた時間を常にサッカーに対して良いものになるように準備しているのが彼そのものの評価だし、代表に入ろうが入るまいが試合に出ようが出るまいが、そこの軸をぶらさないことが彼が最終的に良い選手がどうか、皆さんがそう思うかどうかにつながっていくんじゃないかなと。1点取ったことはチームにとっても彼個人としても素晴らしかったですけど、もっと求めるもののレベルを上げないと、ああこれでよかったんだって彼が思った瞬間に成長の速度は遅くなっていくと思うので。
- 攻撃のバリエーションがまだまだだと感じますがそこはどう思うか?
バリエーションというか攻撃でチャンスを作る形を多くするというのは自分たちが目指しているところです。サイドチェンジしてそこからオーバーラップしてとか、それを利用して中央でワンツーしたりするというのが理想なんですけど、その理想に近づくために今努力しているわけであって、今バリエーションが全部揃っていたら練習の中で努力する必要がない。だからまだまだそういう段階だということです。その段階を認めた上でもっと上手くなりたい気持ちを継続してやっていくということが我々のチームに課せられた課題だと思うので、バリエーションがもっと出るように努力していかなくちゃいけないということです。練習の中でやれるようにならないと試合にも出ないし、今日出た課題を自分たちで克服しながらいいところをさらに伸ばしていくということが我々に課せられたプロとしての使命だと思うので続けて取り組んでいきたいと思います。
森下監督 総括
今日もたくさんの群馬のサポーターの方に来ていただいて本当に感謝しています。
試合に関しては最初の10分、もう何回か湘南さんと試合をやったことがあるので、前半の最初前へ出てくることはわかってたんですけど、少し受け身になりすぎたかなと。1回殴られるような形になってから、そのあとはよくプレーしたと思いますが、PKのシーンについては判定は審判に委ねますが、そのあとの2点目も3点目も自分たちのボールを奪われてというところなので、自分たちが成長しようと思うなら、ボールの受け方、そこの質をもっともっと上げてやって行かなければと思います。
全体的には1戦目2戦目を通して成長できていると思いますし、湘南さんはこのやり方を5年以上やり続けて、どういう状況でもやり続けて今があると思うので、僕たちもブレずにやり続けたいなと思います。
森下監督 質疑応答
- 3点目の失点については?
最終ラインのミスというより、そこでボールを動かしている時間が少し長くなった分、相手の目の前の足元、相手の背中の足元にもっと入っていくべきだったと思います。やっぱり石田(雅俊)のところで止まってプレーしてしまって、立ち方も悪かったし、まっすぐボール入ると湘南さんは前への守備のパワーは本当に高いので、ああいう形になると思います。守備の連携のミスというより、そこの攻撃の部分が問題かなと思います。
- 試合前のマインドセットはどうだったか?
初戦の敗戦は自分たちが引き起こしたものだったので、その中でも1戦目もプレーできていましたし、1番は今までと全く違う思考でサッカーを進めてて、より変化をさせている段階なので、最初にも言いましたけど自分たちがブレずにやっていきたいです。それでも選手は、特に前半の途中から後半にかけては、多分J2で1番の守備のスピードがある湘南さん相手でもプレーできた。曺さんも最後挨拶した時には「やられた」と言ってくれてましたけども、これを勝点3につなげていくには、湘南さんが良い手本だと思います。やるべきことをやる、セカンドボールも含めて、ボールが動いているときの反応というのが、ヘディングの競り合いもそうですし、そういったところの際の細かい部分が徹底されているので、自分たちもそういったやるべきことをやれれば勝点3につながるのだと思います。
- 若い選手の可能性については何か感じたか?
可能性は物凄くあると思います。後半の特に中央の選手は平均22歳くらいだと思うんですけど、これだけ積み上げている湘南さん相手にでもプレーできることがわかったと思います。ただプレーはできると思うんですけど、やっぱりこれを勝ちにつなげるには先程言ったようにもっとやるべきことを、1歩2歩の世界だと思うんですけど、その反応を速くするにはもっとボールが動いているときにスタートのポジショニングを修正したりとか。サッカーを出来る選手たちがたくさんいるので、そこの勝負の部分を徹底させたいなと思います。
もちろん勝点が取れなかったのは残念ですけど、ここまで2戦、自分たちより上のチームですし、次も上のチームですけど、次もやり続けて勝点3をつかめるように、細かい部分をより徹底させていきたいなと思います。
- 得点については?
