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2010Jリーグ ディビジョン1 第6節 試合結果
2010Jリーグ ディビジョン1 第6節
2010年4月10日(土)13:03キックオフ 平塚競技場
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0 前半 0 0 後半 0 |
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4 >> 5 | 勝点 | 4 >> 5 |
-分 – | 得点者 | -分 – |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野澤 洋輔 | 1 | GK | GK | 21 | 八田 直樹 | 0 |
3 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 23 | 山本 康裕 | 2 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 2 | 加賀 健一 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 6 | DF | DF | 13 | イ ガンジン | 0 |
0 | 小澤 雄希 | 24 | DF | DF | 14 | パク チュホ | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 6 | 那須 大亮 | 2 |
1 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 27 | 上田 康太 | 1 |
2 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 11 | 西 紀寛 | 1 |
2 | 中村 祐也 | 22 | FW | MF | 10 | 成岡 翔 | 1 |
1 | 新居 辰基 | 18 | FW | FW | 18 | 前田 遼一 | 1 |
5 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 33 | イ グノ | 1 |
– | 金 永基 | 25 | GK | GK | 31 | 竹重 安希彦 | – |
0 | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 4 | 大井 健太郎 | – |
0 | 猪狩 佑貴 | 20 | DF | DF | 16 | 金沢 浄 | 0 |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | DF | 3 | 岡田 隆 | – |
– | 田原 豊 | 9 | FW | MF | 28 | 船谷 圭祐 | – |
– | アジエル | 10 | FW | MF | 24 | 松浦 拓弥 | 0 |
– | 中山 元気 | 27 | FW | FW | 19 | 荒田 智之 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 10,406人 [天候] 晴、弱風 [気温] 18.9℃ [湿度] 59% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 岡村 新太郎 [主審] 村上 伸次 [副審] 山口 博司 [副審] 田尻 智計 [第4の審判員] 山内 宏志 [記録員] 井澤 法子
坂本選手コメント
前半はシュートで終われていた場面が多かったのでカウンターを食らうこともなかったし、うちのリズムがつくれていたと思う。
これまでの試合でJ1はシュートレンジが広いと感じていました。うちはシュートも少なかったので、ミドルレンジからでも積極的に狙っていこうという意識で入りました。ある程度連動してボールを引き出せていたと思います。
ただ、ペナルティエリアのバイタルでもう少し深く攻め入りたかった。
ミドルシュートが増えているのはいいことだと思うので、テンポよくシュートまでいけている時のコンビネーションを増やしていければと思います。連動した動きというのは練習からやっているので、もっと数多く試合の中で出せるようにしたい。
今日は前節のレッズ戦で出た課題をいい形で消化できたところもあった。積極的にいってセカンドボールも拾えていた。今日の試合で得たことをまた経験として積み上げていきたいと思います。
小澤選手コメント
いつも攻撃が幸平さん(臼井)のいる右サイドに偏ってたところがあったけど、今日はある程度左からも攻撃できたと思う。自分が上がることで西さんも戻らざるを得なかったと思う。
(前とのコンビネーションは?)阿部ちゃんが持ったら自分が上がればよかったのでやりにくさはなかったです。ただ、最後の部分で精度を高めなければいけないと感じています。
僕自身はやっとスタートラインに立てたという気持ち。自分の特徴でもある前に出るプレーをどんどん出してアピールしていきたいと思います。
田村選手コメント
