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2010Jリーグ ディビジョン1 第3節 試合結果

2010Jリーグ ディビジョン1 第3節
2010年3月20日(土)13:03キックオフ 平塚競技場

1
湘南ベルマーレ
湘南ベルマーレ
0 前半 2
1 後半 1
3
サンフレッチェ広島
サンフレッチェ広島
1 >> 1 勝点 4 >> 7
66分 坂本 紘司 得点者 21分 佐藤 寿人
29分 佐藤 寿人
57分 山岸 智

出場選手

シュート数 選手名 背番号 ポジション 背番号 選手名 シュート数
0 野澤 洋輔 1 GK GK 21 西川 周作 0
0 臼井 幸平 5 DF DF 24 森脇 良太 2
2 ジャーン 3 DF DF 2 ストヤノフ 0
0 村松 大輔 6 DF DF 5 槙野 智章 2
0 島村 毅 30 DF MF 16 山岸 智 2
0 田村 雄三 2 MF MF 17 服部 公太 2
1 寺川 能人 7 MF MF 8 森崎 和幸 1
2 坂本 紘司 8 MF MF 35 中島 浩司 1
3 中村 祐也 22 FW MF 33 山崎 雅人 1
1 田原 豊 9 FW MW 7 森崎 浩司 2
2 阿部 吉朗 11 FW FW 11 佐藤 寿人 4
金 永基 25 GK GK 34 中林 洋次
山口 貴弘 4 DF DF 22 横竹 翔 0
永田 亮太 21 MF MF 23 石川 大徳
2 小林 竜樹 23 MF MF 20 桑田 慎一朗 0
0 新居 辰基 18 FW MF 13 高柳 一誠
中山 元気 27 FW MF 27 清水 航平
1 三平 和司 36 FW FW 9 李 忠成 0
24分
8 坂本 紘司 ラフプレー
14 シュート 17
11 GK 12
4 CK 4
15 直接FK 15
0 間接FK 4
0 (オフサイド) 4
1 PK 0
65分
2 ストヤノフ 反スポーツ的行為
89分
35 中島 浩司 ラフプレー

得点経過

66分
8 坂本 紘司
PK 8 左足S
21分
11 佐藤 寿人
右 16 ~ ↑ 中央 11 左足S
29分
11 佐藤 寿人
右 16 ~ ↑ 中央 11 右足S
57分
16 山岸 智
中央33~→7→16右足S

[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート

選手交代

64分
7 寺川 能人 → 23 小林 竜樹
64分
22 中村 祐也 → 36 三平 和司
73分
11 阿部 吉朗 → 18 新居 辰基
81分
33 山崎 雅人 → 20 桑田 慎一朗
86分
7 森崎 浩司 → 9 李 忠成
90分+4
11 佐藤 寿人 → 22 横竹 翔

開催データ

[入場者数] 8,250人 [天候] 晴、中風 [気温] 20.9℃ [湿度] 50% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分

[マッチコミッショナー] 関 正広 [主審] 高山 啓義 [副審] 名木 利幸 [副審] 抱山 公彦 [第4の審判員] 蒲澤 淳一 [記録員] 福井 哲也

湘南 反町監督 試合後コメント

総評

いいゲームをしていただけにちょっともったいないというか、残念だったという感想は正直していますね。
ただ、苦しい時に踏ん張れるチームと、苦しい時に踏ん張れないところがあったのは確かかと思います。

質疑応答

-マリノス戦と同様に失点した状況における守備でのパニックはJ1の重圧からのものなのか?

J1だからパニックになっているということではないと思います。J1はプレーの質は高いのはわかっていますし、我々がプレッシャーにいっても、それを跳ね返してボールを動かす力があります。J2ですとみっつ目、よっつ目のところでボールを奪えますが、J1だといつつ目、むっつ目、ななつ目でもボールを奪えない。それでも我々はやっていかなければいけないわけです。それでできないからとあきらめてしまっては、我々の良さは出ない。やられてしまったシーンは、相手がこうしてくるとわかっていても、頭の中で整理できていない。パニックにはなってはいないが、ビビってしまったのかもしれない。ビビる必要はないんです。サッカーですから。それはひとつの反省材料として考えていかなければいけないと思っています。

-臼井選手と田村選手、また交代出場の選手の評価は?