1点入ったというのはすごくプラスですし、今まであれだけパスをつないで得点できたかといえば多分初めてじゃないかと思います。そういったところを次につなげられるようにしたいと思います。最初にも言いましたけど、止まってプレーをするとやっぱり狙われるということも教訓として学んだんで、動きながら全体がプレーしてもっとチャンスを活かして、チャンスを決めていけるようにトレーニングしたいと思います。
選手コメント
FW 23高山 薫
(ゴールシーンは)あのトウキックしか僕には選択肢がなかっです。俊(菊地俊介)がちょうど当てれば良いところにボールを出してくれたんで、そのまま振っただけですね。走ったら出てくるなと思っていたので、良いパスを出してくれました。ゴールしたというところは良かったですが、このチームの良さは成長して行くことだと思いますし、ここで満足するのでなくてしっかり次にもっと良い姿を見せるということが自分たちもやっていて楽しいですし、サポーターの人にも去年あまり勝てなかった分、そういう姿を見せないといけないと思います。
時間帯によって相手にペースを握られてしまうのは課題だと思います。相手にチャンスを作られてしまいましたし、(シュートを)打たせてるというよりはやっぱり打たれてしまっているし。そういうところをチームとして試合中どうして行くのか、そういうところをもっとやっていかなければと思います。水戸戦から今日すぐに改善できてりれば良かったですが、そこは向き合ってやっていかなければいけないと感じたので、次、その次と良くなっていくようにしたいです。もちろん次そういう形にならないようにすることが大事なので、強い気持ちを持ってやっていきたいです。
MF 13山根 視来
2試合とも勝てたのは入りがすごく良くて、今日は最初前半の大暉(杉岡)の1点と薫さん(高山)のPKで前後半の開始早々に取れたのでそれがすごく大きかったなと思います。(個人的に)去年1年間トレーニングをしてきてすごく走れるようになってきているんで、今のポジションで後ろからどんどん前の選手を追い越してだとか、前に持ち出してということを意識しているので、すごく楽しくやれています。曺さんも自分がそういうプレーをできれば良いじゃないかと言ってこのポジションにしてくれているので、追い越して行くプレーと持ち出して行くプレーでチームをより攻撃的にして行くのが自分の役割かなと思います。今日は連勝できましたが、また練習からしっかりアピールして、次も使ってもらえるようにしたいです。出られればよりアグレッシブに、今日は大暉が点を決めましたけど、次は自分が取るんだというくらいの気持ちを持ってやっていきたいです。
MF 14藤田 征也
試合に入る前は曺さんに3トップの前に入れと言われたので、流れ的にも相手の裏をとってクロスだったりシュートで終わるプレーを心がけていました。1本裏に抜けてクロスを上げられましたしある程度のことはできたと思いますが、自分としてはもっと長い時間プレーできるようにしなければと思いますし、出た中でもっとボールに絡んでいかなければいけないなと思います。まずは勝点3を取れているのは良いこと、大きいことだと思います。その中で色々課題はあるので、まだ2試合ですからこれからもっと高めていって、もっと良いゲームで勝点3を取れるようになっていければと思います。
MF 5秋野 央樹
今回も最初いい流れで入って、良い形で大暉が点を取ってくれて、その後畳み掛けられればよかったですが、自分含めて最後のところで外してしまってというところがあったので、そういうところを落ち着いて2点、3点取って前半で決めていかなければいけない試合だったかなと思います。前回は無失点で、今回は今季初めて失点しましたけど、そこで崩れそうな時に薫くんが1点取ってくれたので、あの時間帯で2失点しなかったというのは評価しても良いと思うし、あそこで薫くんがあれだけの距離をスプリントして、というのは練習の賜物だと思うので、そういうところが結果に繋がって良かったと思います。
個人的にはもっと前線の選手の動きをコントロールして、例えば守備の時のプレッシャーの行き所をもっと明確に声を出して上げられれば良かったかなと思います。
続けて勝っていくしかないので、結果的に2連勝で流れは良いので、結果を突き詰めていきながら、勝っていく中で反省をしていければ良いと思います。
DF 29杉岡 大暉
立ち上がりいい入りができて、水戸戦で取れなかった早い時間での先制点が取れたので、主導権を握ってうまく試合ができたかなと思います。(ゴールは)良い形で中に入っていけたので、ペナルティーエリア内では落ち着いて、かつ大胆にプレーができたので良かったです。(初めてのホームでの試合だったが)本当に良い雰囲気で、サポーターの皆さんと一緒に戦える雰囲気があって、本当に良いグラウンドだなと思いました。2連勝しましたけど、満足することなく1つ1つ勝ってJ1昇格に向けて頑張っていきたいです。
