馬入日記

【馬入日記:6月18日】通算100試合出場が目前!村山智彦選手インタビュー

160402_270先日Jリーグ通算300試合出場を達成した藤田征也選手に続いて、村山智彦選手がJリーグ通算100試合出場を目前に控えています(本日の磐田戦に出場すれば達成!)。
静岡産業大学を卒業後、SAGAWA SHIGA FCに加入。その後チームの活動休止に見舞われたものの松本山雅FCへの加入を果たし念願のプロ選手に。そして今年、ベルマーレへと活躍の場を移してきました。
26歳にプロ入りして以来の3年半で積み上げた99試合、当時を振り返ると必ずしも順風満帆なことばかりではありません。

「SAGAWAが活動休止になることが決まった時はサッカーを続けられるかもわからないような状況だった。もちろんプロとしてプレーしたいという想いは持っていたけど、それができる確信もない状況。そこでなんとか松本に拾ってもらったような形だったけど、1年目は3番手。それでも『入ってしまえばこっちのものだ』と思って、試合に出られるように常に準備を怠らなかった」

そうして徐々に掴んだ出場機会。2014年には41試合に出場し松本山雅FC初のJ1昇格に貢献。
その翌年もJ1リーグで全試合出場を果たし、今年ベルマーレでも既に14試合に出場しています。
そして節目の100試合を目前にして、改めて思うことは『初心』の大切さ。

「どんな状況でも『初心忘るべからず』は大事だなと。思い出すのではなく常に頭の中に残しておく。そうすれば調子が良い時も上手くいかない時もブレずに取り組むことができる。中学1年生の時に初めて本格的なGKの指導を受けて、その時は本当に純粋に『うまくなりたい』『プロになりたい』という向上心に溢れていた。その想いは『初心』として持ち続けなければいけない」

『持ち続けなければ』と思う一方で、湘南では自然とそれが持てるとも。

「湘南はみんなギラついてるし、練習から良い競争がある。『あいつがあれだけやってるんだから俺もやってやる!』というような。そういう良い空気に自分の初心も焚き付けられてると感じますね」

ピッチの最後尾から常に熱いプレーがほとばしる村山選手。
1stステージも今日を含め残り2戦。その後始まる2ndステージでの活躍にもぜひご期待を!

ちなみに…
これまでの試合で思い出深い試合は2014年にフクアリで行われた千葉vs松本の試合とのこと。理由は?と尋ねると
「0-1で松本が勝った試合なんだけど、昔ジェフのジュニアユースに所属していたから市原臨海競技場でボールボーイをやったりしたこともあって、その時から変わらない応援のチャントを背中で聞きつつ、松本の応援もすごくて。すごく楽しいというか、モチベーションがガンガン上がっていく試合だったんだよね!」
と、こちらも純粋なサッカー少年時代からの想いが連なるエピソードなのでした。