馬入日記

【馬入日記:9月28日】「全員でやってきたことをやり続ける」坪井選手インタビュー

150927-1先週末、ホームに横浜F・マリノスを迎えたダービーは1-1の引き分けでした。
なんとしても勝利したいという気迫あふれる90分でしたが、3試合連続となる1-1の引き分け。
しかし、松本戦、仙台戦の勝点1とはまた違う意味合いの勝点1だったように感じる試合でした。

この試合で久々のスタメン出場を果たした坪井選手。
さすがのプレーでチームに落ち着きを与え、選手たちを引っ張り続けました。

「やれることやろうという気持ちでした。僕には、誰にもないような高さがあるわけでもないし、マリノスで言えば俊さん(中村選手)のようなフリーキックの技術があるわけでもない。“一生懸命プレー”するということが自分の最大の特徴だと思うので、それをやってなんとかチームに貢献したいと思っていました。いろんなアクシデントがあって出ることになって、そこで僕を使うという選択をしてくれた曺さんの想いに応えたいという気持ちでした」

横浜FMには前期で悔しい敗戦を喫したことはもちろん、過去10試合で連敗していました。試合に入る時に意識したのはどんなことだったのでしょうか。

「非常に技術の高い、個々の能力の高い選手が多い中、どれだけうちはチームとして全員でやってきたことをやり続けられるかなというところが重要だと思ったので、僕も含めてチーム力をうまく出せるように、ということを意識していました」

試合全体を振り返ると。

「試合の入りからそうでしたが、先制された後も、多少押し込まれることはあっても、そんなに混乱することはなかった。“ここを守って耐えていればチャンスはくる”ということをみんなで言いながらやっていました。僕は久しぶりにピッチの中でチームの雰囲気やみんなを見たんですけど、確実に一歩でも半歩でも、成長しているということが見えた試合だったと思います。前向きに感じられる部分と、足を止めないでみんなが頑張ったのに勝点3が取れなかったという残念な部分と半々ですね」と。

引き分けが続いているだけに、あと一歩足りないものとは?と聞くと。

「結果に関してはいろんなことが要因としてあると思うので、何かひとつが原因ということにはならないと思います。とにかくここまで、曺さん中心に、自分たちのやるべきことというのを明確にやってきているので、結果に左右されないでまた続けていきたいです」と、きっぱりと。

残り試合はわずかに5試合となりました。

「個人的には非常に久しぶりの試合でもあったので、楽しむ部分と緊張感ある中でやれることによるやりがいを感じてプレーしました」と語る坪井選手。

試合後、記者の皆さんに「300試合出場まであと3試合ですね」と声をかけられていましたが…

「いや、それは付属みたいなものだし、気にしていません。同じくらいの年齢でもっともっと試合に出ている選手はたくさんいるので。自分らしく、負けないように頑張っていきたいですね」

常に謙虚でチーム想い。改めて、ピッチ内外での存在感の大きさを感じる選手です。今後もぜひ、ご期待下さい!

そして9月29日(火)はJ:COM湘南「みんなのベルマーレ」に坪井選手初出演です!
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