J2リーグ第2節 湘南vs群馬 試合後監督・選手コメント
監督コメント
曺監督 総括
お疲れ様でした。
J1が開催されている土曜日に、同じ時刻ではないですけどJ2の試合がある中で、試合の内容的にも、結果としても興行としてもJ1のチームに負けないような気持ちで今週も臨みました。この前の試合もそうですけど、立ち上がり我々の見せた、映画で言えば、始めの予告がなく最初から本編に入って、引き込まれるような展開に持って行けたと思うし、その中でファンタスティックなゴールも生まれました。PK取ったシーンとか(高山)薫の3点目、本当にアンビリーバブルなランで俊(菊地俊介)を追い越していったゴールとか、シュートに至ったシーンも含めて本当にすべて我々らしいシーンでチャンスを作り、得点を生んで、良い試合だったなという風に、おそらく4年前5年前だったら思っていたと思います。皆さんもそう思ってると思うんですけど、やっぱり、何事もずっと上手く続く訳がない。努力をしても上手くいく訳じゃないし、成功する訳じゃないけど、努力をし続けないと成功はしないと、当たり前ですけど僕は思っています。そういう意味では、本編に入った入り方はすごく良かったですけど、途中のところが、少しゲームが間延びして、群馬さんの勢いにやられてしまった。そしてその後また自分たちが息を吹き返した時に良いプレーをする。選手も変わっているし、初めてJ2で戦う選手も多いし、プレーの波があるのは理解出来るんですけど、気持ちにまだ波がある。1つミスしたら、それをリバウンド出来ないというふうなプレーも散見してます。その点で言うと、本当に面白い映画だったのかな、お客さんの立場で考えると、プレミアムシートで見られるような映画じゃなかったかなというふうに思います。
これだけ周りの期待値もある中で、当然ホーム開幕のプレッシャーもあったでしょうし、彼らも僕にそういう結果も内容もみたいに求められてやる中で言うと、多少はそういう所でロスがあってもしょうがないかなと思っている自分もいるので、課題を持ちながら2試合を勝点6で終われたというのは、非常にチームにとってもポジティブですし、この今日の課題を選手個人で反省して、次に臨んで欲しいです。今年J2に降格して、僕が監督してるという事は、チームがまた1つ成長するために、やらなきゃいけないと思っているんで、その事に向き合ってしっかり作っていきたいなと思います。
(杉岡)大暉とか、山根(視来)とか、新しい選手がピッチに立っていますけど、ここに(神谷)優太とか、(齊藤)未月とか、(石原)広教とか10代の選手がまたピッチに立って躍動することが我々の力になりますし、今日ベンチで出ないシマ(島村毅)とか、最年長のツボ(坪井慶介)とかが、その中で若いやつと同じように汗を流していくというのが、感動を生むと思います。そういう事を最後まで1ミリもずらさずに、選手と向き合いながら、あと残り40試合戦っていきたいと思います。
曺監督 質疑応答
- 山根選手の評価は?
スペインキャンプのあたりから本人には、後ろ(DFライン)でやると話していて。本人も騙されてやってみたら結構面白いじゃんとなったんだと思います。ただ山根はゲームの中で信じられないミスで失点にはまだ絡んでないですが、それに絡んだ後にどうするかが1番彼が伸びるポイントだと思っています。いずれにせよ非常にアグレッシブによくやってくれてるなと思います。
- 杉岡選手のプレーの評価は?
まあ普通でしたね。(笑)どうしても新しい選手がゴールを決めるとなんとなく皆さんの明日の新聞の紙面を握る格好のネタだと思いますけど、ただ「どこ目指すのか」と言ったら、18歳でも例えばブンデスリーガで上位に入っているライプツィヒの選手とかシャルケのディフェンダーの選手とかが普通に5万人、8万人の中でピッチに立っている。ここよりも本当に何倍ものプレッシャーの中で彼らはプレーしてますけど、でもそれは成長させたいから使っているんじゃなくて良い選手だから使っているだけなんです。彼が点取ったから良くやったとかそういう話をあまりこういう場で言いたくないというか、点の取る取らないは結果なので。結果が出たから良いとは思わないし、彼は毎日の練習と試合と、そこを離れた時間を常にサッカーに対して良いものになるように準備しているのが彼そのものの評価だし、代表に入ろうが入るまいが試合に出ようが出るまいが、そこの軸をぶらさないことが彼が最終的に良い選手がどうか、皆さんがそう思うかどうかにつながっていくんじゃないかなと。1点取ったことはチームにとっても彼個人としても素晴らしかったですけど、もっと求めるもののレベルを上げないと、ああこれでよかったんだって彼が思った瞬間に成長の速度は遅くなっていくと思うので。
- 攻撃のバリエーションがまだまだだと感じますがそこはどう思うか?
