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2010Jリーグ ヤマザキナビスコカップ 予選第1節 試合結果
2010Jリーグヤマザキナビスコカップ/Bグループ 第1節
2010年3月31日(水)19:00キックオフ アウトソーシングスタジアム日本平
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0 前半 0 2 後半 0 |
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0 >> 3 | 勝点 | 0 >> 0 |
85分 10 藤本 淳吾 90分+3 11 原 一樹 |
得点者 | -分 - |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 武田 洋平 | 31 | GK | GK | 1 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 市川 大祐 | 25 | DF | DF | 26 | 古林 将太 | 0 |
1 | 平岡 康裕 | 26 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | 0 |
2 | 児玉 新 | 2 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | 0 |
1 | 太田 宏介 | 4 | DF | DF | 24 | 小澤 雄希 | 0 |
0 | 伊東 輝悦 | 7 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 1 |
2 | 山本 真希 | 17 | MF | MF | 15 | ハン グギョン | 1 |
2 | 藤本 淳吾 | 10 | MF | MF | 23 | 小林 竜樹 | 1 |
0 | 永井 雄一郎 | 9 | FW | FW | 36 | 三平 和司 | 2 |
1 | ヨンセン | 18 | FW | FW | 27 | 中山 元気 | 0 |
1 | 大前 元紀 | 22 | FW | FW | 18 | 新居 辰基 | 2 |
– | 碓井 健平 | 29 | GK | GK | 25 | 金 永基 | – |
– | 廣井 友信 | 27 | DF | DF | 6 | 村松 大輔 | – |
– | 高木 純平 | 14 | DF | DF | 33 | 遠藤 航 | – |
0 | 辻尾 真二 | 15 | DF | MF | 19 | 林 慧 | 0 |
0 | 本田 拓也 | 16 | MF | MF | 20 | 猪狩 佑貴 | 0 |
– | 兵働 昭弘 | 13 | MF | FW | 9 | 田原 豊 | – |
2 | 原 一樹 | 11 | FW | FW | 31 | チェ スンイン | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 9,015人 [天候] 晴、弱風 [気温] 13.2℃ [湿度] 43% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 菊地 秀夫 [主審] 東城 穣 [副審] 柴田 正利 [副審] 金田 大吉 [第4の審判員] 間島 宗一 [記録員] 山崎 光太郎
小澤選手コメント
決めるところで決めなければいけないと感じています。
やれる部分もありましたが、1対1はJ1とJ2では違うということを感じました。ポジショニングからして1対1の対応について考えなければいけない。
いつも練習でやっているメンバーなので意思疎通は図れていたと思います。自分たちもできるんだというところを見せたかった。気持ちは入っていました。
後半、ああいう時間帯に失点してしまうということは、もっともっと集中しなければいけないということだと思う。
(ケガから復帰し公式戦初出場でしたが?)試合に出られたことは素直に嬉しかった。これでやっとスタートラインに立てたという気持ちです。
自分の特徴を出せた時間帯もありましたが、反省すべき点も多い試合でした。
新居選手コメント
サッカーは90分なので、それまでよくても最後にやられたら負けは負けです。
次、頑張ります。
ハン選手コメント
後半になってから自分たちの運動量が落ちてしまったことが失点に繋がったと思います。もっと運動量を増やさなければいけないと感じました。
自分にとってもデビュー戦だったので勝ちたい気持ちが強かった。負けてしまったことは本当に悔しいです。
中盤というポジションは、運動量豊富に攻撃面も守備面も担わなければいけませんが、特に攻撃面で得点をとることができなかったことについて責任を感じています。
得点のイメージトレーニングもしていましたが、結果として出すことができず残念です。
アウェイにも関わらず、多くのサポーターの皆さんが来てくれたことに感謝しています。結果を出せず謝りたいと思います。
小林選手コメント
みんな戦っていたと思います。ただ、それを90分間続けなければいけない。
自分としては、止めるべきところで止まれなかったというのが反省点です。中盤でもう少しタメを作れればよかった。
裏を意識しすぎてしまったので、中盤でタメをつくれればもっとリズムを作れたと思います。
守備の役割もこなした上で、自分の攻撃のよさを出していくというところが課題です。
清水 長谷川監督 試合後コメント
総評
平日にも関わらずたくさんのサポーターの皆さんが来て下さったことに感謝しています。選手たちも90分間よく戦ってくれたと思います。
前半は、湘南のペースでゲームが推移したと思います。非常に出足がよくて、とくにボールを縦に入れたところでの相手のプレッシャー、出足というところで、一歩相手のほうが上回り、そこからカウンターという形で、2列目またDFラインからも非常に攻撃参加があったので、前半は点を取られてもおかしくないようなシーンが2度3度ありました。そういう中で今日初先発の武田が、よくゴールを死守してくれたんじゃないかと思っています。
後半はよく押し込むような形ができた。ハーフタイムにはもっとフローデの高さを生かしてサイドから攻めようと話しました。
湘南との形の違いというところで、湘南は縦にというところですが、エスパルスはサイドからというところを後半は示していかなければいけないという話をしました。後半はよくサイドからボールが上がるようにはなりましたが、ゴール前の迫力というところがなかったので原を入れてゴール前の枚数を増やしました。
そういう流れから、フローデがよく粘ってPKをとってくれた。藤本もよくゴールを決めてくれた。
湘南とは2週間ぐらい前に練習試合をやっていまして、湘南のグラウンドで0-5で敗れましたが、そこで負けた教訓が今日の前半に生きたのではないかと思います。練習試合をやっていなかったら、前半点を取られてもおかしくないシーンがあったので、それが今日の試合の勝利につながったと思っています。
ナビスコカップの第1戦で昨シーズンはホームで山形に敗れて非常に苦しいスタートだったが、今年のナビスコカップ予選の初戦はホームできちっと勝つことができたことは、非常に大きかったと思う。今回初めて出たとか、なかなかチャンスがなかったという選手が、非常にアグレッシブにプレーしてくれたことはよかったです。
質疑応答
-今日は、前線と中盤でかなりメンバーが代わったが成果と課題は?
