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2016.05.29
2016年5月29日(日)1st 第14節 VS 名古屋グランパス
1stステージ 第14節 vs 名古屋グランパス
5月29日(日) 18:04キックオフ @Shonan BMWスタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 名古屋グランパス AWAY |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 村山 智彦 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 武田 洋平 | 16 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 30 | 島村 毅 | 3 | 0 | 矢野 貴章 | 19 | DF | |
DF | 4 | アンドレ バイア | 0 | 1 | 大武 峻 | 5 | DF | |
DF | 6 | 三竿 雄斗 | 1 | 1 | 竹内 彬 | 2 | DF | |
MF | 14 | 藤田 征也 | 1 | 1 | 高橋 諒 | 24 | DF | |
MF | 16 | 石川 俊輝 | 1 | 2 | 野田 隆之介 | 18 | MF | |
MF | 28 | 神谷 優太 | 1 | 1 | イ スンヒ | 15 | MF | |
MF | 10 | 菊池 大介 | 3 | 1 | 明神 智和 | 17 | MF | |
FW | 19 | 大槻 周平 | 1 | 0 | 安田 理大 | 33 | MF | |
FW | 17 | 端戸 仁 | 2 | 3 | 田口 泰士 | 7 | MF | |
FW | 23 | 高山 薫 | 1 | 2 | シモビッチ | 9 | FW | |
GK | 25 | タンドウ ベラピ | – | SUB | – | 西村 弘司 | 21 | GK |
DF | 20 | 坪井 慶介 | 0 | 0 | 古林 将太 | 6 | DF | |
DF | 36 | 岡本 拓也 | – | – | 小川 佳純 | 10 | MF | |
MF | 22 | 下田 北斗 | 0 | 0 | 磯村 亮太 | 13 | MF | |
MF | 32 | 齊藤 未月 | – | – | 杉森 考起 | 27 | FW | |
FW | 11 | 藤田 祥史 | – | – | 川又 堅碁 | 32 | FW | |
FW | 15 | 長谷川 アーリアジャスール |
0 | 0 | グスタボ | 34 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
◆16分 アンドレ バイア■ ◆38分 菊池 大介■ ◆90+2分 下田 北斗■ |
14 | シュート | 12 | ◆6分 竹内 彬■ ◆78分 矢野 貴章■ ◆82分 磯村 亮太■ |
12 | ゴールキック | 11 | ||
5 | コーナーキック | 3 | ||
20 | 直接フリーキック | 12 | ||
3 | 間接フリーキック | 2 | ||
3 | オフサイド | 2 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
|
---|
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
10,147人 | 曇、弱風 | 22.1°C | 80% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
長谷川 正朋 | 佐藤 隆治 | 竹田 和雄 | 間島 宗一 | 高寺 恒如 | 岩崎 洋 |
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様です。
ホームで今年なかなか勝てなくて、サポーターの方にも先週、檄をいただいて。
自分なりに、試行錯誤しながらですけど、選手たちと一緒に前向いてやっていこうということで今日の試合に臨みました。
自分自身監督として今年の選手たちを預かる中で、自分が選手たちに求めてきた方法論自体がどこかやっぱり間違っているっていうか、少しネジが外れてるようなところを自分自身で今週の練習中に感じたので、そのネジが外れたことの話を選手たちと共有しました。
要はピッチの中で自分たちが自立してやってかないと、ピッチの中で起きることに監督やコーチは助けてくれない。
基本的な戦術的なことというのはもちろんチームのDNAであるんだけども、そこのところのプレーの責任とか、勝ち負けの責任というのをしっかり選手たちに負わせることが、情けないながら今週の練習中に少し強く思ったことでした。