ふたりとも去年からしっかり自分の仕事を整理して賢くプレーできていたと思います。彼らが最後までできたということは、次のゲームにつなげたということ。次はホームなので、勝点3を取れる試合ができればいいと感じております。

途中出場の選手は、それぞれ持ち味は出してくれたと思います。常に競争がなければいけないし、どこかで線引きをしてしまうとトレーニングが停滞しまうので、我々のチーム内の競争はこれからもある。負けたからといってメンバーを替えるというのではなく、勝ってもメンバーを替える時もあれば、負けてもメンバーが同じ時もある。これからも自分に自信をもってチームの規律をしっかり守った中でやれるかどうかを一つの目安としてしてやっていければいいかなと思っています。

-ペトロヴィッチ監督は「湘南は思った通りのチームだった」と言っていたが?

我々もサンフレッチェは全く思った通りのチームだった。何の驚きもなかったです。

-中村選手と阿部選手の先発起用について

ウチの選手にケガ人が出たことと、相手を踏まえた上での判断、パフォーマンス、色んなことを計算した上でそうした答えを出したということです。

-アジエルの復帰を心待ちにしているサポーターも多いと思うが、彼の復帰の時期は?

現段階ではコメントできないですね。ただ、彼はブラジルではなくて平塚に住んでいます。こちらの管理下にあるので、早く調子を上げて90分フルに戦えるような形にできればいいですね。

田村選手コメント

反省すべき点がたくさんあるし、まだまだこれからだと感じています。
自分にとっての開幕戦でもあったので、何としても勝ちたかった。
ミスもあったし、今日は何もできなかったけど、チームとしてももっとできるはずだと思う。
一番感じたことは、相手は自分たちのミスを見逃さず、そこから決定機までいくというところ。そしてそれを決めてしまう。それがJ1なのだと感じました。
失点のシーンは、監督やスタッフが用意してくれた分析のままでした。注意しろと言われていたところと全く同じシーンでとられてしまい本当に申し訳ない気持ちです。
ちょっとしたところだと思うけど、そのちょっとしたところが大きいのかもしれません。
次、またホームが続くし、ましてや相手が新潟なので、反さんのためにもここでなんとか勝利をつかみ取りたい。
とにかく今は必死にやっていくしかない。前向きに、これからの1週間をしっかり過ごしたいと思います。

野澤選手コメント

厳しい試合が続くことは最初から分かっているし、今はそこに挑んでいる状態です。
新潟の時も、J1に上がってから5、6試合は勝つことができなかった。4月とか5月になってようやく一勝を挙げることができたのを覚えています。
結果が出ないからといって下を向く必要はないし、もっとJ1に慣れればもっと自分たちらしく闘えると思う。
自分たちの戦いも悪くはなかったと思うけど、失点は一瞬の隙を突かれて、点まで繋げられてしまったものだった。
もう一回り成長して、もう少し冷静になって、失点を防いでそこからいい攻撃に繋げたいと思います。
サポーターはパワーアップしているのだから、自分たちもパワーアップしなければいけない。
次はまたホームなので、ホームの力で新潟に勝ちたいと思います。

小林選手コメント

僕にとって平塚では初めての試合だったので、試合自体は本当に楽しかった。
(試合に)入る時は自分ができることのひとつひとつを、しっかりやっていこうと思っていました。
ただ、結果としては負けてしまったし、結果を出さなければいけなかったと感じています。
途中から出場したからには結果を出さなければチームのためにもならないし、自分のためにもならない。
またチャンスをもらうことができたら、動きやプレーで自分のよさを見せていきたいと思っています。
今日の経験をどう生かせるかだし、成長に繋げなければいけない。
と同時に、結果がいかに重要であるかも感じました。決めるべきところで決めなければいけないと痛感しています。