今までの戦いが自分らしくない、動き切っていないと自分でも感じていました。特に前節のレッズ戦でそれを感じ、コーチとビデオを見ながら考えました。今日の試合は前田やイグノを意識するということよりも、自分のプレースタイルを取り戻してプレーすることを意識しました。やっぱり自分はボールにボールにいくほうがいいんだと感じました。
前節のレッズ戦はスコアは1-2だったけど、内容的には全然だった。その時に出た課題にみんなで取り組んで試合に臨みました。
次節からは、自分たちと一緒に上がったチームと当たるので、今日の戦いを最低限としてまた+αが出せるように頑張っていきたいと思います。
野澤選手コメント
今日のホームのサポーターの後押しの中で勝てなかったことが悔しい。
今日は前の小さい3人が機動力があったのでいい勢いがあったと思います。攻撃がいいと守備もよくなると感じました。相手に仕事をさせる場面はなかったと思います。
ただその中でなんとか1点をとりたかった。
今日がアウェイならば勝点1をとったと思えるかもしれないけど、ここはホームだから勝たなくてはいけない試合だったと思います。
守備と攻撃がひとつになって強く繋がって、戦っていければと思います。
阿部選手コメント
勝ちたかった。チャンスが多かったしシュートで終われたことはよかったと思いますがもう少し入りこんでいければよかった。DFはしっかりと守ってくれた。相手がやりたいことをやらせなかったと思います。
(いい連携が見れたが?)練習でやってきているのである程度は出せたと思います。タツ(新居)とはよく話をしているしやりやすかった。
引分けは悔しいですが次に繋がる試合だったと思います。次に向かって頑張りたい。
中村選手コメント
やることは特にいつもと変わらなかった。相手がコンパクトにやっていたので裏を狙っていましたが、中盤がいい形で前を向けず、センターバックやサイドバックからのボールが多かったので、距離がある分、相手に予測され、あまり効果的な攻撃はできなかったと思います。積極的にシュートを打って終わろうという意識はチーム全体ににありました。ただ遠目からのものが多かったので、いかに工夫して相手を崩すかは今後の課題です。
磐田 柳下監督 試合後コメント
総評
前半に関してはほとんど何もさせてもらえなかった。湘南さんのプレスがかなり速く、厳しく、セカンドボールもだいぶ拾われて湘南のリズムでゲームが進められていた感じですね。ただ、最終ラインを含めて集中を切らさず、粘り強くゼロに抑えたことは勝点1を取れた要因だと思っています。後半に関しては少しボールを動かすことができて、背後を突いたりして何度かチャンスができたので、得点できればと思っていましたが、トータルで前後半を考えたら勝点1は妥当ではないかと思っています。これからまた中3日、中2日でゲームが続くので、できるだけ早くコンディションを回復して次のゲームに臨みたいと思っています。
質疑応答
-前田選手の今日の出来は?
いつものように攻守の量は非常にチームにとって助かる動きをしています。ルーズボールのところで何度かミスはありましたが、ミスのあるスポーツですし、湘南にプレスやプレスバックを厳しくやられていたので、非常に難しいゲームではあったと思います。チャンスが何度かあったので、決められればとは思いますが、十分なプレーはしてくれたと思っています。
-完封した八田選手のプレーについては?
いつものことですが、コーチングが的確で大きな声で選手に伝わる点は彼のよいところですし、前に飛び出すスピードや迫力もあるので、それらが前半何度か防いだ要因だと思います。やはりキーパーというのは何試合も経験して安定したプレーができると思っています。まだまだミスが出たりするとは思いますが、非常に可能性のあるキーパーだと見ています。今日は非常に落ち着いてプレーしていたと思います。
-湘南は思っていた通りだったか?あるいは違ったところはあったのか?
開幕して5試合をVTRで見ました。それと同じ印象を持ったのですが、映像と実際に選手たちが体現したスピード感やプレッシャーはより厳しかったのではないかと思っています。湘南のやろうとすることはだいたい分かりました。ただ、それ以上に厳しかったと思います。
-終盤は勝点3を取りに行ったのか?それとも勝点1をしっかり取りに行こうとしたのか?
前半の流れとゲーム内容を加味すると、ここでしっかり勝点1は取らなければいけないということで、成岡が攻撃はよかったが、攻撃から守備への切り替えが少し遅くなっていたので、浄(金沢)を入れた。ただ、全く守るということではなく、チュホ自身、何度かチャンスをつくったように個人の突破力はあるので、後ろは落ち着きを持たせつつ前で人数をかけずに点を取れればと交代しました。こちらとしては勝点1をしっかり取ろうという交代です。
-湘南の激しいプレスをかいくぐってゴール前に行くということについて、どのような指示を出したのか?
湘南は人に対して非常に忠実に厳しく来るので、すると背後にはスペースがある。背後にボールを送り込んで素早くサポートして展開しようとやっていたが、前半はそれがうまくいかなかった。より厳しいプレスに遭った。後半は少しスペースができて何度かいい形をつくれたが、ゴールを奪うことはできなかった。
-駒野選手の不在の影響は?
