馬入日記

【馬入日記:11月2日】秋元選手インタビュー「自分たちのサッカーの証明を」

151101-111月に入りました。数少ない試合を大事に戦うため日々厳しい練習が行われています。
先週は公式戦のない週でしたが、珍しく連休があり、休みが明けた後の練習は激しく、そして日曜日には中央大との練習試合が行われました。

「精神的なリフレッシュができていると同時に、練習をしっかりやってコンディションを崩さないこととか、キーパーとして足りない部分なども練習でやってもらったりという時間になっています」と秋元選手。

秋元選手の活躍ぶりは、チームメイトをはじめ多くの人が信頼を寄せているところです。

「9月はチームとして安定しない試合が少し多かったので、僕のところでなんとか止められればという想いでやっていました。FC東京、鹿島に連勝できたことはよかったですけどその前の試合でしっかり勝っていればまた違ったかなと思っています。ただ、引き分けが続いたあと山形戦で負けてしまって、山形戦に出たメンバーは本当に悔しかったし、その悔しさが成長に繋がって、FC東京戦や鹿島戦の勝利に繋がったと思います」

2つ前の試合、FC東京戦を改めて振り返ると。

「先制して後半の立ち上がりに追いつかれましたけど、チームを後ろから見ていて本当に落ち着いているなと思っていました。絶対にもう1点取れるなと思ったらやっぱり取ってくれた。攻められもしましたけど、太田選手のクロスとかしっかり遮断できていたし、最後にみんなで身体を張って守れた。しっかり勝って残留を決められたことは僕自身も嬉しかったし、まず勝つことができたこと自体嬉しかったです」

さらに、その次の鹿島戦については。

「鹿島は本当に強かったですね。前半はすごくいい試合ができたと思います。2点奪えて、そのあとリードされた相手が前からくることは予想してはいましたけどかなり攻められることになってしまった。でもだからと言ってラインが下がったわけではないし、守りに入ったわけではなかった。相手の圧力に対して自分たちが守るべきところで守ろうとしたし、立ち上がり15分で入れられていたら難しい展開になっていたと思います。そういった考えもあったので、押し込まれる形にはなりましたけど、あの鹿島に対して後半のアディショナルタイムまで点を取られなかったことはよかったと思います」

FC東京戦では開始早々に、鹿島戦では最初から、アンドレバイア選手がピッチに立つことはできませんでした。

「今季初めてバイアが抜ける形にはありましたけど、航がセンターに入ってシマさん(島村選手)がいて、後ろから見ていても全く心配はなかった。ビルドアップの部分で、右足と左足で違いこそありましたけど、違ったのはそれくらいで、あとはみんな変わりなくやれていたと思います」

押し込まれた時間帯、どんな声を掛け合っていたかというと。

「落ち着いてやることですね。あの試合で真ん中に入った航(遠藤選手)もすごい頑張ってくれていたし、シマさんも、途中で代わったツボさんもずっとコーチングしてくれた助けられました。みんなが本当に死に物狂いでやった結果だと思います。なかなかホームで勝てていなかったので、最後にホームでサポーターに勝利を届けられたことはよかったと思います」

ここ最近は複数失点をすることがありませんが…「でも、無失点試合も少ない状態。そこは悔しいところですね」と秋元選手。

「ただ、航とも話していたんですけど、2点取れたら勝てる感じがすごくする、と。1点取られてもそのあと入れられる感じがしないですね」と手応えも感じています。

残された試合は2試合。
今年のチームで公式戦を戦えるのもわずか180分なのです。

「J1という厳しいリーグの中でこういう結果を残せているのは本当にいいことだと思うし、それは本当にみんなの日頃の努力だと思う。それは自信になると思います。あと2試合、しっかり自分たちのサッカーを証明できたらと思います」