バリエーションというか攻撃でチャンスを作る形を多くするというのは自分たちが目指しているところです。サイドチェンジしてそこからオーバーラップしてとか、それを利用して中央でワンツーしたりするというのが理想なんですけど、その理想に近づくために今努力しているわけであって、今バリエーションが全部揃っていたら練習の中で努力する必要がない。だからまだまだそういう段階だということです。その段階を認めた上でもっと上手くなりたい気持ちを継続してやっていくということが我々のチームに課せられた課題だと思うので、バリエーションがもっと出るように努力していかなくちゃいけないということです。練習の中でやれるようにならないと試合にも出ないし、今日出た課題を自分たちで克服しながらいいところをさらに伸ばしていくということが我々に課せられたプロとしての使命だと思うので続けて取り組んでいきたいと思います。
森下監督 総括
今日もたくさんの群馬のサポーターの方に来ていただいて本当に感謝しています。
試合に関しては最初の10分、もう何回か湘南さんと試合をやったことがあるので、前半の最初前へ出てくることはわかってたんですけど、少し受け身になりすぎたかなと。1回殴られるような形になってから、そのあとはよくプレーしたと思いますが、PKのシーンについては判定は審判に委ねますが、そのあとの2点目も3点目も自分たちのボールを奪われてというところなので、自分たちが成長しようと思うなら、ボールの受け方、そこの質をもっともっと上げてやって行かなければと思います。
全体的には1戦目2戦目を通して成長できていると思いますし、湘南さんはこのやり方を5年以上やり続けて、どういう状況でもやり続けて今があると思うので、僕たちもブレずにやり続けたいなと思います。
森下監督 質疑応答
- 3点目の失点については?
最終ラインのミスというより、そこでボールを動かしている時間が少し長くなった分、相手の目の前の足元、相手の背中の足元にもっと入っていくべきだったと思います。やっぱり石田(雅俊)のところで止まってプレーしてしまって、立ち方も悪かったし、まっすぐボール入ると湘南さんは前への守備のパワーは本当に高いので、ああいう形になると思います。守備の連携のミスというより、そこの攻撃の部分が問題かなと思います。
- 試合前のマインドセットはどうだったか?
初戦の敗戦は自分たちが引き起こしたものだったので、その中でも1戦目もプレーできていましたし、1番は今までと全く違う思考でサッカーを進めてて、より変化をさせている段階なので、最初にも言いましたけど自分たちがブレずにやっていきたいです。それでも選手は、特に前半の途中から後半にかけては、多分J2で1番の守備のスピードがある湘南さん相手でもプレーできた。曺さんも最後挨拶した時には「やられた」と言ってくれてましたけども、これを勝点3につなげていくには、湘南さんが良い手本だと思います。やるべきことをやる、セカンドボールも含めて、ボールが動いているときの反応というのが、ヘディングの競り合いもそうですし、そういったところの際の細かい部分が徹底されているので、自分たちもそういったやるべきことをやれれば勝点3につながるのだと思います。
- 若い選手の可能性については何か感じたか?
可能性は物凄くあると思います。後半の特に中央の選手は平均22歳くらいだと思うんですけど、これだけ積み上げている湘南さん相手にでもプレーできることがわかったと思います。ただプレーはできると思うんですけど、やっぱりこれを勝ちにつなげるには先程言ったようにもっとやるべきことを、1歩2歩の世界だと思うんですけど、その反応を速くするにはもっとボールが動いているときにスタートのポジショニングを修正したりとか。サッカーを出来る選手たちがたくさんいるので、そこの勝負の部分を徹底させたいなと思います。
もちろん勝点が取れなかったのは残念ですけど、ここまで2戦、自分たちより上のチームですし、次も上のチームですけど、次もやり続けて勝点3をつかめるように、細かい部分をより徹底させていきたいなと思います。
- 得点については?