駒野は代表選手ですし、彼にしかできないプレーをします。ただ、駒野がいたら今日勝っていたかといえばそれはわからない話。他のメンバーもきちんとプレーしていたと思います。
-湘南は田原選手ではなく新居選手が先発したが、その影響は何かあったか?
新居はスピードがあって背後へ飛び出すという彼の特徴は分かっていたので、予測はしていましたが、前半は長いボールをどんどん放り込まれた。どうしても最終ラインを上げることができずにセカンドボールを拾われて押し込まれる状況が続いたと思います。背後に出てくるということでラインが下がり過ぎて、上がりきれずにセカンドボールを拾われて押し込まれた。田原を予測していて、するとハイボールが来るだろうと。ただ、背後にはさほど来ないだろうと。前節のG大阪戦ではかなり背後をやられているので、おそらく背後を突いてくるという指示を選手たちにはしていました。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
非常に気温が上がって暑い中、選手達はよく頑張ったと思います。
特に中盤の寺川・坂本・田村、この3人は本当にひっきりなしに動いていたようなゲームだったかなと思っています。
勝ち点1をポジティブに考えて、次のゲームに活かしていきたいと考えています。
今日はシュートで終わるのが多かったが、どれも単発で、最後の攻撃のアイディアが足りなかった。
それはお互い様という気がします。
質疑応答
-前田選手とイ グノ選手の2トップ対策は成功したか?
そうですね。やはりそこは神経質にならなければいけない。去年でいえば総得点の64%、32点が彼ら2人によるゴールなので、しっかり抑えないといけない。攻撃している時のこのふたりの関係を概ねしっかり抑えて、また帰陣も速かったので、何度かカウンターのチャンスの時に向こうも横パスや斜めのパスで逃げてくれたので、救われた部分もあったと思います。全体的にはよくやったんじゃないかと思っています。
-勝ち試合と引き分けの試合、負けた試合とではまるで違うチームのような印象を受けますが、その理由は?
それが分かれば苦労はないんですけどね(会場笑)。敗戦したゲームは全て積極性に欠けて後手に回ることがあった。今週ここまでの5試合プラス、ナビスコの総括ということで選手にビデオを見せて、今チームに必要なことをひとつずつ整理してトレーニングで消化した。今日はその成果が、特に守備の面では出たと思っています。非常に積極的で前線からボールを取りに行く。ただ、攻撃の面ではこちらがイメージしているような場面は、特に後半は少なかった。それは次に生かしていければいいと思います。
-監督自身はどのような攻撃のアイデアを描いていたか?
今までの磐田のゲームを見て、機動力を生かしたほうがいいと感じていたので、そういう布陣にした部分もある。最後のアタッキングサードで前を向いた時に、例えばワンツーで崩すとか、3人目を使うとか、誰かが斜めに入ったところでひとりプルアウェイしてボールをもらうとか、それができれば苦労はないのですが、そうしたところがちょっと足りなかった。単発で阿部が思い切りシュートを撃ってるだけの試合だったかもしれない(笑)。
-セカンドボールは結構拾えていたと思うが?
磐田はダブルボランチで、我々は中盤が3人いるのでそこで拾えるのは必然なんですよね。ただ、拾えるからそこから何ができるかというところがちょっと足りなかったと思いますね。テンポもできず、拾えて終わっちゃったという感じはちょっとしましたね。
-前の3人を代えずにそのまま通したのはなぜか?
代えようと思いましたが、足が攣ったり後ろに怪我が出たので、そうせざるを得なかったというのが実際のところです。あと0-0の状況だったので非常に難しいところはあったと思います。特に向こうの攻撃、我々の右サイド、パク・チュホのところですね。ここはエネルギッシュに上がってくるので、数的不利になってクロスを上げられると真ん中に得点感覚の優れた選手がいますから、するとちょっと今日はアジエルの出番ではないかなという感じですね。逆に1対1でパク・チュホはあまり強くないからそこで仕掛ける、または裏へ飛び出すという力で猪狩を入れた。本来後ろの選手を代えるのは台所事情としては厳しい。前のほうに新しいフレッシュなパワーを入れようとした矢先になったので、これはやむを得ないと思います。
-ジャーン選手は怪我か?
怪我です。まだ確認していませんが、打撲ではなくちょっと捻っているのか、まだなんとも言えません。「次の試合は無理です」と書いておいてください(会場笑)。