中村選手コメント

立ち上がりに何回かチャンスがあったのですが、自分が決め切れなかったことが勝利を遠ざけたかなと思います。
J1になるとやはりチャンスの回数も少なくなるので、決定機に決めなければいけないということを感じました。
今日の試合はストヤノフからのボールを意識してディフェンスしようということで試合に入ったのですが、結局警戒していた形でやられてしまった。
それが悔しいし、もう少し全体的に連動して前からディフェンスができればよかった。
攻撃については、相手のプレッシャーがあってもパスで逃げずにドリブルで仕掛けて、寄らせてからパスを出すということをやって何度かいい形が作れたと思う。
ただやはり、自分たちがボールを持っている時間は多くないし、そういう中でいかにチャンスの回数を増やすことができるかというところが重要だと思います。
まずはチームが勝つために、攻撃でも守備でも、今何をしなければいけないのかということを考えてプレーしていきたい。
1週間後にまたホームで試合がありますが、切り替えて、また1週間の最初から試合に向けてのいい準備をしたいと思います。

三平選手コメント

自分でも思っていたより早いケガからの復帰戦となりましたが、2年前に初めてピッチに立った時よりは、自分の持ち味を出せたかなと思います。
ゴールをとりたいと思っていたし、監督からはハードワークをしろと言われていました。
スタジアムの雰囲気が緊迫していて、見えないプレッシャーというか、緊張もしていました。
ミスもありましたが、通用すると感じられた部分もあったので、よかったところをもっと伸ばし、課題と感じたところを修正していきたい。試合によって具体的に見えたものがありました。
相手が強いことは分かっていましたが、ミーティングでやったことがピッチでできなかったことが悔しいです。
これからも常に貪欲に点をとることを意識しながらプレーしていきたいと思います。
まずは試合に出続けられるように頑張ります。

広島 ペトロヴィッチ監督 試合後コメント

総評

今日は風が強かったのでプレーするのは難しい状況だった。立ち上がりに迎えた湘南の決定機でゴールにならなかったことは、我々にとってラッキーだったと思います。1点リードされた形で試合を進めるのは難しい。ただ、それでもこの試合は3-1で勝利できたと私は思う。あのPKの判定は、3-0だからとられたと思うから(苦笑)。まあ、それは冗談ですが。

相手がどういう形で戦うかは予想していました。我々の攻撃をいかに食い止めて、カウンターを仕掛けてようとしてきた。ただ、我々はそういう相手に対してどうやって試合を進めていくか、それを理解し実践してくれた。以前は、こういう相手には苦しんでいたが、そういう意味では、一つ成長した姿を見せられたと思う。いい内容のゲームというのは両チームがしっかりとパスをつなぐことで生まれるもの。ただ、相手の出方によって、自分たちがやるべきことを選手が理解してくれている。

質疑応答

-ケガから復帰したばかりの山崎選手の起用について?

本来ならケガ明けの選手をいきなり起用したくないのですが、ケガ人が続出してチーム状況が厳しいこともあって、彼を起用しました。

-湘南のイメージは戦う前と後での評価は?

湘南というチームと反町監督を私は評価していますし、素晴らしいチームだと思う。湘南が我々に対してどういう狙いを持っているのかは予想通りだった。もちろん彼らはいくつかのいいシーンをつくっていたし、プレッシャーもかけてきました。ただ、試合の前と後で、特に大きく印象が変わったことはないと思います。

-ACLが控えており、ハードな日程となるが?

我々、サンフレッチェがACLに出場できることを幸せに思っています。ここまで連敗していますが、日本の代表として恥ずかしくない試合をやってきました。ただ、公の場所で私はこういうことを言わねばならないと思いますが、今の我々のチーム状況の中で重点的に戦わねばならないのはJリーグです。しかしながら、ACLに対してもできる限りの力を尽くしていくし、まだ諦めていません。上位2チームを目指して戦っていきます。