成果はいろんな選手を試せたというところ。また非常に高い意識を持ってプレーしてくれたこと。ただ、そういう中でまだまだ3トップの絡みとか、3トップとトップ下の絡みというところが、良い部分もありましたがゴール前での絡みというところがまだ少なかったので、あのへんがもう少しうまく絡みが出てくると、もっとゴール前での迫力が出てくるのではないかと思います。ただ、それを試合でやりながら、今日の経験を次に生かしてくれれば思っています。
-攻撃でミスが多かったと思うが、お互いの呼吸は影響したか?
それはあると思う。山本にしても、アンカーはキャンプではやっていましたが開幕してからはトップ下のポジションに入ることが多かったので、アンカーは多少不慣れな部分があったと思うし、藤本もトップ下というのは公式戦では初めてやらせたので。
淳吾は淳吾の良いところが出ましたが、どうやって前線の選手をうまく使うのかというところは、まだ出し切れなかった部分があると思っている。そういった中で、3トップの3人の関係というところも、まだもっとやれる選手たちだと思っているので、これから回数を重ねれば、さらに良くなっていくと思います。
-メンバーがかなり変わった中で、清水がやろうとしているサッカーというのは、どのぐらいできたのか?
どのぐらいというのは難しいが、前半は湘南に合わせてしまったのかなと。相手が真ん中、真ん中にくるようなサッカーで、非常にテンポのあるサッカーをしていましたが、切り替わった瞬間にスペースがある分、同じようなサッカーをしてしまって、サイドからクロスというシーンがあまりにも少なかった。シュート数も少ないと思いますが、うちの形というのは、サイドからどういいボールを入れて、そこでゴールを割るというサッカーなので、前半は湘南のサッカーに合わせてしまった部分があると思う。後半は、よくサイドに振りながら押し込んだ形でクロスまでいけた。ただ、中への入り方という部分で改善すべき点はあると思うので、そういうところをこれから詰めていきたいと思っています。
-マリノス戦がすぐありますが、小野、岡崎、ボスナーは出られるか?
戻ります。週末に合わせてコンディションは作らせているので。
-ここまでどこにも負けていないが?
ただ、試合の内容的にはまだ選手たちも満足していないと思うし、もっともっと内容をよくして、サポーターに喜んでもらえるようなサッカーをどんどん突き詰めていきたいと思っています。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
正直言いまして実力の差があったゲームだと感じていますが、実力のさはゲーム前から分かっていることで、それを埋める何かを掴んで帰りたいと思っていました。
それが勝利であれば一番いいわけですが。勝利は持って帰ることはできませんでしたが、選手自身が自分で感じることや我々スタッフが実力の差を埋める何かを感じることができたゲームだったと思います。
オープンプレーでは、何度かヒヤヒヤしたところがありましたが、概ねポイントを抑えてやっていました。最後のところでの対応の甘さは、長く我々がJ2にいた証拠でもあるので、明日、素晴らしくよくなることはないですが、こういうところから学んで成長していかない限り、ナビスコの予選を突破することや、Jリーグで上に這い上がっていくことは難しいのかなと考えると、今日はいい勉強をさせていただいたと思います。
私がビデオを見せて話をするよりも、体現できる、身を持って感じることが一番学ぶことであって今日はそうした意味で感じることがたくさんあったゲームだったと思います。
質疑応答
-主力選手が少なかったが、週末の浦和戦を考えてのメンバー構成だったのか?
ちょっと何人かケガ持ちの選手がいて、やることによって悪化する可能性がある選手がたくさんいたので、そういうことに気を遣いながらやるよりは、フレッシュな選手を使った方がチームのパフォーマンスが上がると感じて、置いてきた次第です。
-フレッシュな選手たちにどんなことを表現してほしいという期待を持っていたか?
子どものサッカーから、大人のサッカーを感じてもらいたいなというのは、今日やりながら思いました。もちろん、すごく一生懸命やっていました。たぶん我々の方が、エスパルスの1.3~1.4倍ぐらい走っていたかもしれない。それは守備に追いかけ回させられたこともありますが。ただ、攻撃に入った時の判断とか動きの質とかが、整理されていないというか、とにかく走ればいいみたいなところが今日はちょっとあった。そうじゃなくて、いつどこでどう走るか、いつどこでどう止まって、いつどこでテンポを作るか、そういうのができないと、すごく一辺倒のゲームになってしまう。
攻撃から考えると。今日はすごくそれが露呈したような感じだった。それは例えば、高校サッカーまたは大学サッカーで、とりあえず裏ばっかり走って、走り回れば、どこかで相手にスキが生まれるというのではなくて、走り回ればいいというものではなくて、どう質を上げていくかというところを、大人のサッカーとして感じたほうがいいかなというのは少しありましたね。
-清水に対する印象は思った通りだったか?
思った通りでしたね。ここはグラウンドが非常に良いので、ボールを動かすことができるし、とくに長いボールをヨンセンがうまく収めることによって、ゲームのポイントをよく知っているような戦い方ができていたと思う。うちの田原にも真似てもらいたいなというシーンがたくさんありました。