1点入ったというのはすごくプラスですし、今まであれだけパスをつないで得点できたかといえば多分初めてじゃないかと思います。そういったところを次につなげられるようにしたいと思います。最初にも言いましたけど、止まってプレーをするとやっぱり狙われるということも教訓として学んだんで、動きながら全体がプレーしてもっとチャンスを活かして、チャンスを決めていけるようにトレーニングしたいと思います。
選手コメント
FW 23高山 薫
(ゴールシーンは)あのトウキックしか僕には選択肢がなかっです。俊(菊地俊介)がちょうど当てれば良いところにボールを出してくれたんで、そのまま振っただけですね。走ったら出てくるなと思っていたので、良いパスを出してくれました。ゴールしたというところは良かったですが、このチームの良さは成長して行くことだと思いますし、ここで満足するのでなくてしっかり次にもっと良い姿を見せるということが自分たちもやっていて楽しいですし、サポーターの人にも去年あまり勝てなかった分、そういう姿を見せないといけないと思います。
時間帯によって相手にペースを握られてしまうのは課題だと思います。相手にチャンスを作られてしまいましたし、(シュートを)打たせてるというよりはやっぱり打たれてしまっているし。そういうところをチームとして試合中どうして行くのか、そういうところをもっとやっていかなければと思います。水戸戦から今日すぐに改善できてりれば良かったですが、そこは向き合ってやっていかなければいけないと感じたので、次、その次と良くなっていくようにしたいです。もちろん次そういう形にならないようにすることが大事なので、強い気持ちを持ってやっていきたいです。
MF 13山根 視来
2試合とも勝てたのは入りがすごく良くて、今日は最初前半の大暉(杉岡)の1点と薫さん(高山)のPKで前後半の開始早々に取れたのでそれがすごく大きかったなと思います。(個人的に)去年1年間トレーニングをしてきてすごく走れるようになってきているんで、今のポジションで後ろからどんどん前の選手を追い越してだとか、前に持ち出してということを意識しているので、すごく楽しくやれています。曺さんも自分がそういうプレーをできれば良いじゃないかと言ってこのポジションにしてくれているので、追い越して行くプレーと持ち出して行くプレーでチームをより攻撃的にして行くのが自分の役割かなと思います。今日は連勝できましたが、また練習からしっかりアピールして、次も使ってもらえるようにしたいです。出られればよりアグレッシブに、今日は大暉が点を決めましたけど、次は自分が取るんだというくらいの気持ちを持ってやっていきたいです。
MF 14藤田 征也
試合に入る前は曺さんに3トップの前に入れと言われたので、流れ的にも相手の裏をとってクロスだったりシュートで終わるプレーを心がけていました。1本裏に抜けてクロスを上げられましたしある程度のことはできたと思いますが、自分としてはもっと長い時間プレーできるようにしなければと思いますし、出た中でもっとボールに絡んでいかなければいけないなと思います。まずは勝点3を取れているのは良いこと、大きいことだと思います。その中で色々課題はあるので、まだ2試合ですからこれからもっと高めていって、もっと良いゲームで勝点3を取れるようになっていければと思います。
MF 5秋野 央樹
今回も最初いい流れで入って、良い形で大暉が点を取ってくれて、その後畳み掛けられればよかったですが、自分含めて最後のところで外してしまってというところがあったので、そういうところを落ち着いて2点、3点取って前半で決めていかなければいけない試合だったかなと思います。前回は無失点で、今回は今季初めて失点しましたけど、そこで崩れそうな時に薫くんが1点取ってくれたので、あの時間帯で2失点しなかったというのは評価しても良いと思うし、あそこで薫くんがあれだけの距離をスプリントして、というのは練習の賜物だと思うので、そういうところが結果に繋がって良かったと思います。
個人的にはもっと前線の選手の動きをコントロールして、例えば守備の時のプレッシャーの行き所をもっと明確に声を出して上げられれば良かったかなと思います。
続けて勝っていくしかないので、結果的に2連勝で流れは良いので、結果を突き詰めていきながら、勝っていく中で反省をしていければ良いと思います。
DF 29杉岡 大暉
立ち上がりいい入りができて、水戸戦で取れなかった早い時間での先制点が取れたので、主導権を握ってうまく試合ができたかなと思います。(ゴールは)良い形で中に入っていけたので、ペナルティーエリア内では落ち着いて、かつ大胆にプレーができたので良かったです。(初めてのホームでの試合だったが)本当に良い雰囲気で、サポーターの皆さんと一緒に戦える雰囲気があって、本当に良いグラウンドだなと思いました。2連勝しましたけど、満足することなく1つ1つ勝ってJ1昇格に向けて頑張っていきたいです。