馬入日記
【馬入日記:10月22日】湘南での今季最後の試合。高山選手インタビュー
ホーム最終戦となる24日(土)の鹿島戦まであと2日です。
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さて、練習後に高山選手に話を聞きました。
まずは激闘となった前節のFC東京戦について聞くと。
「FC東京戦に向かう週にかなり激しい練習をして、1対1の大切さなどを改めて感じていました。それが試合開始から、大介(菊池選手)やコバショウ(古林選手)をはじめみんながそうだったんですけど、仕掛けるところなどにも出ていたと思います。相手に止められることもあったけど、相手は嫌がっていたと思うし、特に前半はそれでチャンスも多く作れたと思います。守備が堅いチームにずっと苦戦していたところがあったんですけど、チームとして吹っ切れたというかああいう試合ができたことはよかったと思います」
高山選手自身は2得点の両方に絡みました。
まず1点目は、永木選手の長い距離のフリーキックから。GKが弾いたところを左サイドから折り返し、古林選手のゴールをアシストしました。
「なんとなくくるんじゃないかなと思って、実は助走をつけてたんです。亮太(永木選手)が蹴る前のタイミングくらいで走り始めました。そしたらこぼれてきて。最後はコバショウがしっかり決めてくれたのでよかったです。先制したことによって、より自信を持って戦えたし、最近はなかなか先制点が取れていなかったので大きかったと思います」
その後、後半に入って失点しましたが「そこで別に気持ちが落ち込んだり、プレーが変わってしまうことはなかった。そういうところはチームとして成長したところだと思います」と。
その後、2点目を決めたのは菊池選手でした。
永木選手のボール奪取を起点に、多くの選手が絡んで生まれたゴールでした。
「あの時、僕はパスカットされちゃうんですけど、コバショウも受けにきてくれたし征也くん(藤田選手)もオーバーラップしてきてくれた。パスコースがたくさんあって、結果的に前に人数をかけているからこそ相手がミスしたボールが征也くんのところにこぼれてきたと思うし、中の枚数もしっかり揃っていた。点が取れるチャンスの時にみんながパスコースに顔を出して入ってきてくれたことが大きかったと思います。征也くんがいいボールをあげてくれたのもあるし、大介がしっかり中に入ってきたというところも含め、全部が繋がったことがよかったです」
全員の「前へ」という意識と積極性が生んだゴールでした。そしてあのハードワークを90分間続けるというのは、決してたやすいことではないでしょう。
「気持ちが乗っていれば90分やり続けることはできると思う。いい感じでスイッチが入れば、うちの選手は絶対できる。でもそれを、シーズンを通して全部の試合でやるというのは難しいこと。どんな時も、ポジティブに毎試合臨むということは簡単ではないと思います。今年、それをすごく感じました。毎回、FC東京戦のように気持ちもプレーのクオリティも同じようにできなければいけない。できる力はあるのに…ということも感じました。次の試合もそうですけど、常にブレないでやりたいです」
残り試合は3試合。
ホーム鹿島戦の後は、新潟、そして最終戦が広島との対戦です。
「自分たちは順位的には中位にいるので、残り3試合で何かが生まれるというわけではないけど、でもFC東京戦でああいう風に勝てたということは、残り3試合にも繋がるものだったと思います。練習でも、みんなモチベーションがめちゃくちゃ高いし。そういう意味ではあの勝ち方は本当に大きかったなと思います」
2日後はセカンドステージの優勝争いをしている鹿島を迎えます。
「ファーストステージは勝ったけど、その時よりも今の鹿島のほうが確実に強いと思います。でも、決して過信するわけではないけど、みんなでしっかりサッカーができれば勝てると思う。最後のホームゲームなので1年間応援してもらった分、応援してくれる人たちに恩返しができるような試合をしたい。もちろんそのあとの2試合もあるんですけど、でも最後のホームでしっかり勝って締めたいです」
湘南での今季最後の試合。選手たちの魂を感じるようなプレーをぜひ観に来てください!