今日は戦術的なこともある程度狙い通りにできたとこもありますけど、そのことよりも、勝ちたい気持ちとか、絶対に勝点3しか今日は目的として、それ以外はないって話をしました。
そういうことも含めて選手が本当にひとつになって、今日出なかった選手もベンチにいた選手もやれたことが、今日の勝点3にただつながったのかなと思います。
ワールドカップ予選って僕は戦ったことないですし、監督やスタッフとしても行ったことないですし、オリンピックとかそういう戦いもそばで見てるだけで実際にはわからないんですけども、よく聞くのはやっぱり最後、勝負分けるのは技術、戦術のところじゃなくて、誰かがそこに戻ってれば、とか、誰かがここにいれば、とか、誰かがここを埋めていれば、ということが本当に最後の勝負を分けるっていうふうに、いろんな人から聞いたことがあります。
僕も最後、点を入れられたところ、逆に点を入れたところの現象を見ると、必ずしも戦術的に相手を上回って取ったゴールではなくて、そこで勝負を決めたいとか、シュート入れたいとか、逆にシュートブロックして相手のシュートをかき出すとか、そういったところだと思います。
プロサッカーってやっぱりエンターテイメントだと思うので、それがお客さんに伝わり、お客さんの声量が上がり、そして勝利を得るっていう、そういう、純粋なそういうサークルがチームの中では必要だなと思ったんですけど、今日はひとつそういうきっかけになるゲームができたなと思います。
リーグ戦は今日からリスタートのつもりでやろうと、新しく開幕戦を迎えた気持ちで、みんな開幕戦を楽しみにしているサポーターの人に今年の湘南はこうなんだ、新しい湘南スタイルはこれなんだってことを示していこうという話をしました。
それについて本当に選手がクリーンにファイトしてくれたと思います。
カードが出たんで再来週は大介(菊池)が出られないですけど、出られない選手の分まで全員で次のナビスコカップとガンバ戦に向かっていきたいと思います。
●曺監督 質疑応答
– ホーム初勝利をどう考えているか?
ホームゲームで勝ちたいと思ってやってるんだけど、ホームゲームの勝ってないプレッシャーからなのか、特に前半が良くない試合がすごい多かったんで、今日は本当に1stハーフから、今日はエンド変えようかなとも思ったんですけど、それは試合になると難しいので今の形のままで行きました。
最初のプレーから、前への推進力とか球際に勝つとか、コンパクトにするというところは、非常に良かったかなと前半は思います。
1点取れた形もその以外の形も、5分で2本くらいシュートも打てましたし、ああいうゲームの入りができれば我々の良さは生かされるのかなと思いました。
それは本当に選手がそういうことをやってくれて次の自信に繋げてくれたらなと思います。
– 勝利の瞬間倒れ込んだがその時の気持ちは?
倒れこむつもりはなかったんですけど、やっぱり試合の内容と結果が人生そのものというか、いい形で入れたんだけどある意味アクシデントで点を取られて。
それがトンネルでスイスイ行ってたんだけどいきなりボンと前をふさぐものができたんだけど、ブレずに選手たちがまたトンネルを掘り返して出口を見つけたというような、なんかドラマみたいに思ったところがあって。
あんまりこういう展開が勝った記憶がなかったんで、そういうのを見せてくれた選手たちにすごいなって思った時に、倒れちゃいました。
単純にそんな感じです。
– 神谷選手、リーグ戦初スタメンでしたが彼の評価は?
18歳の高卒ルーキーでリーグ戦のピッチに立つ選手は、僕が監督の中でも多分一人もいないです。
ただ高卒1年目で、あのリーグ戦の緊張感のある中に彼を出すことに迷いは全くなかったです。
それだけ彼は練習の中で堂々としたものを見せてるし、ただ今日のようなミスで1点取られるかなというのも、世界的な基準で言ったら甘いんだけど、予想してなくはなかったです。
でも、前半からボールを受ける、直前で判断を変える、ボールに対してアプローチするというのは、山田さん(青森山田高校)でやってた時は主に左アウトサイドが多かったですけど、ボランチをやらせるようになって、非常にこの短時間で成長が見れます。
何より自分が挫折したこととか、自分がうまくいかなかったことをちゃんと受けいれて次に進める奴なんで、若いので勘違いさせないようにさせますけど、非常にたくましい選手が湘南に入ってきたなという印象はあります。
ただまだ、やってはいけないミスとか、後半足が止まった時に精度が乱れるとかそういう課題はあります。
若い選手というのはチャンスを与えて、その失敗から学ばせて、また次に成長させるという速度が、当たり前ですけど12歳の選手が18歳の選手より速いですし、そういったつもりで試合に勝つためにピッチに立たせましたけど今日の経験は彼にとっては何物にも代えがたい経験だと思います。
ベルマーレだけじゃなくて、若くていいボランチが出てきたなってみなさんに思ってもらえるように頑張ってもらいたいなというふうに思います。
– 失点後に神谷選手には直接どんな声をかけたのか?
ミスを引きずっている感じはなかったんですけど、今お前がやらなきゃいけないことはシンプルにやることだと。
来てから考えたり、良いことしようと思ったらドツボにはまるから、とにかく出して動いて切り替えてそういうシンプルなところに戻れとは言いました。
その後交代したのは疲労があって、なかなか足がついていかない場面が2、3見えたんで替えましたけど、悪くて替えたわけではないです。
むしろあのミスをした後にもう1回自分でボールを受けて、パスをもらうような勇気という部分はなかなかピッチの中でできる子いないので、その点に関しては大したもんだなと思います。
●小倉監督 総括
申し訳ないですね。サポーターの皆さんがアウェイで来てもらっているのに。
特に前半の内容なんかは、引いてたらそれは相手のプレスの思う壺ですから、戦う以前のところだったかなと思います。
それはメンバーを変えたから後半できたということだけではないという気がしますね。
後半、なんとか根本的な戦うという部分で盛り返しましたが、ひっくり返しきれないところにまだまだということは感じます。まだまだですね。
● 監督 質疑応答
– 失点してしまう終盤の戦い方をどう考えているか?
最初の失点もサイドバックとサイドハーフの選手が同じ選手を見に行って、1番危険なところを見に行かないことだったりとか、クロスの入ってくる選手に対してついていくという基本的なところだったと思います。
1-1の状況でひっくり返さなきゃいけない、勝ちに行かなければいけないといったところで、「ここら辺で」というプレーであったりとか、ゲームの中で危ないところを感じてプレーができない、ということじゃないですかね。
– 前半、良くなかったのは気持ち的な部分が大きかったのでは?
メンタル的な部分が多かったですね。もちろんプレスが来るのはわかってましたし、サイドのところもはめてくるといったところで、じゃあ前が向けないかというと、まあそこに対しての結局はミスになるんですが、いろんな逃げれるチョイスが、うちには高さだったりそういう部分がありました。
じゃあそこに対しての次のセカンドボールへの予測であったりとか、活路を見出す部分はうちには強みがあるのですが、どうしても何か消極的というよりも怖気付いているように僕には映りました。プレスに対して。
– 1失点目の部分で安田選手がボールホルダーに行かなかったのは、彼がサイドバックとしての頭に切り替えられてなかったからなのか?
その言い訳は聞きたくないですけどね。コミュニケーションの部分も含めて、そこをイチから教えていかないといけないとなると、なかなか骨のかかる仕事ですね。(本人は)わかってると思います。
選手コメント
●菊池 大介
来てくれたサポーターの方々に勝ちを届けられたのは嬉しいですし、ただまだ1勝しただけなので、これからが大事だと思います。
北斗(下田)がピッチに出てきてから、あいつとはコミュニケーションをとりながら「斜めのボールを狙っているから」と話していたんですが、何回かそういうプレーを繰り返した後にあいつが顔を上げた瞬間に飛び出したんですけど、本当にあいつはああいうボールが非常にうまくて、練習だったり試合でもそうなんですけど、動けば出てくるので、信じて動いたら本当に出てきました。
意外と難しかったですけど、感覚というか、気持ちで押し込んだ感じです。相手選手のブラインドになっていてどこに当てようかとかもあまり考えず、どっちの足で蹴ったかもわからないような、気持ちで感覚で押し込んだ感じです。
副キャプテンとしてこれまであまり貢献できていなかったですし、プレーの部分でも少し「もうちょっとやんなきゃな」という思いでずっとやっていたので、初めてチームを助けられた部分が出たのですごく嬉しいです。
●端戸 仁
試合前に自分たちで「今週が開幕戦の気持ちでやろう」と話をして、ホームで勝てていないということも気にしないで、自分たちでアクションを起こしてサッカーをやろうとした結果が良い方に転んだと思います。
このチームは本当に全員で守備して全員で攻撃をして、走って、今日の前半のようなサッカーができれば観ている人も喜んでくれると思いますし、何より自分たちもやっていて楽しいんで、今日みたいなサッカーをどんな相手でもできるようにして、結果につなげていきたいと思います。
得点シーンは、シマさん(島村)が結構シュートを持っているので、ちょっとブレ球のような感じになっていたので自分はオフサイドにならないことだけ気にしながら信じて詰めました。GKに当てずに冷静に決められて良かったです。
試合中のシュートに関してはその時のアイデアと集中力だと思ってやっているんで、ああいうチャンスできっちり決められたのは今日の良かった点かなと思います。
あんまりこぼれ球を決めることはないんですけど、前回の仙台戦もワントップでやって悔しい負け方だったんで、点に関われる仕事を何かしらできればと思っていたし、それがチームの勝ちにつながれば良いと思っていたんで、今日は全員で戦った結果かなと思います。
ホームで初めての勝利のダンスだったので、ちょっと優勝したかのような喜び方でしたけど、まだ1勝なので浮かれすぎずに、今日の勝ちは今日で忘れて、ナビスコはもう次の可能性はないですけど、しっかり戦っていきたいと思います。
前回マリノスに勝った時にしっかり連勝できたし、ここから連勝していくことが大事だと思います。
●藤田 征也
切り替えの部分や相手より早く戻るという部分、相手より早く出て行くという部分ではある程度試合を通してできたかなと思います。そういう最低限のところは出せたかなと思います。
クロスまで行く場面もありましたけどそこで味方にそんなに決定的なクロスを上げられたわけでもないですし、やっぱりそういう部分の精度上げて攻撃で決定的な仕事を出せるまで、DFもしっかりしながら出すというところまでいきたいと思います。
今日はある程度はできたかなと思いますけど、そんなに効果的な場面は作れなかったので、そういうところの精度ももっと上げていきたいなと思います。
気持ちを出してプレーすることは湘南として最低限やらなきゃいけない部分ですし、今までなかなかそういうところが出せていなかったので、今日は気合が入っていたというか、そういう部分を出せて勝てたのは良かったと思います。
●島村 毅
ホームで1回も勝てていなかったので、今日こそはという気持ちでみんなで臨んだ戦いだったんですけれども、本当にみんな球際で戦っていましたし、いい形で1点入って、いい流れで戦えていたんですけど、ちょっとしたミスで追いつかれてしまいましたけど、みんな下を向くことなくしっかり攻め続けた結果素晴らしい大介(菊池)のシュートが決まって、あとは本当にみんな最後まで走り抜いて、前線中心にすごい量を走っていたと思いますし、それで守備のところで限定ができていたと思いますし、後ろは落ち着いて守れたかなと思います。
何か変わったことはないですけど、今までやり続けたことの結果がやっと出たんだと思いますし、続けていけば次も勝てると思いますし、今までやってきたことは間違いじゃないと思っているんで、しっかり一つ一つ積み重ねていけば勝点もついてくるのかなと思います。
一つのプレーの大事さというものが今日のミスしてしまった優太も学んだと思うし、優太のせいだけにするだけじゃなくカバーして守ってあげるという部分でも、チームとして一つになっていかないと隙を突かれちゃうのかなと思います。
J1相手だと一つのミスが命取りになるんで、そいういった一つ一つのプレーにこだわりを持ってやっていきたいと思います。
●高山 薫
嬉しいですけど、まだホームで1勝しかできていないんで、喜べないというか喜んではいけないというか、次も勝たなきゃなという気持ちです。
ホーム含めて勝ててないというのは思いとしてありましたし、いいサッカーもあんまりできていなかったから、そういう意味では開幕戦のような気持ちでやろうというふうにして、今日は前半の最初から行けたんじゃないかと思います。
今日は内容もすごく良い攻撃ができたし、守るところもしっかり守れたし、すごい次につながる試合だったと思うので自信をつけて良いと思います。
ただもちろん反省するところもたくさんあったので、自分で思ったところを練習する時間もあるし、それが次につながれば良いなと思います。